【感想・ネタバレ】月まで三キロ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」。死に場所を探す男とタクシー運転手の、一夜のドラマを描く表題作。食事会の別れ際、「クリスマスまで持っていて」と渡された黒い傘。不意の出来事に、閉じた心が揺れる「星六花」。真面目な主婦が、一眼レフを手に家出した理由とは(「山を刻む」)等、ままならない人生を、月や雪が温かく照らしだす感涙の傑作六編。新田次郎文学賞他受賞。(対談・逢坂剛)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

科学と文学の融合?科学というと難しそうに聞こえるが、科学(自然)の中にはこんなところにちょっとした美しさがあるんだよと語りかけてくれるような小説。

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2026年08月24日

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浜北の書店でふと気になって買った一冊。
短編はあまり呼んだことがなく、物足りなく感じるかと思っていたが、そんなことはなくとても読みやすく面白かった。月まで三キロの舞台は近所ということもあって、風景がありありと浮かんできて感傷的な気持ちに浸ることができた。知らない間に、「県道360号 月 Tsuki 3 km 」標識の麓で色んな思いに耽る人がいるんだろうな、そんな思いをかすかに抱けた。

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2026年08月23日

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幸せは、足元と出会いと見上げた先にある。ある意味「三方よし」。どの作品も自分に重ね合わせてしまう不思議な力を感じる。

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2026年08月15日

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初めての理系短編小説。

小学校の頃、宇宙や星に夢中だったな〜と懐かしい気持ちも芽生えた。
どのストーリーも私たちの人生の中で直面する試練や心の葛藤がリアルに描かれていて、かつ締めくくりはふんわり優しいところに心惹かれた。

この方の他の作品も読んでみよーと思う。

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2026年08月04日

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雪のお話がすきでした。
ずっと静かなトーンだからこそ、人の感情の起伏がじわじわと伝わってくる。とても好きな作品でした。
アンモナイトの話もすき。
またこころがきつい時に読みたいなぁ。
人っていいなって思える

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2026年07月18日

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ネタバレ

絶望しているときに読むべきものだと思った。私は、まだ22歳。絶望するには、若すぎる。でも登場人物には、凄く同情したよ。最初は順風満帆でもそれがいつまでも続くか分からない。分かろうとする努力が大切だと思ったな。感情を人にぶつけるのは本当に大切なことだと思うと同時にそれをしないことも大事だと思う。極端は良くない。ゼロヒャクで決めない。月まで3キロ。妙に惹かれたそのタイトル。見てみると、生きる希望を見つけることの大切さを伝えたいような気がする

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2026年07月04日

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短編小説であったが、全ての章において余韻をもたせてくれている。読み手の想像力に委ねるということだと思われる。そして、理系的要素を余す事なくストーリーに当てはめてくれている。理系的知識も得られる等、至れり尽くせりな小説だと感じた。

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2026年06月17日

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伊与原新の短編6編+1編。
問題を抱えたり行き詰まったりの主人公たちが、様々な分野に詳しい人と出会って…

・天体に詳しいタクシー運転手
・雪の結晶を集める気象台の職員
・博物館の元館長
・温暖化を研究している兄
・定食を食べに来る研究者
・火山を研究する教員と学生

科学って、理路整然としたクールなイメージがあるのですが、逆にそこに「心情や境遇に左右されない揺るぎない安心」みたいなものも感じるのかなぁと思ったり…

どれも「この後いい方向に向かうといいな…」とじんわり感じられるラスト。雰囲気と読後感が好きです。

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2026年06月06日

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宇宙や科学に興味が持てるように、理系のessenceが散りばめられた短編集。

読みたい本には登録していた、はじめましての作家さん。ド文系の私をも引き付ける『引力』があるなぁと感じた。

面白い、興味深い、読後感も爽やか。
次に読む作品が楽しみになる作品でした。

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2026年08月30日

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短編集。
あまり1冊の本に色々入っているのが好きではなかった。
ただの食わず嫌いだったんだな。と思った。
短いからもうちょっと膨らませて欲しいと思う話もあったが読みやすく短いが故に内容が混乱する事もなく楽しめて読めたしストーリーもおもしろかった。

