作品一覧

  • 冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件
    4.7
    警視庁公安部が事件を捏造! 前代未聞の国家犯罪の全貌を暴き 権力の闇に迫る 調査報道大賞を2年連続受賞ほか、各賞総なめの NHKスペシャル「“冤罪”の深層」シリーズ、 ついに書籍化! 軍事転用が可能な精密機器を不正に輸出したとして横浜市の中小企業の社長ら3人が逮捕された大川原化工機事件。 長期勾留ののち異例の起訴取り消しとなり、会社側は国と東京都に賠償を求めて提訴する。 第一審で証人として出廷した現役捜査員は「まあ、(容疑は)捏造ですね」と衝撃の証言。 裁判は、警視庁公安部と東京地検の違法捜査を認め、国と東京都に約1億6600万円の賠償を命じて確定。原告側の全面勝訴となった。 衝撃の冤罪はなぜ起きたのか。警視庁公安部で何が起きていたのか。  NHKディレクターである著者は、早い段階からこの事件を取材。多数の内部文書や音声記録を入手し、警視庁公安部の捜査を徹底検証した。 制作したNHKスペシャル「冤罪の深層」シリーズは大きな反響を呼び、これまでに10個もの賞を受賞している。 本書では、番組未放送の独自取材の内容や新事実を伝えるほか、告発者達との息詰まる接触の過程も明らかにする。前代未聞の国家犯罪を暴き、権力の闇に迫る、渾身のノンフィクション。
  • 原発事故 最悪のシナリオ
    5.0
    福島第一原発事故発生後、東日本壊滅を想定した複数の極秘シナリオが書かれていた! 官邸、米軍、自衛隊、東電がそれぞれに準備していた「最悪のシナリオ」。未曽有の危機を前に、危機管理を担う当事者たちは何を考え、どう動いたのか? 関係者100余名への独自取材をもとに、日本危機管理の実像に迫る! 第64回JCJ賞受賞のNHK・ETV特集が書籍化! 〈目次〉 プロローグ 「最悪のシナリオ」の謎 第1章 沈黙 Too Late――遅すぎたシナリオ / 3月12日、1号機水素爆発の衝撃 / パニックへの恐怖 / 動き出したアメリカ 第2章 責任と判断 怖れていた連鎖――3月14日、3号機水素爆発 / 東電本店の危機感 / 巻き込まれた自衛隊 / アメリカの焦り / 「撤退か否か」――判断を迫られた、官邸の政治家たち / 15日早朝、やってきた〝そのとき〞 第3章 反転攻勢 関東圏に到達した放射能 / それは〝誤認〞だった / 「使用済み燃料プール」という名のモンスター / ヘリ放水作戦開始 / 英雄的行為 /分水嶺 第4章 終結 吉田所長の〝遺言〞 / 東電―自衛隊、非公式会談 / アメリカの大規模退避計画 / 自衛隊の覚悟 / 日本政府版「最悪のシナリオ」とは何だったのか / 最後の謎 エピローグ 「最悪のシナリオ」が残したもの

ユーザーレビュー

  • 冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件

    Posted by ブクログ

    改めて事件の詳細を知り、ここまで酷い冤罪は見たことも聞いたこともない。公安刑事の出世欲エゴと、検事にあるまじき未必の故意は刑事罰を与えるべきレベル。こんなお粗末な公安架空ストーリに巻き込まれた企業・個人には、かける言葉もない。さらに民主主義国家とは思えない人質司法の闇も深い。

    0
    2026年03月27日
  • 冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件

    Posted by ブクログ

    かなり読んでいても胸くそが悪い。主題が主題だから仕方ないのだけれど…書いたのはNHKスペシャルを作っている方。そういえばいくつかは見た。

    2023年6月30日、東京地裁第712号法廷。大川原化工機の不当逮捕勾留された損害賠償裁判で、警視庁公安部の刑事Xが「捏造」だと証言した。逮捕勾留もそもそも必要ではなかったと認めた。

    大川原化工機は従業員約90人が働く中小企業だ。噴霧乾燥機の国内シェア7割を誇る。2020年3月、大川原社長、島田さん、相島さんの3人が不正輸出の容疑で警視庁公安部に逮捕された。1年近く勾留された。相島さんは癌と判明したのに、保釈を許されないまま亡くなった。

    この間大川原化

    0
    2026年03月25日
  • 冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件

    Posted by ブクログ

    ジャーナリズム精神に溢れる本。偏向報道や左翼寄りで批判を受けるNHKにあって、このような本を書ける職員がいることに、まずは脱帽です。最後の文章「本書を、亡き相嶋静夫さんに捧げる。」に触れて、ジーンときました。

    本書は、読売新聞の書評を読んですぐに購入して読みました。取調べを担当した警視庁職員の処分は甘いと思わざるを得ません。起訴を決定した東京地検のC女性検事が処分されないのもおかしいです。いずれも、上級国民だからと言っているようなものです。

    冤罪が生まれた背景に、経済安全保障の強化があることが分かりました。本事件は、経済安保の取組成果として「警察白書」に紹介までされていたそうです。日本に経

    0
    2026年02月21日
  • 冤罪の深層 追跡・大川原化工機事件

    Posted by ブクログ

    これまで読んできたドキュメンタリー書籍の中でも、極めて完成度の高い一冊であると感じた。できるだけ多くの人に読んでほしいと強く思う。

    本書は、冤罪が発生する前後という幅広い時間軸の中で、警察、検察、被害者、告発者、協力者といったそれぞれの立場にある人々の行動や思考を、きわめて丁寧に描き出している。さらに、それを報道する側の葛藤や心情も織り込まれており、多角的な視点から事件の全体像が浮かび上がる。その構成力と取材の緻密さこそが、本書の完成度の高さを支えていると言える。

    本件を通じて、警察・検察を中心とする組織が冤罪を生んだ要因を徹底的に検証し、具体的な再発防止策を講じることを強く望む。同時に、

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    2026年02月04日
  • 原発事故 最悪のシナリオ

    Posted by ブクログ

    日本は”言霊の国だから”

    起きるかどうかわからない事柄に対して”最悪”の想像をするのはよくない。日本人は誰しもがそう思った出来事が一度でもあるのではないだろうか。
    当時、一般国民には報道されなかった詳細がこの本にはある。
    この小さな島国でこれだけ原子力発電に頼る怖さと、当時、終息に向けて体を張った方々がこんなにもいたとは思わなかった。
    様々な方からの証言を見てこの原発事故の終息を美談ではなく、風化してはならないと強く感じた。

    改めて、福島第一原発終息に携わった方々に敬意を。

    0
    2024年04月20日

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