あらすじ
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「少し前の私に、どうしても必要な物語でした」男の子が寝ていると、大事にしていたロボットが話しかけます。「やあ、おはよう。突然で申し訳ないんだけど、ボク、もしものせかいに行くことになりました」。「もしものせかい」を持つすべての人へ。
感情タグBEST3
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ものすごく救われました。もしもの世界に行くことは辛いことだけど、でも何もしなくても少しずつ大きくなってるというのがとても素敵。頭の中にいるからそれを大事にしておく。いつかもしもの世界から戻ってくるかもしれないことを信じておく。
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もしも 〜だったら って考えますよね・・・?
私も もしも第1子として生まれてなかったら とか もしも あのスポーツに出会ってなかったら とか もしも あの高校へ進学してなかったら とか もしも あの方とご縁があったらとか・・・ たくさん考えたことあります。
いつものせかいともしものせかい、ふたつとも ゆっくり だいじに おおきく たのしくしていこう。
ヨシタケさんの言葉に、いつも励まされています。
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なんて可愛くて切なくてあったかいお話なんでしょう。小さな男の子が、眠っているあいだに男の子の部屋に飾ってあったロボットが、窓から侵入してきた猫に連れ去られるところから始まります。それはどこに行ってしまうのでしょう‥
ずっと一緒にいたかった人やものが、目の前から消えてしまった時、それはとても悲しいですよね‥。
その悲しみを手当てしながらも、回復(成長)しようとするとき『もしものせかい』が必要になるのです。
このお話は心の中のお話です。
でもとっても必要なお話。
別れ 卒業 旅立ち 願望 挫折‥
それを経験したあとの心の育み
その世界を、あったかいことばと
あったかい絵で表現してくれてます。
このニュアンスを、幼い読者さんが受け入れてくれたらいいなぁ‥と心から思います。なんとなくでもいいのです。いつか生きていくうえでの糧になるから。
大人の私でも読み終わったあと、じーんと心が潤う作品でした。作者のヨシタケさんに「ありがとう」って言いたくなりました。
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いちばん好きな絵本。小4のクラスで、読み聞かせに使いました。少しでも何かが伝わっているといいなぁ。
失うことは避けて通れないけれど、この本を開くとちょっと心が温かくなります。
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電車に乗る前のほんのちょっとの隙間に
みつけた一冊。
手にとって、すぐ買い!
電車の中で読み始める、わくわく
どんな物語なんだろう。
あれあれ、なんで、
意味がわからない、理由もない、
でもなぜか涙が出てくる。
わたしの持ってる「もしもの世界」
そこには誰がいる?どんなことがある?
置いてきたもの、無くしてしまったもの、
それがもう一つの世界にちゃんと存在してるの?
そう思うとせつないような、愛おしいような
気持ちになる。
もしもの世界、考えて感じて想いを馳せてみると
見えてくるものがあるかもしれない
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後悔や悲しみをそのまま受け止め、前に進むきっかけを与えてくれる絵本。目の前からいなくなっても、もう出会えなくなったとしても、ちゃんと自分の心の中にはいる(影響を与えてくれたと思い続けられる、感謝できる存在)んだよ、と優しく伝えてくれる。夫婦で読んでねとプレゼントで頂きました。その優しさが嬉しい。
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いつもの世界ともしもの世界。もしもの世界はきみのなかにある。その世界をふくらまそう。
ヨシタケシンスケにしては、ちょっと観念的すぎたような。個々の絵や文章は響くものがあるのだけれど。
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今までの人生において、いろんな選択肢があって、この選択で正しかったのか、もっと良い人生があったのではないか、と考えてしまうときは誰にでもあると思う。
そんな風に考えてしまうことを赦してくれるとともに、今の自分の人生も優しく肯定してくれる本。
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少年の枕元に有る物体は、おもちゃのロボットらしい、突然に(夢の中で)別れを告げ「もしもの世界」に行って戻ってこない、と言った。そこは人が「もしもあの時…」と思うときにあったものが蔵われている場所で、そこでは普通の人間生活のリアルは「いつもの世界」と呼ばせている。
「ボクは、もしもの世界にずっといる」「どんなものでも どんなことでも どんなひとでも どんな気持ちも きえて なくなったりしない。」
「きみにとって だいじなものが もしものせかいに いってしまったとき。
もしものせかいがおおきくなる
かわりに、いつものせかいは すごくちいさくなってしまう。
…
もしもこのせかいが おおきいひとであればあるほど
いつものせかいも おおきく ふくらませることが できるはずなんだ」
俺の中学の同級生が去年死んだ。まだ悲しみ足りない。いつもの世界はいつまでもあるものではない。
Posted by ブクログ
久しぶりの行きつけの本屋さんで、お目当ての本のコーナーに行く途中の絵本コーナーで、何気に開いて見たら、あら不思議。あっという間に引き込まれ一気に最後まで読んでしまった。ホッコリして一息。
世界をこんなふうに捉えてみたら、もう少し軽やかに日々を過ごせるかもしれないと思った。
良い本との出会いだった。
Posted by ブクログ
(⭐︎3.5)
奥が深い!"もしも、こうだったら〜"
という悲観的な思いは、誰しも大なり小なり
心の中にあるだろう。
そんな思いがヨシタケマジックにかかると、
"プラスのエネルギーに転換しよう!"と
前向きな気持ちになり、元気をもらえる。
私自身、もしもの世界をプラスに捉えられた
時期があったが、そこに近づく行動を何も
起こさなかったが為に、あっという間に
半年が過ぎてしまった経験あり。
人って楽な方に流れていくから、その時に
動き出さないと、またいつもの日常に
戻ってしまうんだよな…習慣って恐ろしい。
今こそ動き出そう!と背中を押されました☻