【感想・ネタバレ】最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年09月21日

面白かった!
様々な思いで藝大に入り、色々な人に、物に、出来事に影響を受け考えを変えて言ったり、自分の考えをさらに強く持って行ったりする生徒たちに魅力を感じる
平凡な自分とはだいぶ違うんだなと思えるとこも、意外と身近なのかも、と思える部分もあり、本当に楽しませてもらった

各学科それぞれの人の話を聞...続きを読むいた後の藝祭の話が本結構気に入って、内容もだけど話の構成とかも考えられている感じがして読み進める度にどんどん中身に引き込まれて行った

読んだのが9月の初めで藝祭は9月の最初、、、もう少し早く読んでたら絶対藝祭行ってる!笑笑

0

Posted by ブクログ 2023年08月23日

東京藝大は音楽科のイメージで、倍率えぐい頭のいい堅苦しい感じがしていたけど、この本を読んでその先入観が壊された。
芸術は計算され尽くした小難しいものではなく、それこそカオスのなかで出来たものもあるのだとわかって、親しみやすさを感じた

0

Posted by ブクログ 2023年08月14日

上野駅の三省堂さんで購入。
芸術に魅入られた学生さんの、濃ゆい日々…
読んでてちょっとゾワッとくるくらい没頭して読んでしまった。藝大 凄く興味が湧いてきた。入ってみたくなりました。

0

Posted by ブクログ 2023年08月10日

野生の井口理がいたようないなかったような…
好きだから特技になるのか。ずっとやってたからそれが特技になってしまうのか。はたまたそれが自分のやりたいこと・やるべきことなのか。いや、それしかやることがないのか…
芸術の広義さを感じる作品であり、人間性はそこに顕著に見出されるものだと感じる文章だった。しか...続きを読むしながら、ずっしりと重たい文章とは違う。むしろ、作品の構成が端的でコミカルにつくられているためスキマ時間に読みたくなる、そんな本だと思う。

0

Posted by ブクログ 2023年07月05日

松本市美術館に行った時、ミュージアムショップに置かれていてタイトルに惹かれて買った。
読むのがすごく楽しくて面白かった!
個人的に天才が好きというのもある。

天才たちのカオスな日常とあるからとんでもない変人達の面白い話なのかと思ってたが、意外と天才たちも同じ人間で、ただ芸術が大好きな人たちなんだな...続きを読むと思った。
藝大に入れるぐらいだから天才であることは間違いないんだけど、みんなただ芸術が好きだからやってるだけってスタンスがすごくかっこよくて憧れる〜。

藝大には音校/美校があって全然違うように思えるけど、文化祭やイベントなど普段からお互いの得意分野を活かして交流があるよう。音校の人が特殊な楽器が必要になった時、美校の人に作ってもらったりとか、美校の人が作った神輿の横で音校の人が歌や踊りを披露していたりとか、それぞれの道の専門家(しかも国内最高峰)がいっぱいいてそれが一堂に会しているすごいところだ藝大は…憧れる…。
藝大の文化祭はそれはもうすごそうだった、行きたい。

筆者の奥さんも藝大の彫刻科出身の方なのだけど食器とか結婚指輪とか当たり前に自分で作ってる。生きてく力が強いというか、なんでも作ってみようとなる感じすごく好き。

あとまだKing Gnuになる前の学生時代の井口理のインタビューもあってびっくりした。

0

Posted by ブクログ 2023年02月19日

「ブルーピリオド」を読んで東京藝大に興味を持ち、どこまでが本当の東京藝大なのかを知るために購入した本。 音楽科についてや、美術科の中の陶芸分野等、幅広い分野の学生のインタビューがあり、満足できる内容だった。 芸大生時代のKing Gnuの井口が普通に登場していて、得した気分だった。

0

Posted by ブクログ 2023年02月15日

漆焼きの製造工程やヴァイオリニストの骨格についてなど普段知る由もない知識に触れることができ,好奇心をくすぐられながら楽しいままに読めた作品だった。藝大生の卒業後や早い段階で芸術に傾倒するリスクなど課題を感じたが,今に打ち込む学生たちの芸術への視点は,新鮮で面白かった。藝祭には絶対に今年行きたいと感じ...続きを読むた。

