とにかくうちに帰ります

とにかくうちに帰ります

506円 (税込)

2pt

うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい――。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。

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とにかくうちに帰ります のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お仕事小説。オンやオフのちょっとした出来事が静かに物語に紡がれていく。作者の腕。派手な出来事はないけれどみんなちゃんと働いて生きているなあと感じられる。そんな短編連作の後の表題作。大雨という非常事態ではあるけれど、それでもただ職場から家に帰るだけなのに絶望寸前までドキドキさせられた。おみごと!

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    会社にはいろいろなタイプの人間がいるものだ。この小説に登場する人物たちは、ほんとに『こういう人いるなあ』と思えた。

    『職場の作法』という短編には、社内で仕事を受ける立場の女性社員と依頼する側とのやり取りが面白い、また誰も興味がない自慢話を延々と話し続ける上司がいる。人の文房具を黙ってパクリ、それを

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

    嫌な感じで頼まれた仕事は先延ばしにするとか、取引先のFAX番号が分からずオフィスを大捜索するとか、マイナーなフィギュアスケート選手を応援するとか、ものすごくささいな日常の出来事が大切に描写される短編集。
    こういう小さなことの積み重ねでできている日々の、ちょっとした面白い出来事やひっかかりを楽しみなが

    0
    2024年11月27日

    Posted by ブクログ

    津村記久子さんって、凄すぎるの一言。
    私は表題作の「とにかくうちに帰ります」よりも、「職場の作法」と「バリローチェのファン・カルロス・モリーナ」が好きでした。
    鳥飼さんの心の呟き、日々思いながら仕事してることに共感しまくりで。
    そうそう、そんなふうに思ってる!
    私だけじゃないんや。
    そうそう、そんな

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    表題作より、「職場の作法」と「バリローチェの〜」の方が津村センス全開って感じで好みです。雨の帰り道は読んでてちょっと疲れたかな。

    0
    2025年07月23日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ続きが気になる!とかそういった話ではないんだけれど、それが良かった!
    他の津村さんの作品も読んでみたくなった

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    鳥飼早智子というOL目線と短編集。
    営業社員の依頼の仕方によって書類を仕上げる期限を調整する田上さん、わざわざ人の席まで来て噂話をしたいくせに人の話は聞かない北脇部長、人は良いんだけどおおらか過ぎるのか借りた文房具を返し忘れる定年間際の間宮さん、応援してるスポーツ選手やチームが成績不振に陥る浄之内さ

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    この本も、ここが面白い!とか、このフレーズが最高!というのがあるわけではない(というより全体が良い)のだが、いつもながら癖になる面白さ。ほんとにたいしたことは起きないのだが、それでも読み進めてしまう。おばあちゃんの家にある、流行ってないけど不思議と飽きのこない、定番のおやつみたいな気持ちで読んでいる

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    こういう人いるいる〜!
    と共感しながら読みました。
    なんといってもこのタイトルが好き。
    仕事行くととにかく帰りたくなる。笑

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    日常の中のなんでもない出来事が気持ちよく言語化されています。いつも語り手が少し冷めているのが読みやすくて好きです。どんなメンタルのときでも読めます。

    0
    2024年10月02日

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