【感想・ネタバレ】ミナミの春のレビュー

あらすじ

愛する娘を傷つけたくない。著者渾身の人情譚

痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。
『銀花の蔵』で直木賞候補、
いま注目の作家が放つ“傑作家族小説”!

売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生……
大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。

◎松虫通のファミリア
「ピアニストになってほしい」亡妻の願いをかなえるために英才教育を施した娘のハルミは、漫才師になると言って出ていった。1995年、阪神淡路大震災で娘を亡くした吾郎は、5歳になる孫の存在を「元相方」から知らされる。

◎ミナミの春、万国の春
元相方のハルミが憧れた漫才師はただ一組、「カサブランカ」。ハルミ亡き後も追い続けたが、後ろ姿は遠く、ヒデヨシは漫才師を辞めた。2025年、万博の春に結婚を決めたハルミの娘のため、ヒデヨシは「カサブランカ」に会いに行く。

(他、計6篇)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

遠田さんは同学年で大阪生まれなのもあってか、共感出来るエピソードも多い。登場人物以外のタレントなどが実名だったのもよし。家族の少しの違和感を描いて「ファンタジー」じゃない手法で前を向かせる所が良かった。

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2026年06月14日

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ネタバレ

めっちゃ良かった〜。どれもほろ苦い話なんだけど、どこか爽やかで、読者の幸せも願ってくれていそうな連作短編集。素晴らしい群像劇。読後感も最高!ヒューマンドラマっていうんかな、人間の愛と連帯感が感じられる一冊だった。

舞台は1995年から現代までの大阪。ミナミは大阪ミナミのこと。過去のシーンもあるから、ほんと万博から万博まで、太陽の塔からミャクミャクまでって感じ。吉本興業とかNSCの名前がそのまま出てきた笑。芸人を目指す若者、漫才ブーム、Mー1とお笑いの歴史をたどりながら物語は進む。

やっぱり大阪の街は芸人やお笑いとの距離が近い。どの話にも出てくるのが漫才師『カサブランカ』のチョーコとハナコ。人生のどこかで直接、または間接的にカサブランカと関わりのある人たちが各話の主人公をつとめる。

最も好きだったのは『黒門市場のタコ』という一編。
主人公の女子高生・翼は、毎週日曜日のお昼、医者の父と明石焼きを作って食べている。六年前に亡くなった母との思い出の味だ。明石までタコを買いに行くこともある。

しかしそれだけでなく、日曜は朝は一緒にモーニングを食べ、昼に明石焼きを食べたあとは、一緒にミナミへ買い物に行く。いわば父と過ごす1日。他にも現在地がわかるアプリを入れられていたり、何かと過保護で過干渉。優しいし愛情は伝わるけれど、翼はそんな毎日を過ごす中でうまく息ができなくなっていく。

そんな時、家政婦の多惠子のお母さんの話を聞く。彼女の母も家政婦で、大阪の有名人や芸能人の家で勤め上げたプロだった。彼女の雇い主にカサブランカの二人の実家があったことを知り、チョーコに話を聞いたみたいと思い立つ。

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2026年05月27日

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最初は暗い話だなあと思いながら読んだけど、徐々に話が繋がってきて最後はピタリと着地。
傑作と思います

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2026年03月02日

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女性漫才カサブランカのチョーコとハナコを軸に2回の大阪万博の間の人間模様を描く短編6作。
カサブランカに憧れて漫才を始めたはんだごてのハルミは震災で亡くなった。その娘の彩の結婚式にはんだごてが復活する。これが全体の大きな流れ。
そこに、さまざまなエピソードが挟まる。
母の復讐。
一曲だけヒットした作家と歌手。
戎橋で出会った3名の女子。
重い父親の愛情。

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2026年02月02日

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ミナミの街の匂いがする小説。宮本輝の道頓堀川を彷彿させる。泥臭く貧しい日常の人々の人情がミナミにとても合ってる。いい作品だなぁ。

