あらすじ
デビュー作にして25万部を超えるベストセラーとなった「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の著者が贈る、待望の最新作。友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに送る物語。
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Posted by ブクログ
小学生なのに大人びていて、周りに溶け込めない奈ノ花。本が好きで、学校の外に友達がいて、教室で嫌がらせをうけても全く気にしない。
そんな奈ノ花が「人生とは○○みたいなものね」といろいろな譬えを持ち出して語る言葉が、いちいち面白い。
南さん、アバズレさんの正体がわかり始めた辺りで、これは二人に続いておばあちゃんも消えてしまうのだな…と思うと少し切なく、またラストで奈ノ花の両親が、参観日当日に飛行機事故で亡くなっていたことがわかり、ショックを受けた。
先が読めた気になっていたけど、ここへ来てようやく南さんの忠告の意味が分かり、もう一度その場面を読み返して、そういうことだったのか…と納得できた。
そしてもう一度、参観日に両親が駆けつけてくれる場面を読んで、落涙。
「私の幸せは、ここに今、お父さんとお母さんがいてくれることです!」(97ページ)
それなのに、もう……(涙)
そしてもう一つ、桐生くんの名前とペンネームの由来も面白かった。
kill youの反対で、live me なのですね!すごい。
住野よるさんの作品は「君すい」がブームになった時に読んで、若い女の子が不治の病で命を落として、お涙…のパターンか。とあまり刺さらなかったけど、「かくしごと」も良かったし、本作もとてもとても良かった。
Posted by ブクログ
友達のいない少女なっちゃん、リスカを繰り返す女子高生、あばずれと呼ばれる綺麗なお姉さん、余生を1人で過ごすおばあちゃん。彼女たちの幸せとは。人生とは。
なっちゃんを助ける彼女たちは、なっちゃんに助けられていた。彼女たちはきっと、同じなのに違う幸せを、生きていける。
素敵な話だった。小学生目線だから、表現がストレートだけど、その感覚でものごとを見れたら、彼女のように、素直に生きられるのかと思うと、嫉妬や憎悪って、ない方が素敵だ。
隣の席の桐生くんが言ってくれた。
「幸せとは、僕の絵を好きだって言ってくれる友達が隣に座っていることです」と。号泣だった。幸せは、1人で感じるだけでなく、分かち合えることだと。
Posted by ブクログ
読みやすい
幸せとは何かを追い求めるお話
ちょっと泣いた
不幸は、自分が望んでいなくても訪れるけど、しあわせは自分で選んだ選択肢でつかめる。
Posted by ブクログ
周りのクラスメイトを「馬鹿な人達」と下に見ている主人公が、心を開ける3人の登場人物。それにはあるカラクリがあります。
それが分かるとこの本の題名にもなるほど納得です。
自分にとっての幸せとはについて、考えてみたくなるお話です。