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月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! ――キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業“旅人”という外国人好きのコナツさん・・・・・・と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長篇小説。(解説・岸本葉子)
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Posted by ブクログ
8月に最新刊出たので、また読み直す。忘れかけた場面も思い出すとほろっと来る。人間不信の仕事場を辞めるのは本当に葛藤だと思うし、お母さんの欲望で家を買いお父さんが働かされて、体裁だけで生きるって、家を出るとか辛かったろう、実際れんげ荘の生活大変で、よく笑うしかない境地に出来たのかな、それも人間性だ。帰...続きを読むり道お母さんとすれ違う無視されたとか、薄い人間のお母さんだな、何度もこれで良いのか考えて吹っ切れて、その繰り返しで。それだけで尊敬する、8桁の預金なんか充分働いた証拠だよ、下北沢も素敵だ
すんごい面白かった! なんで今まで読まなかったんだろう このシリーズ8冊出てるらしいからまとめ買いしようかしら 仕事を辞めて月10万円生活 オンボロアパートで死ぬまで!? 心温まる生活物語
あなたは、『アパートを探して』訪れた不動産屋さんで『お家賃はいくらぐらいがよろしいですか』と訊かれて幾らと答えるでしょうか? まあ、これでは前提条件があまりにも少な過ぎますね。一人暮らしなのか家族で住むかによってもそんな答えは大きく変わるでしょうし、住む場所によっても金額は大きく変わります。では、...続きを読むこんな条件をつけたらどうでしょうか? ・一人暮らし ・都内でも有数の住宅地 昨今の住宅事情は大きく変化しています。例え、ワンルームの部屋であっても十万円近い金額を想定せざるを得ない場合も多いでしょう。しかし、そんな条件にも関わらず『三万円くらいで』と譲らない人がいたとしたら、そこにはどのような物件が提示されるでしょうか? さてここに、『広告代理店』での仕事に別れを告げ、『ぜーんぶ込みで、三万円』という『ふるーい昔のアパート』に暮らし始めた一人の女性が主人公となる物語があります。『だけどこういっちゃ何だけど、あんたのような人が住めるようなとこじゃないよ』と不動産屋さんでさえおすすめしないアパートが登場するこの作品。そんなアパートのキョーレツな古さに引いてもしまうこの作品。そしてそれは、”月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう!”という言葉の先に、人のひとつの生き方を見る物語です。 『四十五歳になってはじめて実家を出ようと決め』、『都内の北西部の社宅』で『生まれ育った』日々を振り返るのは主人公のササガワキョウコ。『仕事一辺倒の日々を送』るエンジニアの父と、『ずっと専業主婦』で『働いた経験がな』い母、そして『のんびりおっとりした、いかにも坊ちゃんといったタイプ』の兄と暮らしていたキョウコでしたが、『三歳のとき、最寄り駅の反対側』の『閑静な住宅地の中にある建て売り住宅に一家は引っ越し』ました。『当時にしてはお洒落で立派な庭の広い5LDKの家』に暮らし始めたキョウコは『うちってお金持ちなのかも』と考えたりもします。そんなキョウコに『お父さんが働いているおかげで、この家に住めるのよ。これからもがんばって働いてもらわなくちゃ』と『いつも上機嫌で鼻歌まじりに家事をこな』す母は話します。そんな『キョウコはその家から中学、高校、大学と通い』、『都心の広告代理店』に『就職してからも住み続け』ました。一方の父は『休みの日にも』『コンピュータのプログラミングのアルバイト』をはじめます。それは『母がお尻を叩いて、とにかくローンを早めに返済せよと迫ったから』でした。『アルバイトまでしなくちゃならない』父のことをキョウコが詰るも『「あんたたちがもしも不良になったんだったら、お母さんの責任。お金がないのはお父さんの責任」といい放』つ母。それに『こんな大きな家に住む必要なんてないのよ』と言うキョウコに『あんただってこの家に住んで同級生に自慢できたでしょ。いい思いをしたくせに』とも言う母。『キョウコの会社はナンパなんだからしょうがないさ』と言う兄に『ナンパな会社って?』と訊くキョウコ、『地道じゃないっていうこと』と兄は続けます。『世の中はバブル経済まっただなかで』、『交際費は天井知らずだった』という時代。