【感想・ネタバレ】チョコレートコスモスのレビュー

あらすじ

芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを──。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう! 興奮と感動の演劇ロマン。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ガラスの仮面!!!
演劇モノって過酷な身体訓練や精神修行などスポ根要素強いイメージだけど、この話は天才の才能と観察力でいくパターン。
続きが絶対読みたいのに続編ないのもまさにガラスの仮面。

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2026年03月25日

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ネタバレ

三宅香帆さんがお勧めしていた作品。読み進めながら、昔読んだ蜜蜂と遠雷を思い出した。舞台のセリフと描写だけで、舞台の絵が浮かんだ。響子の力強さ、飛鳥の儚さ、見たことないのに、まるで会場の上から覗いたような臨場感があった。恩田陸さんの表現は素晴らしい。文章だけで、どうしてこんなにも絵が浮かぶんだろう。
オーディションが終わった時、響子はこの作品に参加できないのかな。と寂しく感じた。けど、もともと響子は主役が決まっていて、相手役を探していたことを知る。蜜蜂と遠雷で明石が賞を取った時と同じくらい、嬉しさと感動を感じて泣いてしまった。

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2026年03月19日

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恩田陸は、描写がすごい。私は小劇場などでの観劇もするが、文字を読んでいるだけのはずなのに、実際に生で舞台を観に行ったあの時の感覚が、身体の中から沸き上がってくる。といっても、完全に同じ体験ではない。あれは舞台の再現ではなく、あくまで小説だ。観客席に座って、目の前で繰り広げられる芝居の応酬を浴びたあの感覚を想起しながら、同時に読書でしか味わえない体験もしている。目まぐるしく移り変わる視点人物に乗り移りながら、観客、演者、審査員の体験が自分のなかに雪崩込んでくる。こんな体験は小説じゃないと出来ない。恩田陸、本当にすごい。続編もあるらしいし、絶対に読む。


・響子がむっちゃ好き。自分がオーディションに呼ばれなかった。年下のアイドルは呼ばれたのに。そこで恥も外聞も捨てて、大阪から東京まですっ飛んで直訴してやるなんて、闘争心を漲らせてしまうところが余りにも役者。彼女が身を置いてきた芸能界という場所が、いかに勝つか負けるかの二者択一しかない戦場であるか、そしてこうやって戦ってきたからこそ今の彼女があるのだと分かる大好きなシーン。


・神谷はしっかりと実力も認められたすごい人物だとわかるのに、本人の視点になると何処にでもいる普通の人のように見えてしまうところがすごい。そもそも雑踏のなかで飛鳥の才能に気づいてしまうところからして神谷もただ者ではない。彼もクリエイターで、自分にはどうしょうもないほど大きな好奇心、欲望を内に秘めていて、実際にそれを表現してきたすごい人だ。なのに、彼は凡人のような情けなさで悩み、ウダウダし、現実逃避をしたりする。そういう人間らしさが好きだ。


・「他人になり」たい。これは恩田陸の根源的な望みだと思う。【ユージニア】でも登場人物がそのような願望を口にしていた。他人の真似をするのではなく、本当に他人になる。相手の気持ち、考えてることを、「知る」のではなく「感じる」こと。考えたこともなかったけれど、興味深い望みだと思う。そのなかでも、響子と飛鳥はその望みを叶えていたのではないだろうか。

・所々で文章の区切り方が独特。普通なら読点で区切るよなってところが、句点できっちり締められてたりする。恩田陸の文章って本当にスルスル読めて長編を全く感じないくらいに気づいたら読み終わってるのだけど、この読みやすさは彼女独特の文体のリズムが関係している気がする。

・どの作品も、視点が独特。人物の目線でカメラが動いてると思ったら、突然ひょこっと作者が顔を出してくる。この感じはどの作品でも共通してる気がする。他の人が同じことをすれば読んでて混乱しそうだけど、恩田陸の文章で読むとすーっと入ってくる。不思議。

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2026年03月12日

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おもしろかった。
自分たちだけが知っている無名の天才が成り上がっていく、認められていく様子を追体験できるのが痛快だからおもしろさを感じるのかなとは思った。続編も読んでみようと思う。