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2025年12月07日

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大阪ミナミを舞台に、超人気コンビ・カサブランカは美人のチョーコと双子のハナコ。それを目標に励むハンダゴテのヒデヨシとハルミは夢破れ、しかもハルミは娘を残して亡くなっている。そこへ連絡を受けた娘・彩の祖父が引取にくるところから始まる連作短編。カサブランカの2人が常に登場人物たちに絡んでくるが、むしろ2人のことはあまり語られなくて、回りの幸せになりきれない人生模様が悲しくも染みる感じでした。
最初の話は、本当に胸くそ悪くて、読むの止めようかと思ったくらい。まあ、その後はそこまで嫌なやつに人生ダメにされてばかりではないので我慢して読んでよかったです。
夜の話も不倫も色々でてくるので、中学校以上。基本は高校くらいから。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2026/5/14
短編連作。浪花の人間模様。みたいな感じ。
映画っぽい。
愛なのか憎なのか恨なのか。
途中見失ったりもするけどやっぱり愛だったんだなと。

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2026年06月10日

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時代も舞台も異なりますが、(最新直木賞受賞作の)「カフェーの帰り道」に近い印象がありました、こちらは浪速のコテコテ感強めですが

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2026年05月28日

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表紙のイメージから、ほのぼのした話かと思ったら結構苦しいエピソードがきて少しびっくり。
人生ってそんなものなのかもしれないけど…。

とはいえ、読後感は良く、まさに春を思わせるような明るい終わり方で良かったです。

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2026年05月22日

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山風賞受賞作ってことで。氏の著作に触れるのは久しぶり。嫌いになった訳じゃないんだけど、なんだかマンネリズムを感じてしまい、遠ざかってしまっていた。本作は、信を置く賞を取ったってのと、いつもと勝手が違いそうなあらすじ紹介を見て、それならちょっと読んでみようかな、と。まず、連作短編集ってことですでに新しい印象。相変わらず、人間の業に触れる内容なんだけど、それはスパイス的に扱われていて、全体的に結構ライトなタッチなのも好印象。楽しめた。パスしてきた数作品も、機会があれば改めて手に取ってみたく。

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2026年04月06日

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きつめの言動などがありながらも、それもひっくるめて魅力と思わせるような登場人物や関係性が多く、読んでいて応援したくなるような雰囲気がよかった。

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2026年03月29日

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確か鈴木保奈美さんの番組で著者と本の紹介を見たのだと思う。大阪の漫才師を軸とした短編連作。このような作り好きだ。
自分に大阪の土地勘があったら、作品の雰囲気をより掴めたのだと思う。

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2026年01月19日

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遠田潤子による大阪・ミナミを舞台にした傑作家族小説で、売れない芸人、隠し子疑惑を抱える妻など、様々な問題を抱える人々が、失われたものや後悔を乗り越え、人生の「あたたかさ」を見つけていく連作短編集です。阪神・淡路大震災の1995年から2025年までを舞台に、人生の偶然の繋がりや、人と人との温もりを描き、第16回山田風太郎賞を受賞しています。

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2026年01月14日

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正に私の生きてきた時代。懐かしい場所と大阪弁が心地良かった。
この昭和~平成~令和を生きる人に共感する風景が頭の中に浮かんでくる。
ストーリーの中で起きる出来事は、理不尽なことが多くて悲しくなりながらも、関西人らしく切り開いていく大らかさに、人生の希望を見出すことができた。

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2026年01月08日

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閑古錐 八角磨盤空 壺中日月長し 惺惺着 
一笑すれば千山青し 花開く万国の春
これらはこの小説の各章に出てくる言葉。禅の言葉だったりするようだ。その言葉に登場人物がこれらの言葉に自分を顧みる。
どれもなるほど、いい言葉ばかりだ。

物語は大阪の姉妹の漫才師が関わりながら展開していく。
最初は若くして亡くなったピアニスト夫婦の娘が芸人になり、その娘が最後の話を締める。
ファミリアの子ども服 懐かしかった。
私も大好きだった。娘と息子、お揃いで着せた。
でも、この亡くなったピアニスト、自分の夢を亡くなってまで娘に押し付けるのは娘にとって重すぎるのでは。
基本的に親のエゴに子ども達が振り回されている状況が底辺に流れていた。天才漫才師姉妹然りだ。
「親は愛情で子供を壊せる」漫才師の姉が言ったこの言葉、ドキッとした。
親から、そして最後は先輩から自立していく者達の物語だった。
身勝手な親の姿に腹を立てながら、自分の子育てを振り返りながら、読み応えのある物語だった。

