【感想・ネタバレ】地面師たち アノニマスのレビュー

あらすじ

100億円という前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた彼らが地面師になるまでを描く、それぞれの前日譚――。司法書士歴20年の後藤は、一人娘の塾代に困るほど、薄給に喘いでいた。そんな中、山中と名乗る実業家から300万円で不正への加担を依頼される。喉から手が出るほど欲しい金額だが、事務所の所長を裏切れないと拒否。だが、事態は一変し!?(「ランチビール」)など、スピンオフ短編、全7編収録。

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Posted by ブクログ

地面師たちの前日譚。
地面師たちで出てきたキャラクターが地面師になるまでのきっかけが詳細に描かれており、どのキャラクターも納得するものであった。地面師になりたくてなったのではなく、ならざるを得ない状況をハリソンが上手く汲み取り勧誘したということであったと思う。ファイナルベッツも楽しみ。

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2025年07月23日

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audible 。5年ほど前に読んだ作品の続編かと思っていたが予習不足でした。続編に続いて出た前日譚の短編集という正体。えらく短いのであれって思ったのです。
彼らそれぞれが地面師になる前のお話でした。なかなか面白かったです。

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2025年04月27日

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率直におもしろかった!
正直、前に読んでから時間が経ち、役回りとか忘れてました。でも思い出すと共に短い中にぎゅっとつまっていました。

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2025年04月26日

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地面師、地面師アノニマスを読んでから本書を読みました。
どれも大好きな作品です。中でもキャラクターも印象的で当然ハリソン山中もいいキャラしてますが、私は特にルイヴィトンこと竹下さんが好きなので、この本にエピソードがあって良かったです。

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2025年11月20日

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狂わせる側の登場人物たちにも過去があった
どん底の生活からハリソン山中と出逢い
狂わせる側へと転身していく

前日譚で犯人たちの過去を知った状態で
本編を読み返したらより一層楽しめる

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2025年11月05日

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それぞれの登場人物が地面師になるまでの話。
ストーリーも良かったが、巻末のピエール瀧さんと新庄耕さんとの対談だけでも読む価値ありです。

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2025年09月30日

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「地面師たち」の登場人物の前日譚。
ハリソン山中の、ヒヤッとするような気味悪さがいい。
それぞれにドラマがあるので、それを踏まえてもう一度「地面師たち」を振り返ると、より面白く感じるかもしれない。

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2025年08月10日

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2025,05.07
こういうスピンオフ作品を見たり、読んだりしたときに思うことはいつも同じ。
オリジナルのキャラクターの「強さ」がスピンオフになると一層際立つということ。
筆者の思惑とは別にキャラクターたちが走り出すからこそ生まれるのがスピンオフ作品だと思うので、そのキャラクターがみずから備える魅力がスピンオフではわかりやすく示されると思う。

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2025年05月07日

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読んでしばらく経ってから、この本が『地面師たち』の前日譚であったことに気付きました。
でも、全く違和感なく入り込めたので、一つの作品としても優れているのだなと思います。
もちろんこの後は、『地面師たち』の本編を読んでいきます。

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2025年04月26日

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ネタバレ

 地面師たちの「その前」オムニパス。長井のが、じんときたな。これからどうやってハリソンたちと出会うのかまでは書いてないけど、それぞれの「人生の狂ったとき」はいつ自分たちに来てもおかしくない悲劇だ。
 それにしても、まるでドキュメンタリーのように時代を映す新庄氏の手腕はすごいな。まだまだ面白いものを書いてくれそうで期待しかない(こういう書き方はすきじゃないけど、使ってしまいました)。
 

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2025年04月01日

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地面師たちの前日譚、スピンオフ短編集。

ドラマ版の役者のイメージが、原作小説にフィードバック。

ピエール瀧演じる後藤が歌う曲のセレクトがいい。

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2025年03月24日

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ネトフリのドラマから入ったので、ドラマを頭に置いて読み進めてしまい少し混乱してしまった。ドラマの脚本が描くキャラクターとは少し変わっていることを先に理解して読めばよかったかな、、長井くん、、、。

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2025年03月03日

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ネトフリの地面師たちを観て、「続きがあるの!?気になる!!!」と即買った本です。ハリソン山中にもう一度会えたことは嬉しい一方、なんだか腑に落ちない気持ちで読み終えてしまいました。ネトフリの新作では本作と場面をがらりと変えるとのことなので、ifだと思って楽しみに待とうと思います。

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2025年12月06日

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100億円という前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた彼らが地面師になるまでを描く、それぞれの前日譚――。

こうやって地面師たちが出来上がったのかぁ〜ととても面白く読めた。
ピエール瀧さんの対談も良かった。
いつか、ぜひドラマを観てみたい!

