【感想・ネタバレ】Nのためにのレビュー

あらすじ

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか? それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。

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Posted by ブクログ

それぞれの「N」の為に、それぞれが全力で人生を注いでいて、その中で殺人が起きてしまう。
それぞれ主観で物語を見れるから、読んでいくうちに見方が変わっていく所が湊かなえさんの作品の好きな所。
全て読み終わった後には、誰が悪いなどではなく、それぞれの「N」の為にみんな動いていたという事が明らかになり、恋愛➕ミステリーで面白かった。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

湊かなえは世界が5D位に見えているのではないかと毎度思わさせられる作品。

同じ出来事を、仕草、表情を、人にによっては全く違う解釈があって、それぞれの立場から話を聞くと全く別の出来事が起こっていたかのように思わさせる、不思議な二重構造みたいなのをつくる天才。

作者の頭の中が見てみたい。
人は自分が経験したこと以上のものを生み出すことは出来ないと、私は思っているので湊かなえがこんなにも人の解釈や立場、感情の引き出しがあることにいつも驚かされる。
作者本人ならどの立場の解釈なのか?と思うし、
全く別の解釈をする人がいることを理解することは簡単だけれど、さらにどんな解釈をするのかまではなかなか想像が難しい。なのに全く的外れではない。

この視点が本作品の様々に交差する「Nのために」というベクトルを可憐に描きあげている。
希美と成瀬のすれ違いは切なかった。。

ストーリーの感想としては、それぞれ登場人物が抱える「Nのために」の思いを読者に想像させる余白があって、読み終えてからより余韻を楽しめた。

あくまで私の感じ方だけれど、
希美にとって明るい所へ連れ出してくれる人は成瀬で、高い所へ連れて行ってくれる人は安藤。
「愛とは罪の共有」で言ってもNは成瀬。
だけどずっと高い所へ行きたがっていたのぞみにとっての究極のNは安藤だと思った。
でもこれは「愛とは罪の共有」の発言とは少し矛盾していて
安藤を守り抜いたことへの感情の名前は「罪の共有が愛 」と言っていた頃の希美には知らなかった感情なんだと思う。しかしいずれにせよ愛であり、成瀬とはカタチを変えた大きな愛だと思った。

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2026年05月01日

ほんのちょっとだけ

ある殺人事件の表向きに結論が出た話に、隠された事実を関係者達が少しずつ独白していく話。なぜ?ほんの少しの掛け違いがなければ?と悲しくなるが、意外と現実に転がっていることなのかもしれない。

#切ない

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2023年08月22日

匿名

購入済み

すごい

感動しました

#エモい

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2023年06月06日

購入済み

2周目で理解できる

買って1日で全て読んでしまいました。しかし、一週目では理解が足らないこともあり、二周目を読んで満足しました。ドラマも見てみたいです。

#切ない #怖い #ドロドロ

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2022年09月16日

Posted by ブクログ

なんか好き
みんな必死に愛に縋ってて想像したくないけどしてしまう感じ
初めての湊かなえさん作品でしたが
他も読んでみたい
読みやすいとゆうか飽きずにすらすら読める

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

都心の超高層マンションで、42歳夫と29歳妻の夫婦が殺された。現場に居合わせたのは20代の男女4人。物語は4人それぞれの証言からはじまる。
杉下希美、成瀬慎司、西崎真人、安藤望、全員がイニシャルに“N”をもち、各々が“Nのため”に真実を隠した証言をしている。
その後は、章ごとに4人それぞれの目線での、事件から10年後と、事件当時の語りで構成されている。

まず証言シーンで、杉下と親友である安藤望を女性だと思い込んでいたから、その後の章で男性だとわかってからは、だいぶ印象が変わった。これは作者のミスリードだと思っているけど、ほかの読者はどうだったのだろう。杉下はどこにでもいる女子大生として描かれているけど、成瀬からも、安藤からも好意を持たれているし、親しみやすい愛嬌があって、でも実は強く自立していて、きっととても魅力的な女の子なのだろう。29歳の奈央子さんからも、ものすごく嫉妬されていた対象だし。
わたしが一番注目していた人物は西崎真人。“ものすごく綺麗な顔の人”として描写される作家志望の青年。幼い頃に母親から虐待を受けていて、それを愛だと思うことで消化してきた、アンニュイな雰囲気が漂う男の子。美しい妻、奈央子さんと不倫関係になる。ドラマ化されているという本作だけど、この魅力的な人物を誰が演じたのか気になる。(先入観がないように、読んでいる途中は誰が演じてるか調べないようにしていた)