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2026年08月20日

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辛いことがあっても、人間には、もう一歩前に進む力がある、と感じさせてくれるお話がたくさんあった。それが明るい一歩じゃなくても、勇気を出して小さな一歩を踏み出すこと、それがまた次の一歩につながるし、人生はその繰り返しなんだなと思った。

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2026年08月16日

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なんだか妙に優しい話が多かった。
人生において全然ありそうな…
何かに熱中する人々との出会いの中で自分や自分の道を見つけるという。
そんなこと俺の人生にあっただろうか?
これからそんなことがあったらいいなと思ったり、
自信がそうであれたらと思ったり……………


この本読んでる間に、彼女の浮気が発覚して別れてまた振り出しに戻ったわけだけど、おれはいつ幸せになれるんだろうね。

1番好きなのは「新参者の富士」
「エイリアンの食堂」もかなり好きだった。

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2026年08月11日

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宇宙や地球の歴史に魅せられた人が出てくる短編集

“山を刻む”
人との出会いというのは、つくづく不思議なものだと思う。人生というルートの分岐点は、初めから地図の上にあるのではない。人との偶然の出会いが、気まぐれにそこに分岐を作るのだ。

天体、気象、化石、環境、素粒子、火山
自然科学を人生に喩える描写がどれも素敵だった。

なにかひとつ、これが本当に好き、というものがあると、それが心の拠り所になるんだなと思った。

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2026年08月09日

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秘めた思いをゆっくり解きほぐしながら、ふんわりとした気持ちにさせてくれる珠玉の6編。(個人差あり)
今年のベスト5には入りそうです。

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2026年07月20日

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宙わたる教室から続いて伊与原新さんの本。
今回のは短編集。
どの話にも理科の知識が入っているけれど、万年文系人間の自分でも読めた。
その知識が軸となったりエッセンスになったりして、とても読みやすかった。

文系の自分からすると、理系の知識というのはある種揺るぎのないものだと思っていて。
それでも、どの話も、劇的に解決したりゆるぎないハッピーエンドではないのが、物足りなくも感じたし逆に希望を感じもした。

それにしても、エイリアンの食堂にも出たけど、研究員の扱いというか技術者の扱いの酷さよ…泣けてくる…

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2026年07月16日

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短編集
後半へ行くにつれて感情が揺さぶられた。凄くではなくふるふる、と。
様々な科学に絡んだ話、そしてら立場から、共感できてもできなくても、しんとした夜に読みたい一冊。
各話とも続きが気になりつつも、淡い感じで終わっていくのがちょうど良い。

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2026年07月12日

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難しいのかなとおもったけど、短編だから読んでみようと思った。

エイリアンの食堂と山を刻むが特に好きだった。

小説でありながら、学びにもなって一冊でたくさんのことが得られる本だった。

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2026年07月04日

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すごく読みやすくて箸休め的に読める。短編集なのも気軽で良い。出てくる話がどれもありそうな現実感があり、主人公の心理描写も細かくてわかりやすい。最後に付いている対談を読んで食堂と山にそういう要素あったんだ…という読解力の無さを感じて泣いた。

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2026年06月30日

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それぞれの話がちょっと明るめの方へ向かい始めてる感じで終わっているのが良いなあと思いました!
「八月の銀の雪」を読んだ時もですが、読みながら気になってしまい調べたりしましたし、実際に見たりしてみたいなぁと思いながら読んでました!
また、これからの日常の中で自然を楽しみたくなります!

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2026年06月29日

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ネタバレ

6つの短編が入っていた。
なかでも「アンモナイトの探し方」が少年時代の記憶を掘り起こしてくれた。
主人公は頭のいい小学6年生。元館長は無愛想なお爺さんだけど、化石の掘り方を教えてくれる。
元館長の言葉は、経験に基づいた力強い言葉だった。悩みを解決する糸口になる予感がする。期待してしまう。
「わかった気になるというのは、危険なことだ」
「わかるは、わけるだ」
「わかるとわからないを、きちんとわけるんだ」
わかっているつもりだから、判断を間違ってしまうんだと気づいた。わかっていることでも、わかる部分とわからない部分が混じっている。

