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Posted by ブクログ 2022年01月23日
美青年なのだがどこか抜けている亜。彼が解決する事件も、一見事件に見えなかったり、事件が起こる前に解決してしまったり、やはりどこか変わっている。
全編ともかなりレベルが高く、国産短編集の中でもトップクラスではないだろうか。
個人的ベストは『DL2号機事件』『G線上の鼬』、次いで『黒い霧』。
『DL2...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月18日
本名:厚川昌男(あつかわまさお)で、筆名:泡坂妻夫はアナグラムだった。
どうやら「あ」にこだわったようで、デビュー作「DL2号機事件」の主人公の名前を「亜」にしたようだ。
謎解きの語り口は理路整然としていて"刑事コロンボ"を思い出した。
「亜」は自称カメラマンのようだが、なぜ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月16日
1994年文庫初版、作品自体は1976-77年に島崎博編集の雑誌「幻影城」が初出なので、少しばかり言い回しがレトロな部分もあるが、の割に基本読みやすかった。背が高く整った端麗な顔立ちにいつも背広にネクタイ姿のカメラマン[亜愛一郎]が関わった事件を推理解決していく短編が8話収録だか、場も事件内容もそれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月14日
並外れた推理力を持つが、ドジで運動神経皆無なカメラマン亜愛一郎を主人公とした連作短編周。
全ての短編で殺人事件が起こるものの、登場人物たちのクセが強いのもあって、終始コミカルでゆる〜い雰囲気が漂っていて、スラスラ読めました。
それでいて、全ての短編に伏線が綿密に仕組まれており、後半の推理パートでその...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月05日
本書は、1978年発表の、『亜愛一郎』三部作の第一弾で、若い頃に読んだときは、もう少しライトで、コミカルな印象だったのが、今読んでみると、真っ向勝負の本格ものに感じられて(泡坂妻夫流のということで、もちろんストレートだけではありません)、読む年代により、印象が大きく変わるのだなと、実感いたしました。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月05日
再読
やはり面白い
個人的にこういうのが私が思う伏線というか
解決の論理に飛躍があるため、
それだけだと読者がついてこれない
そこでお湾クッション野多目に、
そこまでのストーリーのなかで
その論理とにているが読者が受け入れやすい
展開を持ってくることで、
違和感をなくしているんだと思う
話として...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月25日
デビュー作の6号でなく『DL2号機事件』を含む同一探偵の短編集
8話のどれについてもミステリの謎たる部分が独特のものあって面白い
付き合う探偵も自然変わったキャラクタ造形になるが
むしろ探偵はふつうであって方が謎の不可思議さが立ったのではないかと思う
関連リンクをみればわかるとおり昭和なふいんきも一...続きを読む
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