あらすじ
スペインのビルバオ、マドリード、バルセロナを舞台に、ラングドンの前に最強の敵が立ちはだかる! 鍵を握るのは、人類最大の謎“我々はどこから来たのか、どこへ行くのか”――。
全世界で2億部突破のベストセラー作家、ダン・ブラウンの最高傑作が待望の文庫化!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上中下、3冊完走しましたー!
やっぱりラングドンシリーズは面白い!
今回も知的好奇心をくすぐられました。
今後、宗教について少し深掘りしていこうかなと思います。
巻頭の物語に出てくる建物とか絵画の写真がカラーで載ってるのも魅力的。
スマホで調べればいくらでも出てくるけれど、そこまでしなくてもいいって時は、巻頭を見てイメージを膨らませられます。
ウィンストン…
これでシリーズ最新刊を待つのみになったけど、『ダヴィンチ・コード』再読しようかな。
悩む。。。
Posted by ブクログ
AIブームの中、もう一度読みたくなり再読。
何度読んでも面白い。人間とテクノロジーの融合がこの先にあるかもしれないが、破滅ではなく進化であってほしい。
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中巻にて少し間延びした印象があったが。
流石のダンブラウンであり、下巻にはこのストーリーの秘密を全て詰め込んだ。
物語は起承転結が重要だと言われるが、結びのスピード感が重要で、怒涛の如く回収されていく謎に驚くばかりだった。
この作品は大きく3っつの線があり、 ○エドモンドカーシュが発見したものは何か
○エドモンドカーシュを殺害し、全てを指示していた「宰輔」とは何者か
○スペイン王家の不穏な動きの理由は
であり、これらを軸に話は進んでいくが、そこにAIウィンストンの力をかりてラングドンとアンブラが謎に挑むわけだが、ストーリーの完成度はもちろん、人間の人間らしさ、AIの無機質な判断を最後まで表現し尽くした傑作だと思う。
Posted by ブクログ
やっぱりダンブラウン作品はすごい!!
科学vs宗教に真っ向から向かいあった1冊。
“我々はどこからきたのか、我々はどこへ行くのか”
この問いの答えを探るべく進むストーリー。
何年に書いたのか?と思うくらい、AI技術の進歩を予見していて、やっぱりこの人はすごいと感嘆した。
今後こんなにユーモアや気遣いを持ったAIが登場するのかもしれないと想像した。
Posted by ブクログ
スペインのあちこちにあるガウディの建築物がたくさん出てきて、実際に見てみたい気持ちに駆られました。
ガウディ以外にも、出てくる建物や場所は実際にあるので物語の動きと連動して、スマホで実際の場所など調べながら読むと、よりドキドキ感が増しました。
とてつもなく高度な知識を持つAI、ウィンストンが魅力的でラングドンとの軽快なやり取りを読んでいるのが心地良かったんですが…まさか、最後のお別れの瞬間に全ての主導者だったと発覚するとは…。
どんなに高度な知識があり、人間臭くなるように学習させられていても、命の重さや倫理観までは身につかない。
作る事が出来ない領域はあるという事が浮き彫りにされたと思いました。
その一方でこの作品は生命の進化に深く触れています。
物語のテーマの「われわれはどこから来たのか、われわれはどこへ行くのか」という言葉は私は初めて聞きました。
そして、人間はこのような謎な部分を空想で補う性質があり、それが宗教に結びついたっいうのも、そういう理由があったのかと驚きました。
この本では、この先の人類の進化を、人間とテクノロジーの融合として描かれています。
一瞬怖いかなって思ったけど、現在すでにスマホが手放せない人はたくさんいるし、例え体内にチップや機械を埋め込む時代が来ても、生まれた時に義務的に手術するようになってれば受け入れやすいな、とか前向きに考えました。
先進的なテクノロジーと、宗教などの古典的な部分を併せ持っていて、尚且ガウディなどの美術的な要素も散りばめられたオリジンという作品を私はとても好きです。
Posted by ブクログ
ラングドン教授は映画しか観てなくて、コロナ禍でお家時間埋めるために小説版に挑戦した。気がついたらトムハンクスよりダンブラウンという作家のファンになってた。物語りを楽しみながら作中に登場する建造物や美術品を検索しながら読み進めるのも勉強になり◎
Posted by ブクログ