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2026年02月06日

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ネタバレ

「想像以上のものを見せつけられた瞬間の、恐怖とも感動ともつかぬこの感覚だ。」
神谷と巽に加えて、佐々木飛鳥の天才性を知ってる私(読者)もこれを期待してしまう。もっとすごい飛鳥を見せてくれと。飛鳥の演技描写を読むたびに鳥肌が立ってしょうがなかった。
最初から最後まで面白い小説だった。
『蜜蜂と遠雷』か恩田陸を好きな人なら絶対に楽しめる作品だと思う。

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2026年01月11日

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高校の模試で出会った作品。模試の最中なのに面白すぎて心が熱くなって泣きそうになったのを覚えている。

私の目の前には確実に舞台が広がっていて、登場人物に圧倒された。みんな生きていた。

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2026年01月05日

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ネタバレ

読み直し:2021年に読んでその時は以下のメモを残していた
カバーの通り面白かった。
実際のオーディションの情景が臨場感を持って感じられる、楽しい話

また読んで、二人の主人公(サラブレッドの女優 東響子、脅威の才能を持つ新人 みなみ、の続きが見たいととても思った)ガラスの仮面をオマージュしていると
5年前に読んだ本だし当然続編あると思って本屋にいってしまった。2025年末現在ダンデライオン(続編)はまだでていない。

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2025年12月31日

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あとがき見て、え!続きある!!って喜んだ後、調べて続編まだ出てないんかい!!!!と悲鳴あげた。
待ってます、恩田陸先生、いつまででも待ちます……

「蜜蜂と遠雷」に「Spring」と、恩田陸が作り出す天才の話を読んできたけど、恩田陸は本当にもう天才を描くのがうますぎる。
種類の違う天才、飛鳥と響子の芝居、まだまだ読ませてくださいお願いします……ありがとうございました……欲を言えば「光の帝国」シリーズも何卒……

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2025年12月29日

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久々の恩田陸先生。
文体に慣れるまで50ページ程かかったが
それ以降は一気読み。
展開は予想できるが、その過程の書き方が逸材過ぎてずっとワクワクしながら読みました。
本当に舞台を観ている様で情景がはっきり浮かびます。
そして、飛鳥と響子の今後を仄めかしているのに
続きがまだない。なぜ。
恩田陸さんは凄い勢いで執筆してるイメージなので意外でした。気長に待ってます。と言いたいですが、早く続きが読みたいので今すぐ続編お願いします。

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2025年12月04日

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ゆっくりと読んでいましたが、続きが気になり過ぎて後半は一気に読み切ってしまいました。
お芝居のオーディションの話。
個人的に以前お芝居をやっていたこともあり、懐かしい感覚と共に、物語の進み方や演出の仕方にびっくりしました。
いやぁ……うん、面白かったです。
続編、読みたいなぁ……

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2025年10月15日

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実際に舞台を見ているような臨場感があり、とても面白かった。もっと飛鳥の演技が見たい。エチュードを間近で見てみたい。続篇が待ち遠しい。

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2025年10月13日

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まず読み終わって思ったことは演技舞台はすごい!と率直に思った

最後の二次オーディションではまるで客席から一緒にのぞいてるような臨場感があり思わず呼吸浅めで読んでしまった

タイトルの回収もすばらしくてとにかくあっという間に読み終わってしまった

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2025年09月17日

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劇中劇のシーンがたくさんあって、どれも魅力的だった。劇中劇の観客になりきってしまうということは、それだけこの小説世界に没入していたというわけで、、とにかくあっという間に読み終わった。映画を観ていたみたい。
あとがきに、なるほどと思った。演出を考えるのは、とても難しくて面白そう。

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2025年09月05日

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面白かった!!!!!
主体がころころ変わっていくけど、世界観は同じで、何より佐々木飛鳥が魅力的過ぎて。
凄い人がすごいことをすると気持ちがいいなあ。
劇場で生の演技を観てみたくなった。
あとこの続きが観たい!笑

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2025年09月04日

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こんなにも面白い作品に出会えた感動と、続編の刊行が止まったままである事実の衝撃。
ガラスの仮面の新刊と同じくらい、「ダンデライオン」「チェリーブロッサム」を永遠に待ってます。本当にお願いです。先生、見てますか?

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2025年07月14日

購入済み

すごい世界!!!