「究極の愛とは罪の共有」
湊かなえ作品は過去に『告白』や『母性』を読んで、目を背けたくなるような人間のダーグな部分を描く印象だったけど、この作品は「大切な人を守りたい」というのが全員の行動の動機になっているのが新鮮だった。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

同じ出来事が、いろんな人目線で書かれていて、どんどん事実が明らかになっていく点がおもしかった。
DVや、虐待など少し過激ではあった。
野口夫妻の殺され方は意外だった。
傷を負うことで、愛されていると誤認してしまっていることは恐ろしいと感じた。

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2026年06月07日

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其々過去やコンプレックスがあって、目的があって、あーみんな現在を生きているなと。

時間軸が変わりながら展開されていくけど、凄く読みやすかった。少しずつ回収していく感じが面白くてすぐ読み終わった。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

エンタメイヤミス小説として、先が気になってサラサラ読める。
反面教師にしたい人物がゴロゴロでてきた。

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2026年05月29日

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なんだかんだで誰かが誰かをちゃんと想っている。少し歪んだりしていてすれ違って変なことになっている。そんな物語。面白かった。

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2026年05月12日

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書き手の視点が章ごとに変わっていくため、色んな情報が少しずつ入ってきて興味深かった。しかし、個人的にはモヤモヤが残った話のため⭐️4!

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

それぞれが訳ありな重い過去を抱えていた…

守りたい人、愛したい人、愛されたい人のために歪んだ愛であるとわかっていてもそれを信じてきていた。愛の表現がどんな形であっても…

愛する、愛されるってどういうこと?って考えさせられた作品だった。

登場人物それぞれの視点や警察に語っていること、実際のところと色んな情報があってややこしいのでまた映像でもみて理解を深めたいなって感じた!

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

読み始めてから長い時間を掛けて読み終わったせいで内容があまり頭に入ってこなかった。
でも登場人物全員が誰かのために動いた、罪を共有してるのは良い。
ただのミステリー小説かと思ったら恋愛もあり、友情もあり、愛もあった。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

登場人物の過去が重い重い。みんながみんなそれぞれのNのために動いている。それを仇で返されても愛してるからと、その人を守る行動が取れるだろうか。愛の定義は決められないなと感じさせられるとても切ない作品だった。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

読みながら、恐ろしい本だと思った。幼少期に受けた虐待が、成長して思わぬ形で発現する。
愛するってなに?どういうこと?母親の愛とは、何か?
愛されることの難しさ。そして、母親に愛されるとは、どんなことなのか?
黒澤明監督の『羅生門』の手法のように、登場人物の語りで構成される。
そこでの微妙なニュアンスの違いが、ドラマを生み出している。湊かなえは巧みな書き手である。

杉下希美が、キイマンだ。大学生で英文科の4年生。田舎の離小島に住んでいた。高校2年生までは、壁も屋根も真っ白な洋館に住んでいた。地元の人から、その家を白いお城と言われ、母親はお嬢様と呼ばれていた。ところが、父親が、50歳を手前にして、俺はしたいことをして生きる宣言をする。
女を連れ込み、希美と弟と母親を家から追い出し、幽霊屋敷と呼ばれる家に引っ越しさせる。
希美は、怒って、女のドレッサーを叩き割る。そのことが、後で、その女の復讐にあう。
とにかく、希美の母親が、イタイ。経済感覚が全くなく、1ヶ月分の父親の仕送りを全部化粧品に使ってしまう。希美と弟は、食べるお金もない状況だった。
希美は将棋が趣味で、それが、同級生の成瀬と親しくなる。二人には、暗号のような意思の伝え合いがあった。そうか、題名の『Nのために』は、成瀬のために望が尽くす物語だと思ったら、違っていた。

同級生の成瀬は、希美の憧れの人だ。同じ離小島にいて、料亭さざなみの息子だった。以前は隆盛していたが、過疎化の中で没落し、料亭も店じまいをしなければならなかった。将棋を通じて仲良くなった希美のおかげで、大学進学し、フレンチレストランで、アルバイトする。味の確かさから、オーナーから信頼を受けるようになる。出張サービスで、事件に遭遇する。