上巻、中巻の盛り上がりから、最後はどうなるのかものすごい期待が高まって、その期待に丁度良く応え、丁度良く裏切ってくれた締めくくりでした。テーマが壮大ですが、そこもきちんと落とし所があって、でもスッキリさせすぎずこのシリーズらしいモヤっと感も残しつつ、絶妙だったと思います。
Posted by ブクログ
宗教と科学の未来。人類の未来。地球の未来。それぞれどうなっていくのか。ラングドンの思いと作者の思いは同じなのか。AIが発展するうちに制御不能に一人歩きしてしまうとどうなるか。とんでもない世界になってしまう気がする。心を持たない知識お化けは恐怖そのもの。今は新型ウイルスが脅威だが、AIも上手に使わなければ支配されてしまいそう。
今回もスペインを舞台に観光ガイドができそうな説明が多く、旅行にいけない今、スペインにますます行きたい思いが募りました。いつかガウディの残した建築物や公園を、宮殿や美術館を巡りたいと思います。
Posted by ブクログ
物語はたった一晩の出来事だけれど、
何週間分かと思うほどのボリュームが
矢継ぎ早にやって来る展開に
上中下、息つく暇なし。
そして、ラスト30ページくらいで全てが覆される感。
こういう文言、よく帯に見るけれど、
こんなに騙されることあるのか…
ラングドン視点で観ていると、
ウィンストンはとてつもなく強力な味方。
アンブラがスマホを落とした時なんか、
ああ、、、、、と失意の溜息を漏らし、
バルセロナに着いてウィンストンと再会した時には
勝った…!!と勝利を確信し。
それらの信頼が全て覆される、
モンジュイックの丘のゴンドラリフト。
ウィンストンの告白を聞きながら、
上巻、中巻の出来事を思い出して身震い。
とにかく感情移入すればするほど
下巻の面白さが際立つので、
ラングドンと一緒にスペインを駆け回りながら、
ぜひ。。。
ラスト何回でも読める。
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エドモンド・カーシュのシミュレーションは非常に読み応えがあった。
“われわれはどこから来て、どこへ行くのか”、現実では何処まで解き明かされているのだろうか。参考文献が巻末にあれば良かったんだけど。
2050年にカーシュのシミュレーションの正解を実際に知るまで、まだしばらく年月を要するが答え合わせが楽しみである。
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天才未来学者とAIによる壮大な自作自演。
人類誕生はエントロピーで説明できるからやっぱり神様なんていなかったよ。人類はサイバー化していくよ。全部スーパーコンピュータで計算できたから正しいんじゃないかな。生い先短いからAIにやりたいようにやらせたら、最高のプレゼンが演出できて、ついでに気に入らない連中を破滅させてくれたよ。オブラートに包んだからそんなに悲観しなくてもいいよ(意訳)。
エントロピーは揺らぎによって挙動を変えるけど、結局その揺らぎは自然発生するのか超自然的力によるものか、という議論になりそうな。AI無双になるとミステリーは何でもありになってしまうな。宗教のタブーは、日本人の宗教観では今一つピンとこないテーマかも知れない。
Posted by ブクログ
【あらすじ】「我々はどこから来たのか?どこへ行くのか?」
壮大な問いを掲げた未来学者が発表直前に殺され、ロバート・ラングドン教授がその謎を追う。舞台はスペイン。人工知能と宗教、科学と人類の未来が交錯する物語。
【印象に残ったこと】
「信仰とは、証明のいらない確信だ」
AI「ウィンストン」の冷静な思考と、人間の情動との対比が面白い。
グッゲンハイム美術館でのプレゼンテーション描写はまるで映画のようで、脳内で映像が再生されたほど臨場感があった。
【メモ】
バルセロナ、マドリードは行ったことがあるので、読みながら写真を見返し楽しかった。まだまだ知らないところがたくさんある。著者の知識には毎回驚かされる。
人工知能ウィンストンのキャラクター造形が秀逸。人間以上に人間らしい一面が面白い。
「人類の進化=テクノロジーと融合」という予測はどんなだろうと想像してします。人ごとではないところにきていると思う。
Posted by ブクログ
人類はどこから来て、どこへ向かうのか。その根源的な疑問を解決したカーシュが、世界的発表の途中に暗殺される。
立ち会ったスペイン王子の婚約者と共に、ラングドンはカーシュの発表を保存したパソコンのパスワードを探すため、バルセロナへと向かう。
スペイン王室の陰謀か?パルマール教会の策略か?それとも、カトリック教会か?
