あらすじ
出版社の校閲部で働く河野悦子(こうのえつこ)。
部の同僚や上司、同期のファッション誌や文芸の編集者など、彼女をとりまく人たちも色々抱えていて…。
日々の仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第二弾!
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憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。
入社して2年目、ファッション誌への異動を夢見て苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々を過ごす悦子。
そして明るく一直線な彼女の周りには、個性豊かな仕事仲間もたくさん。
悦子の同期で帰国子女のファッション誌編集者・森尾、これまた同期の東大出身カタブツ文芸編集者・藤岩、校閲部同僚でよきアドバイスをくれる、ガールなんだかボーイなんだかのお洒落男子・米岡、悦子の天敵(!?)のテキトー編集男・貝塚、エリンギに似ている校閲部の部長・茸原、なぜか悦子を気に入るベテラン作家・本郷、などなど、彼ら彼女らも、日々の仕事の悩みや、驚くべき過去があって……。
石原さとみ主演で連ドラ化された、読むと元気が出るワーキングエンタメ!
おまけまんが:さく=宮木あや子・まんが=茶谷怜花
解説=唯川 恵
感情タグBEST3
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よい!
出てくる人がよいし、ところどころにはっとする文章がある。前巻もそうだった。
出てくる人たちは自分を知ってる。自分がどういう人で、人の目にどのように映っていてそれが決してよい映り方でなくても、そこから何ができるか考えている。そこでへこんだりしていない。そうありたいと思う。
「誰だって良い仕事をしたいと思っている。後世に残ろうと残るまいと、今このとき目の前にある何かを最良の状態にして世の中に出したいと願っている。(p.126)」
なぜ自分は好きでもない仕事をがんばっているんだろう?と思っていた答えだと思った。好きでなくても、目の前の自分の仕事を最良の状態にして次に渡したいということ。
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今回は校閲ガールのまわりのガールと
ウーマン、ボーイ達6人のサイドストーリ。
なので残念ながら校閲ガールの出番が少ない。
これはやってしまった!と思いきや
予想に反して、物語にグイグイ惹き寄せられてしまった。まるで悦子に何かで引っ張られているように。
どの話もクスッと笑えるところがあるだけでなく、登場人物の日々の仕事の悩みや意外な過去に驚かされたり、そんな思いがあったんだと違う一面を見せられることにより、魅力が増し親近感や愛着がわいてきます。
一番驚かされたのは悦子の上司で部長の茸原
ことエリンギ。あのエリンギが?
普段温厚そうなエリンギがサスペンスあり、
ロマンスありと小説のような恋愛をしていたとは!(小説だけど)これはもう事件だよ!
それにしてもエリンギ格好いいですね。
こんな大変な経験をしたから今のような雰囲気がだせるのかな?
章の最後の悦子とのやり取りには大笑いしたけど、ちょっと重い話を明るく終わらせるところなんかもいいですね。
この本の名物はやっぱりクズ編集者の貝塚とのやりとり。スカッとするし会話が面白い。
本人と面と向かってクズっぷりを論破するところも笑えるが少し可哀想になってきてしまう読み手の気持ちと反して貝塚の打たれ強さには感服してしまう。もしかしてMなの?
無礼で毒舌だけど何か憎めない悦子と案外お似合いなのでは?喧嘩するほど仲が良いと言うしね。
最後の貝塚の気持ち、これはもしかしてもしかするかも!う~ん楽しみ。
校閲だけにとどまらす、編集者、作家の視点でそれぞれの仕事の苦労や面白さがユーモラスに描かれているのも本書の魅力のひとつです。
悦子のファッション好きで校閲には無駄な戦闘服を着てくるところや、やりたい仕事ではないけれど完璧に近い仕事への姿勢は、ただ面白いだけでなく、好きなことをやりたいからこそ今を一生懸命頑張ろうと思わせてくれます。
「小説王」や「店長がバカすぎて」が好きな人なら十二分に楽しめかると思います。
今巻のサイドストーリーを読むと、物語やキャラに深みが出てきて更に面白くなりそう。
モーリーの仕事、悦子の仕事や恋の行方、
まだ気になることが盛り沢山!
次作を読むのが楽しみです。
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楽しかった!こんな人達いないとは思うけど、ほんとに楽しいお話でした。
キッパリ痛いとこ言うだけではなく、無理ない設定、業界知識、上手くできてるなーと思いました。
1冊目と続けて読まれる事を強くお勧めします!!少し忘れてた私はこれから1冊目を読み直します。楽しみです!
