あらすじ
人事異動で新しい部下がやってきた。入社4年目の彼女は、素直で有能、その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった(表題作)ほか40代・課長達の毎日をユーモアとペーソス溢れる筆致で描く短編5編を収録。上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの1冊。(講談社文庫)
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会社における古い価値観が極端な感じもしたが、物語としてはそれくらいが面白く、社会人はもちろん、学生でもエンタメとして楽しめる内容だった。物語としては面白いが、実際に身の回りであったらストレスになりそう。
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『ガール』と地続きみたいな短編集。こちらは都会に生きる男性サラリーマンが主人公。これで直木賞もらっても良かったと思うくらい、汗ばんだ肌をそっとなでるそよ風みたいな、日向も日影も合わせた大人の物語の詰め合わせ。
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恋煩いをしている友人と「マドンナ」の主人公を思わず重ねてしまうほど、描写がリアルで面白かったです。
電車で読んでいたのですが、笑いをこらえるのに必死でした。
他の短編も飽きることなく読めました。
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昭和の匂いのするおじさん中間管理職達の微笑ましくも辛いサラリーマン生活を描いた短編集。
とっても共感できる内容で面白かった。
以下はメモ書き。
最初の「マドンナ」は、やっぱおじさんってバカだなぁと思わせるものの、クスッとか笑わせる部分もあり楽しめるストーリー。
「ダンス」では、高校生の息子がブレイクダンサーを目指すもののを、それを認めない父親。会社の鬱憤を最後のシーンで息子にぶつけるシーンは笑えた。
「総務は女房」では、将来を嘱望された海外営業経験の主人公が勉強のためということで総務に異動した話。
総務のこれまでの慣例を破り奮闘するものの、妻に自身の本質を指摘され、結末はフフッと思わせる内容に。
「ボス」では、自分が部長に昇進するものと思っていたのに,他所から、しかも女性が部長になったことで部下の立場になってしまった主人公の嫉妬を全面にもってきた話。
水曜日はノー残業デーを徹底したり、無駄な接待や社内行事は認めないなど対立していくものの、終盤ではそのあたりの理由も出てきて、微笑ましい結末。
最後は「パティオ」。おヒョイさんと勝手にあだ名をつけられたおじいさんとの絡みがほっこりする。
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サクッと読める短編がいくつか収録された本書。共通して感じたのは、他人がどう思っているのかなんて、なかなか分からないということ。それを踏まえて他人の思いを気にして生きるのか、気にしない方がよいのか、それもまた正解はない。
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面白い。
おっさんが主人公の短編集。
どのおっさんも憎めない。
奥田英朗さんはやっぱり面白い。
ただ、なんでタイトルをマドンナにしたんやろ。
なんかセンスない。折角、面白いのに。
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「ガール」で30代女性の悲喜こもごもを描いていたが、こちらの「マドンナ」は5人の40代男性のそれぞれの短編。
会社の中で中間管理職の立場にある彼らは、会社の若い女性にうつつを抜かしてしまったり、昔からの慣習から離れられずにいたり、女性上司に翻弄されたりとあるあるなちょっと滑稽なオヤジの姿が可笑しかった。
ラストの「パティオ」は少し切ない気持ちにもさせられ、好きな作品です。
作品自体20年前のものだから、
今の会社はもっと変化し、今のオヤジたちは違う境遇に戸惑っているのかもしれない。
いずれにしても「女は強い」
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少し前の時代の会社での日常を描いた短編。主人公がおおむね同年代のため、「あるよなぁ」と苦笑いしながら楽しく読める感じ。「マドンナ」と「ダンス」がよかった。特に「ダンス」のラストはぐっとさせられた。
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中年サラリーマンの悲喜交々。「あー、あるある」だったり、しんみりしたり、ちょっと恥ずかしくなるような、そんなお話。奥田さんの作品は、読後、気持ちがあったかくなる。
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働くおじさんの心のうち なかなか面白かった。
共感できることが多くて、男も女も同じだなという感覚でした。
短編集なので読みやすく、さすが奥田英朗さんならではのユーモアでした。
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40代課長職の男性が主役の、
5つの短編集。
どの話も、初めて読むんだけど、
なんか知ってるというか、
どこか共感出来る話だったなと思います。
中でもラストの話が心に残る話で、
短編の順番も良かったです。
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自分と同じく40代サラリーマンの職場での問題を皮肉をまじえた短編集。営業職の話が多く自分の職種とは違ったが、女性社員への恋心、女性上司との折り合い、年老いた親との関係など身に迫るテーマで、のめり込んて読めました。
「パティオ」
登場する、おひょいさんは達観し毅然とした雰囲気があり自分もこういう歳の重ね方をしたいと思いました。
全編を通して感じた事は、アラフィフ世代で歳を取ったなあと思っていましたが、まだまだ子供だと突きつけられているようでした。頑張ろう。
