あらすじ
冷蔵庫を見れば、持ち主のすべてがわかる――。
ミステリー史上、もっともクールで生活感のある探偵、登場!
新人刑事の涼は思慮の浅い行動ばかりして上司に叱られっぱなし。「次に問題があればクビ」と言われて失意のなか、友人の小川が主催するホームパーティーへ参加する。だが、その場で突然小川が倒れてしまう。誰かが意図的にアレルゲンのそばを混入させたようだ。全く手がかりがつかめず途方に暮れる涼だったが、ケータリング業者として来ていた怜子が、冷蔵庫を見てプロファイリングし、たちまち謎を解いてしまう。
その深い洞察力に涼は感銘を受け、彼女に弟子入りを志願するのだった。
二人は仕出し先で次々と事件を解決し、やがて怜子が過去にパワハラの濡れ衣を着せられ退職した「スワンビューティーカンパニー」の闇に挑む!
第1話 ニンジンフライの正体
第2話 不屈のレモンおむすび
第3話 おからケーキの秘密
第4話 ピザ・カプリチョーザの選択
第5話 再生のラタトゥイユ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
それなりに軽くて、でも事件は割としっかりしてて良かった。2011年頃に雑誌連載された漫画の原作だそうで、なぜ今頃単行本化?続編あってもいいと思うんだけど。あとドラマ化も
Posted by ブクログ
冷蔵庫探偵というネーミングが気になって手に取った一冊。ケータリングサービスで料理を作っている蔵前怜子と刑事の涼が出会ったのは友人のパーティーだった。その友人がパーティーの最中にアレルギー反応を起こして倒れてしまう。ケータリングにはアレルギーのあるそばを完全に除去するように伝えてある。ケータリングの中に怜子が用意したものでないクッキーが見つかり、その中からそば成分が見つかる。クッキーを用意したのは誰なのか?刑事の涼と怜子は冷蔵庫の中身を見て、推理を始める。
新たな視点だけど、確かに冷蔵庫の中身ってその人の生活とかが垣間見えるから確かに捜査に役立ちそうだなと思った。物語も重々しすぎず、軽い気持ちで読めるのもよかった。
なんとなくだけど、こういう登場人物ものは続きも書きやすそうなので好評だったら続きもあるのかなと思ったりする。
Posted by ブクログ
新人刑事の涼は捜査で先走り、失敗を重ねて、上司に叱られてばかり。そんな涼を友人の小川が、ホームパーティーへ誘う。
そのパーティの最中、突然小川が倒れた。誰かが意図的にアレルゲンのそばを混入させたよう。戸惑う涼に、ケータリング業者として来ていた怜子が、冷蔵庫を見てたちまち謎を解いてしまう。
その洞察力に涼は、彼女に弟子入りをお願いするが。
表紙の装丁から軽いコメディミステリかと読み始めたら、けっこうシリアスでどろっとしたミステリだった。表紙のイラストが明るくないととことん暗くなるから、これはこれでいいのかな。
幼馴染暗い思い出に後悔ばかりの涼。
以前の会社のトラブルで半引きこもりの怜子。
怜子の友人のアンリ。
涼の同僚の小梅。
ツングスのエリート捜査官、住山。
週刊誌の記者の比留間。
登場人物たちが個性的で生き生きしていて、読みやすい。
料理も美味しそうだし、栄養の知識で人物像を推理したりも楽しい。
これからもこのメンバーで活躍しないかな。
Posted by ブクログ
若手刑事の涼とケータリングを仕事にしている蔵前怜子のお話です。コンビとして続編あるかな?
冷蔵庫の中身で推理していくところ、なかなか面白かったです。後輩の事故死はちょっと重かったかな…
Posted by ブクログ
まあ、普通に軽く読めて面白かった。
冷蔵庫の中身から事件の端緒探るのは新しい感じと、過去も含めてなるほどなあって感じた。
3059冊
今年287冊目
Posted by ブクログ
ケータリングサービスで働く怜子と失敗の多い刑事涼が事件を解決していくというストーリーに、怜子自身の過去のパワハラ疑惑の真相を明らかにするが加わって面白かった。