あらすじ
とある人間が死の淵から帰ってきた。
――ただいま!!
エロも哲学も垣根なく綴った、突然の病からよみがえるまでの怒涛の3年間。
アルバム制作やライブ、ドラマ撮影に執筆。
やりたかったことは次々と仕事になったが、片時も休まる暇がない。
自分がなりたいと思う姿を追いかけるほどに消耗していく中、
突然の病に襲われた。
……まだ死ねない。
これから飛び上がるほど嬉しいことが起こるはずなんだ。
死の淵から蘇った3年間をエロも哲学も垣根なしに綴る。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
初めて行った神保町で見つけた本。前々から、星野源さんの本には興味あったので飛びついて購入。
感想。めちゃくちゃ面白かった!こんな面白いエッセイなかなかない、って思うくらい面白い。
星野源さんの人間性も伝わり、色々大変な思いもしたけど、今は素敵な奥さんもいて、めちゃくちゃ幸せになっていて、素晴らしく蘇った。
これから、色んな星野源さんの本を読んでいきたい。
Posted by ブクログ
前半はお仕事や日々のアレコレについてのお話ですが、後半は病気になってから復帰までのお話。
凄く大変な事だったと思うけど、何冊かのエッセイや音楽や映像での星野さんを見るに、このお人柄を形成するのに大事な出来事だったんだろうと思わずにはいられない。エッセイの中でもとてもスタッフや周りの人に対して配慮のある言動だったり、謙遜だったり。日々の些細なことに幸せをみつけたり。大病される前からもそうだったのかもしれないけど、その経験を無駄にせず、活かしているんだろうな。
Posted by ブクログ
嫉妬から愛へ。
ってな事で、星野源の『よみがえる変態』
星野源ってさぁ、なんかこう意識はしてるけど食わず嫌いじゃないな… 何て言うのかミーハーな奴が聴くでもない…
何故か意識して遠ざける、触れない用にしていたアーティスト。
それなのにチラチラと横目で気にしていたアーティスト。
最近、関ジャムやNHKのSONGSに出てて観ると、やっぱり凄いな星野源って
そう言えば昔、BOOK・OFFで100円で星野源の本買ってたな(やっぱり意識してたw)ってこの本を読んでみた。
星野源の嫉妬から愛へと変わった
前半は素の星野源が全開でオナニストな事もドピュッと曝け出す好感が持てる青年じゃと。
この感覚は何処かで感じた気持ちで、敬愛するリリーフランキー先生、わしの永遠のアイドルのケンモチヒデフミくん、自分磨きと言う格言を頂いたオードリーの若林正恭くん達で、この大好きな人達と感覚が似ていると言うのか、同じ臭いをプンプン感じた。
そして多彩な才能の持ち主で、音楽、役者、作家と大谷選手所じゃない何刀流の持ち主なのか‼️
そんな超多忙な中でくも膜下出血で生死の境を生き抜き、その後の達観した生死感と言うのか人として大きな存在に成ってる様に感じた。
そんな感じで星野源くんのCDを聴くとフワッと言うのか、染みる感じがしてええ曲じゃなっと。
リリー先生と同じで、読むと何故か生きるって感覚が湧いてくる本なんよね。
あとがきでタモリさんが会長を務める日本変態協会なるものがあって星野源くんもタモリ会長に正式に所属を認められたそうで。(わしも入りたいw)
ちょっと調べると星野源くんはケンモチくんと同い年の同じ埼玉県出身。
何か運命を勝手に感じてしまうよ。
この二人がコラボして何か曲作ってくれないかと夢見るおじさんでありました
2025年17冊目
Posted by ブクログ
おもしろい!
