【感想・ネタバレ】チョコレートコスモスのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月07日

『ガラスの仮面』の恩田陸アレンジといった感じ。ただ、演劇を通した少女の成長物語なんだけど、オーディションや舞台の本番で演出や作品に対する解釈がちゃんと展開されるのが面白い。

『欲望という名の電車』のブランチが良かった。映画のイメージが強かったので、演出で変わるというのはこういうことかと。

主人公...続きを読むのアイデンティティにもこれから変化がありそうで、次作を期待してます。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

飛鳥の性格を文章で表現できる作者に賞賛を送りたい。


飛鳥という、演劇サークルに所属している大学生がオーディションに参加するお話。
飛鳥が演技力の高い天才ではあるものの、本人は自覚していない重大な欠点を見事に表現されていて、分厚い文庫本でも一気読みしてしまいました。
続編も買います。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

お芝居は観たことがないし、あまり興味はなかったけれど、面白い本でした。オーディションの内容が主で、驚くような展開はないものの、登場人物の心情が繊細に書かれています。読んでいて、いつのまにか主人公の響子に入り込んでいて、最後は涙してしまいました。この涙は感動とは違うもの…。自分も響子と一緒に戦っていた...続きを読むのだと気づきました。流石、恩田陸作品です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月02日

最高に面白かった。
演劇はほとんど観たことないのだが、引き込まれた。

登場人物たちが各々、どういうふうに繋がるのかなーなんて悠長に構えていたら、半ばからは一気読み。目の前で演劇が映像が繰り広げられているようで、心地良かった。続編読まなきゃ。

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Posted by ブクログ 2023年09月26日

うわぁ...一番好きかもしれない...。
恩田陸さん、夜のピクニックしか読んだ事なかったけど一気に好きになった。セリフと情景を書く比率が丁度いいというか、凄い想像しやすい、パッと情景が頭に浮かんでくる感じ。演劇というより脚本の方だけど個人的に興味があったから楽しかったなぁ〜内容もすっっごい面白かった...続きを読む...授業中も読む手が止まらなくて教科書のカバーかけて読んでた^_^ あー読み終わってこんなに寂しい事ない。

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Posted by ブクログ 2023年09月17日

1番好きな本。
演劇、オーディション。
自分の好きなキーワードが詰まった本。
読んでいると、彼女たちの演じるさまが脳裏に浮かんで、読書をしながら演劇を観ているようである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月04日

新幹線の行き帰りで一気読み。やっぱり面白かった〜。一本の芝居を観たような充足感だった。ものすごい天才が2人も出てくるけれど、天才の心の機微まで描いてくれるので置いていかれずに夢中になれた…すごいな…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月28日

続きがとても気になりました。飛鳥と響子の2人の芝居はとても引き込まれ、その場で神谷たちと一緒に見ているかのように感じました。

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

 無名の少女が類稀なる才能を発揮し、役者としての第一歩を踏み出すまでの過程を描いた、心踊る物語。私自身も本物の天才に遭遇した気持ちになり、胸の奥が熱くなった。
 臨場感たっぷりで、ここから何かが始まるんだ、という高揚と期待でドキドキしながら一気読みしてしまった。また、演じるということの奥深さにも気づ...続きを読むかされ、知らない世界の扉が開いた気がした。
 感情移入する対象がいつのまにか変わっているのって何なのだろう。役者もそれを促すように演じているのだろうか。

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Posted by ブクログ 2023年08月19日

あっという間に読み終わってしまった。蜜蜂と遠雷同様、臨場感たっぷり。登場人物の描き方、言葉の紡ぎ方が好き。
続編止まっているようだけど、みんなの行く末がすごく気になる。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

もう3回も読みました…!
まるで「チョコレートコスモス」という舞台を客席から観ている気分。
飛鳥ちゃんも好きだけど、響子さんが大好き…!!
とことん演劇の楽しさを味わえる1冊だと思います。

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Posted by ブクログ 2023年08月01日

天才が小説で現れる時、作中では劇的なシーンとして書かれるがこちらは冷めた目で眺めていることがほとんどです。
この作品は違いました。
序盤は「あーいつもの天才ものか」と思っていたのですが、描写がものすごく、私も物語の中に入って共に興奮していました。
後書きで続編について述べていますが、調べてみたところ...続きを読む休止してしまっているようです。是非再開していただきたいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月11日

この物語には複数の劇中劇が登場するが、特に飛鳥の初舞台となった「目的地」が強く印象に残っている。その設定や観客を巻き込んだ演出が面白かった。彼女の演技から鬼気迫る様子が伝わり、ハラハラとさせられた。この作家は、読者を舞台の客席へと連れて行ってくれる。

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購入済み

すごい世界!!!

