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児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 世界的注目作家の新たなる代表作。闘蛇と王獣。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、拒み続けてきた真王の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天を舞う時、伝説の大災厄は再びもたらされるのか。傑作大河物語巨編、大いなる結末へ。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
エリンが生き物を観察して、その生態を少しずつ理解していくところがすごく好きだった。生き物の話だけで終わらず、それが国や権力の仕組みにまでつながっていく世界観もよかった。 10段階評価: 10点
少女から成長して女性となったエリンの物語をまた読めるとは…。 とても面白かったけどこれで終わりと思うと悲しいですね。
終わっちゃった。 本当に一気読みした。 色んな人に貸したいシリーズ。 本棚に置いておきたくて読み終わった後購入しちゃった。
エンタメと深いテーマ性が噛み合った傑作。 長い分キャラへの愛着、没入感が凄くて、読んでるこっちも燃え尽きた感じ…。まだまだこの世界の物語を読みたい。
人は同じ過ちを繰り返す。多くの命が失われてもなお、無くなることはない戦争。その愚かさを心に刻みながらも、その概念が人の記憶から消されることは無い。しかし、結果が同じ過ちであったとしても、その後が同じであるとは限らない。一度目の過ちは、過ちであるかもわからぬままに犯してしまう。しかし、二度目は過ちであ...続きを読むると知りながら犯したのだ。己の信じる未来のために、希望と共に暮らすことができる世界のために。エリンはその選択をしてみせた。かつて災いを起こし、二度と同じことを起こさぬようにしてきたジェの意思は、既にあった小さな綻びを突いてみせたエリンの手によって崩された。しかし、そのエリンによって、かつて起きた災いの全てを人々の耳に届かせ、真に同じ過ちを繰り返さぬ世界が作られた。新たな世界は、一つの綻びさえ許されず、精巧でいて、堅牢であった。 人と獣。同じ世界で暮らしながらも、決して交わることのない、二種の生き物。互いの尊厳を、生活を、未来を守るために生きてきたエリン。それは苦しく、辛い道のりであった。そんな中で彼女は一際輝く幸せを胸に、これほどのことを成し遂げた。自らを産み、育ててくれた母。命を救われ、身体も心も恩人であるジョウン。知識を求める彼女を受け入れてくれた恩師と、そばで支えてくれた友人。そして、彼女が何よりも大切に思い、長く短い時を共に過ごしてきた夫と息子。多くの点が一本の線として繋がり、この物語は幕を閉じた。しかし彼女が繋いだ確かな線はまだまだ先へと伸びていく。それはジェシの手によって。さらに向こうの知られざる誰かの手によって。 この物語を最後まで見届けることができて良かった。もしかすると、遠い未来にも同じ過ちを繰り返してしまうかもしれない。しかしながらそんな未来は来ないと心から信じられる。それほどまでにエリンが残し、繋げたものは大きいものであり、人々の胸に深く刻まれた。
とても美しく完結している。大人になったジェシが学童たちに語る場面が最初に出来上がったという、後書きの裏話も面白かった。繰り返し読みたい名作。
遂に完結してしまった...。 リョザの戦争の歴史に巻き込まれていくエリンの不遇な人生譚。 人々と獣たちの歴史の物語でありながら、過去から現代へ、そして未来へ滔々と紡がれていく学問の姿についての物語でもあったと思う。 繰り返される諍いの中にあっても、ジョウンおじさんからエリンへ、エリンからジェシ、そし...続きを読むてその子供たちへ、知識という道標が渡り行くさまを希望と形容するのは軽薄か。 上橋さんの創り出す繊細で壮大な世界にどっぷりと浸かることができて幸せな年末でした。
は〜面白かった。最後の最後まで、もうどうしようもないんじゃないかという状況の中、ハラハラドキドキしながら読みすすすめて、ラストは涙がじわり。 歴史や事実をひた隠したご先祖様も、それらを明るみにしようとしたエリンやセイミヤ達も、国や子孫を想ってのことで、そこはファンタジーというか、物語たる美しさだけれ...続きを読むど、だからこそその美しい世界観に浸れたし、清々しい気持ちで読み終えられて大満足だった。
個人的には闘蛇と王獣の交わりに関するストーリー展開が急すぎる感が否めなかったが、それも意図的な仕組まれた効果を出しているのかもしれません。
嗚咽が止まらなかった。最後苦しくて苦しくて仕方ないけど、4冊を通してたくさんのことを学ばせてもらった気がする。人生のバイブル。 小学生の頃にアニメが大好きで小説を読んだけど、大人になって再読。感じ方がまた変わっていて、母になって読んだらまた違うと思う。 上橋菜穂子さんの綴る物語は質感がしっかりとし...続きを読むていて、本当にその人生を生きている感覚がする。ファコの香ばしい香りや闘蛇の甘い香り、人の表情や感情が体験しているかのように感じられる。本当にその国や人物が歴史として存在したんじゃないかと錯覚してしまうような物語です。 今も私の中には確実にエリン、イアル、ジェシ、エサル、ジョウン、その他の人々が生きていると感じる。それぞれの思いを持って生きていると信じられるような感覚がある。 全てをかけて獣を自由にしたいと願い、愛するものと平和に暮らしたいと願って懸命に生きたエリンの思いは、日々を大切に生きようと思わせてくれました。 こんな素敵な物語を残してくれて、上橋菜穂子さんには感謝の思いでいっぱいです。 ・人は松明の火のように、少しずつ確実に何かを繋いでいく。その時は相手に伝わらないと思っていても、後々その言葉が生きてくることがある。伝えることに意味がある。 ・掟や法則では測りきれない絆や愛が、獣の中にはあるということ(人間も獣の一部として) ・人は知って考えて考え抜くことが必要。分からないものを追い続けることが大切 ・戦争はなくならないし、その果てに勝者も敗者もない ・なぜ言ってはいけないのか分かるようになるまで、言ってはいけないことがある ※ 余韻がすごいのでこのあとダラダラ続きます 生き物の生態に無邪気に目を輝かせていた少女時代のエリンが懐かしい、、、色々なことを知ったからこそ考えられる、それが素敵なことであり残酷なことであるなあと。 エンディングに関して、聡いエリンなら何が起こるか予測できていたはずでは?リランには音無し笛の耳栓をするべきだったのでは?もっと早くソヨンたちが忠告に来るべきで、そもそも霧の民の人々がもっと早く動くべきだったのでは?と納得がいきません笑 なんとかイアル、エリン、ジェシで幸せに暮らして欲しかった、、、束の間でも愛する人と結ばれて生活できたことが唯一の救いですが。
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獣の奏者
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上橋菜穂子
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