杉下希美の住んでいる野バラ荘に、安藤望と西崎真人が住んでいた。
西崎真人は、イケメンで、作家志望。幼いころに母親から、虐待を受けていた。アザを隠すために1年中長袖を着ていた。母親から愛されているけど、なぜこんなアザを作るのかを悩んでいた。『灼熱のバード』という小説を書いた。それは幼いころのことを書いたのだ。杉下と安藤に読ませるが、皆目分からない。

野バラ荘の大家の爺さんは、立ち退きを要求されている。そして、その地域開発の反対に立っているのが、「みどりビル」のオーナー。その息子が、野口貴弘で、商事会社の営業部課長。安藤の上司で、将棋好き。また、野口貴弘の妻奈央子は、虐待を受けていた。
野口奈央子の虐待から、事件は起こる。

杉下希美(のぞみ)、成瀬慎司、安藤望、西崎真人、野口貴弘、野口奈央子という登場人物は、すべてNがついていた。なるほど、NたちはNのために生きるのだ。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

今更ながら読破しました。Nのイニシャルをもつ登場人物がどんどんつながり、複雑に絡み合っていく様子。事件の裏側にある思い。まさにタイトル通りNのために。面白いです。今から映像化した作品も観てみます。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

【灼熱バード】

さまざまなNがNのために命を削り、自分を犠牲にしている。

それは決して共犯ではなく、共有だということ。

登場人物のそれぞれのリアルな感情と行動を1つの事件に絡めながら表現されていたことが素晴らしかったです。

誰もが何かを隠し、誰かを守ろうとしていた。
現実世界でもNのために行動しているのかもしれませんね。

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2026年04月22日

購入済み

おもしろい

語り部が変わるのでそれを追いつつ一気読み。
それぞれが語る物語を繋げようとしても繋がりきらない。きっとNのために動いているからだと臨場感をもって読み終えた。
湊かなえさんの本は初めて読んだけれど、リズムが心地良くて他の本も読んでみようと思った。

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2020年12月13日

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正確には2.5
有名な作品かつ湊かなえで期待してたけど、nのために動くそれぞれの思惑の深さにも欠けるし、良くも悪くも話が色んなところに飛躍して本筋の話にのめり込みにくい。結末も、うーん、期待してただけに、、。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

少し若い頃に連ドラでやっていたなと思い、読みました。
第1章から事件のほぼ全貌が明かされ、そのあとに続く章がそれぞれの過去を辿るというサスペンス。
大きな流れはわかり、事件の原因や個々のキャラクターなどはわかったが、何というか同じ場面が何度も出てきて少しくどさを感じたり、第1章と真相の違いやそれぞれの本心がわかったところで、何なんだろう、という感じの作品に感じてしまいました。
立て続けにかなえさんの著作を、しかも名作を読み漁ったあとだからか、そんな印象を持ちました。
西崎がとても良いヤツだなということが、中盤から終盤にかけて感じたことでした。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

みんなそれぞれの「N」のために行動し、嘘をつく。
全ての真実は読者しか知らず、当人たちは真実を知ることはなく、「N」を守るために真実をも追求せずに終わる。

分かりやすい構成で予想通りの結末だったから
ミステリーとしては少し物足りなさがあったかな。

究極の愛とは、罪の共有か〜
愛ってなんなんだろうね、、

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相は拍子抜けでしたが、主題はそこではなく各登場がどうしてそのような行動を取ったのか?にあると思うので一気に読めた。杉下がNへ抱く想いは切なく感じた。野口夫妻は舞台装置感が強かったのが残念。ドラマ版も観てみたい。ラスト、そんな悲しい伏線を回収しないで....。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

​湊かなえの作品らしい「イヤミス」のドロドロ感を期待して読むと、そうした要素は意外と少なく、少し拍子抜けするかもしれないと思った。また、複数人の視点や過去と現在が複雑に入り組む構成になっているため、関係性を整理しながら読み進めるのは個人的に結構大変だった。(私の力不足です。)
しかし、登場人物の一人である西崎の最後のエピソードには、何とも言えない苦しい気持ちにさせられ、強く印象に残っている。恋愛要素が強く、切ないミステリーが好きな人におすすめしたい。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかったが
勝手に期待しすぎてるとこがあって☆3
一人ひとりエピソードが胸が痛かった
ミステリーというより
切ない恋愛ストーリーだったかな
杉下と西崎は幸せになってほしい

