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きのうまでの「普通」を急にアップデートするのは難しいし、 ポンコツなわれわれはどうしたって失敗もする。 変わらぬ偏見にゲンナリすることも、無力感にさいなまれる 夜もあるけれど、「まあ、いいか」と思える強さも身についた。 明日の私に勇気をくれる、ごほうびエッセイ。 〈目次〉 第1章 今日もなんとか生きていく 第2章 ポンコツな我々と日々のタスクと 第3章 大人の醍醐味・中年の特権 第4章 それでも生活は続くのだから
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Posted by ブクログ
気合い入れて頑張ろう!っとかいうのではなく、サラッと元気をもらえる本。ただ生きてるだけで頑張っているんだなって。
コロナ禍あたりのエッセイまとめ集。どこかで聞いた話…?読んだことあったっけと思ったが、スーさんのラジオとポッドキャストの話と重なっているのだと気づいた。やはりスーさんの文章では「生きるとか死ぬとか」が秀逸。その後に、妙位即答のおしゃべりが来て、私的にはエッセイは最後かなあ。テーマは面白いし事実関係も...続きを読む整理されているのだが、いい意味での強さ、言いっきりのかっこよさが、文章にすると一人歩きして恐くなってしまっているのが残念で。私もメールが怖い、と言われたことがあるので、なんとなくそういうことなんだろうなあと。いやでも面白いです。できれば、生きるとか死ぬとか的なシリーズをもう一度書いてほしい!
この本を読んで印象に残った言葉のひとつは、「普通という言葉をなるべく使わないようにしている」という部分だった(p.59)。 日常の会話の中で、私たちは無意識に「普通は~だよね」「普通に考えてあり得ない」などと口にしてしまうことがある。 でもその“普通”って、一体誰が決めたのだろうか。 気がつけば、自...続きを読む分が持っている常識や経験に照らし合わせて、他人の選択や価値観を勝手に測ってしまっていることがある。 「普通」という言葉には、人を黙らせる力がある。 それがたとえ善意から来ていたとしても、相手の選択肢を狭めたり、自信を削いだりしてしまう危うさを持っている。 けれど私は一方で、友人が苦しんでいるときや、視野が極端に狭くなってしまっているときには、「それって本当にそうかな?」「誰がそう言ってるの?」と声をかけてあげることも、大切だと思っている。 人はときに、自分を縛っている“べき”や“普通”の正体に気づいていないことがある。 だから、相手の選択を否定するのではなく、「その価値観って、自分で選んだもの?」と、そっと問いかけること。 そうやって、誰かの考えに寄り添いながらも、視野を広げるきっかけになれるような関わり方をしていきたいと思った。 また、p.72にある「他人の評価が気にならないほどのやりたいことをやるしかない」という一文も、今の私にとって大きな気づきだった。 社会に出ることを前にして、つい周囲の目を気にしたり、好かれようと振る舞ってしまう自分がいる。 でも、結局のところ、自分が「やりたい」「好きだ」と思えることに真っ直ぐでいられるかどうかが、自分らしさや信頼を育てていくのではないかと思う。 自分自身を見失わず、他人の“普通”にも染まらず。 そして誰かの人生や価値観に出会ったとき、「それもひとつの選び方だ」と思える広さと優しさを、これからも持っていたい。 この本は、そんな生き方を後押ししてくれるような一冊だった。
色々考えるきっかけになる話が多かったな。日々の暮らしや生き方、仕事の話など違うことだらけでも自身が行く道だなと思えることもあって参考になった。様々なことに疑問を覚える方ではないけれど、年齢を重ねていく中で漠然とした不安があったりして。スーさんのおかげでとりあえず日々を疎かにせず目の前のことをこなして...続きを読むいく事も良い事だと教わった。
とっても読みやすい文体であっという間に最後まで読めた。途中の挿絵が可愛い。ジェーンさんの本は初めましてだけど、言葉の端々から正義感とまっすぐな生き様を感じる。
全体に通奏低音の如く流れるのは、インディペンデント(自主性)の一文字に尽きます。 日常に無力感や憤りを覚えつつも、「負けへんで」と自力で生きて行く覚悟があふれているように思いました。 これは誰でもが抱く思いのはずですが、新鮮に映ったことを意味します。 ここにも薄っすらと僕の偏見が見える気がします。...続きを読む 男である僕は、ここまで何も考えずとも下駄を履かせてもらっていたのかも知れません。 多分、相当に。 男女間の小さな違和感や諦めていることを冷静に検証し、行動に繋げる様子も書かれていました。 仕方ないよと薄笑いする裏で、苦しんでいる人がいる。 そうであれば、変えていかないといけません。 それは伝統ではない、因習です。 明日の仕事を憂鬱に感じ、体の衰えを実感しては焦り、物覚えの力が格段に落ちたことに絶望する、中年の日々。 それでも何とか生きて行くしかないし、みんな同じなのだなと気付きます。 自分だけがと思っていたことに気付いただけでも、不思議と気持ちが楽になりました。 著者ジェーン・スーさんのポッドキャスト番組[OVER THE SUN]を今になって聞いていますが、もっと早く聞けば良かったと悔やむばかりです。 先日のイベントは動画で見たので、過去回と最新回を同時に聞き、楽しんでいます。 引き続き、ご自愛ください!
自分と自分、他者と自分、さまざま関係性の中で生きている私たち。 スーさんとは年代も違うし、住んでいるところも違う。 だがしかし、近所のお姉さんのような、時には友達のように寄り添ってくれるエッセイである。 私が感じている言葉を言語化してくれた!感動と嬉しさと共感と…様々な頷きが起こる本でした。 大切に...続きを読むしたい言葉が多かった。
大好きなすーさん本、読み終え至福〜 孤独は誰もが生涯付き合っていかねばならぬ不治の病ーーかぁ ほんとに、備えが必要だわーと感じるこの頃
雑誌の連載をまとめたものであるので読みやすいことに加え、その時の世相(コロナ前、コロナ禍、ポストコロナ)が反映されていて興味深い。歯の治療にまつわる騒動ついても勉強になりました。どの章にも光るスーさん節。ラジオを聴いているよう。なるほどなぁと考えさせられたり、私もその年代の時にこういう風になっていた...続きを読むいなぁと、私にとっては憧れの姉御的ポジションな方だわ。つまり、自分のことを自分でちゃんと愛せる大人でありたいってことですね。他のエッセイも読もう
最後のプロレスの3カウントに絡めた締めが心に残った。 『どんなに追い詰められても、2.99で肩を上げれば負けではない。生きていればいろいろあるけれど、2.99で肩を上げる。そういう生き方をしていきたい。』
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ジェーン・スー
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ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけど
わたしの名店
新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない
生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)
映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。
おつかれ、今日の私。
女に生まれてモヤってる!
女のお悩み動物園
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