『交際費、資料費は使い放題で、あまりに忙しくて給料を遣う暇もなかった』キョウコは、年々、『そういう生活に疑問を持つようにな』ります。そんな中、『バブル経済が崩壊したのと同時に父が死』にました。『何の楽しみも知らず、ただ家族のために働きづめに働き、ローン完済とほぼ同時に亡くなった』父。そんな『父の遺体にすがり、「お父さんは、ばかよ。どうしてそんなに働かなくちゃならなかったの』と『半狂乱になっ』た母。その一方で『華やかな仕事に嫌気がさし』『月十万円で三十数年間、暮らせるだけの貯金を持って』『すっぱりと会社をやめ』た女性の生活を追うテレビ番組を目にしたキョウコは意志を固めます。『会社をやめ、母と離れる日が近づく』ことを思い『胸踊』らせるキョウコは、『別居していた兄一家が、母も七十歳近くになるので、同居を申し出』たこともあり、『何の未練もなく家を出られる』ようになります。そんなキョウコは『アパートを探してるんですが、駅から多少遠くてもかまいません』、『三万円以下だと助かるんですけど』と引っ越し先を探しはじめます。『その家賃じゃ、ないですよ』と断られ続ける中に、『錆びた不動産屋の看板をみつけ』、中に入ったキョウコ。『三万円ねえ。難しいなあ』とつぶやきながら資料を探し始めた男性は、『ここだとね、三万円だね。ぜーんぶ込みで』と『一枚の図面を取り出し』ます。しかし、『だけどこういっちゃ何だけど、あんたのような人が住めるようなとこじゃないよ』とも言う男は、『ふるーい昔のアパートだからねえ。夏は涼しいかもしんないけど、すきま風は吹くしトイレとシャワー室は共同だね。六畳で押入は一間ついてる。台所は半畳だな』と続けます。『築何年ですか』と訊くキョウコに『何年だっけなあ。古いぞ。うーん、軽く四十年はこえてるね』と返す男。それに『見たいんですけど』と言うキョウコに『え?ここでいいの…本人がいいっていうんだったら、しょうがねえよなあ』と答える男は『よっこらしょと立ち上が』ります。そして、『そこから三分ほどの住宅地の奥の奥にあ』る『れんげ荘』へと案内されたキョウコ。『ここなんだけどさあ』と言う男に『素敵です』と答えるキョウコ。そんなキョウコが『ここがこれからの住まいになる。六畳に小さな台所がついただけの部屋』という『れんげ荘』で『貯金生活者』としての日々を送る姿が描かれていきます。 “キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業“旅人”という外国人好きのコナツさん…と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長篇小説”と内容紹介にうたわれるこの作品。群ようこさんの代表作の一つであり、このレビュー執筆時点で第8作までシリーズ化もされている人気作です。群ようこさんというと「かもめ食堂」や「パンとスープとネコ日和」など他の作品でも共通するのがゆったりとした時の流れとほっこりするような物語展開です。この「れんげ荘」もその点は同様であり、如何にも群ようこさんにイメージされる安心、安定の物語世界がそこには広がっています。 そんなこの作品の舞台は書名にもなっている「れんげ荘」です。作者の群ようこさんは広告代理店にお勤めでいらしたようですが、この作品の主人公のキョウコも、有名広告代理店に勤めていました。しかし、物語冒頭、そんな仕事を含めたそれまでの生活をバッサリと切り捨てて『四十五歳』で『貯金生活者』の道を選択します。まずは、そんなキョウコの新たな生活拠点となる「れんげ荘」がどんなところかを見てみましょう。 ● 「れんげ荘」ってどんなアパート? ・”築四十年、もしかすると五十年かもしれない木造アパート” ・『六畳で押入は一間ついてる。台所は半畳』 ・『トイレは昔ながらの和式のタイル貼りで、シャワー室は小学校のプール横にあるものを、一畳分持ってきたような代物』、いずれも『共同』 ・『昔ながらの敷地の広いお屋敷二軒に挟まれ、二階は鬱蒼と樹が生い茂っているなかにまぎれ、いかにも忘れ去られて建っている風情がある』 ・『薄茶色の外壁には至るところに、黒いスプレーで何やらわからないマークがいたずら書きされていた』 ・『ぜーんぶ込みで、三万円』 さらに、 ・『れんげ荘っていっても、れんげは咲かない』 いかがでしょうか?最後の『れんげは咲かない』はどうでもいいことかもしれませんが、それにしても『家賃はいかほど?』、『三万円くらいで』というやり取りの先に紹介されたとしてもなんのかんの理由をつけてとっとと不動産屋を後にする…これが多くの方がとる行動ではないでしょうか?もちろん、いやそんなことはない、面白そう!と目を輝かせる方もいらっしゃるかもしれません。