【感想・ネタバレ】Nのためにのレビュー

あらすじ

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか? それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の1文のタイトル回収が気持ちよすぎて唸ってしまった。
希美に感情移入して読んでたから過去のトラウマ話結構キツかった。大人の勝手に振り回される子供を見るのは辛い。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

本当はドラマを見ようと思ったが、見ようと思った当時サブスクに無かったため原作読んでみよう!となり読んだ。
おもしろかった〜、事実がどんどん塗り替えられて事件の全容と登場人物の心情がどんどん露わになっていき読む手が止まらなかった
今アマプラでドラマが配信されてて最初の1話だけ見たけど、小説最初読んで良かったとおもった

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

愛されるとは、愛するとは、何なのか...っということと同時に
母親から愛されるということ、母親から我が子への愛についても改めて深く考えさせられた。
湊かなえ独特の文章構成の中進むにつれて
タイトルの"Nのために"の伏線回収や
事件の真相が明らかになっていく展開が
それぞれの繊細な心理描写も相まって
とても面白くて引き込まれた。
色々な形の愛があるけれど
明らかに愛ではないようなものでも
人によってはそれを愛だと疑わない、その根本的な心理は
強い恐怖心や孤独感から来るものなのではないかなと...
特に野口夫妻と西崎さんの過去と現在の言動から感じた。
人は似たような経験をしている人に出逢うと
強く惹かれる傾向があるけれど
西崎さんの純粋な気持ちを利用した奈央子もまた、野口貴弘の被害者であり
愛ではないものを愛だと疑うことさえ許されなかったのだと思うと...どちらも不憫でならない。

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2026年07月20日

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それぞれの思いが深く重く、錯綜している。みんな誰かのために行動して、結果悲劇が起きてしまうところが切ない。

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2026年07月20日

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学生の頃ドラマで見た。そして今不意に原作を読んでみたくなった。やはり大人になると感じ方も考え方も変わる。今読んで良かったと思った。誰かのためにというパズル面白かった。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

それぞれの「N」の為に、それぞれが全力で人生を注いでいて、その中で殺人が起きてしまう。
それぞれ主観で物語を見れるから、読んでいくうちに見方が変わっていく所が湊かなえさんの作品の好きな所。
全て読み終わった後には、誰が悪いなどではなく、それぞれの「N」の為にみんな動いていたという事が明らかになり、恋愛➕ミステリーで面白かった。

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2026年05月26日

ほんのちょっとだけ

ある殺人事件の表向きに結論が出た話に、隠された事実を関係者達が少しずつ独白していく話。なぜ?ほんの少しの掛け違いがなければ?と悲しくなるが、意外と現実に転がっていることなのかもしれない。

#切ない

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2023年08月22日

匿名

購入済み

すごい

感動しました

#エモい

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2023年06月06日

購入済み

2周目で理解できる

買って1日で全て読んでしまいました。しかし、一週目では理解が足らないこともあり、二周目を読んで満足しました。ドラマも見てみたいです。

#切ない #怖い #ドロドロ

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2022年09月16日

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高層マンションに住むN夫妻が殺害される。そこに居合わせた4人のイニシャルもNで、関連するアパートの大家さんもN。
事件の10年後や過去に遡って語られたりするうちに、真相が見えてくる。NがNを想い、他のNがNを想い…とみんな一番大切な人のことだけを考えた。一番大切な人が一番傷つかない方法を考えた。複雑な人間模様の中での悲劇がやるせない。

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2026年07月24日

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ドラマを10年以上前にみて、本でも読みたくなって。最初から最後まで、ずっと面白かった。もっと分厚い本にしてほしかったってくらいもっと読んでいたかった。もう少しグロいシーン入れても良かったんじゃないかなって思ったけど、瀬戸内の綺麗な故郷の設定だから綺麗めに仕上げたのかな。

