【感想・ネタバレ】校閲ガール ア・ラ・モードのレビュー

あらすじ

出版社の校閲部で働く河野悦子(こうのえつこ)。
部の同僚や上司、同期のファッション誌や文芸の編集者など、彼女をとりまく人たちも色々抱えていて…。
日々の仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第二弾!
===
憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。
入社して2年目、ファッション誌への異動を夢見て苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々を過ごす悦子。
そして明るく一直線な彼女の周りには、個性豊かな仕事仲間もたくさん。
悦子の同期で帰国子女のファッション誌編集者・森尾、これまた同期の東大出身カタブツ文芸編集者・藤岩、校閲部同僚でよきアドバイスをくれる、ガールなんだかボーイなんだかのお洒落男子・米岡、悦子の天敵(!?)のテキトー編集男・貝塚、エリンギに似ている校閲部の部長・茸原、なぜか悦子を気に入るベテラン作家・本郷、などなど、彼ら彼女らも、日々の仕事の悩みや、驚くべき過去があって……。
石原さとみ主演で連ドラ化された、読むと元気が出るワーキングエンタメ!
おまけまんが:さく=宮木あや子・まんが=茶谷怜花
解説=唯川 恵

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ショートストーリーなのに泣ける…!宮木あや子さんの地の文の崩し方は、違和感がなくて好きだ。キャラがとても魅力的。もっともっと読みたくなる。

0
2023年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018/3 1冊目(通算33冊目)。「校閲ガール」の悦子の周りにいるそれぞれの人々を主人公にした短編集。校閲ガール本編では語られなかった悦子の周りにいる人々の人物像が詳しく分かり世界観が広がっていくようで読んでいて楽しい。話でグッと来たのは、編集者の貝塚の話と校閲部の部長の話。自分が男性だからという点でもあるが、部長の話は反則だろと思いつつ切なくなってしまった。続編の「トルネード」は今手元にないが、必ず手に入れて読みたいと思う。

0
2018年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心に染み渡るエピソードが多いなか、結果的には悦子の魂のリサイクル説、アバンギャルドな輪廻観が一番印象に残りました。

悦子は本書では脇役に回っていますが、少ない出番のなかでもキャラクターの立ち具合いが圧倒的でした。

0
2025年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

河野悦子
校閲部。『Lassy』の編集者になりたい。

森尾登代子
『C.C』の編集者。景凡社の女子高生向けファッション誌『E.L.Teen』の読者モデルをしていた。

田端キャサリン
『Lassy』読者モデル。

サキ
プロのモデル。

エレン
プロのモデル。

ミリカ
読者モデル。

藤岩りおん
文芸編集部。

八剣
ギュルテールジャポン副編集長。

亀井
副編集長。

貝塚
悦子と同期入社の文芸編集者。

晴海
ウェイター。

まあちゃん
米岡が子供のころ、近所に住んでいたひとつ年上のおねえさん。ゴミ置き場で少女漫画雑誌と電車関係の古雑誌を交換した。

米岡光男
校閲部。四条真理恵に心酔。

正宗信喜
凹版印刷の営業。

リタ
ハナ
二丁目でリミットという店をやっていた。沖縄な基地の近くでハナのお母さんがやっている店を継ぐため沖縄に移住した。

マサくん
リミットの後の店。強面な坊主頭の青年。

綾小路公陽
藤岩の彼氏。

今井
受付嬢。

浦部昌美
明壇社。

宮元彩子
デビューして二十六年、四十九歳。

土田いち子
燐朝社の単行本担当。

濱野
編集者。

田巻悠太
五年前に冬虫夏草社の新人賞を取った作家。

本郷大作

王寺伸治
作家。児童売春の容疑で逮捕。

エリンギ
校閲部部長。茸原渚音。

桜川葵
作家。

木崎
米岡の大学の友達。

亮子
本郷の妻。

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

脇をかためる登場人物がそれぞれ一人称で語る短編集。
校閲の文章といい、作者の文体練習として書かれているような気もする

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2021年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は悦子の周辺の人々がメインです。
森尾さんの話が好きです。キラキラしていた時代を直視できなくなって、今も輝く人を妬ましく思ってしまったりして。そんな気持ちがよく分かります。でも、きちんと見ていてくれる人がいる。器用に立ち回ることから、自分の意志を表現し出した森尾さんが素敵です。

貝塚さんは悦子に気持ちが向くの!?気になります!

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2020年09月19日

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