演劇って元々すごい好きなんだけど、天才たちの共演(競演かも…)のすさまじさ。観て演じて楽しいとか、そういう話じゃなく、ひとつのセカイって感じで哲学みたい。

こんな人生、素敵だな。大変だろうけど、憧れます✨

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2020年09月22日

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ネタバレ

この本を読み終えて、まず感じたのは強い没入感だった。舞台や芝居に特別な関心があるわけではない私でも、物語に引き込まれ、芝居の世界を少し覗き見たような感覚を味わえたのが印象的だった。

一方で、オーディションでの演技シーンはやや難しく感じた。作中で演じられている芝居そのもののストーリーを知らないため、断片的な描写だけでは完全に理解しきれず、少し置いていかれるような感覚もあった。しかし、響子の感情に焦点を当てて読むことで、物語の流れや緊張感は十分に伝わってきた。

この作品で特に印象に残ったのは、飛鳥という存在の描かれ方である。周囲の人物たちの視点から見た飛鳥は、天才的で異質、どこか恐ろしさすら感じさせる存在として浮かび上がる。一方で、飛鳥自身の内面には特別な自覚はなく、ただ自然に体が動き、イメージが湧き、好奇心のままに行動しているだけに見える。この「周囲の評価」と「本人の感覚」の大きな乖離が、飛鳥の凄みをより際立たせていた。

また、私は飛鳥に対して「羨ましい」や「なりたくない」といった感情を抱くことはなかった。それは、飛鳥があまりにも自分とかけ離れた存在であり、同じ土俵で比較すること自体ができないと感じたからである。むしろ、現実の世界で飛鳥のような人に出会ったとしても、その才能に気づけず、「少し変わった人」として距離を取ってしまうのではないかと思った。

だからこそ、飛鳥の魅力に気づけないまま通り過ぎてしまうかもしれない自分に対して、悔しさのような感情が残った。この作品は、天才の存在そのものよりも、それを見抜けるかどうかという「受け手側の視点」を問うているのではないかと感じた。

飛鳥には俳優として成功してほしいという思いがある一方で、もし芝居以上に惹かれるものに出会ったときには、自分に正直にその道へ進んでほしいとも思う。彼女は一つの分野に縛られる存在というよりも、どこにいても何かを変えてしまうような力を持った存在のように感じられた。

『チョコレートコスモス』は、芝居というテーマを通して、才能とは何か、そしてそれをどう受け取るのかという問いを静かに投げかけてくる作品だった。

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2026年03月29日

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演劇の天才を描く物語
「蜜蜂と遠雷」がピアノの天才なら、これは演技の天才

芸能一家に生まれ、容姿と演劇の才能に恵まれた東響子

幼い頃から空手に打ち込んでいたという異色の経歴を持つ佐々木飛鳥
舞台にたった経験がないにもかかわらず、彼女が何かを演じる技術は初めから卓越している
旗揚げもしていない無名の男子学生集団に演技力を見出され入団し、その才能は演劇業界に広まっていく

そんなに圧倒的な演技というものを観たことがないので、天才っぷりをリアルには想像できない
「蜜蜂と遠雷」と同様に、演劇に関する素養のある人ならもっとリアルを感じて読めるのでしょうね

登場人物がちょいちょい現実の人を彷彿させる
作者がイメージしたのは、東響子=松たか子、安積あおい=松浦亜弥、宗像葉月=寺島しのぶ、岩槻徳子=浅丘ルリ子 という感想を見かけたけど、ソースはどこだろ?
まぁ、そう言われても違和感はないけども

あと、演出家兼役者って奴は野田秀樹っぽいし
芹澤泰次郎は誰をイメージしたんだろ?蜷川幸雄ではないし、栗山民也も違う気がする

まぁ、私は演劇に詳しくないので、もっと似てる人がいるのかもしれない

そもそも、私は演劇をやってる人がちょっと苦手な気がする
演劇に関わってる人の「高尚な事をやってるぜぇ」っていう自意識が苦手なのだろうか?