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初に事件について現場に居合わせた人の事情聴取みたいな感じで語られて、判決がくだる。その事件の真相には違和感はなかったけど、各章でそれぞれの視点で事件について語られていくと違う真実が見えてくる…。
みんな名前に「N」が入っているから、自分にとっての「N」のために少し嘘をついていたけど、それを自分の胸のうちに隠しているから事件の真相を知り得るのは読者だけという…面白かった!
愛がテーマだと思うけど、みんなそれぞれ愛の形が違うのはわかるんだけど、事件の被害者とされる夫婦の愛の形が一番歪で怖かったかも。

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2026年07月18日

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それぞれの「N」に託した、切なく優しい想い。
一つの事件を異なる視点から描き、すべての伏線がつながる純愛ミステリー。

「誰かのために」という想いが、それぞれ違う形で描かれていて心に残った。最後にすべての伏線がつながり、『Nのために』というタイトルの意味が胸に響いた。

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2026年07月12日

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辛い時誰かに助けを求めたいというときに寄り添うように隣にいてくれた人はいつまで経っても心の中にいるんだろうな。わたしがもし杉下でも、自分が行きたくてしかたなかった上の世界に、安藤は手が届きそうで、それを横でみていれば安藤に迷惑をかけたくないとなるかもネ

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2026年06月26日

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なんか好き
みんな必死に愛に縋ってて想像したくないけどしてしまう感じ
初めての湊かなえさん作品でしたが
他も読んでみたい
読みやすいとゆうか飽きずにすらすら読める

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2026年06月12日

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都心の超高層マンションで、42歳夫と29歳妻の夫婦が殺された。現場に居合わせたのは20代の男女4人。物語は4人それぞれの証言からはじまる。
杉下希美、成瀬慎司、西崎真人、安藤望、全員がイニシャルに“N”をもち、各々が“Nのため”に真実を隠した証言をしている。
その後は、章ごとに4人それぞれの目線での、事件から10年後と、事件当時の語りで構成されている。

まず証言シーンで、杉下と親友である安藤望を女性だと思い込んでいたから、その後の章で男性だとわかってからは、だいぶ印象が変わった。これは作者のミスリードだと思っているけど、ほかの読者はどうだったのだろう。杉下はどこにでもいる女子大生として描かれているけど、成瀬からも、安藤からも好意を持たれているし、親しみやすい愛嬌があって、でも実は強く自立していて、きっととても魅力的な女の子なのだろう。29歳の奈央子さんからも、ものすごく嫉妬されていた対象だし。
わたしが一番注目していた人物は西崎真人。“ものすごく綺麗な顔の人”として描写される作家志望の青年。幼い頃に母親から虐待を受けていて、それを愛だと思うことで消化してきた、アンニュイな雰囲気が漂う男の子。美しい妻、奈央子さんと不倫関係になる。ドラマ化されているという本作だけど、この魅力的な人物を誰が演じたのか気になる。(先入観がないように、読んでいる途中は誰が演じてるか調べないようにしていた)

「究極の愛とは罪の共有」
湊かなえ作品は過去に『告白』や『母性』を読んで、目を背けたくなるような人間のダーグな部分を描く印象だったけど、この作品は「大切な人を守りたい」というのが全員の行動の動機になっているのが新鮮だった。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

同じ出来事が、いろんな人目線で書かれていて、どんどん事実が明らかになっていく点がおもしかった。
DVや、虐待など少し過激ではあった。
野口夫妻の殺され方は意外だった。
傷を負うことで、愛されていると誤認してしまっていることは恐ろしいと感じた。

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2026年06月07日

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其々過去やコンプレックスがあって、目的があって、あーみんな現在を生きているなと。

時間軸が変わりながら展開されていくけど、凄く読みやすかった。少しずつ回収していく感じが面白くてすぐ読み終わった。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

エンタメイヤミス小説として、先が気になってサラサラ読める。
反面教師にしたい人物がゴロゴロでてきた。

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2026年05月29日

購入済み

おもしろい

語り部が変わるのでそれを追いつつ一気読み。
それぞれが語る物語を繋げようとしても繋がりきらない。きっとNのために動いているからだと臨場感をもって読み終えた。
湊かなえさんの本は初めて読んだけれど、リズムが心地良くて他の本も読んでみようと思った。