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2025年10月18日

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大阪ならではの話。お笑いと人情コテコテ。ちょいちょい出てくる禅の言葉が馴染みがなくて違和感があった。

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2025年09月19日

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人間関係ってややこしいなと思うけど、あぁ、よかったと思うこともあり、後からジワーっとくる物語やった。なんで自分だけと思い悩むことはない。

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2025年09月06日

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大阪を舞台にしと人情味のある短編集。ところどころに禅の言葉が出てきて考えさせられる。“閑古錐“、いけないなと思いつつも心の錐はなかなか丸くならない。

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2025年08月30日

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人の温かさや優しさに溢れる物語だった。
一方で親から受けた期待の重さが子供を不幸にしてしまう怖さをまざまざと感じさせられた。
チョーコもハナコも華やかな世界にいながら、裏で人知れずいろんな苦労をしていたにも関わらず、ヒデヨシやハルコに優しくしてくれていたのには救われた。
やはり、人を信じたいと思った

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2025年06月08日

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親からの解放の物語かもしれない。でも、それは読む人によって違うのかもしれない。バラバラの物語に見えるのに、お笑い芸人カサブランカのチョーコがいつも誰かに関わっていて、それぞれに影響を受けている。どれも、少し救いがない感じがする。そこから解放されていく部分もあるけれど。5歳の女の子だった彩が皆に支えられてめでたい終わり方になるので読後感は悪くない。

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2026年05月12日

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売れない芸人を続ける娘、⁡
夫の隠し子疑惑が発覚した妻、⁡
父と血のつながらない高校生…⁡
大阪・ミナミを舞台に人のあたたかさを照らす⁡
5つの群像劇。⁡

各話の主人公は違えど、物語全体には⁡
実の姉妹、チョーコとハナコの漫才コンビ⁡
「カサブランカ」が話の主軸にいる。⁡
1995年〜昨年の大阪万博が開催された⁡
2025年までを描き、⁡
およそ30年の物語が紡がれていく中で、⁡
チョーコとハナコの人物像が分かっていく。⁡

とくに父と血のつながらない高校生のお話で、⁡
チョーコとハナコがそれぞれ高校生に伝えた⁡

「親は愛情で子供を壊せる」⁡
「一笑すれば千山青し」⁡

この2つの言葉がとても印象に残った。⁡

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2026年05月05日

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山田風太郎賞ということで、著者初読み。

大阪を舞台に、バブル期から現代までを短編連作として描かれている。大阪の変遷はわからないけれど、同年代の作者の描写がよくわかる。

しかし、カサブランカのチョーコを軸とした展開、いささかこじつけ感もあるけど・・・と思いつつも、禅の言葉が心に刻まれた。忘れないでインプットしとこっと。

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2026年01月18日

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話題の作品で、時代はよう分かるし、お笑いの世界は分からんけど、ある程度大阪の様子も分かるんやけど、もう一つ入り込めなかった。いろんな話が絡み合って、最後ええ場面で終わるのは感心したけどね

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2026年01月15日

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大阪を舞台にした人情物語、連作短篇集。
途中、登場人物に迷いそうになりながらでしたが、時代の流れを感じ、ラストはあたたかい気持ちになれました。
装画がとても綺麗

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

山田風太郎賞

星3.5
 
本を選ぶ基準の一つに、賞をとったということも置いているので、山田風太郎賞を受賞した本作を読んでみる。

初読みの作家さん。他の方のレビューでは、本作は、今までの作風とがらっと変わったらしい。
本作では、ビジネス街のキタではなく、ミナミの雰囲気が漂っているが、今までの作品はどうだったのだろうか。

連作短編集であり、時代も1970年の大阪万博、1995年の阪神淡路大震災あたりから、2025年の大阪万博あたりまで。(1970年の万博開催中、天六の地下鉄建設現場で79人もが亡くなる大事故が起きていたとは!)