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これは職場の休憩中にちまちま読んでた!ドラマの校閲ガールが好きなんだけど!待って!貝塚まさかの!?となった笑笑
これで終わりにするつもりだったけど気になるから続編も買うことにする、、、積読が減ったら!笑
しかし部長のお話良かったなあ…!
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校閲ガール第二弾。今回は悦子を取り巻く人々のサイドストーリー。出版社に関わる仕事ならではの各々の悩みや葛藤がある中、頑張る姿は読んでいて元気がもらえる。悦子も要所要所に登場するし、第一弾の内容とも被るところもありとても面白かった。
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主人公の周囲の人物の話来たー!必ず主人公が出てきたのは良かったが主人公の登場が少なかったのは少し残念。でも相変わらず元気になれるお仕事小説でした。
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校閲ガールシリーズ第二弾。第一弾に登場したキャラクターたちのサイドストーリー。
人生ままならないことが多い。でもみんなどこかしら折り合いつけて生きている。
そんなことを考えさせられた、充実の短編集だった。
米岡さんの章で、“表現したい人は増えている、でもその表現に興味をもつ人は減っている”という行があり、
藤岩さんの章では、“源氏物語や森鴎外のようには今の文学は残らない”という行があって、
文学に詳しいわけではなく、エンタメとして楽しむ単なる本好きではあるのだけど、考えさせられる。
登場人物たちの毒のあるセリフと、考えさせられるところと、これまでに読んだ宮木あや子さんの作品は、そのギャップがおもしろいなぁと思う。
さて、第三弾はより一人ひとりのキャラクターに注目しながら楽しめそう!
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米岡さんの話を読んで、好きになった相手から他の相手へのプロポーズの相談をされるなんて、私だったら目の前が真っ暗になってガラガラと崖が崩れ落ちる様な思いがするな、と思った。
何かを生み出す職業は大変だな。作家さんなら物語が浮かばなければ出版に繋がらないし、それは生活していけないのだから。貝塚さんが1人の作家さんを見放さずにいた事が意外だった。
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ショートストーリーなのに泣ける…!宮木あや子さんの地の文の崩し方は、違和感がなくて好きだ。キャラがとても魅力的。もっともっと読みたくなる。
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校閲部の同僚、文芸編集者、大御所作家…校閲ガールのまわりも大変で! 日々の仕事への活力が湧く、ワーキングエンタメ第2弾。『ダ・ヴィンチ』、ウェブサイト『ダ・ヴィンチニュース』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。
あり得ないよなぁと思いながら楽しめました。
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シリーズ第2作目。主人公を取り巻く同僚の話をメインで描かれている。それぞれがそれぞれに悩みや信念を抱えながら毎日仕事をしていて理想の人生と現実の人生に折り合いをつけながら生きていると感じた。当たり前だけど、脇役なんかいなくて、一人一人が人生の主役だと改めて思った。
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この小説に出てくる女性たちはみんな口は悪いけどサバサバしてていいなぁ。セレモニー黒真珠、読んだんだけど全然覚えてないから、キャラリンクの喜びがなくて悲しい
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校閲ガールの2作目です。出版社の校閲部でお仕事をしている主人公の河野悦子。今回は1作目で登場した主人公の周りの人が順に主人公になる連作物語です。各物語で少し河野悦子が登場しますが、各物語の私は、それぞれの物語の主人公たちです。河野悦子のトークを楽しみにしている方には、少し寂しいかも。1作目を読んでおかないと、お話がつながりません。
最新刊通知が来て驚いた。
2017年2月に購入したのに、続編の新刊通知がきて驚いた。
多分既に文庫化された1作目を購入して、2作目は単行本の電子書籍だったんだろうけど、電子書籍だと区別つかないから文庫版も単行本版もシリーズでまとめて欲しかった。
そうでなきゃ、無理にシリーズでまとめなくても良いのに。
青崎有吾の裏染天馬シリーズはそんな感じ。
既に持っているので購入できないまま、続編が薄く表紙だけ表示されているのが悲しい。
電子書籍ならではの事だし、何とか解決してもらえないものだろうか?