そんなあなたに、こんな補足をしておきましょう。 『今のれんげ荘の二階には誰も住んでいない。というよりは老朽化しているので、人が二階で動くと床をつきやぶって一階に落ちるのではないかと、大家さんが心配して人に貸すのをやめた』 これは暮らしていて命の危険に関わるのではないかと思える環境だと思います。まさしく、『地震が来たら、一発で潰れるっていう感じがしませんか』という問いに激しく頷きたくもなります。しかし、長らくそこに暮らす住人はこんな風に語ります。 『まっさきにぺしゃんこになっちゃうかもしれないね。でもそのときにあの部屋にいないかもしれないし、いくら食料を蓄えたシェルターとか、立派な耐震設備や避難場所を家に造ったって、そのとき家にいなければ何の意味もないもん。こればっかりは運としかいいようがないわよ。物事は心配しはじめたらきりがない』。 なるほど。確かに強く言い切られるとそう感じてしまいます。そして、反論も難しいようにも思います。 『私もそういうふうに人生を達観できるようになりたいです』 そんな風に思うキョウコ。しかし、この「れんげ荘」はそう甘くはありません。『とんでもない数の蚊』や『びっしりとカビが生え』る押入、そして『屋根もあって壁もある建物の室内に、雪が降る』というように、季節を日々体感できるキョーレツな生活環境がキョウコを一年に渡って襲い続けていきます。この辺り、実際にこの作品を手に取っていただいて、じわじわと襲いかかってくるキョーフを是非お楽しみ?いただければと思います。下手なホラー小説を読むより怖いかもしれません(笑) では、次にそんな「れんげ荘」に暮らす面々をご紹介しましょう。 ● 「れんげ荘」に暮らす人ってどんな人? ・一号室: サイトウ。『華奢な体つきの今風の青年』、『若い男の子のわりには物静か』。別れた彼女のサンダルが捨てられない。『駅近くの路地裏』の小料理屋で働く ・二号室: キョウコ。四十五歳 ・三号室: クマガイミチル。『六十過ぎ』、朝が早い。『日焼けしたつやつや顔』。『ここに何十年も住んでいる』。 ・物置: コナツ。二十代後半。『髪の毛を頭のてっぺんでお団子にまとめて、赤い玉のついたかんざしを刺した若い女性』。『職業が旅人の外国人好き』 ※家賃: 八千円 上記した通り二階には誰も住んでいないこともあって、「れんげ荘」に暮らすのはこの四人のみということになります。あくまで同じアパートに住む住人同士という関係性ではありますが、『貯金生活者』のキョウコにとっては日々の暮らしの大半を過ごす場所、まさに生活圏を共にする面々である以上、そこにはそれぞれの暮らしが見えてもきますし繋がりも生まれていきます。特に三号室のクマガイとは、劣悪な環境の「れんげ荘」での日々を乗り切る中で濃い繋がりが生まれていきます。この作品のようにアパートを舞台にした小説は数多あります。辻村深月さん「スロウハイツの神様」、島本理生さん「真綿荘の住人たち」、そして三浦しをんさん「木暮荘物語」などなど。いずれの作品も二階もしくは三階建ての木造アパートという共通点がありますが、それ以上に他の住人たちとの関わり合いの面白さにも魅せられる物語です。そんな中にあってこの群ようこさんの「れんげ荘」は、それまでの生活をリセットしたキョウコの新たな人生の場であるからこそのギャップ感が絶妙な味を醸し出す中に、くすっと笑みが漏れてしまう独特な雰囲気感に包まれる物語が展開していきます。 そんな物語は、『あまりに忙しくて給料を遣う暇もなかった』という『広告代理店』での日常を後にしたキョウコの新たな生活が描かれていきます。 『れんげ荘で自分は生まれ変わるのだ。おべんちゃらと愛想笑いと化粧と流行ファッションの鋼鉄の鎧にがっちりと包まれた自分は、ここにはいてはならないのだ』。 そんな強い意気込みをもって新しい生活に入ったキョウコですが、どうも勝手が違うことに戸惑いを覚えます。 『会社に勤めているときは、あれだけやってもやっても終わらない仕事に追いまくられていたのに、今はひとつ事が終わると、次にすることを思いつくまで、ぼーっとしているしかない』。 『仕事に追いまくられ』ることのない、何者にも縛られない日々になかなか慣れられないキョウコ。『緊急にやるべき事柄はひとつもない』という感覚がどうにも掴めないキョウコの新しい日々の描写は、読んでいて新鮮な感情が湧き上がります。かつてのキョウコがどのような忙しさの中に毎日を送っていたかは分かりません。しかし、恐らくは今の私、さてさてもキョウコのかつての側と似たような日々を送っているのだと思います。そう考えれば考えるほどに自分が仕事を辞めた先に待つ日々が朧げながらに見えてもきます。 『「そうだった、何もしなくていいんだ」と思えるようになった。気を許すとやるべきことがない自分がとても不安になってくる。