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2020年12月13日

Posted by ブクログ

まずこの作品で一番好きなのがタイトル。最初は「?」だったけど、物語を最後まで読むとほんとに悲しさと喪失感が溢れるというか。。。
殺人の動機も状況も何もおかしくない。でもその裏には一人一人がNのために動いていたから、、。

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2026年07月09日

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ネタバレ

イヤミスは気持ちが元気な時にしか読めないので、今こそその時だと思い(あえて嫌な気分になりに行くこの感情をベニグン・マゾヒズムと言うらしい)、湊かなえ作品を引っ張り出してきた。しかし、この作品はイヤミスというより愛情の物語だった。

序盤から登場人物の発言や回想の食い違いに違和感を持ちつつ読み進めていくと、少しずつ謎が解けていくスッキリ感が心地良い。そしてその違和感の正体は、お互いがNを思ったが故のすれ違いだったとわかっていく。

しかし、はっとさせられたのは、そのNの中には自分自身も含まれているのではないか、と気づいた時。野口に作戦をばらしていた杉下も、自己を肯定するために嘘を決めた西崎も、誰かのためだけではなく、結局は自分のためでもあったように思う。愛情の物語であると同時に、その愛情がどこまでも自分自身と地続きだったのかもしれない。そこにこの作品の怖いところがあるように感じた。

そう考えると、西崎のストーリーだけ手厚かったような気がするのも、単なる気のせいではないのかもしれない。作者は文学とすることで何かを昇華していた…?

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2026年07月05日

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一連の事件について、背景や矛盾点が段々明らかになっていって、少しずつ穴埋めされていく感覚が気持ちよかった。没入できた。
だけど、全て読み終えて「だから何なんだ」という感情しか湧かなかった。
ドラマで補完したい。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

湊かなえさんの純愛ミステリー

最後4人のNがそれぞれの思いを馳せる人が判明するシーンが鳥肌もの

イヤミス度はそこまで高くないが、あらためて『愛』の形を考えさせられる作品

自分は暴力で愛を表現するのは違うと思うが、そこに至ってしまう環境を考えるとそうなる人もいるのかぁ
と考えてしまい、胸が少し苦しくなる

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2026年06月21日

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正確には2.5
有名な作品かつ湊かなえで期待してたけど、nのために動くそれぞれの思惑の深さにも欠けるし、良くも悪くも話が色んなところに飛躍して本筋の話にのめり込みにくい。結末も、うーん、期待してただけに、、。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

少し若い頃に連ドラでやっていたなと思い、読みました。
第1章から事件のほぼ全貌が明かされ、そのあとに続く章がそれぞれの過去を辿るというサスペンス。
大きな流れはわかり、事件の原因や個々のキャラクターなどはわかったが、何というか同じ場面が何度も出てきて少しくどさを感じたり、第1章と真相の違いやそれぞれの本心がわかったところで、何なんだろう、という感じの作品に感じてしまいました。
立て続けにかなえさんの著作を、しかも名作を読み漁ったあとだからか、そんな印象を持ちました。
西崎がとても良いヤツだなということが、中盤から終盤にかけて感じたことでした。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

みんなそれぞれの「N」のために行動し、嘘をつく。
全ての真実は読者しか知らず、当人たちは真実を知ることはなく、「N」を守るために真実をも追求せずに終わる。

分かりやすい構成で予想通りの結末だったから
ミステリーとしては少し物足りなさがあったかな。

究極の愛とは、罪の共有か〜
愛ってなんなんだろうね、、

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相は拍子抜けでしたが、主題はそこではなく各登場がどうしてそのような行動を取ったのか?にあると思うので一気に読めた。杉下がNへ抱く想いは切なく感じた。野口夫妻は舞台装置感が強かったのが残念。ドラマ版も観てみたい。ラスト、そんな悲しい伏線を回収しないで....。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

