あらすじ
ファッション誌編集を目指す河野悦子(こうのえつこ)が配属されたのは校閲部。担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとした事件が巻き起こり…。読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ
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Posted by ブクログ
元々、ドラマが好きなのもあって読んでみました!
校閲部の仕事というのは、誤字を直すだけではなく、推理小説に出てくる移動時間の検証まで行うということに驚きました。
希望の配属にならなくても、頑張る主人公を応援したくなる1冊でした!
とてもサクサク楽しく読める本だったので、続編も是非、読んでみたいです!
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主人公の女の子が我が強くてストレートな女性で、合コンですら男に媚びない!マウントを取られたら取り返す!自分の好きな物を貫く!でも無敵じゃなくてそれなりに落ち込むし怒るし困るし上手くいかない……主人公に感情移入できて楽しい本でした!
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最高に面白い。トレンディドラマを見てるように情景が浮かぶ。お仕事コメディ小説。そりゃドラマ化する。
主人公は河野悦子(こうのえつこ)。
ファッション誌の編集者になることが夢。
しかし憧れの出版社に合格したものの、文芸書の校閲部に配属されてしまう。名前が河野悦子だからか!?と疑いながら、もくもくと原稿と格闘する日々。
一日でも早く、ファッション誌の編集部に移動したい。そのためには校閲の仕事を完璧にこなして、仕事のできるヤツと認められないといけない。
堅苦しい作家を説得したり、偉そうな先輩に言い返したり、作家のパーティーに出席する同僚を垢抜けさせたり、独創的な純文学に辟易したり、事実確認が大変な時代小説の担当になったり。
校閲者の仕事は大変だけど奥が深いなぁと勉強になった。そして悦子は、ある作家に恋をする。校閲者は編集者と違い、簡単に作家には近づけないはずだけど……。
予想外の展開だらけで、一気読み。めちゃくちゃエンターテインメント。次作も読みたい。
Posted by ブクログ
校閲に全く興味がなかった主人公、河野悦子がまさかの文芸の校閲部で働くことに。硬そうなイメージですけど、笑いあり恋ありと面白かったです。作家さんもすごいですけど、校閲の人はそれを上回りますよね…。世に出回る前に読めていいなぁと思いましたけど、校閲者は読んではダメなんですね。感情移入して読むと冷静に校閲できなくなり、ミスが生じやすくなるそうで。
せっかく読めても楽しめないのは悲しいですね。
悦子とイケメンアフロの恋の続き、楽しみです。
Posted by ブクログ
ドラマが面白かったので読んでみた
原作の方が細かいストーリーがあってより面白かった。先にドラマ見てたから悦子のオシャレさがイメージしやすかった
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Audible にて
石原さとみさん主演ドラマ
校閲ガールの原作
校閲は彼女の望む仕事ではないのにも関わらず 目の前の仕事への向き合いかたには敬服する 口は悪いが記憶力の良さ お洒落に手を抜かないところ 恋など…目標に向かって全力で突っ走る彼女に元気をもらえる作品です
Posted by ブクログ
比喩と隠喩がスッキリ頭に入る。
頭が良くなる気がする。
出版業界や校閲という仕事について少しだけ知れた。
軽蔑には憧れが含まれている。
手の届く夢なんて夢じゃない。
Posted by ブクログ
ドラマやってたのは知っていて。でも作者が宮木あや子さんだったとは!花宵道中好きだったからまさかの再会。こういうのも書かれるのね。脳内石原さとみで再生されるけ読めて人生こうやってアグレッシブに生きたいなとテンポよくサクサク読めた。続編も読んでいこう。
Posted by ブクログ
正直、軽い読み物と侮っていた。予想以上に面白い。校閲という仕事を題材にするに当たって如何に広汎に亘る取材と調査を著者が行ったのか、想像するに余りある。日本語学のみならずファッションから宗教、歴史まで一体如何程の抽斗を備えているのだろうか。それでいて筋は筋でちゃんと読ませる。文句無しの佳作である。
Posted by ブクログ
読みやすくて面白くて一気に読めた。
やりたくない仕事はあるけど、必要のない仕事はないのかな?
