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六十年に一度巡ってくる丙午。この年に生まれた女性は「男を食い殺す」と忌み嫌われ、大きな苦しみを味わってきた。自らも丙午生まれの著者が、六十年ずつ時代を遡り、史料・新聞・雑誌・小説・芝居等に残る驚きの丙午エピソードを発掘。この迷信が生き永らえてきた社会的背景を解き明かすと共に、次代の糧ともなる一冊。
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Posted by ブクログ
「負け犬の遠吠え」やら、独特の世界観で読ませる酒井順子さん。 この本も、てっきりそういう本と思ったが、大間違いだった。 大真面目に「丙午」を調査していた。享保天明弘化明治昭和の300年にわたって。 私の友人の妹さんが丙午。そして、私の長女の二人目の子がもうすぐ生まれる。 丙午の女は男を食い殺す。 ふ...続きを読むざけた迷信。 しかしその迷信で、昭和41年の人口が確実に減った。 バースコントロールができることを証明したし、 迷信を信じる人も一定数いることがはっきりしたのだ。 逆にそれを見越して敢えてこの年に子を産み、受験戦争を楽にするとか。 いずれにしてもナンセンス。 単純すぎる。 でもこういう層が一定数いるから、政治は簡単になびくんだろな。 放火して男に会おうとした八百屋お七の物語。 お七が丙午だったかわからんそうだが、当時そのほうが面白いと文楽などで そうなったようで。 兒玉勝美事件というのは初めて聞いたが、、 女性が気が強い、というのがキーワード。 その何が悪いってんだ。 それにしても家父長制、2600年続いた?男系天皇を守るため、 室町時代、600年前の親せきをもってこようとする政治家の皆さん。 なにがしたいんだ、だ。 大東亜戦争に負けて、天皇制は終わったのだ。 今あるのは象徴天皇。平成から始まったといってよい。男女平等の教育を受けた。 それに逆らう今回の決定。日本が先進国ではないことを認めているようなもの。 統一教会の、そして日本会議の思うつぼだ。 これで余計に少子化が進む。丙午のせいじゃない。
次の丙午は2086年、私が経験できない未来に果たして丙午という風習が残っているのか?本の終わりに初めての女性総理大臣が誕生した年の秋にとありましたが、次の60年後がどうなっているのか、全く想像できない。女性天皇が誕生してたり、女性企業役員や社長の割合が半数くらいまで増えたり、同性婚や夫婦別姓は当たり...続きを読む前、なんて状況になっていたら安心だけど、まぁそうはいかないのだろうなと想像しつつ。歴史的風俗、民俗学的な観点から丙午とはなんぞやに答えてくれる大変面白い本でした。
女に強くなられると困る人、もういないでしょ? 今年は丙午。 女性総理が再度誕生する可能性もあると思うと、なんとなく「らしい」気もする。
二学年上がひのえうまだったので、興味津々。「〜と言われている」ってだけで300年続いた迷信。60年ごとの歴史を辿る話や保奈美さんたちとの対談も。還暦の意味も知る。
「丙午生まれの女は男を食い殺す」という迷信はなぜ生き永らえてきたのか。自らも丙午生まれの著者が、史料・新聞・雑誌・小説・芝居等に残る丙午エピソードを発掘し、社会的背景を解き明かす。『小説新潮』連載を単行本化。 丙午生まれについて嘆く内容なのかと思ったら、社会的背景を読み解くまじめな内容だった。 鼎...続きを読む談が面白かった。
完全ジャケ買いでしたが、酒井順子さんは河出文庫の枕草子の訳者さんなんですね!読み始めて気づきました。 1666年から生まれた縁起が悪いとされている丙午の言い伝えは「とされている」に従わざるを得ない時代の産物だったのかな。「とされている」の強力な力も効かない時代になってきたと書かれていたけれど丙午はと...続きを読むもかく、まだまだ根強く残り続けるような気がします。すごく嫌だけど。 本の中にあった、歌舞伎「櫓のお七」の人形振り(人形のように動くことで激情を表現する)、文化デジタルライブラリーで少し見ることができます。演目も気になるのでいつか見てみたい。
丙午の歴史を紐解き、同じく丙午生まれの男女鼎談で締める尊敬するコラムニスト酒井順子さんによる近著!関係ないケド興味深く。保奈美ちゃん(鈴木保奈美)も丙午生まれとは初めて知りました!!
干支の十二支は年末年始に話題となりますが、本来は十千と十二支を組み合わせたものが干支とのこと。 干支の数は、十と十二の最小倍数の六十種あり、今年は六十年振りのひのえうまになると知りました。 ひのえうまの年に出生数が極端に減ったことは記憶していましたが、江戸時代にひのえうま生まれの娘が、恋しい男に会い...続きを読むたいあまり、わざと火事を発生させて、死罪になった話から始まったことを再認識しました。 日本でこの迷信が長く影響したのは、「皆が言うことには従っておいた方が」という感覚が深く関わって、今の我々をも縛り続けているという言葉が印象に残りました。
実は今年(2026年)は60年ぶりの丙午。60年前の昭和41は出生率が大幅に低下したという。そこから更にさかのぼり明治、江戸時代の八百屋お七まで、丙午の迷信を探っていく。 丙午の筆者、他に紀子さまだったり小室母、などの世代。巻末に同級生の最近読書界隈で出番の多い鈴木保奈美との対談も。 そもそも出生率...続きを読むの低下した今日、丙午の迷信を気にする人はほぼいないだろう。
日本に蔓延る「丙午」俗信を当時の大衆記事や雑誌、事件で振り返るエッセイ。この俗信でどれだけの人が不幸になったのだろう。令和の今は消えつつあるが俗信がこれだけ力を持つ事が恐ろしい。文章は平易でさくっと読めます。ジェンダー論や俗信に興味がある方におすすめ。
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ひのえうまに生まれて―300年の呪いを解く―
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酒井順子
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