神の涙

神の涙

913円 (税込)

4pt

怒り、逃亡の果てに
アイヌの地で何を見たのか

「読後、無垢な感動に満たされる」唯川恵(解説より)

北海道・屈斜路湖。アイヌの木彫り作家・敬蔵と孫娘・悠の家に、
尾崎雅比古と名乗る若い男が訪ねてきた。男は弟子入りを懇願。
初めは煙たがられていたが、敬蔵から木彫りを教わり、山に入るようになる。
しかし、男には誰にも明かせない過去があった――。

自然を尊んで生きる敬蔵、アイヌから逃げ出したい悠、
自らの原点を探す雅比古。感涙の新家族小説。

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神の涙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    日本の政治にこっちを愚弄してる、なんてグロテスクなことをするのか、と憤りを抱えているが、カムイの考え方で生きていきたいという気持ちになった。すごく良かった。

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    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    良かった。泣いた。
    神(カムイ)の涙…そのタイトルの持つ意味がこの本の隅々まで行き渡っていると感じました。
    アイヌをテーマにした本は数冊読ませて頂きましたが、やはり自然に対して畏敬の念を持つ生き方に心をうたれます。
    本書160ページに書いてある熊被害の予測など、正に今問題になっている事。
    自身も現代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月04日

    章の区切りと前後半の悠とまさひこの回と読み易いと思うし内容が良いから止まらない 不夜城は未読で殺人バイオレンスホラーが読めない身体になってしまったので、読む事はないけど、きっとハラハラドキドキが続く物語なんだろうな、とはいえ推理小説しか読まず消えた巨人軍の西村京太郎はほぼ読んでいたけど、急に殺人を読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    アイヌの老若男女血縁者3人が夫々の経緯から一緒に生活をする中、個々の想い、罪の償いで離れ離れとなるもお互いの気持ちとアイヌ魂を深めて心を通じ合い最後は、一緒に暮らすハッピーエンドで親族の繋がりを描く

    北海道の屈斜路に住む無骨でアイヌ魂を継承する平野敬蔵は、若い頃酒に呑まれアイヌの生活スタイルから周...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月09日

    木彫りを通してアイヌの文化と言いますか、アイヌ魂を感じられるのが興味深く読みました。登場人物も魅力的ですし、展開も面白い。終わり方もいいです。

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    Posted by ブクログ 2021年09月14日

    若かりし頃友達と北海道旅行に行きアイヌの木彫りのお土産を買ったことを思い出しました。
    熊に襲われたときはドキドキでした。敬蔵、悠、雅比古みな無事で良かった 最後の10ページほどは泣けました。良かったです。

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    この世界は、とてもシンプルにできている。
    北の大自然に囲まれたアイヌの思想が美しいのは、そのためだと思う。文中、山が合わない人は海を好む、とあったがまさにその通りだと思った。
    出し抜いてのしあがって生きていく競争社会で、削られてしまう人間の本質を取り戻す手がかりだと思った。
    「罪は神がさばく、人はた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月07日

    羆もアイヌも迫害される謂われなど無い。
    元々先に住んでいたのは私たちでは無いのだから。
    唯一の被爆国であることを忘れて、原子力発電を止めないことも含めて、改めて人間の愚かさを感じさせる。
    そんな中でも、心優しく生きる主人公たちの愛のお話です。
    数少ない人にオススメしたくなる本でした。

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    Posted by ブクログ 2021年07月08日

    「はんかくさい」あほらしいとか、ばかくさいという意味以外にみずくさい、もどかしい時に使う言葉らしい。
    決して人を罵倒するときに使う言葉ではなく、親しみと優しさが込められた言葉。

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    Posted by ブクログ 2020年12月17日

    絵画を見ているかのように色彩豊かな大自然が広がった。人は大切な人のために変われる。強くなれるし優しくなれる。アイヌの情熱が教えてくれた。

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