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Posted by ブクログ
■「思い出すきっかけ」
その項で本を脇に置き、目をつぶって父との思い出に浸ってみた。僕は地元で暮らしていることもあり、子供と出かけるといろんな場所で父との時間を思い出す。
日曜になると実家の裏の農道、あぜ道を走り、喫茶店でミックスジュースを飲んだ。父は山が好きだった。僕も好きだ。家族で登った近郊の山に今は子供たちと登っている。そんなとき、家族旅行で行った大山や蒜山、上高地なんかも思い出す。
昨日は長男が毎週欠かさず見ているゴジュウジャーの最終回だった。僕も戦隊ものが大好きで、ショッピングモールのステージで催される戦隊ショーによく連れて行ってもらった。父の愛車、白のランサーで。車中BGMは近藤真彦『ギンギラギンにさりげなく』だ。
僕は子供に対して怒ってしまうけど、僕は父に怒られた記憶がほとんどない。父の胸に熱いコーヒーこぼしてしまったときも。どうしてもガチャガチャをしたくてお店で泣いて駄々をこねたときも。反抗期、母の入院中に冷蔵庫に牛乳がないことが気に入らなくてごねたときも。寡黙な父は怒らなかった。瞬間的に怒るのはいつも母の役割だった。
自分が親になった今ならわかる。父は何も言わなかったけど何より子供のことを考えてくれていたのだと思う。生前は気づくこともなく、もちろん伝えることもなかった感謝の気持ち。この恩は今となっては子供に送るしかない。子育ては親への恩返しでもあるかもしれない。
Posted by ブクログ
さすがヨシタケシンスケさん!というくらい、共感のできる育児エッセイ。
育児書系って一歩間違えるとなんだかすごく横柄な印象を受けてしまうジャンルな気がしていましたが、ただただあるがままを素敵なイラストと飾りのない言葉で否定をせずに綴っています。
人生のピーク:ヨシタケ家の家訓に「人生のピークは遅い方がいい」とあるそうです。ゆっくりとした右肩上がりが一番幸せ、確かに!と思います。過去を振り返ってあの頃はと、嘆いてばかりじゃその後の人生つらいですよね。ウチの主人も出会った頃から「自分は大器晩成型なんで笑」と。いつだよ!?とツッコミたくなりますが、きっとそういうことなんだな、と思います。
子供と色々楽しんでいると、大きくなっていても覚えていて欲しい、と思ってしまいますが、子供は子供で自分なりの楽しみを日々重ねていってもらうくらいがちょうどいいのかな、と思いました。
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