最初の「おっぱい」を読んで魅了されてしまった。
自分自身について悩むことが多かっただけに、肩の荷が降りたというか、今の自分に必要なエッセイだった。くだらなさの中に何か芯みたいなのがあってとても読みやすい。このフレーズいいな!と思うところがいくつもあって作詞をする方の言葉はとてもいいなと思った。源さんの過去や思いを読んで、歌の良さにもう一度気づくことができた。「バラバラ」がとても好きになりました。
人を心から信じるということは、その相手の失敗をも受け入れられれば可能だということにやっと気づくことができた。p159
悪いことを考えられるのは悪くない時だけだ。p167
今の自分にぴったりすぎる言葉をありがとうございます。
Posted by ブクログ
くも膜下出血発症の時のエピソードを読めてよかった。私の母も仕事中にくも膜下出血になり、今は普通に仕事に復帰しているから、おんなじ感じかなぁとか思ったりした。
やっぱ、変態最高。(他人に迷惑かけない変態)
「地獄でなぜ悪い」のMV見ようと思う。
Posted by ブクログ
地獄でなぜ悪い、あんなにポップな曲はこんな状況と生まれたのかと逆境でも良作を生み出す星野さんは素晴らしいアーティストなんだなと改めて思った。
生きようとすることの方が圧倒的に苦しい。
地獄はすぐそばにある。
確かにそうかもしれない。
Posted by ブクログ
相変わらずの下ネタも含んでいるけれど、星野源さんなりの哲学の中で生み出された言葉であると感じます。星野源さんの本を読むのは3つ目ですが、読むごとに、星野さんの思想がわかり、読めば読むほどにハマっていきました。
本書は、星野源さんが、突然の病に倒れたときの話題が多く記されています。
「地獄でなぜ悪い」が紅白歌合戦で歌われると発表されたとき、批判が多くあがり、曲目が変更されました。そのこと自体に、どうこう言うつもりはないのですが、本書を読み、星野源さんが「地獄でなぜ悪い」を制作したときの状況・星野源さんの感情を知る人がもっと多くいたなら、紅白での歌唱はどうなっていたのだろう、と想像するところでした。もちろん、歌唱されることに拒否反応を示した方がいることも十分理解できるのですが…
「知ること」で自分の行動が変わる。それはときに、ポジティブな行動につながることもあれば、ネガティブな行動や思考に導かれることもある。私は星野源さんの本に出会って、良かったと思います。
Posted by ブクログ
2011年から2013年にかけて書かれた俳優やアーティストとして大活躍されている星野源さんのエッセイ
いや〜とっても面白かった(^^)☆!!
前半は思わず声を出して笑ってしまうところがたくさんあるし、後半は闘病の凄まじさにどんどん読み進めてしまう!
物凄い闘病の話なのに、ところどころユーモアを感じます
このエッセイを読んで、また久しぶりに星野源の楽曲が聴きたくなりました〜
チャーミングなところも、エロいところも、哲学的なところも…なにより当時のがむしゃらな感じが伝わってくる人間・星野源がぎゅぎゅっと詰まっているエッセイ
それにしても、やっぱり倒れる前はどう読んでもでたらめに働きすぎですよ、源さん
Posted by ブクログ
青春18きっぷの在来線旅行には、文庫本がつきものだ。
友人に会うため京都へ行き、東京へ戻る際に読む本を探していた。京都市役所前の地下の書店にて、適当なエッセイないかなぁと探していたところに大好きな星野源の文庫本があるではないか!
タイトルには「変態」、帯には「エロ」という文字。俺は30歳になっても、相変わらずエロと変態といわれると買いたくなってしまう。
2018年頃に深夜ラジオ放送にて星野源と出会った。私は星野源の気持ち悪さが大好きだ。なぜか星野源には感情移入してしまう気持ち悪さがある。今でもラジオを聞いている。しかし、今はラジオがクリーンな感じになったように思う。あの頃の気持ち悪かった星野源は何処かに行ってしまったのだろうかと考えてしまう。
変態でエロい星野源が読めるぞっ!と意気込みこの本を買った。
この本は、私が星野源と出会うより前に書かれていて、私が知っている星野源よりももっと変態でエロく気持ち悪い。期待通りだ。いや期待を超えている。私の知らない星野源がいた。誰だこいつ!もっと気持ち悪いぞ!いいぞ!と思った。
あとがきにも書いてあったが、星野源も文庫本化にあたり、この本を再度読み「誰だお前!」と思ったらしい。
本を読んで、人間の変化の自然さと好きな人間の価値観について考えることがあった。
私は5年間、星野源のラジオを聴いていて5年の間の変化を感じていた。ラジオを聴いて「星野源ったら、結婚して下ネタを自ら言わなくなったなぁ」と思っていた。本を読んで、私の知らない星野源から私の知る星野源に変化するグラデーションを感じた。本とラジオを通して、変わらない星野源もそこにいた。少し根暗で、音楽に真剣で、そしてなによりも今楽しいと思っていることを全力でできる人だなぁと感じた。
