あらすじ
超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか? それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
構成が面白く、とても読みやすかったです。
みんなそれぞれ「N」を大切に思っていて、気持ちが微妙にすれ違っているのが切ない…。
同じ場面や表現が繰り返し描かれますが、徐々に登場人物の過去や心の内が明かされ、深みが増していくのが上手いです。
現実でも、自分が知らないだけでみんな色々なものを抱えているのかも、と思わされました。
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10代の頃にドラマで見ていたので読まなくていいかと思っていた本作。もっと早く読めばよかった。
湊かなえの作品の中で、1番の恋愛小説だと思う。
『自分が守ってあげたことを相手は知らない。知らせたいとも思わない。』の時点でもう泣ける。
ドラマでは希美の大切な人といえば成瀬くんの印象が強かったけど、原作では西崎と希美のマイナス同士の2人の信頼関係が胸を突いた。
締めの一文もこれ以上ないくらいで、1番好きな作品になったかも。
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杉下→よく頑張った!(泣)
成瀬→はやく言え、おまえしか杉下を救えない
西崎→切なすぎるだろやめてくれ
こいつはぼけかす↓
安藤→ゴンドラ乗せてくれて神、杉下と幸せに暮らしてほしいと思ったけど、ぼけかす行動したからゆるせません。あなたは誰のために行動したのでしょうか?(怒)
ぼけかすMVPは野口夫妻
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パケ買いだけど本当に買って正解!
それぞれの視点からの話が緻密な立体構造みたいに、作り上げられていく。
みんなそれぞれのことを想って、すれ違ってく。
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誰が誰のために何をしたのか、読み進めていくうちにどんどん明らかになっていく事実に驚き、本の世界に引き込まれました。全ての事実を知れるのは読者だけであって、登場人物の心境を考えると読み手側も複雑な気持ちになるなと思いました。
ほんのちょっとだけ
ある殺人事件の表向きに結論が出た話に、隠された事実を関係者達が少しずつ独白していく話。なぜ?ほんの少しの掛け違いがなければ?と悲しくなるが、意外と現実に転がっていることなのかもしれない。
2周目で理解できる
買って1日で全て読んでしまいました。しかし、一週目では理解が足らないこともあり、二周目を読んで満足しました。ドラマも見てみたいです。
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タワーマンションで会社員の野口夫妻が殺害された。
そこに関わるNの人たちの真実。
ドラマがとても素敵だったので、もう小説は読まなくてもいいか、と思っていたけれど、ある意味全然違っていた。
ドラマでは私の理解力がないのか、単にNのために罪を被るというのが、タイトルからネタバレしていたので、事件に関してあまり驚きがなかったが、小説で改めて読んでみると、そこに至るまでのあらゆる事が、誤解やすれ違いから起こっている事がよくわかり、新たな発見と面白さを感じられた。
ただドラマとは全然違う部分もあり、よくこの小説をあんな素敵なドラマにできたなぁと、変更されているところはかなり改良されている。
成瀬くんは小説ではもう少しがっしりした男の人のようなイメージ。
小説では急に時間が行き来したり、話し手が代わっていくので、わかりづらいところもある。
さざなみの火事や病気の話や、野口妻についても、小説では曖昧になっているが、ドラマではかなりはっきり描かれていて、小説→ドラマで見ると満足度120%!!