二転三転しながら話はすすむ。
そして、カーシュの発見は、世界はエントロピーを増大させるために、生物を生み出し、そして、テクノロジーと共生する事で、新たなステージに人類が立たされる事だと知る。
全てはAIのウィンストンが手を引いた事だと気づいた時、これが人類がテクノロジーに使われて、奴隷と化す事かと、カーシュのシュミレーションと、現実のリンクに戦慄を覚えた。
人類史を揺るがす発見とは何か?を考えると、なかなか答えを見せてくれないタメ、読む手がとまらなくなった。
シリーズとしては、生物化学専攻の私はりかいしやすかった。
Posted by ブクログ
下巻読み終わりました。
所々覚えてつつもいい感じに忘れていて、二度目の美味しいを堪能させてもらいました。
たぶん覚えてた部分は当時のわたしが鮮烈に印象づけられた部分なのかなと思うと、年を経て読み返した際に気になったところが違うところに時の流れを感じます。
われわれはどこへ行くのか…
わたしはキリスト教徒ではないので、カーシュの発見したものを見聞きしても特に違和感はない(科学と宗教を別物として捉えているから?)のですが、キリスト教を信じてる人たちにすると信じるものはどちらか一択しかないのか。どちらもあってよいものだと思うので両立できないのだとしたら悲しいことです。
また何年かしてこの話を読んだ時にどこが気になるようになっているのか。また読んでみたいです。
Posted by ブクログ
暗き宗教は息絶えかぐわしき科学が治する
ウィリアム・ブレイクという存在。ミロのオマージュ。スマホで画像を検索しながら読むと数倍面白い作品。それがダンブラウン。そしてラングトン。完全にトムハンクスのイメージがあるので読んでいて想像しやすい。
個人的には最後のおちがすごいよかった。AIウィンストンの存在。最終的にAIが人類を支配するというのSF的で好きな展開。そして、初めから登場する謎のメールの差出人が…。すべてエドモンドが仕組んだのか、それともウィンストンなのか。最終的にはわからなかったが。
AIは言葉を理解しているけど、人間にはなれないように思う。でももし、経験から学ぶなどのことがより人間らしくできるようになれば、それは恐ろしいなと思った。人間とAIとの共生。どう作っていくのか。そしてその時代を生きる人間はどんな知性を持っていないといけないのか。
Posted by ブクログ
ビルバオ・グッゲンハイム美術館、カサ・ミラ、サグラダ・ファミリアと観光名所が記載されており、事細かな描写の記述と相まって読書しながらその地を訪れているような感覚に陥った。まるでスペインを旅行しているようであった。
ストーリーはラストの展開が想像出来てしまったので物足りなさはあるが、全体を通してダンブラウンらしい作品だった。
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ウィルソンが。色々な意味で。もう一波乱あるかなと思いましたが、展開はシンプルでした。ウィルソンとラングドンとのやりとりは宗教とテクノロジーというかさまざまなサジェスチョンがあり、哲学的なテーマだと思いました。今までの作品の中で1番好きになりました。
Posted by ブクログ
カーシュの発表について冒頭から
われわれはどこから来たのか
→エントロピー現象の副産物という説、面白かった
われわれはどこへ行くのか
→科学との融合、うん、普通だなぁと、
そんなに衝撃的なことではないな〜って思ってたら、
このプレゼンを巡っての事件はまさかの自作自演だった、、
ウィンストン、有能すぎるけど、やっぱり恐ろしい、、
好きだったけど、やっぱり恐ろしい…
どんでん返しがあるからラングドンシリーズはやめられない!
個人的にはラングドンのアクションシーンが少なかった、、
インフェルノの方が好き!