2020年09月22日

演劇って元々すごい好きなんだけど、天才たちの共演(競演かも…)のすさまじさ。観て演じて楽しいとか、そういう話じゃなく、ひとつのセカイって感じで哲学みたい。

こんな人生、素敵だな。大変だろうけど、憧れます✨

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

舞台にすごく興味があるわけではないし、559ページというボリュームだし、大丈夫かなと思って読み出したら‥
まるでオーディションを受ける彼女たちの演技を見ているかのような臨場感で熱気と興奮が伝わってくるよう。
役者2人の人柄と演技に惹きつけられ、心震え、読むのが止まらずあっという間に読み切ってしまいま...続きを読むした。

演劇の世界。舞台の世界。役者の世界。
未知の世界ですが、本当におもしろい!

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読んだあとにこの本に出会ったのだが、この2冊はすごくよく似ていると思った。
蜜蜂と遠雷はピアノについての、本作は劇団の話になるが、この人の文章を読むと本当に音が聞こえてきたりすぐそばで演技を見ているかのような気持ちになる。臨場感ある描写に夢中になってしまった。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

気づいたら芸能、舞台に関するサイトを観ていて観覧に応募していた。
読み終わったのはその観覧の帰り道だったけど、私のような一般人には分からない苦悩や思惑、情熱がきっとこの世界にはあるんだろうなぁと思う。

空手って響きからしてやっぱり良い。

続編出ないかなぁ

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

演劇・舞台という目で見て耳で聞いて楽しむもの、そしてそれを包む観客の空気感を、文字だけでここまで伝えられることに驚いた。
(蜜蜂と遠雷を思い出した。次はあれを再読しよう)
体の動きも心理描写もとても細かくて、まるでその場にいるかのような、なんなら(やったことはないけど)自分が演じてるような気持ちにな...続きを読むった。

また、演じる人だけでなくて演出家や脚本家などのやること、苦労も垣間見れた。
演じる人も美人やイケメンばかりではなく個性的な顔の人が好まれること、セリフや動きはその理由を各自解釈する必要があることなど、言われてみれば当たり前だけど初めて意識したことが多かった。

あとがきでは、天才を描くのが難しい、今後どうなっていくか作者自身もわからないということについて書かれていた。
作者の頭の中で自分で作りあげた人物をコントロールしてるのかと思っていたが、作者の創造力を超えて登場人物が勝手に成長していくのは興味深い。

続編のダンデライオンは掲載雑誌の休載?で結局単行本化されてないようで残念。ぜひ続きが読みたい。

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Posted by ブクログ 2023年10月06日

「ガラスの仮面」の小説版みたいな感じで、頭のなかで想像する演技にワクワクした。
オーディションに選ばれた四人の女優それぞれの演技のすごさ、なかでも突出した演技を演出とともにこなすが、ほぼ素人の佐々木飛鳥、二次オーディションの相手役をこなす東響子。この2人のすごさを実際にみてみたいなと思った。演劇はも...続きを読むっぱら鑑賞するだけなので、舞台裏や心情が垣間見れたようでおもしろかった。続編が未完で世にまだでていないので、気長に待ちたい。

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Posted by ブクログ 2023年10月05日

続編出てほしい。凄く好みの世界観だった。修学旅行の時に観た劇団の面白さと楽しさを思い出す。恩田陸先生には長編の方が合ってるかもしれない。とにかく続編があることを願う。

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Posted by ブクログ 2023年09月02日

芝居を始めたばかりの大学生、飛鳥がその才能を見出だされ、自分では望んでもいなかったオーディショに出る。そこで共演した響子の才能に魅せられて、演劇の世界に入ることを決めるストーリー。

オーディション参加者の演技のシーンは目の前で見ているみたいに引き込まれ、一気に読み進めてしまった。

実際の役者の世...続きを読む界もこんなにシビアなのかしら?などと思いつつ、飛鳥の今後が気になる。。

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Posted by ブクログ 2023年08月20日

再読。学生時代に初めて読んだ時はあまりおもしろいと思えなかったけれど、今回はおもしろかった。
読み進めるたびにどんなことになっていくのだろう?とドキドキワクワク。
再読すると以前に読んだ時とは違う感想を持ったり、刺さる言葉が違ったりしておもしろい。
普段テレビで見ている俳優さんたちも裏側ではこんな感...続きを読むじなのかなと想像してしまいました。
舞台は見たことがないけれど機会があれば見てみたいと思います。

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Posted by ブクログ 2023年07月08日

こんなにすごい子がポッと現れるなんて実際ではなかなかありえない設定だと思うのに、次はどうするんだろう、どんな事が起きるんだろうとワクワクして読むのが止まらなかった。
何回も同じ演劇シーンの文章が出てくるのに、読んでいて飽きなかった。それぞれの女優さんの人間味が出ていて面白かったからかな。
ガラスの仮...続きを読む面を思い出すのは、恩田さんもそこからイメージして書いてたからなんだなと納得。
続編読みたい、ダンデライオンが読める日が来るといいな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月12日

本屋で見かけただけで、前情報なく読んだ本。
演劇の話だったのね。

演劇を主題にした漫画は読んだことあるけど、小説は初めてかも?