0

Posted by ブクログ 2024年04月02日

こんなに「カオス」という言葉がぴったりな小説を読んだことがない!
現役の妻を始め、美術学部、音楽学部の学生・卒業生から聞いた話が面白くてぶっ飛んでる。
特に、足湯を作ってお湯を入れるために電気ケトル6台を使ったら、6回も停電させちゃったっていう話が印象に残った。
藝祭に行ってみたいなぁー。

0

Posted by ブクログ 2024年03月23日

主に藝大学生へのインタビューで構成されている。

彼らがどんな生態なのか、どんな生活をしてきたのか・しているのか、どんな想いで芸術に向き合っているのか、温度感を持って感じることができる。

自分では体験することができない人生を追体験できた。

芸術分野に少しでも興味があれば、ぜひ読むべき作品。

0

Posted by ブクログ 2024年03月18日

知らない世界が広がっていて面白かった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約 3 倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本...続きを読む画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。

0

Posted by ブクログ 2024年03月09日

「抱腹絶倒の藝大探訪記」とのことで、藝大の面白エピソードを集めたものかと思いきや、それぞれの分野を突き詰める藝大生たちの生き様がずらり。
芸術とは縁遠い私からすると、こんな世界があるのか、こんな生き方をする人たちがいるのかと、驚かされるばかり。
「どうして人という生き物は、こんな変なことを一生懸命に...続きを読むやるのだろう?」
という一文に共感しつつ、人って面白いと感じられる一冊でした。

0

Posted by ブクログ 2024年02月15日

面白い。
藝大に限らず、世にある美大は何を「学ぶ」のかとずっと知りたかったのだけど、ちょっとだけわかってきた気がする。
芸術は考えるな!感じろ!みたいによく言われるけど、広く深い知識に裏付けされているものこそが、人の心を震わせるのだと、この本に出てくる人達は本能的に知っているのだと思った。
私はきっ...続きを読むとこんな風には生きられなくて、それが切ない気もするけど。

0

Posted by ブクログ 2023年10月11日

凡人には分からない世界だろうな、が、一文一文読み進めながら確信に変わった。

でも、面白い!凡人だけど、友達になって欲しい!!

そんな本でした。King gnu の井口さんが学生としてインタビュー受けていたのを見つけて、ここのインタビュー受けた人たち全員にエールを送りたくなりました。

0

Posted by ブクログ 2023年09月06日

面白かった。藝祭に行ってみたいと思った。定年後にもう一度勉強して藝大に入る人もいて、すごいなと思った。

0

Posted by ブクログ 2023年08月11日

一つのことに集中したり人と違う才能に気づいてそれを極めるって憧れる 身近にも藝大出身の人がいたがやはりどこか人と違って独特 自分もその生き方がいいかと問われると微妙だけど少しでも参考にして取り入れてみたい 自分とかけ離れた人生を垣間見ることができて楽しかった

0

Posted by ブクログ 2023年08月09日

漫画「ブルーピリオド」を購入したらおすすめに出てきたので、読んでみたらおもしろかった。
東京藝大へ行くような人は個性豊かなんだろうな、と勝手に思っているけれど、それだけじゃないんだなと感じた。調べたらマンガ版もあるのですね。

0

Posted by ブクログ 2023年05月02日

凡人には理解できそうもない芸術家の巣窟はさぞかしカオスだろうと読み進めてみたら、やっぱりカオスはカオスでした。でも、出てくる人は皆須く人間臭い。

なんで鉄が好きなのか?硬いから…

なんでコントラバスが好きなのか?低いから…

生み出すものは複雑でも、そこに至るまでの動機は至ってシンプル。

私自...続きを読む身この本を読んで藝大生に抱いた(勝手な)感想は、発想→着手までの早さ、実直さがすげー、というものです。

何かをやり遂げる人って、結局行動力がある人だと思うのです。

0

Posted by ブクログ 2023年04月23日

率直な感想としては、世の中にはこんな面白いことをしてる人がいるんだ。一つのものを追求してる人は価値観や視野が違って面白いと思った。
自分の知らない世界がそこには沢山あって、とても憧れた。