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2025年11月30日

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あの不動産詐欺事件に関わったメンバーが、どのように“地面師”へと堕ちていったのか。
その来歴を描くスピンオフ7編。どうも、ドラマ化された後に書かれた短編集らしい。

巻末には、ピエール瀧×作者新庄耕の対談。
瀧さんは、実写版で司法書士の“法律屋”役を演じたとのこと。悪役が似合う、確かに犯罪組織の中で静かに牙を隠すような人物像にはよくハマりますね。作者も「俳優さんのイメージをお借りした」と語っていて、ドラマ未視聴でも、その佇まいがイメージされます。

そして短編に何度も顔を出す ハリソン山中。
圧倒的な権力を手にした男だが、そこに至るまでの履歴書はまだ語られない。
彼の過去でもう一作あるのかしら。

地面師に堕ちた人のスピンオフもよろしけど
日本で優良企業と思っていた被害者側のスピンオフとか面白そうなんですが、却下でしょうね。

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2025年11月19日

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地面師たちの登場人物の前日譚
Netflixのドラマにどハマりして小説も読んでみた
ぶっとんだハリソンはちょっとやりすぎ感で興醒め
後藤、麗子は感情移入できました

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2025年10月26日

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地面師たちがどうして犯罪に手を染めるようになったのか?
それぞれの人生が描かれていた。
多くはお金を得るためとの発想が多い中、それだけではなかった人間模様が書かれていて、非常に興味深く読めたので、おもしろかった。

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2025年09月07日

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地面師★3
地面師一作目の登場人物のアナザーストーリーって感じ。それぞれがどういう経緯であのプロジェクトに関わっていたのかを明らかにする。人間が堕ちていく様子が描かれている。

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2025年08月26日

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ネタバレ

Netflixで実写ドラマ化され社会現象となった『地面師たち』の前日譚にあたるスピンオフ短編集。100億円もの前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた地面師集団が、いかにしてその道に足を踏み入れたのかが描かれている。

物語は、後藤(法律屋)、長井(ニンベン師)、麗子(手配師)、竹下(図面師)といった主要メンバーに加え、刑事の辰、大手ハウスメーカーの青柳、尼僧の川合菜摘といった周辺人物にも焦点を当て、それぞれの背景や人間模様を掘り下げていく。『地面師たち』本編での冷徹さや狡猾さの裏側に、こうした過去や人間性があったのかと驚かされる。
たとえば、後藤を主人公に据えた「ランチビール」では、ピエール瀧のエセ関西弁が脳裏によみがえり、麗子を描いた「天賦の仮面」では、小池栄子のツンとした強気な声が聞こえてくるよう。。いずれの短編にも、豊川悦司演じるハリソン山中が登場し、低音ボイスでスカウトを持ちかける場面はドラマの余韻を鮮やかに蘇らせてくれる、ドラマは見ていないんだけど、、、。

本書は単なるスピンオフではなく、映像作品と小説とが響き合い、キャラクターの輪郭をより濃く描き出す一冊でした。読後には、ドラマを見たくなるほどの吸引力があります、、、Netflixの契約していないから見れないけど。

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2025年08月18日

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Netflixドラマ「地面師たち」の前日譚。巻末に作者とピエール瀧の対談もあり、楽しめました。ファンブックのような内容。薄い文庫本で、すぐ読めます。あの人が何で地面師になった?かがわかりました。

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2025年08月11日

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ネタバレ

「地面師たち」シリーズ第1作目の前日譚。
ハリソンの仲間だったキャラクター達が、なぜ仲間になったのか、地面師詐欺をする前は何をしていた人なのか、などが丁寧に書かれている。
「地面師たち」が面白かった人達には、それぞれの人物が掘り下げられているので、楽しめる内容になっている。
個人的に1番可哀想だなと思ったのは、後藤。
20年もプライド持ってやってきたのに、自分のアイデンティティを全否定されて、社会人になると、こういう理不尽、普通にあるんだよね、と妙に刺さった。