そりゃ、脳の出血だったり結婚だったり色んなことを経験すれば、人間は変わるよなぁとおもった。人間は常に変わり続けるよなぁ…。
自分にとって本当に好きな人間は、心のとても深いところで認めていて、その変わらない価値観が自分としっくり合うのだと思う。
私は今でも下ネタは大好きだ。それよりも、自分が面白いことを大事にしたいと思っている。だからきっと自分と似ている価値観の星野源が好きになったんだなぁと思った。
今回の在来線京都旅行で大学時代の友人と会った。来年、子どもが生まれるそうだ。
人は変わり続ける。子どもが生まれれば大学生の時のように「すりガラスでちんちん隠し芸」はできないかもしれない。俺等は、長い付き合いでお互いに価値観を認め合っている
子どもが生まれて父親になる友人のこともきっと好きだろうなぁ。
星野源のエッセイを通じてそう思った。
Posted by ブクログ
日常を大事に過ごさなければと思わされたり
変態であることに前向きになれたり
人が人を信頼するきっかけが見えたり
おっぱいの偉大さに気付かされたり
アーティスト、俳優の星野源さんしか見えていなかった私にとっては
人間としての魅力を知ることができて、嬉しい本だった。
Posted by ブクログ
今や大物の歌手であり俳優の星野源の、売れてき始めた頃で闘病していた時期のエッセイ。こんなにも壮絶な地獄を経験していたなんて。辛くても生き延びた先で、とんでもなく幸せな人生が訪れる希望を、星野源がまさに証明している。絶望的なことがこの先の人生においてあった時、この星野源の経験と気持ちのあり方を思い出そうと思う。
Posted by ブクログ
読書習慣をつけようチャレンジ2冊目
そもそも星野源さんが大好きなので読んでてとても楽しかったです。
コミカルに文章が書かれて読んでてクスッと笑える部分がたくさんあり読書初心者でもすぐに読める本でした。
途中の闘病のシーンはとても重たく書かれており読んでいるこちらにも辛さが伝わりました。
Posted by ブクログ
私も欲のままに生きたい。
生きよう、って思いました。
「死ぬことよりも、生きようとすることの方が圧倒的に苦しいんだ。」
源さんのこと、大好きになりました!
星野源
星野源という人が、よくわからなかった。
一冊目を読み、今作も読んで、まだよくわからない(笑)
でもこの感覚は悪くない。これからも無理せずに自分の世界を追求していってほしい。
何回も読み返してます
文庫本最後を読むと、この本を書いてた時の
自分の若さに少し照れている?源さんがいて、
それだけでも買って良かったと思いました。
今でも何回も読み返しています。特に闘病して
いる部分は、最初は読むのが辛くて泣きながら
読んでたけど、今は「この時の源さんの頑張り
が今の源さんを作ってくれたんだ」と素直に
受け取れるようになりました。本当に読んで
良かった本です。
Posted by ブクログ
星野源のイメージが変わった 魅力的な人だなぁ
おっぱいから始まるエッセイ笑える
ひとつひとつが短くて読みやすいし、面白くてすぐ読んでしまった
脳の手術2回もして生死を彷徨っていたとは知らなかった
変態、蘇ってくれてよかった。
ガッキーと結婚できてよかったなぁ
どうか無理はしすぎないようにしてほしい
星野源の他の本も読んでみたくなったし、ラジオとかも聴いてみたくなった
Posted by ブクログ
星野源、日本で1番忙しいクリエイターの中の1人だと思いますが、そんな彼の趣味も仕事もエロも病気も全て赤裸々に綴られたエッセイ!読み応えしかない。
文章中で度々下ネタやおふざけが挟まり「何言ってんだよw」となれる。
ありのまま雑談を話しているかのような文章で、もちろんその良さもあるけどおどけ方が読んでる人を楽しませようとする気概を帯びていて、あぁこの人は根っからのエンターテイナーだなぁと思った 元気をくれる一冊
Posted by ブクログ
だらだらと時間をかけて読んでいた。
けど、ラストの方、
・生きる1〜2
・楽しい地獄だより1〜6
は気になってさくさく読み進めた。
星野さんの、
かっこわるさや恥ずかしさへの
眼差しが好きで、
この本も読んだのだけど。
命と向き合う星野さんのが
紡ぎ出した言葉も心にささるものだった。
体の痛みも死の恐怖もない抱えていない
穏やかな1日を送っているのに、
つい不平不満をもっていた自分に
大きな気づきをくれた。
窓からさす日の光も木々の音も
ありがたいなぁ。
そして生きるうえで寂しさが
つきまといつづけることへの覚悟。
--ここが、この世が既に地獄なのだ。
私たちは既に地獄をガシガシ踏みしめながら、
毎日生きているのだ。--
このフレーズにつきる。
Posted by ブクログ
雑誌での連載記事を纏めて1冊にされたもの。実は随分前に読んでいたのだけれど、改めて読み返してみた。軽妙な語り口で繰り広げられる様々な(時には病気という深刻なテーマの)話を、(ファンなので)ご本人の声で脳内再生しながら、一気に最後まで読み進めた。源さんの考え方やものの見方にクスっと笑わされたり、こんな考えもあるのかと気づかされたり。とても豊かな読書時間を過ごすことができた。タイトルを見るとギョッとするかもしれないけど、その実中身は、多岐にわたる話題で楽しませてくれるエッセイ。これからも時折読み返そうと思う。
