戦場のコックたち

戦場のコックたち

1,018円 (税込)

5pt

1944年6月、ノルマンディー降下作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーのエドら同年代の兵士たちとともに過酷なヨーロッパ戦線を戦い抜く中、たびたび戦場や基地で奇妙な事件に遭遇する。忽然と消え失せた600箱の粉末卵の謎、オランダの民家で起きた夫婦怪死事件、塹壕戦の最中に聞こえる謎の怪音――常に死と隣あわせの状況で、若き兵士たちは気晴らしのため謎解きに興じるが。戦場の「日常の謎」を連作形式で描き、読書人の絶賛を浴びた著者初の長編ミステリ。【目次】プロローグ/第一章 ノルマンディー降下作戦/第二章 軍隊は胃袋で行進する/第三章 ミソサザイと鷲/第四章 幽霊たち/第五章 戦いの終わり/エピローグ/主要参考文献ほか/解説=杉江松恋

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戦場のコックたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦中、アメリカ軍の志願兵で特技兵(コック)となったティムのお話

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    1944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。特技兵(コック)でも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ。新兵ティムは、冷静沈着なリーダーの

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

     子供のころからレシピ帖を眺めるのが大好きで、自宅の雑貨屋の店先で売るお惣菜が大人気の祖母の手料理で育ったティモシー。だけど、世界恐慌になると、食材は貧しくなり、父親は店を畳まざるを得なくなった。
     第二次世界大戦にアメリカが参戦し、募兵ポスターが貼られるとティモシーは多くの若者と同様「給与」ともし

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    南極料理人みたいな感じで戦場で供給される物資をなんとか算段つけてお料理するユーモア系の小説かと思ったら全然違った。

    戦場にふとあらわれる小さな謎を解きながら、軽快なおしゃべりとユーモアも交えながら、深まりゆく戦況につれこのお話のテーマがゆっくりと姿を表す。
    戦争というものについて。
    失われた者は2

    0
    2024年09月17日

    Posted by ブクログ

    タイトルとカバーからは想像できないレベルでゲキ重な小説だった。
    グロテスクな描写が苦手な方はにはお勧めできません。

    0
    2024年06月02日

    Posted by ブクログ

    何故かノンフィクションと思い違いして購入した本作。普段小説はあまり読まないのでどうかなと思ったけど、案外ハマり、比較的分厚い本だがあっという間に読み終えた。

    タイトルと表紙のイラストから、戦場メシ的なのほほんな話を想像していたが全く違った。しっかり戦争小説。ノルマンディー上陸作戦からベルリン崩落ま

    0
    2023年05月09日

    Posted by ブクログ

    戦争の凄惨さだけでなく、兵士として従軍した人の精神の変化も感じられて辛くなった。
    でも、今読むことに意味のある本だと思ったし、読んでよかった。
    とりあえず今はクラムチャウダーが食べたい。

    解説に感じたことがまとまっていた。

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    ロシアによるウクライナ侵攻が勃発してしばらく経った時、書店で今読んで欲しい本として並べられていた本作。

    物語はノルマンディー降下作戦で初陣を果たす合衆国陸軍のコック、19歳のティムと彼の仲間たちが戦地で起こる不可解な出来事を謎解いていくミステリー。表紙の絵とあらすじから、もっとポップなものかと思い

    0
    2022年09月06日

    Posted by ブクログ

    初めはこういった小説をあまり読むことがなく読み進められなかったのですが、中盤以降は登場人物同士の関係性と謎解き要素が面白くなり一気に読み終えました。

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    正直タイトルに惹かれただけで読みはじめた作品だけど、プロローグからグイグイ惹きつけらました。文庫で500ページ超の割としっかりした量にも関わらず、すいすい読めました。過不足ない情報量と、文字を追うだけで自然に展開が頭に入ってくる表現力を感じます。

    第二次大戦中の若き連合軍コック兵を主人公に、戦火の

    0
    2021年07月09日

    Posted by ブクログ

    美味しい食事でも紹介してくれるような本なのかと思ったら...
    浅はかな思いで読み始めた自分を一括したい。

    戦禍の中で起こるちょっとした謎をコック仲間と一緒に解きながら話が進んでいく。

    戦争は、なんでも奪っていってしまう。
    家族も家も居場所も思い出すらも。

    戦い、引き金を引くということは
    誰かの

    0
    2024年10月13日

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