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2026年06月22日

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NHKのドラマ「宙わたる教室」を観て著者に興味を持ち、書籍も読んでみようと思い購入。
読み始めは今まで読んだことのない作風(理系出身の著者ならではの専門的な表現が多く出てくる)で戸惑ったが決して小難しくなく、読み終わるころには気にならなくなった。
また全編、登場人物がどこにでもいる人たちで、最後には希望とともに清々しい気持ちになった。
次は「宙わたる教室」も読んでみたい。

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2026年06月20日

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やっぱり伊予原さんのの作品は好き。
山を刻むが一番今の自分に響いた。
エイリアンの食堂も好き。読んでる最中恋愛小説かな?って思ったけど、巻末の対談で逢坂剛さんが同じこと話してらしてやっぱそう感じるよねって嬉しかった。
とにかくどのお話も頑張ろうって思わせる素敵なお話だった。

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2026年06月17日

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宇宙という広い世界を知っているからこそ、人の心の機微をこのように優しく、あたたかく描写できるのだろうか。

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2026年06月07日

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ネタバレ

読み途中、しかし読み進めていけばいくほど引っ張られるような話。
果たしてどうなるのか。
自殺したい男がタクシードライバーと月まで3キロ場所に行く物語(最初)、その後は40の女性が気象オタクのタクシードライバーと恋する。

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2026年06月23日

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科学をテーマに据えて自然を現象学的に捉えるアプローチで描かれたヒューマンドラマ短編集 読みやすい!
どの話も完璧に美しいハッピーエンドを迎えるわけではなく読者に先を委ねるような余白があり、筆致も軽やかで押し付けがましくないのでとても読みやすかった。科学知識が絡められる際にも衒学的な印象を読者に抱かせない文章力が素敵
ままならない人たちが自然や人との出会いで心を動かされてままならないなりに前を向いて行く姿に励まされる。「星六花」に登場する奥平さんがメロすぎる

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2026年04月23日

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地球のことを想い、宇宙にまで想いを馳せるとき、今の自分の悩みがものすごく小さなことになる。

地球と月の関係と親と子の関係が似ているということ。
色んな面を見せてくれる期間にたくさんたくさん向き合って、一緒に色んな思い出作ったり、関係性を深めていきたい。
そして、成長しても色んな面を見せてくれやすくなるといいなぁ。

奥平さんのキャラクターがとても好きで、また会いたい。
自然を美しいと思う心を大切にしたい。

この世の全て(?)は同じ素粒子から出来ている。
まだ見ぬ子たちも、亡くなった人たちも、地球のどこかしらに素粒子として存在している、ということなのかなぁ…

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2026年08月13日

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短編小説。人にはそれぞれの悩みがあって、自分だけ辛いと思ってしまうけど、色んな人が色んな悩みを抱えて生きてるんだなって感じた。
悲しいだけじゃなく、少し行動を変えるだけで結果的に人生は大きく変わる。勇気をもらえるとても良い小説だった。
初めて読んだ伊与原さんの小説。

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2026年08月24日

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7編の短編集でした。どのお話も科学と結びつきがあり、興味深く読み進めることが出来ました。私にも研究室時代があったことを久々に思い出しました。

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

伊予原さんの作品は、ドラマ『宙わたる教室』がとても好みで他の作品も読んでみたい!と思い、タイトルに1番惹かれたこちらを。登場人物の決して明るくない人生の悩みや心情を自然に馳せて紐解いていく内容。登場人物たちはみんな、借金、介護、大切な人の喪失、挫折など、消えない傷を抱えてるけど、それを解決ではなく、「過酷な現実を抱えたまま、それでも生きていくための解釈の変更」を科学を用いて行なっているのが斬新だった。
でも、短編だからか面白くなってもっと続きを読みたいと思っているところで終わっちゃうので物足りず星4。
読み切りたくなくて残りの1章だけ読めておらず残したまま、、早く読もう、、、

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

アカデミックだけど、どこか心にしんみり来る物語の数々。
 
超文系で理系学問が苦手な私は個人的且つ自分勝手なアレルギー反応のせいか、少し理屈っぽさが気になって身構えて読んでしまった。
 
ただ、嫌な感じはしなかったので読み心地の良い作品だと思う。

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2026年07月15日

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