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2025年07月23日

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『地面師たち』のスピンオフ短編集。
登場人物のそれぞれにストーリーがあり、人物像となりがあり、それに至るまでの人生がある。
私の知らない世界ばかりで、楽しめた。
しっかり者でソツのない印象のレイコが、実は元不細工で整形を繰り返していたのが印象的だった。

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2025年07月04日

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「地面師たち」の小説においては第三弾!と言ってもいいのですが、話し的には前日譚で彼らがどうして地面師になっていったのかという内容。いわゆるエピソード0ですね。私はNetflixは見ていない。第一弾から小説は読んでいる。あとがきの対談に書いてありましたが、本作はNetflixドラマの俳優のイメージを参考にして書かれたようです。短編集でどの編も読後の感想としては話的にはあんまりかな。。という感じでした。ちょっと強引かな(こじつけ)と思わざるをえない場面も多々ありました。
やっぱりなんだかんだ第一弾の小説が一番面白い。

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2025年06月28日

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この前日譚は、大ヒットしたドラマ版の影響を受けてストーリーを執筆したとの事。短編で構成されているから読みやすいし、地面師たちのファンは読んだら嬉しいはず。

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2025年06月27日

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「地面師たち」の前日譚。
彼らがハリソン山中と出会う前に送っていた人生。
なかなか興味深かった。
そしてハリソン山中の怖さを更に感じることになる。
弱っている人に近付き、仲間にして使う。
変態キャラもまたおぞましい。

2025.5.24

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2025年05月24日

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批評ではなく、登場人物たちに起こる不幸があまりに身近で、エンタメとして楽しめなかった。ただただリアルで辛い。
誰しもの側に地面師と繋がってしまうきっかけは転がっているのではと感じ、読んでいて息苦しくなる。心が元気なときに読んだほうがいいかも。

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2025年05月12日

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地面師たちが、地面師になるまでの話。いずれも結局ハリソン中山が仕掛けている。それぞれが、運命を変えたれて、それこそハリソン中山に引き寄せられていく様はかなりゾッとするものがある。特に長井は、前途洋々たる人生をはっきりと曲げられている。地面師が、大型詐欺を仕掛けたタイミングと時間的な流れを整理しながら読んでいかないと、少し混乱するが、周到に準備されて、仲間にされていることがよくわかる。恐ろしや・・・

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2025年05月04日

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地面師たち アノニマス

**著者** 新庄 耕

**あらすじ**
100億円という前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた地面師たち――。本書は彼らが“地面師”と呼ばれる存在になるまでの前日譚を描いた、スピンオフ短編集。司法書士歴20年の後藤が、娘の塾代に悩む中で不正への誘惑に葛藤する「ランチビール」など、全7編を収録。巻末には、俳優・ピエール瀧との対談「小説と映像、溶け合う境界」も収められている。

**感想**
地面師たちの過去に焦点を当てた物語でありながら、彼らがかつては「真っ当な」職業に就いていたという設定に非常にリアリティを感じました。不動産という大きな金が動く世界において、どこか一線を越えた瞬間に、人は簡単に転落していく――そんな怖さがじわじわと迫ってくる作品です。

「闇金ウシジマくん」などでも感じる、“自分とは無縁の世界”だと思っていた闇の側面が、実は紙一重のところにあるのかもしれないという感覚。それはこの作品でも強く印象に残りました。騙す側も、騙される側も、切羽詰まった状況に追い込まれて初めて、理性では想像できなかった選択をしてしまう。それが現実としてあり得るのだと、改めて考えさせられます。

「自分は絶対に騙されない」と思っている人こそが、実は最も危ういのかもしれない。そう感じさせる描写が随所に散りばめられており、フィクションでありながら現実を突きつけられるような読後感でした。

エンタメ作品として楽しみながらも、現実にこうした詐欺が存在しているという事実に、目を逸らしてはいけないと強く思わせられる一冊です。

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

続編ではなく短編のファンブック的な作品
物語としては緩急なくもう一度!とはなりませんでしたが、1作目で深堀られなかった人物たちの物語を垣間見れたのは良かったです。(地面師たちの世界をまだ味わえて嬉しい的な?)

ドラマの逆輸入もあって、読者も視聴者も楽しめるのでは…!

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

短編集だからスラスラ〜と読み進められる。短編だけど内容の物足りなさは感じず、登場人物の背景を知るにはちょうどいい量。ただ読み返すことはないかも。

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2025年03月06日

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