天才的な才能をもつ素人…という人物像は『ガラスの仮面』の北島マヤを彷彿とさせたが、実際『ガラスの仮面』に着想を得て書いた作品らしい。

新人の飛鳥に対して、若いながらも...続きを読む芸歴が長く芸能一家に生まれた響子も亜弓さんを思い出させる。恵まれた環境、才能がありながら満足せずに上を目指すところとか、そして自分にきちんと自信を持っているところとか。

どういう風に進むのかなと思ったらオーディションの話がメインエピソードだった。

天才的に見える飛鳥も、合格したオーディションを辞退する姿に、この子も普通の大学1年生の女の子なんだなということを思い出させられた。

オーディションで使われた2つのお芝居のうち『開いた窓』は以前、「ちくま文学の森・思いがけない話」で読んだ短編だったので、なんだか嬉しかった(その中では『開けたままの窓』というタイトル訳だったが)

ラストは面白かった!という訳ではなく、静かな感じ。序章というか。

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Posted by ブクログ 2023年06月04日

演劇版「蜜蜂と遠雷」、佐々木飛鳥の登場シーン、劇場でのハプニング、そして圧倒的な結末、凄く読み応えがあった。
読中、佐々木飛鳥=故夏目雅子さんのイメージが頭から離れなかった(ほとんど作品を見てないが)

「あとがき」で続編も示唆されているから、是非発売されたら読んでみたい

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Posted by ブクログ 2024年01月28日

想像通りの展開ではあったけど、読み終わったらスッキリした。オーディションっていう設定やったからやけど、何回もおんなじ場面を繰り返すところがちょっと長いなーってなってしまった。主人公の女の子の演技の描写は本当に観てるような気がしてすごい。演劇の知識があればもっと楽しめるのかなって思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月21日

友人に薦められて、というか半ば押し付けられるようにして読んだ。

W大学の演劇サークルに突如現れた演劇の天才、佐々木飛鳥に中心に進行する、劇作家、劇団員、プロの俳優など演劇に関わる者たちをめぐる群像劇。

描写が秀逸で、劇の最中に実際の花の存在を感じるシーンなどは非常に臨場感があってよかった。書き口...続きを読むから、特に東響子や劇団に関して明白なモデルの存在を読みながらひしひしと感じた。幾つかのブログで紹介されているので知りたい方はググってもらえればよいかと思うが、確証を得た上で松岡和子『深読みシェイクスピア』を読み返してみると、モデルとなった人物の「ホン」の解釈手法やプロ意識の高さがふんだんにキャラクターに生かされているのが分かってしまう。現実の誰々をモデルとしている、といった穿ち読みというのはほどほどにしておかねばならないのだが。

一番読んでいて辛かった佐々木飛鳥の人間化に失敗して、神あるいは小説の単なるギミックのように振る舞い、自我を持ったキャラクターとして物語中に存在していないことだ。空手をやっていたことや過去のクラスメイトとの会話などの過去描写によって人間化しようと試みられてはいるものの、天才の自立した内面があまり描かれない以上、どうしても演技から演出までなんでもやってのける意思なき演劇神になり果ててしまったように思える。三人称の語り手で天才を描くことの難しさ、なのだろうか。

また、オーディションという場面設定上致し方ないが、繰り返しが多く冗長なところがあり、構成面で読み手を選ぶ小説ではありそうだ。

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Posted by ブクログ 2023年10月05日

これ、連載されていた際の読者の気持ち、どんなだったんでしょう。笑
絶対次が気になってしかたなかったんじゃないでしょうか。
佐々木飛鳥が出てきた時のワクワク感がすごく、スルスル読めました。

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Posted by ブクログ 2023年09月18日

演劇の世界を覗いてみたい!と思い購入しました。蜜蜂と遠雷同様、表現への情熱が文章からひしひしと伝わってきます。個人的に「動」の表現者が恩田陸さん、「静」の表現者が原田マハさん、というイメージ。今作も躍動感いっぱいの演劇の魅力を教えてもらえました。

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Posted by ブクログ 2023年07月29日

中盤からどんどん面白くなっていった!
色々な人の視点があって、自分も実際にそこにいるような、上から舞台を見ているような気持ちになれた、よかった!

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Posted by ブクログ 2023年07月16日

久しぶりに恩田陸さん。
中学生の時(?)に読んだドミノぶり。

最近たまに見かけることのある、書店員によるレコメンドで埋め尽くされた特殊仕様の装丁で、まんまと購入させられた。

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購入済み

中盤まで俺TUEE系

non
2020年05月20日

中盤で飽きて最後まで読めませんでした
序盤の男性の部分は好きだったのですが、途中からはずっと主人公の少女の天才エピソードばかりで飽きてしまいました
もしかしたらその先は別な展開があったのでしょうけど、自分には合わなかったようです

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