Posted by ブクログ
真剣にエロを語る前半からの暗転。、、生きていて良かった。病気なんてしないに越したことない。人が経験しなくてもいいことをユーモア交えて振り返ることができるって、病気やその時の気持ちをちゃんと受け入れて認めて乗り越えてるんだなあ。私は源さんに比べたら軽い病気だったけど、ずっと悲観して泣いていた。どうしてどうしてって。源さんは強い人だ。
Posted by ブクログ
星野源の『よみがえる変態』は、一見すると軽やかで笑いを誘うエッセイ集である。しかし、その底に流れるものは、決して軽薄なものではない。むしろ、闇の中でなお光を見出そうとする人間の強靭な意思であり、絶望をも笑いへと変換する稀有な表現力である。
本書には、下世話なユーモアや日常の小さな出来事が散りばめられている。だがそれらは単なる戯れではなく、読者に生きる力を与える「肯定の言葉」として響く。くだらないことを笑い飛ばす余裕の中に、人生の苦しみを引き受け、それを昇華していく強さが宿っている。
特筆すべきは、著者が自らの病との闘いを赤裸々に描きながらも、それを悲嘆としてではなく、むしろ「生の実感」として提示している点である。死の影を間近に見つめながらも、なお「笑い」を手放さずに綴られる言葉は、読む者に大いなる励ましを与える。
『よみがえる変態』は、エッセイという枠を超えて、人間の尊厳と希望を示す書である。星野源という存在は、弱さを隠さず、孤独を恐れず、愚かささえも味方につけて生きている。その姿は、現代を生きる私たちに「どのような状況にあっても、人はなお笑い、なお愛し、なお希望を紡ぐことができる」という真実を教えてくれる。
読み終えたとき、胸に残るのは単なる笑いではない。むしろそれは、生きることの豊かさを再認識させる、確かな余韻である。
Posted by ブクログ
2025年1冊目。2024年から読んでたけど。星野源の脳みそを覗いた感じがしておもしろかった。めちゃくちゃ変態やん。星野源にとってのくも膜下出血って人生を大きく変えた出来事だと思うし、想像できないぐらい辛かっただろうに、それを悲しく表現するんじゃなくて、それをちょっとポップに伝えてくれるところもすごい。
Posted by ブクログ
もぉ、源ちゃんサイコーです。
ものづくり地獄という、生み出す大変さや仕事に対する真面目な姿勢。そして、突然の病に倒れた時の事を、事細かく正直に(多分、本当のこと⁈)書かれていているのだか、その中にチョイチョイ、いやそれが中心と言わんばかりにエロをぶち込んでくる。それも、中学生男子か?っと思わせる感じに。それがまた可愛らしく愛おしく思ってしまった私は「星野源ちゃんワールド」どっぷり浸かってしまったのかもしれない。別の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
考えさせる部分も、笑っちゃう部分もあり、すごく面白かった。
気を引かせるためタイトルに「変態」と入っているだけで、中身はそんなに変態じゃないんだろうな〜と思ったら、結構しっかりそういう内容も含んでいた笑笑
結婚して名前が変わり、手続きのために市役所や警察署行く必要があり、時間潰しにとこの本を持って行った。が、そういった場所で読むにはちょっとドキドキする内容だったので、結局読めずに帰ってきた。笑
Posted by ブクログ
くだらないな〜ってクスッと笑う場面もあれば、生死について考えさせられる場面もあって読み進める手が止まらなかった。今こうやって源さんの音楽を楽しめてるのって凄く幸せな事なんだな。星野源さんってとても魅力的な方なんだなと改めて思いました。
Posted by ブクログ
友人のレビューを読んで手に取った一冊。
前半。書かれている内容はものすごくくだらないのに、その中に何か生きる本質らしきものが見え隠れし、「くだらない!」と読むのをやめる気にならないような魅力があった。
後半。著者がくも膜下出血で倒れたことは知らなかった。手術後や集中治療室での苦しさは、理由は違うがそれらの経験がある者として、非常に共感するところがあった。
今活躍されている著者の姿からは、過去にこれほど大きな手術をされたことなど、全く想像できない。本書を読めば、大きな手術後の絶望的なまでの辛さも、日が経てば全て過去の話になる事が伝わり、それに励まさせる人もいるのではないかと思った。
Posted by ブクログ
読書中は細野晴臣さんの安泰洋行アルバムを流しながら進めていき、途中源さんの夢の外へ、知らない、フィルムのMVへそれぞれ一度飛んで、聖⭐︎おにいさんまで巡回してからロバータフラックに辿り着いた。親父から渡された小説のひとつだった。少し誤解されそうだけど本当に届くべき人にもっと届いてほしい本だなと思った。赤裸々な文章をみるとタイトルと合ってるだけ余計に。