読んでいる途中で残りページ数から、ちゃんと終わるのか?という疑問を感じてた
恩田陸作品に対するイメージとして、設定は面白いのに途中で失速というか、ぶん投げて終わる作品が多いという印象があるけど
今作は一応ちゃんと最後まできっちりと描ききっている
ただ、明らかに続編がありそうな終わり方だし、あとがきで続編の構想についても語られている

続編は「ダンデライオン」、さらに「チェリーブロッサム」を加えて三部作の予定らしいが、2006年に今作が出版されてから未だに続編が出ていない
こんな形で物語を投げてるとは思わなかった……

もしかして、「ガラスの仮面」が未完の名作扱いされてるところもオマージュして、敢えて続編の匂わせておきながら書かないつもりなのでは?と邪推してしまう

作者が描きたかったのは「演劇について」ではなく「オーディションの話」が書きたかったと言ってたし
その可能性、なくはないのでは?

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「まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」
幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、
奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手
がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだっ
た。同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台
経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆ
く。稀代のストーリーテラー・恩田陸が描く、めくるめく情熱のドラマ。
演じる者だけが見ることのできるおそるべき世界が、いま目前にあらわれる!
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2026年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後半のオーディションがとても面白かった。次の人はこのお題をどう表現するのか、とワクワクした。
お題が実在のネタだとより楽しめるし、楽しみができると思った。
サキは読んだことがないし、「欲望という電車」も観たことがないのでぜひ観てみたい。

響子の嫉妬や闘争心がとてもよかった。
飛鳥については、続編ありきの描写のようなので、続巻を期待したい。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

「あなたへのおすすめ」に出てきて、このハイスコアだったので読んでみた。うーん、演劇の話を小説としてここまで掘り下げられるのか、と恩田陸さんの取材力と筆力の両方に驚いた。(自分の演劇鑑賞歴は、学生演劇3回、プロの一人芝居2回、だけなので、業界の重鎮が絡むような大作はまったく未体験)

2006年の作品なので、当時の業界内位置付けで近そうな人として、以下の脳内イメージで読んだ。(かっこ内が本作での基本描写)

・東響子=松たか子(芸能一家、人気・実力とも若手No. 1)
・宗像葉月=寺島しのぶ(所謂美人ではないが独自の存在感と高い演技力)
・佐々木飛鳥=N/A (天才素人)

それにしても、エチュードやオーディションの設定が難解過ぎて(金の林檎を奪ってみろ、とか、二人で三人の芝居をやれ、とか、影のブランチ[主役の名前]を演じろ、とか)、演劇業界のひとたちって、本当にこんな無理ゲーに挑戦することがあるのだろうか、と心配になってしまった。

作中作として登場するサキの「開いた窓」(短篇)とテネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」(戯曲)は、後者は読んだことがないので、近いうちにぜひ読んでみよう。


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2026年02月17日

Posted by ブクログ

ずっと最初の数ページだけ読んだ状態で放置していたものの、
最近になって久しぶりに開いてみたら
もうほんとに面白すぎて一気に読み終わってしまった。
なんでこんな面白い作品を途中で放置できてたんだ、と少し後悔。(笑)

実際に劇を見ているかのような臨場感が、とにかくもう凄かった。ページを捲る手が止まらん止まらん。(笑)
視点がよく変わる為、たまに置いてけぼりになりそうになったりもしたが
最終的に神谷さん、巽くん、響子のこのメイン3人の世界線がちゃんとまとまっていくのがワクワクした。
途中まで謎キャラだった飛鳥個人にもちゃんとフォーカスが当てられてて良かった。

いいなあ。チョコレートコスモス。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

『蜜蜂と遠雷』ではピアノの音が聴こえてきて『Spring』では踊るハルの姿が見えた。今回は本当に演じる役者が見える。

飛鳥の伸びやかさ、底なしの吸収力が歪だけれどもすごい。響子の圧倒的演技もよかったな。これ実写化しても面白そうだな―と思う。

惜しむらくは元々三部作構成の一巻目なんですよね。やっとここからが本番で、実際の舞台がどうなるのか、ぜひ見たい。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

多分、蜜蜂と遠雷以来の恩田作品。
没頭し過ぎて、読んでいる最中は若干鼓動も早くなっている感覚でした。
相変わらず描かれている表現者がみんな作中で生きている。
それぞれの立ち位置で苦悩しながらも前を向いている。
読んでいて涙が止まらなかったです。
オーディションのシーンでは4人のバックグラウンドやそこからの共演する響子との演技描写、今年の中でも指折りの緊張感でした。
続編のダンデライオンとチェリーブロッサムが読めるようになれば良いなと心底思います。
なので、期待込みで星マイナス1です。