やりたいことへの熱意を持ち続けることと、今持ってる仕事を大切にすることの両立は難しいけれど、やっていかないといけないな、と感じた。
Posted by ブクログ
誤字訂正の校正でなく、前後関係が語句の統一、そして作者の思い違いなどの社会考証までするという「校閲」という仕事についてのお仕事小説で有り、ライトノベル。読みやすい。
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女流官能小説家の宮木あや子さんの作品だが、その要素はまったくなく、とても魅力的な個性の持ち主である主人公の身のまわりで起こる様々な事象を描いた1冊。登場人物が皆、いちいち人間ぽくて良い。ほのぼのな読後感です。
続編があるらしいので、そちらも楽しみ。
Posted by ブクログ
河野悦子
景凡社に新卒入社し校閲部に配属されて二年目。
米岡光男
校閲部。マリエンヌ。
エリンギ
校閲部部長。
本郷大作
ミステリー小説の著者。「エロミス」と呼ばれる作品を書く大御所。
菅居恵理子
ハートウォーミング+不倫小説の著者。
貝塚
本郷担当の編集者。
今井
受付嬢。短大卒の縁故入社で、悦子よりも入社が一年早いだけだが実質的に若い女子社員の中で一番の権力者である。
藤岩
悦子の同期。テツパン。鉄のパンツをはいてそう。マリエンヌ。
是永是之
覆面作家。アフロでイケメン。本業はモデル。
四条真理恵
高校生のときに少女小説のレーベルでデビューし、二十五を過ぎたあたりから一般文芸へ移行した無冠の女王。
森尾
『C.C』に配属された悦子の同期。
フロイライン登紀子
OL雑誌『Lassy』エッセーを連載していた。
木崎加奈子
不動産屋。悦子が住む戸建ての一階で鯛焼き屋をしている。
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2013年から連載開始との事でおそらく悦子は同年代なので、流行りや出てくる雑誌なども容易に想像出来て共感値が高かった。男女や性に関する描き方は多少ステレオタイプを感じるかな?ライトでコミカルなノリなので漫画的に読めるし、キャラも立っている。ドラマ化には大いに納得。
校閲に関する知識もちょこちょこ出てきて勉強になった。一日に校閲できるのは、ベテラン校閲者で25ページらしい。しかしこれからの時代、この仕事もAIで淘汰されてしまうのだろうか?
あと、出てくる小説全部文体が違って「別の作者が書いたんだな」とわかるのが上手いなと思った。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ読みやすくて面白かった。
主人公の悦子はやたらと口が悪くて決していい性格ではないのに別に鼻につくこともなく…むしろ誰に何思われてもいいくらいの物言いは読んでてスカッとする。
テンポもいいから悲観的にもならへんし…
相手がどれだけ大御所の作家でも部長でも(部長のことエリンギ呼ばわりしてるしな)他部署の目上の人でも態度が変わらんのもいいな。
実際にいたら友達になりたいかも。
そしてただただ失礼な小娘ってわけでもなくて仕事はちゃんと完璧にするし興味のあることややりたい事への情熱も凄いし魅力的な人間やと思う!出た大学は決して良くはなくても頭の回転も早くて記憶力ずば抜けてるし。
そういう悦子の校閲というお仕事ターンと、あとは作家さんとか編集との関わりやちょっとした事件と、個性豊かな周りのメンバーとの掛け合いと、そしてまさかの作家兼モデルとの恋愛と。色んな要素が短い中に詰め込まれてた。
Posted by ブクログ
イッキ読み。
ドラマも好きだったけれど、原作のこちらもかなりおもしろい。原作とドラマとは雰囲気違うなと思ったけれど、原作の方が“毒”があって、私は結構好き。
ドラマとは違う悦子の言葉遣いに多少イラッとはするけれど、スカッともする。なぜか嫌な感じはしない。
ファッション誌の編集の仕事をしたいがために必死に校閲の仕事をする悦子だけど、エリンギが校閲に採用したのは正しかったよな―と思う。
続編を読むのも楽しみ!
Posted by ブクログ
ドラマから。
開いた瞬間思ったのは、なんて読みやすい文書!!
という感動。
ドラマはだいぶ設定変えて来ているんだなぁというのに最初は慣れなかった。
悦子は新卒入社だし。森尾は同期だし。受付嬢は勿論セシルでは無いし(笑)何より藤岩さんが校閲じゃなくて編集者で悦子の同期なこと!(笑)あと是永のキャラが完全違う。
最初はドラマとの間違い探しのような感じがしたが、読んでいけば小説の世界にすぐに入り込めました。
ただ、ドラマから入ると、話が散らかったまましっくり終わらないんだなっという印象が出ました。勿論、ドラマで起こるような事が起こるのだけど、ドラマはそれにだいぶ加筆しているしドラマらしい盛り上がりとちゃんとした一話完結を用意しているけど、小説では「あくまで自分は校閲の人間」というスタンスな悦子がいるため物語は動かない。
続きを読めばもう少しわかるのだろうか?