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奥田英朗さんのこういう作品、大好き。『ガール』は働く女性が主人公だったのに対して、こちらは働く40代男性が主人公。一回り以上歳下の部下の女の子に恋しちゃうオジサンに、海外帰りの女性が上司になって葛藤するオジサン、会社では上司に抵抗してみたり、家では妻に言い負かされたり。20年近く前に刊行された作品なので今の時代にこんなオジサンは少なくなっているだろうなぁと思いつつ、ここに登場するオジサンはそれぞれの立場で奮闘していてかわいいな、と思えました。
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凝り固まった中年男性達の働き方の話。
「マドンナ」奮闘する主人公と最後の展開。面白かったです。
「ダンス」は最後の芳雄と息子のやりとりが笑えた。
「総務は女房」うーん…この終わり方は正しいのかなぁ。
「パティオ」おじいさんが好きでした。
新鮮で面白い内容でした。
Posted by ブクログ
五編からなる短編集。どのストーリーも40代の男性課長が主人公。今となっては過去の遺物かもな主人公たちですが、改めて読んでみると、拒絶反応を示す方もいらっしゃるかもですが、愛らしさすら感じられ、なんだかホンワカしました。
Posted by ブクログ
中間管理職の中年サラリーマンが
若い社員に恋をしたり、上司や同期や部下たちとの付き合いに
苦慮したり、故郷に1人暮らしの年老いた父を思ったり
と様々な葛藤を描いた5作品の短編集
この作品は中年サラリーマンの描写と
そこについて回る 妻だったり
女子社員だったりと
女性が絡んできますし
重要なファクターともなってました
先にガールを読んでいるので
奥田英朗という小説家は人間描写が上手く
異性である女性の描写も上手いというのが
女性読者からも評判ってな感じになっていますが
マドンナはガールの4年前に書かれた作品で
この時点ですでに解説を書かれた
エッセイストの酒井順子さんも認める
女性描写の上手さがあるのだと知りました
もし奥田英朗の人間描写をより感じたい人は
家族小説シリーズをオススメします
Posted by ブクログ
面白かったし読みやすかったが、どうしてもおじさんの視点である「マドンナ」は嫌悪感が凄かった。
自分が管理職だからか、こういうのは笑えないと思ってしまった。
「ガール」が共感出来ただけに残念。
「パティオ」で少し清々した。
Posted by ブクログ
40代は哀愁が漂う世代ということになるのだろうけど、みんな色んなことに折り合いをつけて頑張っているんだなと慰められる短編集です。
ただ、やや昭和寄りの考えの登場人物が多かったかな。
大人も悪くない、そう言える大人になりたいなと思いました。
Posted by ブクログ
主に会社内での男性の立ち振る舞いなどが描かれている。女性目線からどう思われているか、男としてはやきもき考えるが当たっている試しがない。作中に出てくる話の中でオンリーとロンリーは違うというのは、確かにそうだなと感じました。
Posted by ブクログ
会社におけるおじさんたちの気持ちが手にとるようにわかった気がする。自分が新人 OLだった頃を思い出す。けっしてマドンナ的な存在だったわけではないけど若いというだけでチヤホヤはされたと思う。偉そうにみえた上司たちも会社の中では男の人の部分もあったのかな。ドラマのようなことはそんなになかったけど社内恋愛は普通にあったものね。楽しかった若かりし頃、、
Posted by ブクログ
20年前のサラリーマンはこんな体育会系な世界で生きていたのか。「ガール」に比べると、ジェネレーションギャップがすごい(そもそも「ガール」か世に出たのは大分後だが)。
競争社会でシノギを削ってきたおじさん達は今の世の中をどう思っているのだろうか。
会社を盛り上げてきたというのに歳下から化石のように扱われ、何かにつけ「パワハラ」の一言で切り捨てられる。家族を養う為に頑張ってきたのに家庭を顧みなかった代償に妻から熟年離婚を切り出される。そう考えるとすごく可哀想だ。
このおじさん達だってそういうゴリゴリの時代に生まれただけであって、現代に生まれれば残業もしないし嫌になったら退職代行使ってさっさと辞めるよね。
Posted by ブクログ
久しぶりに奥田英朗さんの本。
この本は発売当時に読んだはずだけど、どんな話だかすっかり忘れてしまっていたので、新鮮な気持ちで読めて面白かった。
でも、今読むと少し時代を感じるかなーと。こんなオジサン(当時は若かったのでそう思ってたけど、そのオジサンと今や同年代だわ…)今もまだいるかな??
最後のおひょいさんの話はめちゃくちゃ好きです。私も親世代の人を見かけると色々な感情がぐるぐると湧き上がるので、共感もしたし終わり方も良かったです。流石奥田英朗さんだなあというお話でした。
Posted by ブクログ
きっっっっっしょ。
一作目キツすぎない?これに、あるある、とか分かるとか言ってるオッサンもいて余計キツいわ。
基本ずっときしょいオッサンが出てくる。
マドンナと総務は女房のオッサンが本当に無理。
後者の結論も無理。
主婦のへそくりと賄賂・横領を同列に語るなよ。
ダンス、ボス、パティオはまぁ面白かったので星3
Posted by ブクログ
発表された当時の2000年には、物珍しいと言われている女性管理職や会社の付き合いを嫌う若者、ノー残業デー等々が20年後には主流になるとは当時のおじさんたちも小説の中のおじさんたちも思いもしなかっただろうな。わたしが就職した10年前ですらこの小説の中のような上司は少なくなっていて、今の若い子たちには間違いなく煙ったがられるおじさんたちばかりなんだけど、どのおじさんも家族や会社のために頑張っていて、憎めないし失敗にもクスクス笑ってしまう。こういう時代もあったんだよーと説明しないとこの短編集の良さがわからない世代もどんどん増えていくんだろうな、少し寂しい。
Posted by ブクログ
世のおじさま方もこんな可愛い妄想をしているのかしら。あちゃーな展開から最後のほっこり笑えるオチに、そうそうコレが奥田ワールドだと思い出した。
奥田作品を読むといつも思うけど、奥田さんって女性の感覚の理解度凄いなぁ。
でも、私も結構おじさんの気持ち理解してるかも。と言うより、おじさん化してる?ほぼおじさんの側に立って応援しちゃってたよ。
『ボス』なんて特に。確かに途中までは女性上司に魅力は感じてたけど、ノー残業デーや接待断って帰ってた理由がそれって、一気に冷めたよ。