それが心の九十三パーセントくらいを占めていて、残りの七パーセントをたぐり寄せるのがなかなか難しい』。 次第に新しい生活に慣れていくキョウコ。しかし、それでも『やるべきことがない自分がとても不安にな』ります。普段働いていると、何にも追われることのない日々を夢に見ることさえあります。しかし、本当に『やるべきことがない』という環境に自身が置かれた時、やはりキョウコのような感情が押し寄せるのかもしれない、そんな風にも思いました。そして、そんな感覚をこんな一言が絶妙に説明してくれます。 『会社にいるときもまじめに仕事をやって、それがいやになって、無職になったときもまじめに無職をやろうとする』。 キョーレツな皮肉とも言える言葉ですが、人は何もしないという状況を贅沢に思う一方で、何もしないという日々を享受することがそう容易いものでないと思わせてもくれます。これはもちろん、それまで生きてきた価値観との戦いでもあるのだと思いますし、頭で分かっていてもそう簡単に割り切れるものでもないのだと思います。物語は、そんなキョウコが「れんげ荘」で日常を送る様が描かれていきます。そこには、忙しさの中に気づけなかった季節の変化や他の人たちの思いの先に見え隠れする思いがあります。そして、そんな物語は、新たな暮らしに少しずつ馴染んでいくキョウコのゆったりとした穏やかな生活を淡々と描いていきます。そこには、キョウコが「れんげ荘」での暮らしを自分のものとしていく、どこまでもほっこりとした物語が描かれていました。 『ここがこれからの住まいになる。六畳に小さな台所がついただけの部屋』。 『広告代理店』を早期退職し、『ぜーんぶ込みで、三万円』という「れんげ荘」で暮らし始めた主人公のキョウコ。この作品にはそんなキョウコが新しい生活に馴染んでいくまでの日々が淡々と描かれていました。「れんげ荘」のキョーレツさに慄くこの作品。やがて、そんな暮らしに少し憧れる気持ちも湧き上がるこの作品。 あくせくした読書ではなく、まったり、ゆったりとした気持ちの中にのんびりと読んでみたい、独特な雰囲気感に満ち溢れた作品でした。
読んだのを忘れて再読した。癒されたいと思った時に手を伸ばしてしまうのが群ようこさんだと気が付いた。 月10万円で暮らすと決め、家賃3万円のぼろアパートに済む。憧れのスローライフが始まるかと思ったが、まだまだ迷うことばかり。読んでいて貯金生活にリアリティーもあり、癒されるばかりの話ではないはずだが、何...続きを読むとなく癒された。
自分も今仕事を辞めて無職なので、境遇が似ているところがある。 今まで貯めてきたお金から毎月10万円を生活費として切り崩していく。網戸がないから自分で網を買ってきて貼り付けたり、冬は靴下を二重に履き腰には毛布を巻く。時にはお隣のクマガイさんと物々交換をして素敵な洋服を頂いたり。工夫しながら、周りの人...続きを読むと交流しながら、質素な暮らしの中にも少しの楽しみがあって素敵だなと思った。
うん、面白い。 キョウコの感受性は美しいから、本を読んでいても日常の小さな喜びを感じることができた。 でもなかなか生活水準は下げられないよなぁと思いつつ。 お正月の帰省の帰り道、お母さんとすれ違うシーンはリアルで印象深い。母と上手くいかない関係だと、こうなるよね。ちょっぴり寂しい。 お兄ちゃんの家族...続きを読むが素敵。お兄ちゃんもキョウコの味方で常識人。なんとも頼りになる!そして姪のレイナちゃんはなんと良い子なのか。本当に心が温まりました。 また40近くになったら読み返したい。
ずっと読みたかったシリーズもの 何もしない、という究極の贅沢を自分から進んで手に入れたキョウコはスゴイ! 思っていても行動に起こせる人間は、少数だと思う。 何気ない毎日を淡々と送る、なんて贅沢な!
群ようこさんの小説を初めて読んだ。彼女の作品はエッセイも含めて、断捨離や終活要素が多く、とても楽しく読める。この作品は何も全て切り捨てろと言っているのではなく、自分自身の軸を持って、必要なことにはお金を使ったり、生活を満たしている。外見でなく内面美人な登場人物がいてぜひ見習いたい。
面白かった。 こんな人生もいいじゃない、と世界を押し広げてくれるような作品。この人の描く物語にはそういういろんな世界が沢山あるんだろうな。
大好きなれんげそ荘シリーズの一冊目。 働き盛りを過ぎてから読んだので、衝撃的な内容だった。 資金もなく職をなくした時のことを思い出してちょっと心がグラグラしたけど、心をすり減らしてお金を稼ぐことへの警鐘として忘れられない作品となり、その後の作品も深くはまることになった。
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