【2012年1月5日スタート、ドラマ「デカ黒川鈴木」原作】町で野生のサルの被害が問題になり、変人学者の主張でサル対策を警察が主動しなければならなくなった。しかも不可解な状況で発生したボスザルの死の謎をも解き明かす必要に迫られ、黒川刑事はしぶしぶ捜査に乗り出す――表題作「田舎の刑事の動物記」をはじめ六編を収録。猿を追いかけ、蜂に追いかけられ、奥さんと台湾旅行に出かけて散々な目にあう黒川、今回は殺人事件にも遭遇します。田舎でだって難事件は起こる。鬼刑事黒川鈴木、今日も奮闘中。ミステリーズ!新人賞受賞作家が描く大好評シリーズ第二弾、肩の力を抜いてお楽しみください。
Posted by ブクログ 2015年02月12日
このシリーズ初めて読みました。文体が超好みです。
刑事の黒川鈴木さんは常に丁寧語。
行動がまったく読めない妻やバカな部下に翻弄され
胃を痛め半泣きになりつつ事件を解決します。
孫かわいがりのあまり小学校の遠足スケジュールに
無理やり警察署見学を組み込んじゃう署長や、
「自分を第一に考えろ」という祖母...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月23日
前作にも増してギャグとミステリが冴えています。推理力は抜群なのにいじられキャラの主人公・黒川にしろ、無能で能天気な部下・白石にしろ、神出鬼没の毒舌家の黒川夫人にしろキャラクターの個性が楽しいです。しかもギャグの中にサラリと伏線を忍ばせているのですから。そうそう、黒川夫人の毒舌の奥のそこの向こうに、ち...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月08日
田舎の刑事、黒川鈴木が主役のユーモアミステリー第2弾。
今回も相変わらず緩い世界観の中で起こる事件を解決する。
そして相変わらずユーモア溢れる登場人物たち。主役の黒川は周りにいじられどんどん可哀想になっていくし、嫁はどんどん黒くなっていくし、部下の白石はどんどんバカになっていくし…
しかしミステリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月07日
前作同様、主人公黒川鈴木刑事を中心に、白石刑事、赤城刑事、黒川嫁が中心となって織りなすコント型(?)ミステリ。
作者さんには申し訳ないのですが、ミステリ部分よりコント的なところを期待して読んでしまってる自分がいたので、謎解き部分はあんまり興味持てず、登場人物達がいかに面白おかしく立ち回るかに着目し...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月05日
ますます好調、田舎の刑事トリオと署長に黒川さんの奥さん。マンガというより、漫才の台本のような気がしてきた。今回は「台湾旅行記」、「動物記」、「冬休みの絵日記」がおもしろかった。「闘病記」は謎解きがちょっと複雑すぎて、白石くんではないが、「ぎゃあ、頭が、俺の頭が割れそうです」。「台湾旅行記」で提示され...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月27日
「田舎の刑事の趣味とお仕事」に続く第2弾です。
いやぁ、今回も笑いました。
黒川・白石の掛け合い。
黒川・黒川の奥さんの攻防(黒川さん攻め込まれてばっかりですが)。
真面目な部下の赤木君もなんだか順応してきた感じで、色んな意味で成長してきてます。
課長もただのマイペースかと思いきや、黒川に対してな...続きを読む