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比類なき圧巻の物語、いよいよ完結!!
「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」
恐れていた災いが凄まじい速さで広がる中、アイシャたちは必死に事態の収束を図るが、巨大な国家は、容易に方向転換が出来ない。民に危機が迫る中、孤独を抱えながら生きて来た<香君>が選んだ道とは。比類なき圧巻の物語が、いよいよ完結。
解説・長田育恵
※この電子書籍は2022年3月に文藝春秋より単行本上下巻で刊行された作品の、文庫版を底本としています。文庫版は4巻構成となります。
単行本『香君 上 西から来た少女』 → 文庫版『香君1 西から来た少女』/『香君2 西から来た少女(ともに2024年9月発売)
単行本『香君 下 遙かな道』 → 文庫版『香君3 遙かな道』(2024年11月発売)/『香君4 遙かな道』(2024年12月発売)
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Posted by ブクログ
圧倒的な世界観
人間中心の世界に、疑問を投げかけてくる物語
作者 上橋菜穂子さんは児童文学者、SFファンタジー作者であり、文化人類学者
前作「鹿の王」では「日本医療小説大賞」を受賞
そして、児童文学のノーベル賞と言われる
「国際アンデルセン賞」も受賞しています
人間が自分たちの都合に合わせて自然のバランスを崩したその結果は自分たちへと戻される
この社会を成立させる為、支配者の決断は何が最善なのか!
読みながらどう決断すればいいのか、分からないながらずっと考えてしまいました
温暖化による気候変動や地球環境も心配だし
食糧の自給率も低いし先が心配になります
文庫版は4冊になっていて、それぞれ春夏秋冬を表している、とても美しい表紙です
忙しい時期ちょっと一冊読んでみよう!
は要注意❗️
合わせて900ページ超ですが、先が気になって止まらない(特に後半)
ファンタジーというジャンルなのですが、小さな影響ながら自分の生き方を考えさせられました
Posted by ブクログ
「自分が知り得たことを、多くの人に伝えておきたいのです。ーみんなが自分で判断できるように。自分の行動が何に繋がり、どんな結果をもたらすのか、想像できるように」
「知識さえあれば、辺境の農夫たちだって、自分たちの未来を、自分たちで救えたかもしれない。」
アイシャのこの言葉が現世でもとても大事だと感じた。自分たちの行く末を誰かに任せきりにせず、自分自身も得た知識を元に、時には周囲と相談しながら判断できる力を養うことが必要だな〜と。
久しぶりの上橋先生の作品は相も変わらず壮大な世界観、聡明かつ行動的な登場人物たち、対峙する強大な自然と盛り沢山でとても楽しめた!また時間を置いて読み返したいな。
Posted by ブクログ
「人にとっての利益だけを見てしまえば、万象が歪み、めぐりめぐって、人にもまた害が生じてしまう、そういう世界です」
「私に出来るのは、掛値なしの、ありのままの私で、人々と向き合うことだけです」
ファンタジーとは思えない現実味で迫ってくる物語が、本当に本当に最高。上橋菜穂子作品が改めて大好きだと自覚。
上橋菜穂子作品を夢中で読み進められる感性を持ち続けられていることがとても嬉しい。感謝感謝。
気候学者、自然地理学者など、専門家の意見も聞きながら執筆されたというのも納得。
近い将来、こういう食糧危機が起きるのではないかと不安にもなるけれど、あらゆる立場の人が協力できれば、経験や知恵を出し合って解決していけるという希望も見せてくれる。
読み終わった後、身の回りの世界が少し違って感じられる。
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