【感想・ネタバレ】また、同じ夢を見ていたのレビュー

あらすじ

デビュー作にして25万部を超えるベストセラーとなった「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の著者が贈る、待望の最新作。友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに送る物語。

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感情タグBEST3

悲しくないのに泣いてしまう

全く悲しいわけでもないのに、気付いたら涙が溢れ出てきていた。
一言で言えば、そんな作品でした。

住野さんの本を読むのは2作目となりますが、
登場人物の性格や考え方に惹かれるものがあります。

主人公の女の子と自分が何処か似ている所があり、
主人公の悩みに向けた言葉なのに、自分に向けられた言葉のように感じてボロボロと泣いてしまいました。
自分の胸の中にあったもやもやとした、何で悩んでいるかもわからなかったことの答えを貰えたような気がしたからかもしれません。

生きていく上で、人との関わりをもっと大切にしないといけないと実感させられるお話です。

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2017年05月14日

Posted by ブクログ

幸せとは何か?

私が思う幸せは「言葉にならないもの、感情、記憶、形を言葉にして誰かに伝えたいと思うこと」だと思う

この人の文章好きだ、と思う気持ち、撮る写真が好き、人となりが好き、美味しそうに何かを食べる姿が好き、帰り道並んで歩いた時間が好き、絵が好き、字が好き、それらを伝えるにはどんな言葉を探しても見合う言葉が見つからないことが多い。でも必死に集めた言葉のピースを渡した先に笑顔のパズルが完成したところを見られたらほっとする。ちゃんと伝わったんだ、と思える。それこそが私にとっては幸せだな、と思った

それと共に「幸せとは何か、考えていない瞬間を生きている時こそが幸せ」なのかもしれないな、と今ふと思った

思い出は美化されるという言葉があるけど、後から「あの時幸せだったな」と思える事実はそのまま素直に「幸せ」と捉えていいし、その瞬間が大切だったからこそ思い返しているわけで。確かにいいことよりも悪いことの方が心に残りやすいけど、悪いことのなかにいいことが0だったわけではないな、見逃していたこともたくさんあるな、とアバズレさん、南さん、おばあちゃんの言葉を読んでいて思った。

素敵な読書体験ができました。何度も何度も読み返そうと思います。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

最初は少女視点の文章に読みにくさを感じていましたが、気がつくとあっという間に物語へ引き込まれました。自分にとっての幸せとは、人生とは、正義とは。改めて考えてみようと思える一冊でした。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

良かった… 要所要所でだいぶ泣かされてしまいました。
読んでみて、自分も身近な幸せを噛み締められるようになれそうだなと、思いました。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

利発な女の子が、優しいがクセのある大人たちとの間との会話を通して様々な生き方を知っていく
同級生のやりとりがなんとも言えない

絵描きは、世の中をまっすぐ見えている、いいことも悪いこともまっすぐ心に届く、だから描いた絵は写真と違う、という言葉が残った。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく最高!
主人公の女の子が最初はませてんな~
って思ったけどそんなことなくて最後にどっと感動が来る感じじゃなくて
じわじわ来る感じでそれがまた良かったです!
個人的には、主人公の人生とは~って口癖が大好きです!

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

「幸せとは」を色んな人とさがす物語。

自分にとっての「幸せ」について考えたくなる本でした。
出会う人たちの正体がわかった時、涙が止まりませんでした...

たびたび出てくる「人生とは」に続くフレーズが好きです。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幸せとは、そして人生とは。人には色々な考え方がありますが、それについて考えるためのヒントを、南さんやアバズレさん、おばあちゃんから教えてくれるような本だと思いました。僕にとっての幸せとは、何かを通じて、自分の人生には価値があると思わせてくれることなのではないかとおもいます。それが例え、辛く苦しいことでも、楽しくないと思うことでも、自分の人生経験として、自分を成長させてくれることであれば、それは幸せなのではないでしょうか。
最後に、私が幸せと感じれるようになるためには必ず、誰かの助けが必要です。なのでこれからも日々感謝を伝えたいと思いました。
恥ずかしいので読むのは1度まで

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幸せとは何か?
幸せについてなっちゃんに教えてくれた
南さんやアバズレさん、おばあちゃん達は実は…

突然のsfっぽい展開には驚きました笑
急展開好きの私にぴったりの作品で、シリアスになりすぎず、作品にのめり込めました!

特に、不登校になった男の子のことを思って、一度は男の子に拒絶されても、めげずに力になろうとするなっちゃんの姿にすごく惹かれました!
失敗しても勇気を持って行動する姿がこんなにもかっこいいなんて…

なっちゃんにはどんなときでも、自分から一歩を踏み出せる勇気が大切だと教えてもらった気がします!





