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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「少し前の私に、どうしても必要な物語でした」男の子が寝ていると、大事にしていたロボットが話しかけます。「やあ、おはよう。突然で申し訳ないんだけど、ボク、もしものせかいに行くことになりました」。「もしものせかい」を持つすべての人へ。
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Posted by ブクログ
ものすごく救われました。もしもの世界に行くことは辛いことだけど、でも何もしなくても少しずつ大きくなってるというのがとても素敵。頭の中にいるからそれを大事にしておく。いつかもしもの世界から戻ってくるかもしれないことを信じておく。
なんて可愛くて切なくてあったかいお話なんでしょう。小さな男の子が、眠っているあいだに男の子の部屋に飾ってあったロボットが、窓から侵入してきた猫に連れ去られるところから始まります。それはどこに行ってしまうのでしょう‥ ずっと一緒にいたかった人やものが、目の前から消えてしまった時、それはとても悲しいで...続きを読むすよね‥。 その悲しみを手当てしながらも、回復(成長)しようとするとき『もしものせかい』が必要になるのです。 このお話は心の中のお話です。 でもとっても必要なお話。 別れ 卒業 旅立ち 願望 挫折‥ それを経験したあとの心の育み その世界を、あったかいことばと あったかい絵で表現してくれてます。 このニュアンスを、幼い読者さんが受け入れてくれたらいいなぁ‥と心から思います。なんとなくでもいいのです。いつか生きていくうえでの糧になるから。 大人の私でも読み終わったあと、じーんと心が潤う作品でした。作者のヨシタケさんに「ありがとう」って言いたくなりました。
いちばん好きな絵本。小4のクラスで、読み聞かせに使いました。少しでも何かが伝わっているといいなぁ。 失うことは避けて通れないけれど、この本を開くとちょっと心が温かくなります。
後悔や悲しみをそのまま受け止め、前に進むきっかけを与えてくれる絵本。目の前からいなくなっても、もう出会えなくなったとしても、ちゃんと自分の心の中にはいる(影響を与えてくれたと思い続けられる、感謝できる存在)んだよ、と優しく伝えてくれる。夫婦で読んでねとプレゼントで頂きました。その優しさが嬉しい。
心がほっこりする。 何かあった時に何回も読みたくなる。 誰もが描いたことがあるであろうもしもの世界を題材に描写されているけど、切ない。
いつもの世界ともしもの世界。もしもの世界はきみのなかにある。その世界をふくらまそう。 ヨシタケシンスケにしては、ちょっと観念的すぎたような。個々の絵や文章は響くものがあるのだけれど。
普段の自分は、もしもなんて考えたら負け、くらいの日常なので正直理解し切れてないのだろうけど、また読んでみたい。
今までの人生において、いろんな選択肢があって、この選択で正しかったのか、もっと良い人生があったのではないか、と考えてしまうときは誰にでもあると思う。 そんな風に考えてしまうことを赦してくれるとともに、今の自分の人生も優しく肯定してくれる本。
少年の枕元に有る物体は、おもちゃのロボットらしい、突然に(夢の中で)別れを告げ「もしもの世界」に行って戻ってこない、と言った。そこは人が「もしもあの時…」と思うときにあったものが蔵われている場所で、そこでは普通の人間生活のリアルは「いつもの世界」と呼ばせている。 「ボクは、もしもの世界にずっといる」...続きを読む「どんなものでも どんなことでも どんなひとでも どんな気持ちも きえて なくなったりしない。」 「きみにとって だいじなものが もしものせかいに いってしまったとき。 もしものせかいがおおきくなる かわりに、いつものせかいは すごくちいさくなってしまう。 … もしもこのせかいが おおきいひとであればあるほど いつものせかいも おおきく ふくらませることが できるはずなんだ」 俺の中学の同級生が去年死んだ。まだ悲しみ足りない。いつもの世界はいつまでもあるものではない。
久しぶりの行きつけの本屋さんで、お目当ての本のコーナーに行く途中の絵本コーナーで、何気に開いて見たら、あら不思議。あっという間に引き込まれ一気に最後まで読んでしまった。ホッコリして一息。 世界をこんなふうに捉えてみたら、もう少し軽やかに日々を過ごせるかもしれないと思った。 良い本との出会いだっ...続きを読むた。
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