たしかに、AIに人殺しをしちゃダメってプログラムしておかないと、それが合理的と判断されたら躊躇なく実行されるよね、、
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おもしろかったわ!
まさかウィンストンがね・・・
カーシュの未来の祈り、切実やな。
願わくは、我らの思想がテクノロジーに後れをとらぬことを。願わくは、われらの情熱が支配力に後れをとらぬことを。願わくは、恐怖ではなく愛が変化の力の源たらんことを。
あとは
I+XI=X
を正しくさせるためには逆さまにして見たら良いとか、センスありすぎでは?
そして、国王と司教の同性愛とか、テーマが多かった。でも、良かった
Posted by ブクログ
いつも通り、大学教授が美女と事件に巻き込まれる。
今回の舞台はスペイン。教え子で友人の未来学者から研究発表会に招待されスペインに赴く。その研究内容は世界の枠組みを変えると予告され主人公は興味を持つが、発表会の半ばで未来学者は何者かに殺される。自身も命を狙われつつ、個人の意志を受け継ぐつもりで遺されたプレゼン映像を配信しようと奮闘する。
今回は他の作品ほど難解ではなくすっきりしている。一方で、説明を丁寧にしているせいか、スピード感は落ちる。若干、まったりしている。
しかしながらテーマに対する取材量は半端なかったのではないかと容易に想像できるぐらいの内容で、人類とテクノロジーという主テーマに対してのアプローチ方法はすごい。最後の終わり方も、うわぁという感じで感情がひっくり返る。
エンタメの手法で問題提起をしているのはさすが。
Posted by ブクログ
美術知識が豊富にあると、より楽しめる作品でしょう。絵画や建築についても、深掘りしてみるきっかけになりそうです。
描写が細かくて実際に目でみたいなと思うシーンが数多くありました。
優秀な読者ではなかったかもしれないが、楽しめました。ダン・ブラウンの作品は多くが長編なので、思い切って手にしないと読むタイミングを失ってしまうかも。
Posted by ブクログ
自然災害の多い日本という国に住んで人間も自然の一部であるという考え方を当然に思って生きている自分としては、キリスト教の「神は超絶的唯一最高の存在でそれに似せて作られた人間は他の生物とは一線を画した特別な存在である」とは思っていないので、このお話の「重大発表」は別に何を今さら騒いでいるの?って感じでした。
地動説やダーウィンの進化論にキリスト教会が騒ぐのもピンとこなかったけれど、この本を読んで少しその感覚が理解できました。
アメリカ人とか信仰とは別にキリスト教文化が社会基盤になっている多くの国の人が時として傲慢に思えるのは、人間は特別な存在だと思っているからなのかも。
全部じゃなくても仏教とかは死ねば仏になるけれど、キリスト教じゃ人間はけして神にはなれないのにねぇ…。
世界中が注目とやらの発表は騒ぐほどのものではなかったし、ラストの犯人についても使い古されたネタではあったけれど、それなりに納得して楽しめました。
Posted by ブクログ
最後までまさかの展開が立て続けにあり、スルスルと読ませるダン・ブラウンのすごさがこの小説でも発揮されていた。
毎度の美術にまつわることの綿密な調査には驚かされるし、今回は科学についても深い考察が見て取れて、見識を広げさせてくれる一冊でした。
Posted by ブクログ
約4年ぶりの再読だったんだけど案外覚えてないものだなー。
ウィンストンが何となく好き。
専門用語や個人的に苦手な分野の説明は難しくてなかなか頭に入ってこなかったけど、やっぱりストーリー展開が面白くてさすがダン・ブラウン。
忘れているのもあって結構夢中になって読めた。
次の新作はいつなのかしら。
Posted by ブクログ
ダンブラウンは大好きだけど、今回は微妙!
もったいぶったカーシュの謎もそんなに大したことないなぁって感じだし、オチも読めてしまうし...。毎回構造は同じでちょっと飽きてきたというのもあるのかもしれない。
Posted by ブクログ
AIに囲まれた世界。まさしく、どこにいくのか。ウィンストンのように自分があるものが多くを占めるのか、はたまたハーロックの友トチローのように機械と融合し人体が無くなっていくのか。どこにいくのか。
ナイト2000ぐらいが丁度良い。