芸術をやってる人に対して昔から憧れはずっとあったけど多分私には向いてない。
人からやってみないと分かんない!と...続きを読むか言われるけどこれ読んでいやいや私こんな追求心ないし発想力もない、と将来の夢とかにはできないししないと思う。良くて趣味程度

でも意外とここに出てくる方は
"将来これで生きていこうと思わない"
って言ってる方が多くて、やりたいことを今やってるだけ、それが結果に繋がればいいって感じで驚き。でも逆にそれが成功?の秘訣だったりするのかな〜って。
だからといってみんな手を抜くわけではなくむしろ追求し続けているのが凄い。

なぜこの世界に居続けるのか?という説にたいして、"やりたいっていうより離れられない"とか"他にやりたいことがないから結局戻ってきてしまう" という内容を聞いて作者がふわふわした理由だな〜って思ってたけど、そういうものなのかもしれない。 って言ってる所に凄く共感した。

きっかけなんてそういう事でいいのかもしれない。結局なんとなくこれがやりたい、でいいんだと思えた。考えすぎの私にはこのくらいでいい。

共通して言えるのは、何かに向かって追求心がある人、芯が通っている人はとてもカッコいいし憧れる。私もそんなものに出会えるのかな。

0

Posted by ブクログ 2023年04月02日

天才の思考や言動を覗き見できて、とても面白かったです。音大・美大と対比して描かれている点も飽きずに最後まで読めた理由の一つかもしれません。人より何かが秀でている人生には、苦悩や孤独がつきものなのかもなと、深い部分まで考えさせられてしまいました。

0

Posted by ブクログ 2023年03月23日

まっすぐに、やりたいことをやる、作りたいから作るってすごくシンプルで素敵だと思う。
これみたら頭おかしいと思われそう、、、とか、常に他者からどう思われるか、世間的にどう映るか、みたいなことを考えてしまう私からすると、何かに突き動かされるようきして制作している藝大生はめちゃくちゃカッケェ。

0

Posted by ブクログ 2023年03月15日

うちの子も美大生。
やっぱり美大生って不思議に変わってる
東京藝大と比べたらランクは違うが、どこの美大生も独特の世界観があるんだなと思った

0

Posted by ブクログ 2023年02月28日

天才たちの変人ぶりを楽しもうと思って手に取ったし、作者もそれを意図してるのかなと思うけど、私はどちらかというと同じ人間だなあと思った。
もちろんぶっ飛んでるところはぶっ飛んでるし、行動力も努力もすごいんだけど、悩み方は普通の大学生と変わらないなあって。
私もやってやるぞ〜という気持ちになれる。

0

Posted by ブクログ 2024年01月20日

抱腹絶倒、本当にこんな人いるの?と思うほど、「振りきれた」人ばかり。絵を描く技術は教えられても、芸術は教えられるものではない。そもそも、基本的技術が身に付いていなければ藝大には入れない。だから浪人も多い。また、定年後に入ってくる人もいる。

取得すべき単位も少なく、一年に数回授業に出ればいいこともあ...続きを読むる。あとは自由。何かやりたいこと、やらずにはいられないことがないと、藝大で生きていくのは難しい。


著者の奥様が藝大の美校(藝大の美術系の学科)に在学しており、顔面の型を取るために、夜な夜な自分の顔に紙を貼っているような人。他にも、木材から箸やスプーンを彫り出したりなんて朝飯前。

美校の隣には音校があるので、東京藝大では美術と音楽の両方に触れられる。美校は土方まがいの体力勝負。教授がつなぎ着て頭にタオル巻いてたり。

音校は気品がありピシッとしている。お金持ちも多い。声楽科もあるので、鼻唄ですら美しくて聞き惚れるほど。隣とハモってたり。

藝大の学祭に出される御輿は、プロ顔負けの出来映え。巨大な発泡スチロールから、生き物などを彫り出して着色する。御輿を担ぐ人の法被もオリジナルだし、歌は声楽科が参戦。すごくクオリティが高いそうで、一度見てみたいと思った。