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

たぶん『蜜蜂』以来の恩田作品。前回は音楽家、今回は役者。恩田さんは「天才」たちを描くのが本当に上手。それぞれキャラクターの魅せ方も巧いし、言うことないわ!笑。こういう作品を読むたび、作家もまた「天才」なんだなと尊敬するよホント。星四つ半。

追記。
(個人的に思うこと)これから一番面白くなってくる分岐点があるとするなら、ここだと思う。p385。まさに前フリだ。あと、p494〜495にかけて。『蜜蜂』のときも感じたが、ゾーンの表現が本当に巧いなぁホント。これは一体なんの涙なの?別に嬉しいわけでもなく、ましてや悲しいわけでもないのに…。こんなよくわからない感情は初めてだ。嗚呼。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

演劇を始めたばかりの天才、佐々木飛鳥が業界を席巻する物語。舞台は誰もが敬うプロデューサー、芹澤が主催するオーディション。
アイデアに困り嘆く脚本家の神谷や舞台俳優一家の女優として名を馳せる東、飛鳥が所属した演劇サークルのメンバーの視点から、飛鳥の奇想天外な演劇が光る。
熾烈な戦いの中で飛鳥が到達した境地に読者は心を震わせる。
個人的に一番好きだったのは東響子の嫉妬に燃えて何がなんでも勝利を掴み取ろうとするタフネス。彼女がいたからこそ、オーディションでの戦いが逼迫しページをめくる手が止まらなかった。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

面白かった。
「ガラスの仮面」の北島マヤを彷彿とさせる飛鳥の天才ぶり。
何をやってくれるのだろうという期待を優に超えてくる辺りが快感。
劇団ゼロの面々も魅力的だった。
神谷さんの書く脚本での本番の芝居も読んでみたかった。
あとがきをに「ダンデライオン」「チェリーブロッサム」に続く予定とあったので検索したら、なんと続きは出ていないそうで、とても残念、、、

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

演劇はおろかドラマすら観ないのに、物語の吸引力が凄まじくて2日で読み切ってしまった。
没入感が抜群で、久々に読書を通じて自分とかけ離れた世界を追体験した。
200ページに達する前までは、この本を読み終えるビジョンが全く見えなかったのに、中盤からはページを捲る手が止まらなかった。
オーディション編はガラスの仮面っぽさがあって、あっという間に読み切ってしまった。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

最後の加速が素晴らしい!
分厚い本で途中まではまだまだあるなぁって思う時もあったけど、終盤からあとこれだけ?って思うし、終わったら続きないの!?って思わせてくれる本でした

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

序盤はのろのろと書けない作家さんや
クセ強な学生劇団などの話で
読んでいられなかった
ひとりの少女がクローズアップされて
演劇の演技描写に話が進むと
一変
めくらずにはいられなくなってしまう
最終その先はどうなったの?
もっと読みたいと思ってしまう

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

ガラスの仮面 あとがきで書かれている通り、ガラスの仮面を意識して書かれているんだろうな、と思わせつつ、ディテールの書き方や漂う空気感は独特で、比較的長編なのに飽きさせず、後味も良い。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

小説版のガラスの仮面か?と思わせるような演劇ものです。
天性の勘を持つ天才少女の飛鳥。幼少からキャリアを積んできた若き女優の響子。終盤の二人の演技のぶつかり合いがすごいです。
演劇やお芝居のことは詳しくないので、ちょっと難しいところもあったけど、臨場感があって引き込まれました。
飛鳥のキャラクターが興味深かった。本人が自分の才能にかなり無自覚でわかっていない。すごいことをやってのけながら、迷っていて、この子がどこに着地するのか目が離せない。この先も気になるなぁと思いながら読み終えました。
長編で読み応えあり。ただ私は「蜜蜂と遠雷」の方が好きだったな。あそこまでのワクワク感は得られなかった。個人的な好みかもしれないけど。

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2025年08月12日

non

購入済み

中盤まで俺TUEE系

中盤で飽きて最後まで読めませんでした
序盤の男性の部分は好きだったのですが、途中からはずっと主人公の少女の天才エピソードばかりで飽きてしまいました
もしかしたらその先は別な展開があったのでしょうけど、自分には合わなかったようです

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2020年05月20日

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