イヤミス度もあまりなく、好きな作品です。
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証言と実際に起こったこととの答え合わせは勿論、そこに至るまでの登場人物一人一人の過去と未来の境遇から伏線の回収まで最後まで楽しめた。繰り返し読みたくなるような作品。
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ドラマがめちゃくちゃ好きだったので原作も。もちろん原作もすごく好きで、心の中の表現が地の文でできるのが本のいいところだと思った。
でも正直それ以上に、これをあんな構成でドラマにしたことにあっぱれ!という気持ち。原作では警察官の視点なんて一切ないのね。
原作では各登場人物の視点をある程度まとめて進めるけど、ドラマでは場面がたくさん切り替わるイメージ。島でのつらい描写は原作よりドラマのほうがずっと伝わった。
湊かなえ原作、奥寺佐渡子脚本は他にもあるからぜひ楽しみたい。
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難しい〜!読み終わって速攻解説読んだ笑登場人物か皆Nさんであることは気づいた。
登場人物みんながNのために動いていること、Nは登場人物によるということ、登場人物同士の関係が実はつながっていること、は徐々に分かっていく。思いの掛け違いが多発していることも。
でも読み終わってなおスッキリしきれない。登場人物みんなが優しく温かく感じられる一方で不明だからこその恐怖をまとっている。ドラマを見てみたい
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湊かなえ先生の作品を初めて読みました。
4人それぞれがいちばん大切な人のことを考え行動した結果、真実は隠され相手にその事が知られることもない。真実を知るのは読者だけ。何とも言えない切ない気分になりました。
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ドラマと並行しながら読んだんだけど、ドラマも小説もどちらも良くて、それぞれ自分の想像では足りなかったところをお互いが補完しあってくれる感覚があって、すごく満足度が高かった。
誰かを守るためにつく嘘、誰かのためにする行動——「誰かのために、誰かのために」というのがずっと続いていく物語で、それが美しく描かれていたなと思う。
私はまっすぐなNが好きだった。「Nでいいじゃないか、Nの手を取ればそれでよかったのに」って思う瞬間もあるんだけど、でもやっぱり一番辛い時期のNのことも思っていたいよね、って気持ちになる。
どのNも個性的で、優しくて、暖かくて。最後まで本当に楽しめた一冊でした。
Posted by ブクログ
何の変哲もない事件関係者の証言から小説は始まりますが、章を重ねる毎にそれぞれの思いや生い立ちが複雑に絡み合っていることが判明していき、所々に散りばめられた伏線回収も合わせて、最後まで楽しく読むことができました。
Posted by ブクログ
皆が皆、それぞれに想い人がおり、ほんの僅かなことからすれ違いが生じていく。そして、そのすれ違いが積み重なり、物語は思わぬ方向へと向かっていく。
湊かなえ先生らしく、登場人物たちはそれぞれ暗い過去を背負って生きている。個人的には成瀬が好きな登場人物で、彼に自分を投影して読むことも多く、共感する場面も多かった。一方で、これまた「イヤミスの女王」と言われる著者らしく、読んでいて「この人物は嫌だな」と思ってしまう登場人物もいる。
しかし、誰が悪くて誰が良いという単純な話ではない。皆が誰かを想い、誰かのために行動した結果、ほんの僅かなすれ違いが生まれ、それが大きな悲劇へと繋がっていく。大きな愛情と、ほんの僅かなすれ違いが生んだ悲劇の物語だったと思う。
読みやすく、すれ違いから生じる「愛のパズル」は、読んでいるこちらの心を揺さぶる。さらに、読み終わった後に第1章だけを読み返すと、そこに隠されていた伏線に気づかされることにも驚いた。最初に読んだときとは、同じ文章なのに見え方がまるで違う。
ただ、前述したように「???」となる場面や、「この登場人物は嫌だな」と思ってしまうところには、個人的にはマイナス評価もある。
けれど、それこそが湊かなえ先生の魅力であり、好きなところでもある。
これから先も、きっと読みながら「うわぁ……」と思うことはあるだろう。それでも、読み終えた後にはまた次の作品を手に取ってしまう。
嫌な気持ちにさせられるのに、なぜか読み続けたくなる。そこも含めて、湊かなえ作品の魅力なのだと思う。
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人間関係というパーツによる立体パズル。
読み進めるたびに捉え方が変化していく感じが面白い。頭を使いながら読まなければならない。眠たい時に読んではいけない!
