ベルリンは晴れているか

ベルリンは晴れているか

880円 (税込)

4pt

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つ――。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化!

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ベルリンは晴れているか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月10日

    第二次世界大戦の頃のドイツ。本編では戦後になっていたのでホッとしていたけど、幕間ではガッツリと戦中。なかなかにしんどかった。「同志少女よ敵を撃て」がソ連側の話だったので、本書と対になっていて面白い(ソ連軍の女性狙撃手の話です)

    遠い国、過去の出来事をまるで自分が体験したかのように感じられ、世界が広...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    映画を見てるみたいだった。
    辛い描写も多かったけれど、まるでその場の空気を感じられたような気がしました。
    面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    ストーリはもちろんのこと、戦時中、戦後のドイツのことが詳しく書かれていて、とても良かった。
    何年も前だけれど、アウシュビッツ強制収容所を見学したときのことを思い出した。
    国のせい、戦争のせいにすることは誰でもできるけど、その道を進む政治家を選ぶのは国民である自分たちなのだと言われたこと。

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    Posted by ブクログ 2023年02月20日

    第二次世界大戦が終わった年の七月、ベルリン。
    アメリカ軍の兵員食堂で働くドイツ人少女、17歳のアウグステ・ニッケルの目線を通して見る戦後のドイツを舞台にした、本編は二日間だけの物語だ。ある人物に会うために危険を犯してポツダム会談の前日にハーバルスベルグへと向かう道中の事件の数々。
    そこに「幕間」と題...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月30日

    ストーリーが面白く、登場キャラクターそれぞれに魅力が詰まっているのはもちろんだが、私が一番この作品で惹かれたのは表現の仕方だった。
    同作者の『オーブランの少女』を読んだ時にも感じたが、この作者の言い回しはとてもおしゃれでわくわくすると改めて感じた。
    物語にはあまり関係ない、ただの事実の描写なのにとて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    ほんと救いがなくてヘビーな内容だったけど、なぜ?と疑問がいっぱいあったので、ラストが気になり最後まで読めた。
    人間の生への貪欲さ、強さ、目を背けたくなるような残虐さ。
    戦争になれば、普通の人もこうまでなれるんだろうか?
    ウクライナ、キーウも出てくるし、今も戦争してる地域ではこのようなことが行われてる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月15日

    長かった
    久しぶりに時間のかかる一冊
    文庫本の文字の小ささに辟易したし
    話も辛かった
    事細かに、実際こんなことがあったのだろうという
    そんな事柄が書かれていたせいもある

    生まれた国や時代に感謝しないと

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    Posted by ブクログ 2024年01月30日

    第二次世界大戦降伏直後のベルリンが舞台。戦争で両親を亡くした17歳の少女が恩人の訃報を伝えに行方知れずの甥っ子を探す話。
    混乱の極みにあるベルリンで強かに生きる子どもたちや勝者として振る舞う連合軍。一筋縄では行かない捜索の行程で助けられたり裏切られたりしなぎら目的を果たすが、意外な結末にたどり着く。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    心とカラダ 頭が 元気でないと 読めない 。モノクロ映画のように 場面が展開して 勝手なイメージが膨らみすぎて 悲惨とか 残忍とか そんな言葉じゃすまない世界にひきずりこまれてしまったから。アウグステは悪くない。あなたは 賢くて利口な子。

    私たちはみんな、走って、走って、息が切れ心臓が止まるまで走...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月08日

    敗戦直後の混乱に揺れるベルリンに生きる人々の様子がよく描かれてお歴史・文化を学ぶ上でも興味を惹くだけでなく、ミステリとしても読み応えのある良書。

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