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1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つ――。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
国家が、名も無き大衆が、冷静に考えれば違和感のある方へ、道義的ではない方へと歩み始めた時。暴走しだした時。 あなたは、私は、それを止めるべく動けるか。 それとも日常に埋もれて、考えることを放棄するか。力なき一市民にできることなどないと、我が身を守るだけか。 Noと言える人、立ち向かえる人が多数派に...続きを読むなったとき、きっとようやく人類世界から虐殺や戦争がなくなるのだろう。 いや、どうだろうな。結局のところ、変えられるのは自分の言動だけで、ひとたび何かを強く思い込んだ他人を説得することは、同じ風土の中に暮らしている人同士でさえこんなに難しいのに、そんな日は来るのか。来て欲しいのだけど、正義はそれぞれにあって、だからこそ人間は、たとえ善人でも残酷になることがある。 ならばせめて、お前は何を選択し、どう振る舞うのかと、自問自答を放棄しないべきか。 戦争を決断する時、負けた場合を考えないやつらに、舵取りを任せてはいけない。どんな時でも、最もひどく犠牲になるのは、私たち庶民なのだ。民主主義に生きるなら、私たちは考え、主張することを放棄してはいけない。 他人に刃を向けるとき、その刃がいつか自分に向くかもしれないことを、忘れてはいけない。なぜ人はいつも自分は迫害できる側だと思ってしまうのだろう。 そんなことを思った、考えた作品だった。 ナチスが政権をとる前夜から、戦中、降伏後のドイツを舞台に、それぞれの情勢下に生きる人々が克明に描かれる。大きな政治や軍事の話ではない。日々を生きる一人一人の姿だ。監視され、密告され、飢え、連行され、殺されていくユダヤ人。反ナチズムの人たち。"アーリア人"でない民族。社会の役に立たないと決めつけられた人々。 違和感を感じつつ、ナチズムの過激化をついに止められなかったドイツ人。そして爆撃に脅え、飢え、過激に批判され、陵辱されていくドイツ人。 膨大な資料を元に、史実に誠実に、敬意をもって書かれた作品であることが分かる。 簡単に善悪を語らない点も素晴らしいと思った。 深緑さん、お見事でした。
第2次世界大戦終戦直後のドイツの話。戦中の様子が幕間として描かれ、ドイツ市民の困窮ぶりやユダヤ人、障害を持つ人への差別が詳細に書かれていて読んでて胸が痛くなる。 主人公の芯の強さが周りの人をも正しい道へと導いた気がした。
はじめは暗く辛い戦争の話が続きますが後半の展開は目まぐるしく変わり続きが気になりました。 第二次世界大戦の詳しい描写に辛い気持ちになりましたが、戦争と人間の愚かさを教えてもらいました。 もっと世界史を勉強しなくてはとういう気持ちになりました。
第二次世界大戦で敗戦後間もないドイツでの物語 幕間として、主人公視点で戦前、戦中、そして物語の冒頭に繋がるまでが断片的に描かれる 以下、公式のあらすじ --------------------- 戦争が終わった。 瓦礫の街で彼女の目に映る空は何色か ヒトラー亡き後、焦土と化したベルリンでひとりの...続きを読む男が死んだ 孤独な少女の旅路の果てに明かされる真実とは―― 読後、きっとこのタイトルに心が震える。 1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。 --------------------- 日本での戦争に関する様々なエピソードは好むと好まざるに係わらず子供の頃から知る機会はあったわけだけれども 同盟国であったドイツの状況に関しては、ナチスの行ったユダヤ人の虐殺をしってはいても具体的にどんな状況だったのはは詳しく知ろうとしなければ知る機会がない この物語がどこまで事実に基づいているのかは不確かだけど 巻末の参考資料を読めばその確からしさがわかるのだと思う アーリア人から見た戦争とはどんなものだったのか 戦時中に自ら積極的に行った事ではなかったとしても、「戦争だったから仕方がない」のか 戦後に断罪される「善良な市民」と、その「責任」 指導者を選んだ責任 そうせざるを得なかった社会の風潮 そして自己を納得させるための理屈 いくら抗おうとしても、個では難しかったのかもしれないけど 迎合していた大多数はどのようにすればよかったのか ユダヤ人を「移住」させていたというけれども、善良な市民はどこまで真実を知っていたのか 優生思想に基づく差別や断種 人は自分が差別されない立場であれば、差別とは思わないのかもしれない 戦後の分割統治された混沌とした社会 日本もアメリカ、ソ連、中国で分割統治されていたらどうなったのだろうか 結果論ではnあるけれども、アメリカ単独というのはマシな選択だったのだろうなぁ 主な登場人物 アウグステ・ニッケル デートレフ・ニッケル マリア・ニッケル イーダ クリストフ・ローレンツ フレデリカ・ローレンツ ファイビッシュ・カフカ (ジギスムント・グラス) ドブリキン大尉 べスパールイ軍曹 エーリヒ・フォルスト それぞれの信念や思惑 物語が進むにつれて読者がわかってくる事情 最後はまさかそんな展開になるとは全く予想していなかったなぁ ストーリーよりも、ナチス・ドイツという国の出来事が衝撃的だった
初深緑。決して楽しい物語だったとは言えない——ただロシア・ウクライナ戦争が起きている今、読むべきタイミングであることは間違いない…。これに近しいことが今現在行われていると——私(たち)に何が出来るだろうか…。主人公・アウグステの恩人を殺したのは一体誰なのか・・この謎を解き明かす、本編と幕間の構成も見...続きを読む事だった。 彼女の未来に幸あれ。と願わずにはいられない——タイトルの意味をよーく考えてみたい一作でした。
第二次世界大戦の頃のドイツ。本編では戦後になっていたのでホッとしていたけど、幕間ではガッツリと戦中。なかなかにしんどかった。「同志少女よ敵を撃て」がソ連側の話だったので、本書と対になっていて面白い(ソ連軍の女性狙撃手の話です) 遠い国、過去の出来事をまるで自分が体験したかのように感じられ、世界が広...続きを読むがった。やっぱり読書っていいな〜
濃い、濃い、濃い。あなたは戦争を経験したドイツ人ですか?ってくらいにみっちりと戦前、戦中、戦後のドイツが描かれている。2箇所の誤植(文字化け)もご愛嬌。これはたまらん本です。
終戦直後の分割統治されたベルリン。一つの死を解く道程と過去の回想が交互に現れる。語り口は素直で読みやすく、衣食住や町並みや会話や空気の匂い、圧力や苦痛や死までが等身大で入ってくる。だからこそ、タイトルとラストが、眩く、目に沁みる。 読みながら同じ時期に、ポッドキャスト「COTEN RADIO」の「...続きを読むオスカー・シンドラー」のシリーズを聴いていた。アウグステとカフカ、レオン少年とシンドラー、ルートとマリア。創作と現実を往来しながら同じ時空に存在していた人たちの関係性、意志や行動に思いを馳せる、それも物語の解像度を高めるのに役立ったと思う。
はじめて、戦時中のドイツを題材にした物語を読んだ。 最初は少し時間がかかったが、ベルリンの街、その当時の空気感がとてもイメージしやすく、途中からは一気に読み進められた。 話は重いけれど、読み終わったあとは満足感があった。
きちんと取材されているんだろうなと感じる。戦火の中とあと。ナチスドイツの前と後。キャラも魅力的。とても面白かった。
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