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2025年07月13日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて読みました。とっても面白かったです。
みんなと仲良くしろとは思わないけど、大切な人、大事にしたい人とは手を繋いで歩いていけるようにしたいです。

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2025年07月13日

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観覧参加したビブリオバトルで紹介されていた本。
人々の痛みを包み込む、住野よるさんならではの作品世界を堪能できました。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

とても素晴らしい作品でした。

本作が読めて嬉しかったです。
幸せとはなにかについて考えさせてくれたし、癒される文章がたくさんあったし、ん?と思う謎の解明が楽しかったからです。

南さん、アバズレさん、おばあさん。
登場人物はみんな、奈ノ花を幸せに導いてくれる人たちでした。
それぞれにとっての幸せのかたちを知れて面白かったです。

個人的に、本作はマイベスト20(小説版)にランクインする作品でした。
素敵な読書体験ができて幸せです。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

「幸せとは?」

自分自身にとって幸せとはなんだろう。幸せについて考える機会を貰いました。
すごく素敵で定期的に読み返したくなるお話。

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

ジャンルは、何になるんだろう。成長物語?ファンタジー?ミステリー?
幸せとは…を考えさせられた、温かい素敵なお話でした。読み終わった瞬間、もう1回初めから読みたいって思ってしまいました。

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2025年05月01日

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この本は大好きな本なので何回も繰り返しよんできた本なのですが、言い回しが少し分かりにくくてなかなか物語の全貌がよく分からなかったのですが、今回は注意深く読んだり、所々調べたりしながらなんとなくわかりました!南さん、アバズレさん、おばあちゃんが奈ノ花の元に来た理由や季節を売る仕事、live meの意味、薔薇の下での意味などを理解できました。また、奈ノ花の幸せや人生とはどんなものかについても考えさせられました。そして何より人とを付き合っていく上で大事なことが沢山わかった気がしました。私も人と関わりながら仲良く過ごしていきたいです。

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

中学校のころ新聞の広告でこの本を知って読んだ。あのころから自分の軸になった本はこの本なのではないかと、22歳になった今思う。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

もしやと思って自分の考察を調べて、それが一つの線となった時この物語の温かさと奥深さを感じました。「幸せとは」難しい問題ですね。改めて考えさせられた物語でした。

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2025年08月03日

匿名

非現実的な展開はあんまり好きじゃないが、これは最後まで読めた。エモさもあっていい。
こんなマセた考え方をもつ小学生いないだろと心の中でつっこみながらも、たまに泣けるぐらいのほっこりさや切なさ、綺麗で読みやすい文章だったので、ページをめくる手が止まりませんでした。伏線の回収、解釈もしやすい。

#切ない #エモい

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2021年08月28日

購入済み

活字によって心臓がどきりとしたり,涙が出そうになったのは2回目だ。
住野よるさんの描くものがたりには,不思議な力がある。

人それぞれの戦い方。

私にとっての幸せとは。

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2020年09月17日

Posted by ブクログ

住野よるのまた、同じ夢をみていたを読んだ。
少し大人びた小学生の女の子の話だが、高校生の女の子や大人の女性、おばあちゃんと仲良くなる。
その小学生が成長していくのだが、鶏が先か卵が先かのような印象だった。
なかなか面白かったのは、奈ノ花「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」
南「なんだそりゃ
奈ノ花「知る必要のないことなんてないの」
南「味噌汁か」 という会話や
主人公の奈ノ花が、 「人生とは、ベットみたいなものよね」 「寝るだけなら、シングルで十分」 というセリフを言った後、アバズレさんが、 「意味分かって言ってんの?」と言いながら笑っていたのが、面白かった。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

幸せとは?人生とは?

人によって幸せの定義は、違うと思うけど
『誰かのことを真剣に考えられる。』
というのは、しっくりときた。

自分のなかで、あの人なら、これ食べたいかな?とかこれ好きかな?とか考えているあいだも幸せだなぁ

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

人生とは?幸せとは、なっちゃんはいろんな人と出会い、考え、自分で選んで手にしていく、ファンタジーっぽい感じで、児童図書のような展開が懐かしかったです。

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2025年05月29日

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ちょっと、いや大分ませてる小学生、小柳奈ノ花(なのか)。

クラスには馴染めず出会った学校の外で出会った友達。

廃ビルの屋上で物語を書いている高校生の南さん、クリーム色のアパートに住んでる大人なアバズレさん、大きな木の家に住んでいるおばあちゃん。

彼女達は奈ノ花で奈ノ花は彼女達。
幸せとは何か、を授業を通して友達と話ながら考えて選択し、見つけていく。



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2025年05月15日

Posted by ブクログ

児童文学なのか主人公の小学生の女の子の語り口に少々イラッとするかもしれないし、よくある少女の感動話と思って途中で読むのを辞めてしまいそうになるかもしれないけど、我慢して最後まで読んで欲しい一冊。前情報無しに読んで欲しい。

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2025年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまで何となく読んでなくて住野よるさんの本初めて読んだ。言葉の使い方がとても素敵

