ベルリンは晴れているか

ベルリンは晴れているか

935円 (税込)

4pt

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つ――。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化!

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ベルリンは晴れているか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦で敗戦後間もないドイツでの物語
    幕間として、主人公視点で戦前、戦中、そして物語の冒頭に繋がるまでが断片的に描かれる

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    戦争が終わった。
    瓦礫の街で彼女の目に映る空は何色か

    ヒトラー亡き後、焦土と化したベルリンでひとりの

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    初深緑。決して楽しい物語だったとは言えない——ただロシア・ウクライナ戦争が起きている今、読むべきタイミングであることは間違いない…。これに近しいことが今現在行われていると——私(たち)に何が出来るだろうか…。主人公・アウグステの恩人を殺したのは一体誰なのか・・この謎を解き明かす、本編と幕間の構成も見

    0
    2024年06月22日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の頃のドイツ。本編では戦後になっていたのでホッとしていたけど、幕間ではガッツリと戦中。なかなかにしんどかった。「同志少女よ敵を撃て」がソ連側の話だったので、本書と対になっていて面白い(ソ連軍の女性狙撃手の話です)

    遠い国、過去の出来事をまるで自分が体験したかのように感じられ、世界が広

    0
    2024年01月10日

    Posted by ブクログ

    映画を見てるみたいだった。
    辛い描写も多かったけれど、まるでその場の空気を感じられたような気がしました。
    面白かった。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    ストーリはもちろんのこと、戦時中、戦後のドイツのことが詳しく書かれていて、とても良かった。
    何年も前だけれど、アウシュビッツ強制収容所を見学したときのことを思い出した。
    国のせい、戦争のせいにすることは誰でもできるけど、その道を進む政治家を選ぶのは国民である自分たちなのだと言われたこと。

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    「同志少女よ、敵を撃て」を読み、同じ時代のドイツ側の物語を読みたいと思い手に取った。

    ベルリンが舞台。ドイツが降伏して間もない頃と、ドイツがナチスに傾倒してやがて破滅に向かう1928年から1945年までを交互に描く。

    とにかく重い。普通の人たちがじわじわとナチスの考えに染まり、熱狂し、やがては優

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    アウグステの生き様に色々と考えさせられました、戦争後を舞台としていますが、回想シーンでは戦時中の悲惨な様子もありありと描かれており胸が痛くなるようなシーンも多かったです。結末には色々と驚かされました。
    文章構成が難しい本だったのでなかなか読み終わるのに時間を要しましたが、読んでおいて良かったと感じま

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    1945年7月ベルリン…敗戦直後のこの国にはソ連・イギリス・アメリカ・フランスと色々な戦勝国が入り乱れ…


    て、ごめんなさい。難しいことは分かりません^^;
    その分からないながらの感想をぜひ!m(__)m

    とにかく、敗戦後のこの地に力強く生きる17歳の少女がとあるきっかけで、ある人の訃報を1

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    ほんと救いがなくてヘビーな内容だったけど、なぜ?と疑問がいっぱいあったので、ラストが気になり最後まで読めた。
    人間の生への貪欲さ、強さ、目を背けたくなるような残虐さ。
    戦争になれば、普通の人もこうまでなれるんだろうか?
    ウクライナ、キーウも出てくるし、今も戦争してる地域ではこのようなことが行われてる

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    長かった
    久しぶりに時間のかかる一冊
    文庫本の文字の小ささに辟易したし
    話も辛かった
    事細かに、実際こんなことがあったのだろうという
    そんな事柄が書かれていたせいもある

    生まれた国や時代に感謝しないと

    0
    2024年04月15日

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