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児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 世界的注目作家の新たなる代表作。闘蛇と王獣。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、拒み続けてきた真王の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天を舞う時、伝説の大災厄は再びもたらされるのか。傑作大河物語巨編、大いなる結末へ。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
は〜面白かった。最後の最後まで、もうどうしようもないんじゃないかという状況の中、ハラハラドキドキしながら読みすすすめて、ラストは涙がじわり。 歴史や事実をひた隠したご先祖様も、それらを明るみにしようとしたエリンやセイミヤ達も、国や子孫を想ってのことで、そこはファンタジーというか、物語たる美しさだけれ...続きを読むど、だからこそその美しい世界観に浸れたし、清々しい気持ちで読み終えられて大満足だった。
個人的には闘蛇と王獣の交わりに関するストーリー展開が急すぎる感が否めなかったが、それも意図的な仕組まれた効果を出しているのかもしれません。
嗚咽が止まらなかった。最後苦しくて苦しくて仕方ないけど、4冊を通してたくさんのことを学ばせてもらった気がする。人生のバイブル。 小学生の頃にアニメが大好きで小説を読んだけど、大人になって再読。感じ方がまた変わっていて、母になって読んだらまた違うと思う。 上橋菜穂子さんの綴る物語は質感がしっかりとし...続きを読むていて、本当にその人生を生きている感覚がする。ファコの香ばしい香りや闘蛇の甘い香り、人の表情や感情が体験しているかのように感じられる。本当にその国や人物が歴史として存在したんじゃないかと錯覚してしまうような物語です。 今も私の中には確実にエリン、イアル、ジェシ、エサル、ジョウン、その他の人々が生きていると感じる。それぞれの思いを持って生きていると信じられるような感覚がある。 全てをかけて獣を自由にしたいと願い、愛するものと平和に暮らしたいと願って懸命に生きたエリンの思いは、日々を大切に生きようと思わせてくれました。 こんな素敵な物語を残してくれて、上橋菜穂子さんには感謝の思いでいっぱいです。 ・人は松明の火のように、少しずつ確実に何かを繋いでいく。その時は相手に伝わらないと思っていても、後々その言葉が生きてくることがある。伝えることに意味がある。 ・掟や法則では測りきれない絆や愛が、獣の中にはあるということ(人間も獣の一部として) ・人は知って考えて考え抜くことが必要。分からないものを追い続けることが大切 ・戦争はなくならないし、その果てに勝者も敗者もない ・なぜ言ってはいけないのか分かるようになるまで、言ってはいけないことがある ※ 余韻がすごいのでこのあとダラダラ続きます 生き物の生態に無邪気に目を輝かせていた少女時代のエリンが懐かしい、、、色々なことを知ったからこそ考えられる、それが素敵なことであり残酷なことであるなあと。 エンディングに関して、聡いエリンなら何が起こるか予測できていたはずでは?リランには音無し笛の耳栓をするべきだったのでは?もっと早くソヨンたちが忠告に来るべきで、そもそも霧の民の人々がもっと早く動くべきだったのでは?と納得がいきません笑 なんとかイアル、エリン、ジェシで幸せに暮らして欲しかった、、、束の間でも愛する人と結ばれて生活できたことが唯一の救いですが。
『獣の奏者 Ⅳ 完結編』上橋菜穂子著 - 深遠なテーマを内包する完結編 上橋菜穂子著『獣の奏者 Ⅳ 完結編』は、長らく多くの読者に愛され続けたファンタジーシリーズの最終巻であり、物語の集大成として極めて重厚な内容を誇ります。本書は、主人公エリンを通じて、「命」「自然」「戦争」、そして「人間としての選...続きを読む択の重要性」を深く掘り下げた作品です。シリーズ全体を貫くテーマが完結編で見事に結実し、深い余韻を残します。 世界観と設定の深化 『獣の奏者』シリーズの魅力の一つは、その美しくも壮大な世界観です。上橋菜穂子氏は、独自のファンタジー世界を精緻に描写し、物語が展開される国々や文化、獣との関わりを緻密に構築しています。『完結編』においても、これまで描かれた世界がさらに深まり、舞台の細部に至るまで作り込まれた世界が広がります。 物語の舞台となる「リョザ神王国」と「隣国ラーザ」の対立は、単なる架空の設定にとどまらず、歴史的・文化的背景を色濃く反映させたものです。戦争、権力闘争、環境問題といった現実の問題を投影させながら、物語は進行し、読者に深い考察を促します。 登場人物とその成長 本作における登場人物たちは、それぞれ自己の使命と向き合い、成長を遂げる様子が描かれています。主人公エリンは、最初から最後まで物語の中心であり、その成長が物語全体を牽引しています。