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1人一章ずつ話していく形式やから初めの人で思ってたのと全然違う展開になっていった。
ドラマも知ってたけどドラマ版は結構変えられてた。なかなか小さい時に見た時と感じ方が変わって西崎さんに目がいくようになった。
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「究極の愛とは、罪の共有だ」
誰も「自分が得をしたい」から行動しているわけではなく、「この人だけは守りたい」という気持ちが、結果として罪を背負うことにつながってしまう。
私が読んで特に印象に残ったことは、「人は同じ出来事を見ても、それぞれ違う物語を生きている」ということだ。事件そのものは一つなのに、それぞれが違う目的で、違う人を守ろうとして行動している。だから読者は最後まで「真実」を追いかけるが、読み終わるとき「真実よりも、それぞれの『N』の存在のほうが大切だったんだ」と気づかされた。
おもしろい
語り部が変わるのでそれを追いつつ一気読み。
それぞれが語る物語を繋げようとしても繋がりきらない。きっとNのために動いているからだと臨場感をもって読み終えた。
湊かなえさんの本は初めて読んだけれど、リズムが心地良くて他の本も読んでみようと思った。
Posted by ブクログ
概ね面白かった。
けど、ラストが少々尻すぼみだった気がする。
構成は素晴らしいと感じたし、物語の時間が前後する作品の場合、読むのが辛かったりもするものだけど、そういった混乱もなくスルスル読めた。
それだけにラストが何とも詩的過ぎて置いてけぼりされたような感覚。
それと読んでいてずっと疑問だったのだが、
西崎は幼少期からの虐待と外部との接触もなかったから仕方ないとしても、お嬢様育ちの世間知らずと言う事を差し引いても、蝶よ花よと普通に育った野口の妻はDV男からの暴力を愛と捉えるものだろうか?と。
Posted by ブクログ
後半にかけて少しずつ理解が深まる。
最初は本筋の事件が起きて、そこに至るまでの過程を徐々に一人一人の過去を通して掘り下げていく。
人物一人一人に焦点を当てて回想シーンが多いことから、場面に応じたセリフや行動の意図が後半から明らかになってくれる。答え合わせをしているような感覚で理解しやすく読み入った!
ドアの外側にチェーンという発想が面白い。このチェーンが後の人物たちの行動を制限したり、チェーンによる駆け引きがよく出来ていると感じた。監禁するにしても側から見たら悍ましく見えそう〜(笑)
"N"という人物が誰なのか?
複雑な人間関係が絡み合って読み進めていくごとに、誰かが誰かのためを想っての行動かが見えてくる。罪の共有が愛と言えるのか?自分にはまったくもって理解できないが、それは歪んだ愛を受けてきてないから言えるのかもしれない。歪んだ愛を烙印として、体に刻まれた者同士じゃないと相容れない。
伏線回収なのか、あの出来事がこの会話の意味を成しているのだと、気づいた瞬間がとても気持ちよかった!
湊かなえ作品はイヤミスばかり読んでいたため、毛色の違う初めての体験だった!