内容は面白かったけど、本来の主人公の話ではないので星一つマイナス。
本来ならこれはスピンオフ作品でしょ。
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校閲ガール第二弾。
読み始めは「なんだよー悦子サブかよー」と一瞬がっかりしたけど、悦子を囲むキャラクターたちの解像度が上がり良い作品だった。
ドラマにも取り上げられているエピソードもけっこうあって、「あぁ、あの話の背景ってこうだったんだ」とまた違った見方ができた。
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心に染み渡るエピソードが多いなか、結果的には悦子の魂のリサイクル説、アバンギャルドな輪廻観が一番印象に残りました。
悦子は本書では脇役に回っていますが、少ない出番のなかでもキャラクターの立ち具合いが圧倒的でした。
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河野悦子
校閲部。『Lassy』の編集者になりたい。
森尾登代子
『C.C』の編集者。景凡社の女子高生向けファッション誌『E.L.Teen』の読者モデルをしていた。
田端キャサリン
『Lassy』読者モデル。
サキ
プロのモデル。
エレン
プロのモデル。
ミリカ
読者モデル。
藤岩りおん
文芸編集部。
八剣
ギュルテールジャポン副編集長。
亀井
副編集長。
貝塚
悦子と同期入社の文芸編集者。
晴海
ウェイター。
まあちゃん
米岡が子供のころ、近所に住んでいたひとつ年上のおねえさん。ゴミ置き場で少女漫画雑誌と電車関係の古雑誌を交換した。
米岡光男
校閲部。四条真理恵に心酔。
正宗信喜
凹版印刷の営業。
リタ
ハナ
二丁目でリミットという店をやっていた。沖縄な基地の近くでハナのお母さんがやっている店を継ぐため沖縄に移住した。
マサくん
リミットの後の店。強面な坊主頭の青年。
綾小路公陽
藤岩の彼氏。
今井
受付嬢。
浦部昌美
明壇社。
宮元彩子
デビューして二十六年、四十九歳。
土田いち子
燐朝社の単行本担当。
濱野
編集者。
田巻悠太
五年前に冬虫夏草社の新人賞を取った作家。
本郷大作
王寺伸治
作家。児童売春の容疑で逮捕。
エリンギ
校閲部部長。茸原渚音。
桜川葵
作家。
木崎
米岡の大学の友達。
亮子
本郷の妻。
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本編より良かったかも。
河野悦子の貝塚に対する発言はなかなか見もの。
編集者って相当大変な仕事なんだなと思った。
なんか続編もあるみたいだし、本屋探してみよう。
Posted by ブクログ
森尾、米岡、藤岩、貝塚、エリンギ、本郷が主役となった短編集。悦子があまり出ないのでテンションは低めだけど、キャラ造形がしっかりしてるので、前作を楽しめた人は楽しめると思う。
エリンギの過去が意外すぎて…。
Posted by ブクログ
校閲ガールに登場した人物達のスピンオフ集。主人公の河野とは視点が変わるとどう見えるか、河野ははっきりとした価値観で動いていると思うが、そんな河野を周りはどう見ているかが感じられて面白い。
人によって考え方が違うこと、人の背景まで想像するのは難しいが、みんな色々あるんだと言うことを再確認できる。
単体でもそれなりに面白いが、校閲ガールに厚みをもたせるためのエクスパンションパックみたいなかんじ。
Posted by ブクログ
シリーズ二作目。
主人公である河野悦子はほとんど登場せず、彼女の周りの人物にスポットを当てた、スピンオフ的な作品集。
出版社に所属する人たちの、仕事に対する様々思いが興味深く、読んでいるとつい応援したくなってしまいます。
また、小説を通して未知の仕事に想像を巡らせる楽しさもありました。
時に、重さを感じる内容ですが、敢えて軽快さを強調しているところも、このシリーズの特徴で、未来に対して希望を失わず、前向きな気持ちになれる、そんな一冊です。
Posted by ブクログ
今回は悦子の周辺の人々がメインです。
森尾さんの話が好きです。キラキラしていた時代を直視できなくなって、今も輝く人を妬ましく思ってしまったりして。そんな気持ちがよく分かります。でも、きちんと見ていてくれる人がいる。器用に立ち回ることから、自分の意志を表現し出した森尾さんが素敵です。
貝塚さんは悦子に気持ちが向くの!?気になります!
Posted by ブクログ
オシャカワこと前作主人公の悦子は脇役となり、他の登場人物の視点から語られる短編連作集(スピンオフ作品)。個人的には男性陣(?の人もいるが)の話がお気に入り。実はある使命感を持って仕事している貝塚に感情移入。ちょっと毛色は違うかもしれないが、今は認知されていないが、世の中のために新しいことに取り組んでいる会社や団体に投資する感覚に近い。自作も楽しみ。
Posted by ブクログ
一作目から随分時間が経ってからよんだので、脇キャラたちをあまり覚えていなかったのだけど、面白かった。部長の話が一番インパクトあったけど、黒真珠の木崎がでてきて驚いた。短いこの感想にもいっぱい赤が入りそうだな、と思った。