とりあえず入りやすい文章なので初心者さんにもおすすめ。続きも期待します。
がらりと作風を変えて
この著者の他の作品とはがらりと作風を変えたお仕事小説。
文章力はある作家なので読みやすい。
私としては従来の繊細な作品よりこちらの作風の方が好み。
Posted by ブクログ
出版社の校閲部を舞台に頑張る女の子のお仕事本。
主人公がズバズバ言う系の、それでいてちゃんと有能で、女の子としてのファッションや恋愛にも全力投球という、なんか最近読書してる中では逆に珍しい感じで楽しめた。
この小説は9年前ぐらいの小説なわけだが、こういう女の子が主人公のお仕事本って色々合った気がするし、この辺の時代のときはまだこれぐらい元気があったのかな~と思ってしまう。
「年末までに恋できてよかった~」とか最近の女性が主人公の本で読んだことない。こういう、推しとかでもなく、男に負けないとかでも生きづらい時代を生きるみたいなのではなく、あ~辛いけどいったるわ~!みたいな女性がもっと流行るとなんか元気になるんじゃないかしら。
Posted by ブクログ
本がどうやってできているかを理解したくて手始めに読んだ本。
ドラマを見てるかのようにすらすらと読めたけど、自分の目的に対しては少し内容が薄かったので、更に進んで探していきたい。
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石原さとみさん主演で
ドラマ化してたんだ。
ちょっと見てみたかったなぁ。
校閲の仕事スゴいですね。幅広さに驚きです。
文字や文章は勿論、時系列や服装、時代小説なら時代背景が正しいか調べたり、何から何まで細かくて大変そう。
角田光代さんの解説にもあったけど、タイトルの付け替えの提案まで!?そこまでですかー。
でも知識も増えるし面白そう!推しの作家さんの原稿をいち早く読めるのも羨ましい。
一冊の本が出来上がるまでに校閲さんが頑張って下さるから私たちは安心して本を手に取ることが出来るんですね。感謝感謝です。
校閲の仕事って堅苦しいイメージがあるけど
主人公悦子のキャラがそれを感じさせない。
心のつぶやきとかパンチ力のある突っ込みがとても面白い。
大御所作家や編集に対して
そこまで言っちゃう!みたいな容赦ない言葉がスカッとさせてくれる。
小説内小説やちょっとした謎解きミステリーがあったりで面白おかしく校閲の仕事の大変さ、魅力を伝えてくれている。
悦子とアフロの恋の行方? 、
夢のファッション誌の編集になれるのか?
先の読めない展開に次作が楽しみです。
私的には校閲で頑張って欲しい。
Posted by ブクログ
テンポが良く、読み心地もかなりライト。
一方、表現に唸る、とかはなかったなーという印象。
角田先生の解説を読んで
確かにキャラ立ちや説明臭さ、話のブレ、等はまったく違和感なかったな、と改めて気づく。
これも作り手の強さではあるよな。
ドラマ見てはないけど、石原さとみははまり役な気がする。
Posted by ブクログ
癖のある登場人物が多く、最初「うぐっ!」と戸惑いましたが、読んでいるうちに悪気がない人達だとわかり、馴染んでいきました。
不勉強で校閲の仕事は誤字脱字を直すだけかと思っていましたが、推理小説に出てくる移動時間の整合性の検証なども手掛けると初めて知りました。
Posted by ブクログ
図書室。
初めて読んだ著者の本が『令和ブルガリアヨーグルト』だったことが尾を引いてしまった。第一印象というのはすごく大事だ。
少し前の時代のお話でもあるので、流行り廃りの面は置いておくとして、それでも主人公の他人に対する態度はあんまりだなと思うし、学歴なくて出版社のお仕事できていいなとも思う。私も校閲やってみたい。
Posted by ブクログ
ドラマが面白かったので。
石原さとみを当て書きにしたかと思わせる内容だった。
校閲という仕事について、とても軽いタッチで描かれていた。
章ごとにある研修メモがいい味を出している。
角田光代の解説にタイトルにバツ付けられたとあったのが印象的。
Posted by ブクログ
校閲を題材にしたお仕事もの短編集。
ジャンルがミステリーだったり恋愛だったりバラバラなんだけど、なんでも校閲に絡めて解決してたら胡散臭くなるからミステリーに統一されてなくて良かったと思う。
仕事で文章のてにをはを直されまくってる自分にはできない仕事だなー。
Posted by ブクログ
なんだか元気が出るストーリーでした。
例え、希望の部署で無くとも、異動のためであっても、手を抜かず仕事をこなす悦子はやっぱり素敵です。
憧れをもって生活するって幸せだなと思います。
Posted by ブクログ
校閲って聞いたことあるけど詳しく知らないなと思って読んでみた一冊。
はじめは悦子にあまり好感を抱けず…
演技のようだけど人に対する言葉遣いが悪い、上司にタメ口、女で東大とかマジ引く、など…
でも1章読み終わる頃には慣れてきたのか特に気にならずさくさく読めた。
ファッション誌に異動するという目標のために今目の前にある仕事を完璧にこなす。その仕事への向き合い方は素晴らしいの一言!
揺るぎない目標があるから、読み手としても悦子の仕事ぶりには信頼が置けた。
校閲の仕事については、誤字脱字や文法をチェックするだけにとどまらず本当に多岐にわたっていることがストーリーを追うだけでわかった。
小説だけでなく雑誌も、たくさんの人の目が入ってようやく届けられたものだと思うと見方が変わってくるなぁ。