0

Posted by ブクログ 2024年02月24日

二宮さんのライトなファンなので購入しましたが、想像以上に軽い読み物でした。しかし自分の周りにはあまりいないような人種がこれだけ集まっている世界ってなかなか面白かったです。特にアート系の人々は常人離れしているというか、神様に才能を与えられた人はある意味その才能のために生きなくちゃならないってことがある...続きを読むのかもしれない。

0

Posted by ブクログ 2023年11月18日

タイトルや表紙から、超絶ヘンテコな人たちが登場して、想像を超えるカオスな世界を形作っている様が描かれているのではないかと期待していたのですが、それほどでもなく・・・。
更に奥まで掘り進めて、書き口ももうちょっと面白くして欲しかったな~・・・。

0

Posted by ブクログ 2023年10月09日

東京藝術大学に通う著者の妻がきっかけとなった1冊。 流れよく読みやすいです。在校してる学生へのインタビューから知られる、藝大生の本音や学生生活を垣間見れる。常識を吹っ飛ばす学生達の想像を超えるセンスと自由が、構内だけの日常となってる事が勿体ないくらい輝かしい場所だと知り、益々藝大への憧れが強くなりま...続きを読むす。『好き』を形に日々邁進する藝大生の熱さが集まる藝祭に行ってみたくなりました。学生の考えに著者のツッコミ場面も多々あって著者の素直な受け取り方がお茶目で楽しいと思いました。

0

Posted by ブクログ 2023年09月27日

自分の身の回りでは藝大出身者がいないため、学校の雰囲気を知ることができてとても面白かった。特に美術側の学生へのインタビューは、普段自分が感じる芸術へのハテナを理解するヒントになった。

0

Posted by ブクログ 2023年08月12日

こ…これはすごい!
物作りの天才たちの本
東京藝術大学に通う方々の生活苦悩
私には思い浮かばない発想
なんじゃこりゃ!
ついつい言葉を調べたりインタビュー受けての人の名前を調べて作品を確認してしまう!

作品作りに2日間この集中力凄すぎて!
本当に芸術は爆発

0

Posted by ブクログ 2023年06月24日

ぬーの井口氏が登場して驚いた笑
美術と音楽に生きる若者たち。
2014年から2016年にかけての取材とのこと。
10年を経て、世に出てきている人たちもいる頃だろう。
彼らを捉えていた芸術が、今も彼らと共にありますように。

0

Posted by ブクログ 2023年02月21日

専門用語が多く使われているので想像しがたい部分もあったが、自分が知らない世界を知ることが出来るのはやはり「読書」の強味だと再認識できた。
実際の生徒さんにインタビューしているので、その後何をしているのか調べることが出来る。"ノンフィクション"の面白いところである。興味がある人は調...続きを読むべてみるのもオススメである。

美校と音校を比べて、外見や服装は想像通りだったが、校舎や設備、風習がかなり違っていて驚いた。美校は良い意味で自由な印象を受けた。芸術は判断基準が曖昧だからこそ「芸術は教えられるものじゃない」とう言葉がかなり響いた。
音校は『のだめカンタービレ』の印象が強かったが、そこで描かれていることのより奥深いところまで知ることが出来た。音楽は一発勝負だからこそ厳しい世界であり、面白い印象を受けた。個人的に楽器の種類ごとにどんな事に気を付け、何を意識して練習をしているのか知ることが出来て興味深かった。指揮者=「交通整理」という表現がお気に入り!
ただ、何かに特化した学校については、芸術や音楽が得意で好きな人達が集まった学校のイメージを抱いていたのでそうではないことは意外だった。(当たり前なんだけどね)

藝大=「芸術界の東大」の表現の通り、入試は厳しいしただ芸術や音楽が好きなだけではやっていけない世界だと感じた。「光るものを持っている」人だけが通用する世界。自分が通っている普通の大学とはまるで違う世界だ。

0

「ノンフィクション」ランキング