【感想・ネタバレ】Nのためにのレビュー

あらすじ

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか? それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでる途中にNってもしかしてみんなのイニシャルじゃんと気づき衝撃。
のぞみの境遇に胸が苦しく、弟のためにもあの女に頭を下げてるのが悔しかった。
わたしは成瀬派です。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前に見たドラマ「Nのために」がすごく良かった。
でも細かい展開や結末は忘れてしまっていたので、小説を読むことにした。

登場人物が語っていく形式で始まる。
場面も変わって行くけど、ドラマをみていたから、記憶が蘇ってきて、どんどん読み進めていける。

希美のお母さんが壊れていく場面はとても辛かった。
希美と成瀬くんのシーンは、榮倉奈々と窪田正孝の2人が完全に頭の中に再現されて、すごく良かった。

西崎の灼熱バード、過去の自分の体験を文学にしたもので、内容は酷くて読むのもしんどくなる。

最後、希美の告白、安藤のためだったんだ。
安藤は何も知らず、世界へ。

またドラマ見たくもなったけど、
小説で読めたから満足した!

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あんまり記憶はないけど、切なさに満ちた純愛ミステリーは多分そのままなんだと思う、湊かなえの中で始めて読んだ本、結構好きだった気がする。
罪の理由が、愛であっていいはずがない、みたいな。それも愛で美しいと思うの

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじに切ない純愛ストーリーと書かれていたのでもう少しスッキリした話かと思っていた。しかし思ったよりも悲劇的だった。みんながそれぞれNのために動いた結果、結局は想定できる中で最も残酷といえる終わり方をしたのが湊かなえらしい嫌な読み味といえた。もちろん他の作品に比べたら胸糞の悪さより切なさが強かった。読んでいる途中で、この人はこのNのために行動したんだとわかっていって、杉下は当然成瀬のためだけに動いていたものだと考えた。しかし彼女は全てのNのために嘘をついていた。しかもそれを本当の意味で墓場まで持っていくつもりなのだ。究極の愛を感じた。この作品を読んで、人によって見え方が異なるという当たり前のことを改めて思い知った。そういうことを問いかけてくるような作品はなかなかないので感動した。全員が過去と今が混ざってしまうときがあり、幼少期の出来事が現在の考え方や行動に濃厚に関わっている人が多かった。人間結局はそういう部分があるのだと思う。自分らしさを突き詰める一方でなんだかんだ家庭環境は大切なのだろう。個人的に1番心に残ったセリフは、西崎が「殺人の動機が愛だということにしてはいけない」(少しニュアンスが異なるかもしれないが大体こんな感じだった)だ。彼の過去を踏まえると本当に重い言葉といえる。
この作品全体を通して、恋人や家族というはっきりとした名前やレッテルのつけられない関係性の尊さ、愛の残酷さ、それでも人を愛したいという人間らしさを読み取った。素敵な作品だった。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10年後に明らかになる事件の渦中にいた人たちは、みんな同じ「N」というイニシャルを持っていて、パズル感覚で読んだ。 「望郷」以後、湊さんをもう少し読んでみたい気持になった。

杉下は瀬戸内の小さな島から進学のために東京に出て、ボロアパートの一階に住んでいる。たまたまとなりに作家志望の西崎が居た。台風が来て床上浸水のため世話になった二階の部屋に、安藤が住んでいた。

暫くぶりに島に帰省して同窓会に出た。そこで成瀬に出会う。彼はアパート近くのレストランでアルバイトをしていた。

殺人事件が起きるのだが「N」がつく野口夫妻が死ぬ。
主要な人物の名前には姓か名に「N」が付いているので、「N」のためにというタイトルは、誰が誰のために行動したかという読み方が、最終的な課題になっている。

杉下と安藤は清掃会社でアルバイトをしていたが、その会社はスキューバダイビングの資格を取らせてくれるというので、二人で申し込んだ。安藤は就職活動中でそれが大きなスキルになると思った。
資格を取り、仲間と出かけた石垣島で野口夫妻と出会い、偶然に将棋好きの杉下と安藤は、野口氏と趣味が合う。帰ってからも自宅に招かれるようになった。安藤は希望通り大手商社の内定を受けたが、そこに野口氏が居て、希望の部署に推してもらった。

野口夫妻宅で妻が刺殺され夫が撲殺された、そこに西崎が居合わせ逮捕された。彼もそれを認めた。

野口夫人は夫の暴力から逃げることも出来ず、外から取り付けたチェーンで閉じ込められていた。顔見知りになった杉下、西崎は幼馴染の成瀬を加えて夫人を救出する計画を立てた、が失敗、夫人と付き合いがあった西崎が逮捕され10年の実刑を受けた。

