アントワーヌ・ローランの作品一覧 「アントワーヌ・ローラン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2022/12/21更新 青いパステル画の男 試し読み フォロー 赤いモレスキンの女 試し読み フォロー ミッテランの帽子 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> アントワーヌ・ローランの作品をすべて見る
ユーザーレビュー ミッテランの帽子 アントワーヌ・ローラン / 吉田洋之 「その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。」 元フランス大統領フランソワ・ミッテランが置き忘れた帽子をきっかけに、くすぶっていた4人の人生が大きく変化していきます。 1人1人にどのように帽子が渡っていくのか、そして何をきっかけに離れてしまうのかもこの本の見どころの一つです! ...続きを読む あまりフランス文学は読んできていませんが、この本はトップクラスに気に入りました。 本編を読んだなら、是非訳者あとがきのところまで読んでほしいです! Posted by ブクログ ミッテランの帽子 アントワーヌ・ローラン / 吉田洋之 1980年代パリ。冴えない会計士ダニエルは、予約なしで訪れたブラッスリーで大統領フランソワ・ミッテランの隣の席に案内される。 ミッテランが置き忘れた帽子から始まる四つの物語。 一人目のダニエルはちょいとどうなの?的な行動が目に余るけど(リアルな人間らしさはある)二人目以降はフィクション感があって楽...続きを読むしい。私は三人目の調香師の話が好き。四人目になると一気に政治色が出るけど、それもまた良し。 何より、実在する大統領がこんなかたちでフィクションに登場するのが→ 楽しい。日本にはない感覚な気がする(日本の大臣を物語に脇役としておしゃれに登場させる国内作品、私は読んだことないけどあるのかな?) 政治が日常にある好例ではないかと。 それにしても、著者はミッテラン大統領が好きなんだろうなぁ。良き。 Posted by ブクログ 赤いモレスキンの女 アントワーヌ・ローラン / 吉田洋之 パリの書店主ローランは、ごみ箱の上に置かれていた女物のハンドバッグを拾う。中身はパトリック・モディアノのサイン本と香水瓶、クリーニング屋の伝票と、そして文章が綴られた赤いモレスキンの手帳――そのわずかな手がかりを頼りに落とし主を探し始めるが…。 とてもロマンチックな話でした! ハンドバッグを強盗さ...続きを読むれた女性は意識不明、それを知らないローランは拾ったバッグの中身のわずかな手がかりを元に、顔も名前も知らない持ち主を探し始める…という話。そして同時に会ってもいない持ち主の女性にどんどん惹かれていくという(笑) わずかな手がかりからちょっとずつ持ち主に近づいていって、ついにおうちまで行ったときにはドキドキして先を読む手を止められませんでした。 しかも、もうすぐ会えるかも!? というところで、ローランが去ってしまうすれ違いっぷりがもう…! 持ち主のロールが目覚めてからは、今度はバッグを届けてくれた人(ローラン)を探すターン。くるっと立場が逆転してしまうのが面白いです。しかもローランはあんまり手がかりを残してくれてないし(笑) 何とかローランが勤めている書店を見つけ出して、声を掛けたときのやり取りが最高にロマンチックで好きです。書店ならではの出会いですね(笑) しかも顔を合わせるのは初めてなのに、すでにお互いのことは知っているという…これを運命と言わずして何というか…! 拾ったバッグを届ける話なのに、持ち主を探すところはミステリー、出会うところはラブロマンス、と1冊で2度おいしい物語でした。 表紙も素敵なので、ぜひ部屋に飾っておきたい本ですね。 Posted by ブクログ 赤いモレスキンの女 アントワーヌ・ローラン / 吉田洋之 一見読み出す前は、読みずらいのかと思っていたが、非常に読みやすく面白かった。 ローラン視点の場面、ロールの場面、ウィリアムの場面など、コロコロと変わっていく場面展開。 最初はどっちがどっちだ?とも思ったが、読み進めて行くとリズム良く飽きづらく良かった。 フランスの部屋や街並みを想像できる表現と2人の...続きを読む繊細な心の惹きが上手く表現されていたと思う。 今フランスで読めて読み終えてより、楽しめた。 Posted by ブクログ 青いパステル画の男 アントワーヌ・ローラン / 吉田洋之 『ある骨董品コレクターの妄想的おとぎ話?』 以前、TLで見て気になっていた『モレスキンの女』の作者のデビュー作。自分にそっくりな肖像画と出会ったことで、夢のような展開が… どことなくフランスっぽさが漂う雰囲気に酔いながら楽しむ大人のためのおとぎ話… Posted by ブクログ アントワーヌ・ローランのレビューをもっと見る