十字架

十字架

814円 (税込)

4pt

いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。のこされた人々の魂の彷徨を描く長編小説。吉川英治文学賞受賞作。

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十字架 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    吉川英治文学賞受賞作。いじめを苦にして自殺した少年。主人公の少年ユウはさほどその少年とは仲良くなかったのに遺書に親友と書かれてしまって…。息子をいじめで失った両親のやり場のない想いが胸に刺さる。傍観者であることも罪。後半は涙なしには読めない心に残る話。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    ・テーマ/世界観 ★★★★★
    ・背景描写    ★★★★★
    ・キャラクター  ★★★★★
    ・インパクト   ★★★★★
    ・オリジナリティ ★★★★★
    ・テンポ/構成  ★★★★★
    ・文章/語彙   ★★★★★
    ・芸術性     ★★★★
    ・感動/共感   ★★★★★
    ・余韻      ★★★★★

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    3回は読んだ

    中学生の時に読んで感動した。十字架を背負う人たちの物語。いじめを受けた側、傍観した側、いじめをした側、自殺した生徒の親。全ての人たちが背負う重たいものがとても心に刺さった。

    重松清は描写がじんと心に残るものが多い。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    中二という多感な時期。いじめというテーマを、残された人達のその後の人生という切り口で、語りかけている本。父親の葛藤に痛ましいほど共感。時間をかけても、大切な子供を失った痛みは癒えることはない。それでも懸命に生き、家族で弱さを支え合い、生きていく。子供は親の鏡。思春期は子育ての山場のひとつだと思う。親

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    重松清ワールド全開のお話でした。十字架を背負うというのはこういうことなのですね、と改めて考えさせられました。また主人公の真田くんに、自分を重ねてしまい、自分だったらどうだろうか、と判断を迫られる場面が多々あり、後半に向けてそれが加速していった感じです。いじめは絶対にあってはならないのは、誰しもわかっ

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    いじめで自殺した子の遺書に親友として名前が書かれていた少年のお話


    以下、公式のあらすじ
    --------------------
    いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あ

    0
    2024年07月02日

    Posted by ブクログ

    ひとを責める言葉には二種類ある。
    “ナイフの言葉” と “十字架の言葉”。

    “ナイフの言葉”は胸に突き刺さる。刺された時にいちばん痛いのは刺された瞬間。
    “十字架の言葉”は背負わなくちゃいけない。それを背負ったまま ずうっと歩く。どんどん重くなってきても降ろすことなんてできないし 足を止めることも

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    いじめによって自殺に追い込まれたフジシュンという中学二年生が最後に書いた遺書には、親友として「僕」の名前が書かれていた。しかし実際には「僕」は親友だとは思っていなかった。それどころかいじめを見て見ぬふりをして彼を死なせてしまった傍観者であった。というところから始まる話。フジシュンの遺族と彼の遺書に名

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    重松先生の作品は高校生の頃によく読んでいたのですが、やはり面白いです。学生時代の言葉遣いというか、思考回路というか、とにかく子どもの頃特有の言動の表現方法がすごくうまいな……と思っていましたが、大人になった今さらにその生々しさを感じました。
    お話も面白いです。私の学生時代ではいじめをする、される、傍

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    いじめにより自殺してしまったクラスメイトを、見殺しにしてしまった男の子のお話。

    ものすごく心に迫るものがあり、あとがきを含めた400ページを一日で読み切りました。
    あと、区切って、気持ちを整理して読むのは違う気がして…

    たぶん、自分を含めて、誰しもに心当たりがある、もしくは起こりうる内容なんじゃ

    0
    2025年03月10日

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