未来の自分が南さんやアバズレさんやおばあちゃんになって助けに来てくれてたんだね。私にも来てほしい、、

「幸せとは、今、私は幸せだっていえること」
「時間が経つのが早かったら楽しいことや嬉しいことの回数がとても増えそう」
歳をとって時間が早く過ぎることをネガティブにしか捉えていなかった自分には衝撃的なフレーズだった


「人生とは。全て、希望に輝く今のあなたのもの。」

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学校に友達がいないナノカが、リストカットする女子高生やアバズレと罵られた女性、余生を楽しむ老女と学校帰りに友達のように話したり、相談したり。
ナノカが小さいながらも色々と人生の困難に遭遇する。
私がとくに考えさせられたのは、アバズレさんから。
誰とも関わらずにひとりで孤独に生きていくそんな人生にならないようにナノカに教えてくれたこと。
読み終わったあとに、この本が売れてる理由がわかりました。忘れられない一冊となりました。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても不思議な小説。

おそらく自分が過去の小学生の自分と向き合って「幸せかい?」って問いただす。夢を見る話だと思うのだが。
南さんにもアバズレさんにもならずに、桐生くんと幸せになっている。

幸せが続いていたのなら、
南さんやアバズレさんはなぜ出て来たのか?

うーむもう一回読むか?

不思議だ。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の女の子の軽快な口調が痛快で面白かった。「人生とは〜」の常套句の中でトンチのきいたものがあり、おかしかった。物語を読み進めていくなかで猫が女の子に将来の女の子に会わせる能力を持っているのかと思っていたけど、正しくは女の子が未来の自分かつ別の世界線の自分と会う能力を持っていたのだと知った。よく良く考えればおばあちゃんも「お嬢ちゃんは先を見る力がある」と言及しており、しっかりと伏線がはってあった。ただ1つ気になったのは、未来の「私」はそれぞれの時間軸で同じ夢を見ることで小学校時代の「私」と交流しているのかと思ったけど、その描写はなかった。ひとみ先生は未来の「私」が過去の「私に」会いに来てくれたと言っていたけどやはり「私」には先を見る力があるだけで過去の自分に干渉する力はないのかもしれない。そうなると説明がつく。もし南さんの世界線では親と仲直りをしないことで両親を無くしていた。小学生の私は南さんの親と仲直りをするという提案を受け入れなかった場合、みなみさんと同じ未来をたどっていたのだろう。また、アバズレさんは桐生くんと仲直り出来ず他者との繋がりを諦めてしまったが、私に他者と生きるとこの重要性を説き、小学生の「私」が行動したことで未来が変わった。選択することで未来が幸せになる。296pでも幸せとは行動や言葉を自分の意思で選べること、とある。主人公の真の能力は未来の違う世界線の自分と会って話すことではなく、未来の違う世界線の自分とあって話すことで幸せに近づくというものだろう。

幸せな能力の方の進撃の巨人の能力みたいだなぁ

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

自分にとっての幸せとは。。。
この本を読んで誰もがまずは考えてみてしまう題材ではないでしょうか。
自分にとっての幸せを探しながら、南さんやアバズレさん、尻尾のちぎれた彼女やおばあちゃんに出会う。
同級生の萩原君や桐生君に傷つけられたり、傷つけながら少しずつ成長していく奈ノ花の成長が愛おしい。
後半の出会った人達の正体が分かるとまた見方も変わる。
この小説に度々出てくる、『人生とは、 』の例えが面白い。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

幸せとは何かについて考えさせられた。

「いいか、人生とは、自分で書いた物語だ」
「推敵と添削、自分次第で、ハッピーエンドに書きかえられる。」 
好きなフレーズです。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

菜ノ花の口癖「人生は~」を集めてみた。
※人生はプリンみたい(甘いところだけで充分おいしいのに苦いところをありがたがる)
※人は悲しい思い出を無くすことはできない。でもそれよりたくさんのいい思い出を作ることはできる。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

つまりは夢を通じてマルチバースの年齢の違う自分と会っていた。おばあちゃん以外はちょっと幸せでは無い状態。この世界の自分は彼女達のお陰で幸せでいられる…と言うことなのかな?

個人的には嫌いな納豆を勇気を出して食べようとしているところに『さっさと食べなさい!』って怒られたらどう思う? と言う話が「なるほど!」と思った(笑)

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

ジブリ作品の『猫の恩返し』『千と千尋の神隠し』のような暖かく少し不思議な日常を描いた物語でした

小学生の主人公は学校には友達はいないけど他の居場所には少し変わった友達がいるという生活を送っていました
学校の課題で「あなたにとっての幸せ」について発表することになった
様々な人との出会いを通し自分にとっての幸せを探していく中で主人公の日常に変化が訪れます

この変化がジブリのような不思議な魅力を感じる作品となっています

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2025年03月11日

購入済み

今度は!

紙の本でじっくり読んでみたいです。

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2018年07月20日

購入済み

What a deam

I love myself and life, but not so happy.

Thanks,
Yuki

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2017年02月19日

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