警察の事情聴取でその日の行動を述べた。
犯行時の行動はつじつまが合って、全員が開放された。


そして10年後。杉下は余命わずかと宣告されて療養中だった。
それぞれの真実がここで明らかになる。一人ずつの過去、野口夫人救出計画の際の4人の動き。
表立った計画的な行動は、警察で述べた。だがその裏に、お互いの真実が隠されていた。


湊さんの作品は、「告白」をまず読んだが、本屋大賞と知っても、少し読んで、自分とは合わない作家だと決め付けていた。
今回広告や批評でもう一度と思って読んでみたら面白かった。

ストーリー展開が上手い。ます表向きの話で切り抜けた警察聴取。野口夫妻の家庭事情と、職場が同じだった安藤の立場。急遽計画に加わった成瀬。そう来たか。

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2026年02月14日

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ネタバレ

究極の愛の物語。
昔ドラマで観てたけどうろ覚えなので再び原作を手に取ってみたくなった。

登場人物達それぞれの視点で語られるにつれ、第一章の供述がどんどん崩れていって、真相が明らかになっていくのが面白かった。
解説にもあったようにまるでパズルを組み立てていくような。
読みあわった後はパズルが完成したようなスッキリ感を味わえた。

灼熱バード、西崎の過去、心痛くなる。

とりあえず西崎、いや、みんな幸せに生きてくれ


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2026年01月27日

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ネタバレ

本質的な恋愛小説
章ごとに一人称視点が切り替わる構成

奈央子のため、希美のため、望のため、成瀬のため
それぞれの頭文字、Nのために
1番大切な人が、1番傷つかない方法を

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3.6

読みやすい。
王道ミステリーではないしどんでん返しという程のことも起こらず、「あ、あの時って実はこうだったんだ」くらいでじわじわ答え合わせされていく。

高級マンションに住むとある野口夫妻が亡くなった。何故かその時、同じアパートに住む人達が野口夫妻が死ぬ時に居合わせていた。これは偶然なのかという話。

それぞれが皆、誰かを想って行動していた。
NのためにのNは対象者のイニシャル。

この本の分かりにくいところは必ずしもそれが異性としての恋愛的な感情だけではないところだと思う。

野口夫→妻
野口妻→夫
西崎→野口妻、杉下
杉下→西崎、安藤、同級生
安藤


そして、愛とはなにか、がこの本の軸になっている。
西崎は幼い頃母親から虐待を受けていたが、それは愛情だと思いたかった。自分は母親に愛されていたんだと。そしてそれを誰か第三者に認めて欲しかった。それ故に小説を書く。しかし、なかなか他人から認められることはない。そこで野口妻に出会い、同じように野口妻も夫から暴力を振るわれているがそれを愛だと思いたく、2人は同じ想いから傷を舐め合うようになる。野口妻はただ夫だけを愛し、その愛が本物だと証明したかっただけだったが、西崎からしたら自分を救ってくれた唯一の存在だと野口妻を思うようになる。

杉下は愛とは罪の共有だと言う。これは過去、自分を救ってくれた同級生の罪を庇ったことにある。
そして、また西崎に対して、今回の野口夫婦死亡事件において西崎は殺していないが、犯人として名乗り出ることを黙認する。

西崎の考えは到底理解できない。好きな人が人殺しになること、そして母親を見殺しにした罪をここで償いたい、野口妻は夫を愛していたことを理解した上で愛が殺人の動機になってはいけないと、自分が殺したことにすれば復讐が殺人の動機になる、そう考えて犯人だと名乗り出る。

杉下にとって愛は罪の共有。西崎にとって愛は、、
杉下の影響を受けたことによって、野口妻の罪を被ることが罪を共有すること、つまり愛としたいのか?
そこら辺はイマイチよく分からない

また、この話で大きいポイントとなっていた、野口妻が自殺する時に、家から出るように指示をする。だが杉下、西崎はチェーンが外からかけられて出れない。
このチェーンは安藤がかけたもの。この意味がよく分からない。なにかそこに理由があって欲しいが、たまたまだと本文では説明されている。そして安藤の存在自体がこの本のキーにもできそうだが、ただ存在しているだけでもったいないことになっているとも思う。
チェーンをかけた理由が何かのためだったとか、最後に判明していたら……この本の面白さは増していたような気がする。ただ、なにか意図がもしかしたらあったのかもしれないが、読み取れない、、

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2026年04月05日

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