作品一覧

  • 化学の授業をはじめます。
    4.7
    1巻2,600円 (税込)
    世界500万部、「2022年最も売れたデビュー小説」 60年代米国、未婚のシングルマザーの化学者・エリザベスは男社会で大奮闘するが――世界が共感した痛快エンパワー&エンタメ小説! Apple TV+『レッスン in ケミストリー』原作

ユーザーレビュー

  • 化学の授業をはじめます。

    Posted by ブクログ

    科学者の主人公がテレビで料理番組をやる話かと思ったら、ぜんぜんそんな簡単な言葉で説明できる本じゃなかった。
    1950年代の女性の立場がどんなものだったのか。
    あとキリスト教?神への信仰の強さも感じた。
    色んな辛いことが起きる中で、エリザベスの筋の通った言動が周りの人の意識を変えていく様子。
    読んでいる私も今日から行動を変えていこうと思えた。
    エリザベス、カッコ良い女性だ。

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    2025年11月18日
  • 化学の授業をはじめます。

    Posted by ブクログ

    1960年台のアメリカ カリフォルニアで女性化学者でシングルマザーのエリザベス・ゾットが、料理番組に出演する。彼女の科学的な料理の説明、そしてその時代にそぐわない姿勢が視聴者の心をつかんでいく。

    主人公のエリザベス・ゾットは非常に魅力的なキャラクターである。すべての人間がその生まれによる役割にとらわれず、自由に選択し認めれるべきという、1960年代にはまず受け入れられない在り方を押し通す姿勢はカッコいい。これは60年以上たった現在でも成し遂げらえていないので、非常に刺さってくる。

    また主人公の周りにいる娘(マッド)、犬(シックス・サーティー)、ご近所さん(ハリエット)なども魅力的である。エ

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    2025年11月03日
  • 化学の授業をはじめます。

    Posted by ブクログ

    エリザベス・ゾットの強すぎる信念に惹かれてしまう。

    1950年代のアメリカを舞台とする1人の女性化学者の物語。女性差別や偏った社会通念のおかげで多くの女性は社会進出が果たせず、結婚して子どもを産み育てることが望ましいとされる中、信念を持って子どもを育て仕事をし研究を進める。そんな「強い」エリザベス・ゾットの前に立ちはだかる障壁は偏見に満ちていて汚く読んでるだけで心が荒む。一方、少しずつ増えてくる彼女の支援者たちは心が温かくチームエリザベスとなっていく。

    たぶんひとりで信念は貫けない。それを支えてくれる人や理解してくれる人がかならず必要だと思う。自分の人生が豊かになるためにはそんな人たちとど

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    2025年10月26日
  • 化学の授業をはじめます。

    Posted by ブクログ

    すごく読みごたえのある本だった。ひさしぶりに、やらないといけないことを差し置いて読み続けてしまった。

    主人公のエリザベスは、すごく優秀な化学者だが、女性だという理由で理不尽な扱いを受ける。対等に1人の化学者として接してくれるキャルヴィンに出会うが、後に悲しい出来事が起こる…

    エリザベスにこれでもかというぐらい、困難が降り注ぐのだが、彼女の自分に正直な真っ直ぐさや、強さ、とても大きな熱量を持って立ち向かい、そして周りを変えていく。

    私も、登場人物と同じように、普通に縛られず自分の本当にやりたいことをやるために努力を惜しまない彼女の真っ直ぐな姿勢に勇気をもらえた。

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    2025年10月08日
  • 化学の授業をはじめます。

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった!
    時代背景のシリアスな場面もありながら、ウィットに富んだユーモアに溢れ、一気に主人公の魅力に惹きつけられました。
    読み終わるのが寂しくなる程。

    0
    2025年10月05日

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