不思議な空気感の漂う物語だった〜
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2014年。
ドラマ見たな。奈央子が小西真奈美。雰囲気がとってもよかったドラマ。榮倉奈々が料理いっぱい作ってタッパにいれて冷蔵庫満タンにしてたのとか思い出す。ドラマ見てたから真相知ってたけど。読むとパズルのようになってて難しい。読み終わって、へ?って思った。各章の最期を読むとわかりやすい。
パズルになってて、この記述前にも読んだな、ってのが何か所か。みんな嘘ついてるのがわかり、どんどん真相と現在に近づいていく。
ノバラ荘みたいなアパートいいな。
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それぞれが想うNのために嘘をつき大きな事件に繋がってしまうという純愛ミステリー。
野口夫婦が高級マンションで殺害されているという事件から始まる。
それぞれの証言から書かれ、順を追うごとに複雑なりに真実が見えてくるという流れ。
すべてはNのために。
杉下‥安藤にここで止まってほしくない。もっと高いところに行ってほしいという思いから安藤には真実を告げず、それによって安藤は嫉妬、疎外感から部屋の外からチェーンをつけてしまう。
成瀬‥事件の事の現場に居合わせたが大好きな杉下を守るべく真実を隠蔽
西崎‥愛していた亡き奈央子の為に真相を隠蔽し罪を被った。
初めの警察への証言で嘘をついていた愛する誰かのために。
大切な人の為に嘘をついて守ったとしても、何年後かして必ず後悔する日がくる。死の間際だって罪悪感を持ち続けなければいけない。そうなってもいい、それでもいいと思えるほどの愛を感じられるほど人を好きになるってどんな感覚なんだろ。単純にそう思った作品。ミステリーというよりも個人的には純愛の方が買ったかな普通に面白かったけど!
ドラマみてみたい!
Posted by ブクログ
うーん、読みやすかったしつまらなくはないんだけど、誰一人共感できる人がいなくて結局何だったの?って思ってしまった。
究極の愛と言われてもなぁって感じるのは、自分が子供なのだろうか。
Posted by ブクログ
ドラマ『Nのために』が好き過ぎて、これが、イヤミスの女王湊かなえの作品?と思い、原作を読んでみた。
小説は、ドラマよりイヤミス要素が高い。登場人物の独白、というか、たぶん警察の取り調べに答えてるという設定なのかな?
ドラマを観ていたら、そんなふうには描かれてなかった気がするけど?というようなことがあって(起こった事柄はほぼ変えていないが、それに対しての感想とかが違う。まさにイヤミス)
事件としてはとても単純なんだけれど、その裏には、いろいろな愛の形があり、愛のために動いた、ってことなんだな。
それにしても、この小説を、あの素晴らしく感動的な脚本にした奥寺佐渡子、演出の塚原あゆ子は凄い才能の持ち主であると思う。
Posted by ブクログ
みんなそれぞれ大事な人のために行動した事が巡り巡って悲劇へと繋がっていく話。誰ひとり想いを伝えようとしなかったから拗れてすれ違って、みんなが隠し事をしてるせいで誰も真実を知ることができなくて、後味が悪いとも違ってなんだかすごく寂しい読後感。
Posted by ブクログ
いろんな意味で理解に苦しんでる…
主要人物それぞれが「Nのために」したことが、全部ちょっとずつうまく噛み合わなくて起きた事件?
誰もなんにもしなくても、野口夫婦は遅かれ早かれこうなっていたのでは…
野バラ荘は誰もなんにもしなくても買い取られることはなかったし、火事(放火?)の犯人はNじゃない。
そしてNは、家から逃げたいとも思っていなかった。
みんなが「Nのために」したことって、ぜんぶ無駄足だったんだなって印象。
最初のほうまで安藤は女だと思って読み進めていたのがあとから男だと知って「今後の展開に関わるのかな」と思ったら何にもなかったのもびっくり。
…これはただの、私の思い込みのせいか(//∇//)
Posted by ブクログ
最初、読む前は、イニシャルがNの人は一人で、そのために周りの人が動く話だと思ったけれど、読んだあとは、登場人物の全員が苗字や名前にNから始まる人たちで、過去のトラウマ、歪んだ愛に翻弄されながら、それぞれの大切な人、Nの為に 何を思い、その行動を起こしたのかが わかっていくのでとても面白かった。それぞれの登場人物の目線で1つの出来事が徐々に描写されていき、最後に微妙にどんでん返しもあったが、少し読みづらかった。
Posted by ブクログ
結局、それで?って思っちゃう、伏線広げたり、謎を深めておいて、納得のいく答えは出てないかなと思う。まあ読んでる途中はおもろいから良いと思う。けどまあ読まなくて良いかなと思う