当然、登場する人物も歳を重ねているが、一貫して関係するのは、『カサブランカ』という女性漫才コンビ。
最後の一作は書き下ろしということだが、あらかじめ構想してあったのか、話がうまくまとまっている。ちょっとうまく行き過ぎの感もあるが。(追記: 山田風太郎賞のスピーチを読むと、最後の章は当初書いたものが編集者からダメ出しされたため、書き直ししたそうだ。そのため受賞できたと思うとのこと)

印象に残ったのは、東京アクセントで話す男の人が複数出てきたところ。このことで、その人の性格や生い立ちなどを現しているのだなあと感じた。(奈良の十津川村が標準語アクセントとは初めて知った。)

全編が共感できるわけではなく、ちょっと極端な家族の話もあったが、文章も読みやすく、大阪の空気感を感じさせる本作のような小説をまた読みたい。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

漫才姉妹コンビ、カラブランカの「チョーコ」と「ハナコ」に関わる人とか、関係ない人とかの主に親子関係をめぐる連作短編集。

1話目 カサブランカの後輩コンビ「はんだごて」。もう解散してしまったが、解散のきっかけは妊娠だった。ただ「はんだごて」ハルミは阪神大震災で娘を残して死んでしまい…

2話目 母は家族のためにご飯を作った。吐きそうでも満腹でも、とにかく残すことは許されない。ぶくぶくと太る。父が心筋梗塞で死ぬまで食事の強制が続く。

3話目 編曲家と売れない歌手の話

4話目 男運の悪い女たちの話

5話目 義理の父娘の話

6話目 一夜限りの「はんだごて」復活

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2025年11月14日

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カサブランカという伝説の姉妹漫才師を軸に1970年の万博から2025年の万博まで物語が展開していく。
ザ・大阪の人情ものなんだけど、なんというか、滑稽さが足りない気がして物足りなさを感じた。織田作之助や田辺聖子に比べるとなんか余韻がない、というか。
最後のハナコ姐さんの挨拶は予期せず感動したが漫才やお笑いを小説にするのは難しいものだなぁ、と思った。(漫才の台本を挟まれて、伝説の舞台と言われても面白さが伝わらないから冷めるというか…)

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遠田潤子作品 2冊目を手に取りました。

前回読んだ『人でなしの櫻』は ちょっとゾクゾクするような人の狂気が溢れて それでも一気読みの本だった。

今回は舞台は大阪
伝説の漫才姉妹の「カサブランカ」の姉 チョーコを中心に
関りある登場人物たちが それぞれの人生の挫折や・孤独を味わいながら それでも前に進んでいく 
連作短編小説

この作品の面白いところは 1作品ごとに
人生に寄り添うような禅の言葉が出てくるところ
・閑古錐(かんこすい)
・惺惺着(せいせいじゃく)
・一笑すれば千山青し
・花開く万国の春  などなど

でも この話の中で ぐゎんと心に波を起こしたのは
「親は愛情で子どもを壊せる。自分を助けられるのは自分だけ」という チョーコの言葉

意味を感じたい方は ぜひ 小説の中で出会ってください。おすすめです。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大阪観光で歩いた橋やお店などが多く登場し、久しぶりに行ってみたくなった。
『アモーレ相合橋』『ミナミの春、万国の春』の2作が良かった。 「アモーレ相合橋」や「千羽鶴鶴に乗って」は実在しない曲のようだが、もしあるとしたら聴く人の心に響くいい曲なんだろうなとイメージする。
 
 ➖印象に残ったところ➖
 運命。自分にも他人にも、いついかなる時にも使えるこの世で1番陳腐でタチの悪い言葉だ。
 罰が当たったから、これが自分の運命だと言う。罰を当てたのは神様。つまり自分は悪くないとでも言うのか。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

大阪人やから地名、店名とかは馴染みがあります。
年齢バレしますが各時代の熱みたいなんは感じられました。
カサブランカのチョーコさんのモデルが誰なんかわからん、そんな綺麗な芸人さんおったかなあ…
ミャクミャクは慣れるみたい(笑)

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2025年06月24日

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