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出版社の校閲部で働く河野悦子(こうのえつこ)。
部の同僚や上司、同期のファッション誌や文芸の編集者など、彼女をとりまく人たちも色々抱えていて…。
日々の仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第二弾!
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憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。
入社して2年目、ファッション誌への異動を夢見て苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々を過ごす悦子。
そして明るく一直線な彼女の周りには、個性豊かな仕事仲間もたくさん。
悦子の同期で帰国子女のファッション誌編集者・森尾、これまた同期の東大出身カタブツ文芸編集者・藤岩、校閲部同僚でよきアドバイスをくれる、ガールなんだかボーイなんだかのお洒落男子・米岡、悦子の天敵(!?)のテキトー編集男・貝塚、エリンギに似ている校閲部の部長・茸原、なぜか悦子を気に入るベテラン作家・本郷、などなど、彼ら彼女らも、日々の仕事の悩みや、驚くべき過去があって……。
石原さとみ主演で連ドラ化された、読むと元気が出るワーキングエンタメ!
おまけまんが:さく=宮木あや子・まんが=茶谷怜花
解説=唯川 恵
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Posted by ブクログ
校閲ガール第2弾
悦子の周りの人達にフォーカスを当てて、彼ら彼女らの人物像がより詳細に描かれる作品
ドラマは登場するキャラクターはほぼ原作と同じ、設定や年齢、役職等変えられてる所もあるが、わりと原作に基づいたストーリー構成だったのだなと改めて思い出す
ドラマの藤岡さんは本当に堅物だけど、原作の藤岡さんは堅物ながらも女の子らしい所が垣間見える年相応の女性なんだなとか(原作では新卒、ドラマではベテラン設定なのでそれもあるのか?)
森尾も森尾で、ドラマでは久しぶりに会ったかつての悦子の後輩という立場からか、悦子にも周りにもかなり控えめな印象だったが、原作では悦子と同様ハッキリ意見を言い、悦子との相性がよく同期兼親友みたいに描かれているこの仲の良さが女友達感があって好きだなとか
数年ぶりに読むとやっぱり所々忘れてる所が多かったが、貝塚と悦子の関係性が好きなので貝塚が自分の意識しないうちに悦子に魅力を感じ始める描写だけはよく覚えていた
悦子は自分の意見をハッキリ言うけど、決して根が悪かったり、性格が悪い訳ではなく、良くも悪くもどうでもいいので、ハッキリ切り捨てた意見で人が傷つくことはあまりない
自分の目標がしっかり定まっていて、それに向かって今できることをコツコツ頑張って完ぺきにこなそうと努力してる
私自身、嘘が付けないタイプなので悦子同様ハッキリ物事を意見するタイプなのだが、それが人を傷つけてしまうこともある時があると、なんとなく気づいているし、悦子みたいにハッキリした目標もなく、ただ今の仕事を淡々とこなすだけ...
人生にはロールモデルが居た方がいいと聞く
私はこれから悦子をロールモデルに生きていこうかなぁなんて思ったりした、そんな1冊でした
Posted by ブクログ
よかった!
出てくる人がよいし、ところどころにはっとする文章がある。前巻もそうだった。
出てくる人たちは自分を知ってる。自分がどういう人で、人の目にどのように映っていてそれが決してよい映り方でなくても、そこから何ができるか考えている。そこでへこんだりしていない。そうありたいと思う。
「誰だって良い仕事をしたいと思っている。後世に残ろうと残るまいと、今このとき目の前にある何かを最良の状態にして世の中に出したいと願っている。(p.126)」
なぜ自分は好きでもない仕事をがんばっているんだろう?と思っていた答えだと思った。好きでなくても、目の前の自分の仕事を最良の状態にして次に渡したいということ。
Posted by ブクログ
今回は校閲ガールのまわりのガールと
ウーマン、ボーイ達6人のサイドストーリ。
なので残念ながら校閲ガールの出番が少ない。
これはやってしまった!と思いきや
予想に反して、物語にグイグイ惹き寄せられてしまった。まるで悦子に何かで引っ張られているように。
どの話もクスッと笑えるところがあるだけでなく、登場人物の日々の仕事の悩みや意外な過去に驚かされたり、そんな思いがあったんだと違う一面を見せられることにより、魅力が増し親近感や愛着がわいてきます。
一番驚かされたのは悦子の上司で部長の茸原
ことエリンギ。あのエリンギが?
普段温厚そうなエリンギがサスペンスあり、
ロマンスありと小説のような恋愛をしていたとは!(小説だけど)これはもう事件だよ!
それにしてもエリンギ格好いいですね。
こんな大変な経験をしたから今のような雰囲気がだせるのかな?
章の最後の悦子とのやり取りには大笑いしたけど、ちょっと重い話を明るく終わらせるところなんかもいいですね。
この本の名物はやっぱりクズ編集者の貝塚とのやりとり。スカッとするし会話が面白い。
本人と面と向かってクズっぷりを論破するところも笑えるが少し可哀想になってきてしまう読み手の気持ちと反して貝塚の打たれ強さには感服してしまう。もしかしてMなの?
無礼で毒舌だけど何か憎めない悦子と案外お似合いなのでは?喧嘩するほど仲が良いと言うしね。
最後の貝塚の気持ち、これはもしかしてもしかするかも!う~ん楽しみ。
校閲だけにとどまらす、編集者、作家の視点でそれぞれの仕事の苦労や面白さがユーモラスに描かれているのも本書の魅力のひとつです。
悦子のファッション好きで校閲には無駄な戦闘服を着てくるところや、やりたい仕事ではないけれど完璧に近い仕事への姿勢は、ただ面白いだけでなく、好きなことをやりたいからこそ今を一生懸命頑張ろうと思わせてくれます。
「小説王」や「店長がバカすぎて」が好きな人なら十二分に楽しめかると思います。
今巻のサイドストーリーを読むと、物語やキャラに深みが出てきて更に面白くなりそう。
モーリーの仕事、悦子の仕事や恋の行方、
まだ気になることが盛り沢山!
次作を読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ
校閲ガールシリーズ第二弾。第一弾に登場したキャラクターたちのサイドストーリー。
人生ままならないことが多い。でもみんなどこかしら折り合いつけて生きている。
そんなことを考えさせられた、充実の短編集だった。
米岡さんの章で、“表現したい人は増えている、でもその表現に興味をもつ人は減っている”という行があり、
藤岩さんの章では、“源氏物語や森鴎外のようには今の文学は残らない”という行があって、
文学に詳しいわけではなく、エンタメとして楽しむ単なる本好きではあるのだけど、考えさせられる。
登場人物たちの毒のあるセリフと、考えさせられるところと、これまでに読んだ宮木あや子さんの作品は、そのギャップがおもしろいなぁと思う。
さて、第三弾はより一人ひとりのキャラクターに注目しながら楽しめそう!
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