​湊かなえの作品らしい「イヤミス」のドロドロ感を期待して読むと、そうした要素は意外と少なく、少し拍子抜けするかもしれないと思った。また、複数人の視点や過去と現在が複雑に入り組む構成になっているため、関係性を整理しながら読み進めるのは個人的に結構大変だった。(私の力不足です。)
しかし、登場人物の一人である西崎の最後のエピソードには、何とも言えない苦しい気持ちにさせられ、強く印象に残っている。恋愛要素が強く、切ないミステリーが好きな人におすすめしたい。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかったが
勝手に期待しすぎてるとこがあって☆3
一人ひとりエピソードが胸が痛かった
ミステリーというより
切ない恋愛ストーリーだったかな
杉下と西崎は幸せになってほしい

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

ドラマが好きで読んだが、ドラマの方が面白かった
複数の登場人物が異なるNのために取った行動によって事件が起きてしまう。という内容がドラマの方がよりしっかり深く描かれていた気がする
ドラマが良すぎたのかもしれない
サントラとかも好きだった

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

昔ドラマをみた記憶をたどりながら一気読み。

みんな、誰かのために歪んだ愛情を確認(証明したい)話だった。一方通行の愛ばかりで、登場人物の過去がまさに逃げられない鳥籠のように苦痛。
どんどん読み進められたけど、内容が重いので読後は疲れました…。

暴力を愛情だと被害者が肯定し始めたら、誰にも助けられない。DVの当事者ってこんな心境なのだろうか?

●愛情とは何か?
誰かのためを思ってしても、相手が望んでいないことは愛情にはならない。
相手を尊重し、本来の自分らしく振る舞えることが愛情ではないかな。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラブストーリーミステリーとして面白かった。
けど私が女流作家ばかり読んでるなって気づいて批評的に見てしまった部分もあるかもしれないけど、男性の内面の描き方が若干傲慢な気がして気になった。

あとドラマも見たけど、小説の方が好きでした!

希美が強い女性でカッコよかった。彼女は他の人に自分の傷の処理を委ねていなくて、想像の世界だけで他人に背負ってもらっていて綺麗な傷の癒やし方をしている気がした。
反面、西崎さんは頭では理解できていても、傷ついた過去を認めてもらいたくて愛されていなかった過去を否定されたくて、そこに第三者を求め続けてしまっていた。
自分の負った傷を癒す過程に存在した他者は対等な愛を分け合える人にはなれない気がした。傷をかすがいにした愛は愛にはなれないのかも。過去の可哀想な自分を自分の力で完全に受け入れてこそ自立して愛を得られるのかなと思った。


男に頼って生きていく女もテーマの一つだと感じた。主人公たちを翻弄することになる女性は、自立して生きていけているとはお世辞にも言えない状態であった。それ故に夫に振り回され人生を棒に振りしがみついてしまっていて、希美はそれを見て一人で生きていくと望んでいた。
プライドもあり働こうとしない母、自立できない一方で経済力を握っている父に従属したくない気持ちや、理解なく語気の強い父。折り合いがつかずにいる二人の中で育って、そんな環境が希美と少し重なった。
人に頼るには強さが必要な一方でめっぽう弱い状態で、人生を委ねるのが恐い。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どのNのために、登場人物は身を捧げているのだろう。
ヒロインが家族を守るため、父の再婚相手に土下座するのがいちばんいやなシーンだった。
伝わってなくても、自分がこうしたかったからととった行動。弟の心を守るために。それに後悔がないならばいいけど……

2026年6月再読
湊さんの文章はひっかかりが少なくて読みやすい。先が気になるのでぐいぐい惹きこまれる。
そこにやばい過去の虐待経験とかを出してきてあああ~となる。みんな苦しみを抱えていたんだね。それを持ち寄ってどうにかこうにか生きてるのに、相手を想うあまり、すれ違ってしまう。
人間だな……と思った。

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2026年06月18日

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