エリンが直面する数々の選択は、彼女の成長とともに読者に強い印象を与え、物語の進行とともに深みを増していきます。 特に本作では、エリンとその周囲の人物たちが直面する「選択」の重さが強調されています。エリンの決断は、周囲の人々だけでなく、獣たちや自然環境にも大きな影響を与え、その責任の重大さが物語に緊張感をもたらします。また、エリン以外の登場人物たちもそれぞれの葛藤を抱えながら物語の中で成長し、最終的には共に平和を築くために歩みを進めます。 本作における「命」と「共生」 『獣の奏者』シリーズを通して描かれるテーマの一つが「命」と「共生」です。人間と獣、そして自然との関係性が物語の軸となり、特に本作ではそのテーマが最高潮に達します。エリンが獣との関わりを深めていく中で見えてくるのは、単なる人間中心の視点ではなく、すべての命が絡み合い、共存しなければならないというメッセージです。 「命を奪うこと」と「命を守ること」には深い矛盾と葛藤があり、物語の中でそれらをどう扱うかがエリンの成長において重要な位置を占めます。このテーマは現代社会における環境問題や戦争、さらには人間社会の持つ倫理観にも通じる部分があり、読者に多くの問いを投げかけます。 終章としての完結 『獣の奏者 Ⅳ 完結編』は、その名の通りシリーズの終結を迎える作品であり、全ての伏線が解消され、物語は壮大な結末を迎えます。最終的な結末では、エリンの成長とともに、彼女が下した選択の結果が描かれ、シリーズを通して表現されてきた「命」と「共生」のテーマに一つの答えが示されます。結末の美しさは、単に物語の結末としての満足感だけでなく、これまでの登場人物たちの努力や葛藤が報われる瞬間として感動的に描かれています。 また、物語が展開する中で繰り返し描かれる「暴力と平和」の問題や、社会的な理不尽さへの問題提起は、単なるフィクションに留まらず、現代社会に対する鋭い批評として受け取ることができます。この作品は、ただのファンタジー小説にとどまらず、深い社会的・倫理的問いを投げかける重要な作品です。 総括 『獣の奏者 Ⅳ 完結編』は、物語全体を通して表現されてきたテーマを見事に結実させ、読者に深い感動と考察を促す一冊です。ファンタジーとしての魅力だけでなく、現実世界への鋭いメッセージも盛り込まれた本作は、シリーズ全体を通して一貫したテーマとメッセージ性を持ち続けています。作品が描く「命」と「共生」のテーマは、私たちが生きる現代においても非常に重要な課題を提示しており、ファンタジー文学としてだけでなく、現代文学の中でも特別な位置を占めるべき作品と言えるでしょう。
最後まで飽きることなく、読めました。期待を裏切りません! 獣の姿や動きなど、頭の中でドンドンリアルになってきて、エリン、イアル、ジェシの表情までも鮮明に出来上がりました
最上級に素敵な物語だった。エリンには生きていて幸せな家族を作って欲しかったが、やはり難しかったのかな… 闘蛇編から完結編まで他の時間を割いて一気見してしまいました。とても素敵な作品で友人達にもおすすめしたいものです。
終わってしまった。完結編は何度涙したことか。 親子愛、夫婦愛、王獣に対しての愛、もしかすると逆も。止める事も出来ずシリーズ一気読みでしたが、1作500ページ前後の大作なのでもちろんその間仕事や家事や雑事もしつつ、他の時間はほぼこの作品を読んでました。目の奥が痛むのにやめられず、このまま続いたら廃人に...続きを読むなるところでした。読み終わって放心状態。外伝は少し時間を置いて読みます。 物語の世界に没入できて、幸せな時間でした。
一生の中で、自分にできることは限られている。 でも、多くの人の手に松明を手渡し、ひろげていくことでひか、変えられないことがある。 上橋さんや、この本の制作に携わった方達が手渡してくれたこの松明が、自分の中の何かを変えてくれてると思う。
エリンの人生を見事に描ききった大作。 あまりにも読み応えがあり、最高でした。 人間が生き物を操ろうとする愚かさ、争うことをやめることができない人間の習性を、その合間で揺れるエリンの人生と重ね合わせた。 エリンと、その思いを継いだジェシが王獣を解放したラストが綺麗すぎた。 エリンの人生を描いたファ...続きを読むンタジーだけど、これは親子の話でもある。ソヨンとエリン、エリンとジェシ。 母になってから読んだので、泣けて泣けて仕方なかった。これは子供の時に読むか、親になってから読むかで視点や感じ方が違う物語だったとおもう。
最後エリンがなくなってしまって悲しい、、、気になり過ぎてぶっとうしで読んでしまった。エリンは死んでしまったけどなぜかバッドエンドとは思えない結末⁉︎
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獣の奏者
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上橋菜穂子
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