ユーザーレビュー 化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス / 鈴木美朋 昨年、観るつもりのなかった「Barbie」を猛烈に薦められて観て、猛烈に心動いた以上に、超猛烈な感動です!おもしろく、痛く、深く心揺さぶられました…1986年男女雇用機会均等法第一世代の女性が部署に入ってきて、3年後、彼女が結婚するという報告を受けた時に「おめでとう!で、いつ会社辞めるの?」と発言し...続きを読むたこと、今でもその当人から揶揄されます。その人はもちろん寿退社などせずに仕事でも頭角を表し、その分野での第一人者に、そして会社でもリーダーの一人になっています。不適切にもほどがある黒歴史です。お恥ずかしい限りです。その遥か以前の1960年代がこの物語の舞台です。光文社新書の「アートとフェミニズムは誰のもの?」を読んだ時にジャクソン・ポロックとリー・クラズナーの関係を知り動揺しました。アートという感性領域でももちろんですが科学というアカデミズムの世界ではさらなるジェンダーギャップの積み重ねがあるのでしょう。mRNAでノーベル賞を受賞したカリコ博士の闘いも思い出されます。そう言えば、東工大の入試の女子枠の問題もありました。差別の解消なのか、逆差別なのか…エリザベスの問題は今も続いているのが、この本が600万部も売れている理由なのでしょう。本書の中の徹底的な悪役たちを嗤うこと、本当に出来るのか、30年前の発言のようなコンサバ成分、今の自分には皆無なのか?自問自答させる苦さも感じる読後です。 Posted by ブクログ 化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス / 鈴木美朋 いいっ! ゾットの強さに憧れつつ、逆境を乗り越えていくのを全力で応援したくなる。とってもスカッとする作品。 こういう人が世界に勇気を与えていく。なんとなくの当たり前に疑問を呈していく。女性の幸せは結婚であると周りの合意がある世の中で育った私にはドンピシャでした。こういうロールモデルが欲しかった。...続きを読む 1人の観覧者の人が夢を叶えたところはウルっと来てしまった。 やりたいことをやる、なりたいものを目指す、カッコいい Posted by ブクログ 化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス / 鈴木美朋 1960年代、女性が社会進出するのを拒む男性たちの醜さとそれに負けずに我が道をいく主人公科学者エリザベスの奮闘物語。出会ったキャルヴィンとの唯一無二の愛と信頼が不幸な事故で壊され、妊娠を理由に解雇される。マッドの出産、シックスサーティとの出会い、そして何より料理番組での化学の授業など愉快なエピソード...続きを読むと不愉快な出来事のてんこ盛り。権力を握っている男たちに腹を立てながら、最後にやっとスッキリ。非常に面白かった。 Posted by ブクログ 化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス / 鈴木美朋 前半はすこし取っ付きづらい部分があったけど、中盤以降はテンポよく物語が進んでいって一気に読み進められた。化学が好きな人はもちろん、嫌いな人でも気持ちよく読める本。 Posted by ブクログ 化学の授業をはじめます。 ボニー・ガルマス / 鈴木美朋 くそみたいな男性が多すぎて読むのがつらい。 エリザベスやマッド、ハリエット、フラスクが「でも」とか言わなくていい世界を追求しましょう。 Posted by ブクログ ボニー・ガルマスのレビューをもっと見る