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

ドラマが好きで読んだが、ドラマの方が面白かった
複数の登場人物が異なるNのために取った行動によって事件が起きてしまう。という内容がドラマの方がよりしっかり深く描かれていた気がする
ドラマが良すぎたのかもしれない
サントラとかも好きだった

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。ナレーター、榮倉奈々。
ザ、イヤミスだった。
虐待、裏切り、火事…不幸フルコースがどんどん出てくる。どんより、もやもや、悲壮感しかない。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

昔ドラマをみた記憶をたどりながら一気読み。

みんな、誰かのために歪んだ愛情を確認(証明したい)話だった。一方通行の愛ばかりで、登場人物の過去がまさに逃げられない鳥籠のように苦痛。
どんどん読み進められたけど、内容が重いので読後は疲れました…。

暴力を愛情だと被害者が肯定し始めたら、誰にも助けられない。DVの当事者ってこんな心境なのだろうか?

●愛情とは何か?
誰かのためを思ってしても、相手が望んでいないことは愛情にはならない。
相手を尊重し、本来の自分らしく振る舞えることが愛情ではないかな。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

人物が変わる度、はじめに聞いてた話が偽りだらけすぎて湊かなえ先生の頭の中どうなってんねんって思うばかり。短い小説なのに色んな人の色んな思いが交錯して複雑で切ない物語だった。

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラブストーリーミステリーとして面白かった。
けど私が女流作家ばかり読んでるなって気づいて批評的に見てしまった部分もあるかもしれないけど、男性の内面の描き方が若干傲慢な気がして気になった。

あとドラマも見たけど、小説の方が好きでした!

希美が強い女性でカッコよかった。彼女は他の人に自分の傷の処理を委ねていなくて、想像の世界だけで他人に背負ってもらっていて綺麗な傷の癒やし方をしている気がした。
反面、西崎さんは頭では理解できていても、傷ついた過去を認めてもらいたくて愛されていなかった過去を否定されたくて、そこに第三者を求め続けてしまっていた。
自分の負った傷を癒す過程に存在した他者は対等な愛を分け合える人にはなれない気がした。傷をかすがいにした愛は愛にはなれないのかも。過去の可哀想な自分を自分の力で完全に受け入れてこそ自立して愛を得られるのかなと思った。


男に頼って生きていく女もテーマの一つだと感じた。主人公たちを翻弄することになる女性は、自立して生きていけているとはお世辞にも言えない状態であった。それ故に夫に振り回され人生を棒に振りしがみついてしまっていて、希美はそれを見て一人で生きていくと望んでいた。
プライドもあり働こうとしない母、自立できない一方で経済力を握っている父に従属したくない気持ちや、理解なく語気の強い父。折り合いがつかずにいる二人の中で育って、そんな環境が希美と少し重なった。
人に頼るには強さが必要な一方でめっぽう弱い状態で、人生を委ねるのが恐い。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

立体的なパズルをつくりたかった〜、という湊かなえ先生の意図が感じられる作品。
やや文章は荒い印象でしたが、面白く読みました。
恋愛×ミステリー。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

現場に居合わせた全員が各々愛する人を思って少なからず嘘をついているが、それぞれは完全には分かっていない。この嘘を共有しなかったのは、各々が一線を超えないように、つまり愛を相手に伝えることをしないことを選んだためだと思った。純愛ミステリーと聞いて、もっと胃もたれする濃い愛を想像していたが、読後感としてはもっとぼんやりとした形の愛だったと感じた。各々が持つ愛の定義が異なるため、共有しない限り完全には重なることができない。様々な形の愛を提示され、自分の愛への解像度の低さを実感した小説だった。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

高層マンションで夫婦が死亡して4人の男女が絡む話し。4人の生い立ちや事情が関係する。各々が誰かのために動くことで、愛がいびつになっていく。切ないミステリー作品。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

★3.5
もう少し劇的な伏線回収を期待してしまった。
登場人物は魅力的に思う。人間性や過去を掘り下げてそれぞれのNへの思いが判明してゆく様子は面白いと感じた。

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2026年03月28日

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