あらすじ
大ヒット作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の第2弾が登場! ――おじさんにクッキーとワインを届ける途中、赤ずきんはピノキオの右腕を拾いました。実はピノキオ、体をばらばらにされていて、赤ずきんはそれらを集める旅に出ます。ところが、殺しの犯人として逮捕されてしまったのです。ピノキオのほか、親指姫や白雪姫、笛吹き男に三匹の子豚など、世界の童話の主人公がいろいろな事件に登場する驚き連続の連作ミステリ!
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今回はなんの童話からお話が広がるのかなというところも楽しみの一つ。
三匹の子豚でこんなに話を広げられるとは!
謎解きもしっかりしててすごく楽しく読めた。
ジル!!!!!!ってなったけど、どんでん返しのハッピーエンドが嬉しかった。
そういえば、ワインを届けられなかったおじさんは…
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童話とミステリーの融合。第二弾も赤ずきんちゃんがサクサクと謎を解決していく様子に、モヤモヤがスッキリ!懐かしの童話の登場人物が勢揃いで、ワクワクしちゃいました。ピノキオが愛おしかったです。
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1冊目を読んだ時には赤ずきんちゃんのクセが強いなと感じたけど、2冊目になるとそのクセが楽しくなってきた。読み終わってから少しだけ最初のほうを読み直すとと驚くぐらいに伏線だらけ。全く気づいてなかった。これは2度楽しめそう!物語終盤のセリフは今回の旅を読んできたから沁みるものがあった。
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死体と出会うシリーズ、ハマってます。いつも面白い。マンネリしそうだけど、赤ずきんちゃんが聡明でかっこいいし、なにより童話(昔話)のお馴染みのキャラクターが次々出てくるのでずっと飽きない!今回はピノキオの体探しが全話通してのテーマでありながら、短編それぞれの事件と謎解きも愉快でした。あと個人的には白雪姫の話が好きだったなー。一般的に白雪姫は「性格の悪い継母から理不尽に追放される可哀想な姫」の認識だけど、こちらの継母ヒルデヒルデは…生い立ちと王女になる理念がなんというか現代風で、話としてちょっと深い。
次作「赤ずきん×アラビアンナイト」も読みます!
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赤ずきん、ちゃんと呼ぶには礼を失する明晰さを持ち合わせる少女。今回も健在な観察眼と洞察力です。
白雪姫がそんなことを?考え、従順な小人たちがあらら。悪者のはずの魔女は料理が下手とは、親近感すら抱く。善悪が目まぐるしく入れ替わり、優しいはずのキャラクターが怖くもなる。そのギャップについ可笑しさを感じて先が次々と気になる。
犯行の手段を思い返すと、どれも残虐で狡猾な事件の類に入ると思う。その当事者が人間であればの話である。題名に登場するキャラクターについても、はなからバラバラにされたり、一瞬で踏み潰される程の小動物になったり変幻自在の扱いである。それが故に悪事を暴く状況を作り出すのも良くできた設定だと思った。
青柳さんのキャラ設定は奇抜だっりイメージとのギャップがあったりで、各々のキャラはいずれも期待を抱くものばかりで楽しませて頂いている。浜村渚シリーズも待っています。
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今回も面白かった!!
やっぱり賢い女の子が主人公の物語は最高!
ハーメルンの最終審判は悲しかった。
原作でも、村を救ってもらったのに約束を破った村の大人たちが悪いじゃん。
流石に罪のない子どもたちを巻き込むのは良くないけど。
白雪姫が赤ずきんのことをブス呼ばわりしていたけど、いやいやあの橋本環奈さんが演じていますからね〜実写版だと世界一の美少女ですよと思ったりした。
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ピノキオの右腕を拾って彼のパーツ探しの旅に出た“赤ずきん”。
親指姫率いる〈親指一座〉、白雪姫と七人の小人の家、笛吹き男が囚われている音楽の町ハーメルン、権力を持った三匹の子豚が支配するブッヒブルク…メルヘンの世界で起こる血なまぐさい事件を解決する彼女の頭脳がこの第二弾でも光る。
前作の実績があるので、ピンチに陥っても安定感が揺るぎないな。
男の見る目のなさが露呈する「女たちの毒リンゴ」がおもしろかった。
ヒルデヒルデやマイゼン十九世の粋な魔女たちも魅力的。ジルやブレーメンバンドの愉快な面々とまた登場してほしい。
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御伽噺だからこそ、突拍子も無い展開でもクスっと笑えてしまいました。
シリーズでは二作目のようなので、前作も飲んでみようかな。
頭の切れる、前向きな赤ずきんが好きになりました。
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おじさんにクッキーとワインを届ける途中、赤ずきんはピノキオの右腕を拾いました。ピノキオは体をバラバラにされていて、赤ずきんはそれらを集めるために旅に出ます。
ところが、向かった先で起きた殺人事件の犯人として逮捕されてしまい……。
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』の第2弾。
映像化もされた童話×ミステリシリーズの第2弾。
ピノキオの他、白雪姫や三匹の子豚、ハーメルンの笛吹き男など、有名な童話をテーマにして繰り広げられる連作ミステリです。
慣れ親しんだ童話が、ちょっとダークな世界観で事件の舞台になっているのが面白い。
ただの「お姫様」「魔女」などのアイコンとしてではなく、それぞれ欲望や望みや悩みがあり、キラキラした童話の登場人物ではなく、固定概念を覆るような醜さや弱さといった人間らしさがあるのが好きです。
ハーメルンやブッヒブルグの町の現状なんて、ちょっと今の現実世界への風刺のようにも感じました。
そんな登場人物達や事件を見てきたが故のラストシーン、良かったです。
個人的には、ヒルデヒルデさん(白雪姫の魔女)が好き。
Posted by ブクログ
03月-08。3.0点。
赤ずきんシリーズ、第二弾。
バラバラにされたピノキオに出会い、パーツ探しの旅へ。白雪姫とか、ブレーメンの音楽隊とか。連続短編形式で事件を解決していく。
読みやすい。
Posted by ブクログ
このシリーズは着眼点が面白いが、ミステリーとしては平易なものだと感じている。
ただ、表現を紐解いてみると面白い。
嘘にはたくさんの種類がある。虚偽と誤認、すなわち騙しと勘違い、どちらも事実と異なることを言っている。虚偽は事実と知っていながら言う嘘で、勘違いは悪気なく間違った事を言う。
決算短信を読んでいると時々虚偽がある事を開示されていることがある。間違っていると気づいて修正していないと言う意味なのだろう。
今回はピノキオとの出会いから始まり、ピノキオと共に白雪姫、ブレーメンの音楽隊、三匹の子豚と殺人事件の解明をしながら、目的地へ進む。
思わぬ犯人が浮き彫りになるストーリーは面白い発想だった。
Posted by ブクログ
昔話のオマージュで読みやすい。
ピノキオが可愛い。
謎解きありの童話を読んでいるよう。昔話にでてくるキャラクターがそのイメージとは違う性格なところが驚きありでおもしろい。