【感想・ネタバレ】真珠配列のレビュー

あらすじ

連続ドラマ原作『最後の鑑定人』が好調な著者が放つ、近未来バディ・ミステリ。

2029年、北京。常軌を逸した速さで進行する癌で有力者の息子が死亡した。これは仕組まれた連続殺人なのか? 刑事偵査総隊の刑事アーロンは、ウイグル人の遺伝子エンジニア、マリクとともに捜査を行なう。やがてアーロンとマリクは、生命科学上の闇に直面し……

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Posted by ブクログ

舞台は中国北京。アーロンとマリク。暗い過去(ヒトクローン)を背負った者同志がタッグを組み、国家陰謀を食い止めようと動き出す…頁を捲る手が止まらず。伏線回収のオチに唸る。岩井圭也先生の発想、筆力は秀逸。一押し。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

終わりの100pくらいで、えっとなり、そこから先は何度も驚いた。
近未来の話。遺伝子操作が進み、怪我の治療などにも利用される世界。
人クローンはいけないと言われても、舞台になっている某国をはじめ、他の国もきっとやっちゃうよなあ、と思う。
騙し騙され、後味が悪い。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

どんぐりさんのレビューで発売を知りました。
どんぐりさんありがとうございます!


近未来ディストピア小説だそうです。
時は2029年、二月下旬。
北京市公安局庁舎。
警察官のアーロン・ハオ、23歳が主人公です。

連続した不審死が起こります。
被害者は四名でいずれも謎の進行がんで亡くなっています。
被害者のうち一命胃がバイ・ムーアンという政治局の父を持つものだったため事件性があるとみなされ、アーロンが捜査に当たります。
四名のがんは人為的に引き起こされたがんとみなされますが…。

前半部分はその他、1989年に中国でヒトクローンが
初めて作成されたこと。
そしてアーロンの生い立ち。アーロンの兄は14歳で亡くなっていますが、なぜ警察官になったのか。
などが描かれていますが、いまひとつ盛り上がりに欠けるストーリー展開で、星3つかなとか考えながら読んでいました。

でも後半部分には大どんでん返しが待っていました!
これは面白いと思い、みるみるうちに伏線回収されてゆき最後は前半とは全く違うストーリー展開で面白かったです。
主役はやっぱりアーロンでした。
アーロンの物語でした。
それ以上はネタバレなので言えませんが。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

SL 2025.11.22-2025.11.24
2029年の北京。
ヒト以外はゲノム編集されたものが当たり前に出回っている世界。
ありえないスピードで進行する癌で亡くなった4人。ほんとにただの病死なのか?
刑事のアーロンは遺伝子エンジニアのマリクに協力を仰ぎながら事件の捜査を進める。
そして思ってもいなかった結末にうなる。
あらゆるものをゲノム編集して優生的なものだけ残すような、こんな世界がいつか現実のものとなる恐ろしさを考えずにはいられない。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

中国が舞台、遺伝子のお話ってことで難しいのかなと思ってたけど、とても分かりやすい文章ですんなり入り込めた。ディストピアなんだけど、将来こんな世界になっても不思議ではないような。展開から結末まで秀逸でした。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

岩井圭也さんの新作です


ザバイブも、土門の新作も
なかなか借りられそうにない、、、
と思っていたら入荷ホヤホヤで本書が並んでおりました(o^^o)



これは借りるしかない!!!




何も知らずに読み始めると
どうやら中国が舞台のよう。



カタカナ苦手族なんだが、、、


と思いつつ読み進めました



聞き慣れない言葉や文化はありつつも
問題なく読めました(´∀`)

誰が誰かわかりやすくて
岩井さんうまいな、、、、

そして舞台が中国であることで
違和感が最小限になっているなと。
リアリティが増していて
またまたうまいなと思いました



どんな話かって??


遺伝子の話です。



2029年、北京。
常軌を逸した速さで進行する癌で有力者の息子が死亡した。これは仕組まれた連続殺人なのか?
刑事偵査総隊の刑事アーロンは、ウイグル人の遺伝子エンジニア、マリクとともに捜査を行なう。
やがてアーロンとマリクは、生命科学上の闇に直面し……





作中ではゲノム編集、つまり遺伝子を編集した食材や生物が一般的になっています。

たとえば肉付きのいい牛を養殖することで、同じ手間でも生産量を増加させたり
同じトマトでも栄養価を高めたり。
木材もゲノム編集することで生育スピードを速め、強度やしなやかさに優れた木材になったり

そして人体にも、、、。



人の倫理観に訴えかける作品というか
なんだか背筋がぞぞぞーとする話でした




後半は畳み掛ける展開で星一個増やしました(^^)




相変わらず作品のペースが速すぎ!!
そしてまた新たな分野を開拓した岩井さん

これからも追いかけます(゚∀゚)

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

岩井さん、新境地、又増えましたね。
結論→、読み易く、面白い、期待裏切らぬ府k戦改宗と結末の着地

近未来ディストピアものです。
舞台は中国、党の思惑は一層に機微さを増している様子。
2029年ですからね・・私も、まだ生きている可能性強い・・。
そう思って読み進めると、結構にリアリティあり、荒唐無稽を感じさせない。
「未編集」という冠が付くモノが・・生命科学の分野で世界の頂点に立ちたい中国の姿勢は今でも強く感じさせますよね・・だから、寒気を覚えつつも、あながち凝らないよとは思えない。
しかし、事件の突端~有力者の息子の死、警察人として操作命令に従っていくアーロン、ひりつく命令、解明の時間。
タッグを組まされる天才的ウィグル人、ウーパーの中国人、そしてアーロン自身野望の紐付けとして利用する恋人。

日本の近未来とは些か異なる展開になって行く。
もともと中国人特に高IQの人間の語り口に嫌悪抱くところ多々あるモノで半ばまではそういった気持ち強かったが・・島国日本では考えられない「地上に国境があるウィグル地区の悲劇的宿命、そして今日」が語られて行くと、一足飛びに端役結末を知りたく、頁が進んだ。

そこはいつもの岩井氏、読み易いし、読み手を置いてけぼりにしない。
壮絶な展開となり、ディストピアならではのラスト。
まさか!のハンカチの血でした。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

基本的には著者ファンなのですが、読後感悪いものもありその一つかな。
「文身」とよく似た、人を破滅に追い込み、追い込まれという濃密な感じ。

今作品はSFでもあり、近い将来あり得る近未来の怖いお話でもある。日本でなく、中国を舞台としたところも興味深い。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

2029年、北京──
常軌を逸した速さで進行する癌で有力政治家の息子が死亡し、 同様の癌での死亡事例が見つかる
これは偶然なのか? 連続殺人なのか?

事件を解決するために刑事と遺伝子エンジニアがタッグを組んで立ち向かうのだが、、、


はい、出てくる出てくる難しい単語が!

ほー、ゲノム編集ですか
へぇー

ほー、人工塩基ですか
ふぅーん

ほー、真珠配列ですか
はーいっ

なんのこっちゃですね!

ちんぷんかんぷんです!

だけど、私レベルになると"なんのこっちゃ"も"ちんぷんかんぷん"も物ともせずに読み進めていけます
そんなことで立ち止まっていると先へは進めません
(なんかカッコいいぞ)

そして、物ともせずに進んだ先に見える陰謀の正体に、、、

WOWです!!!


★4でも良かったですけど、モンちゃんと肩を並べるまでには至らずなので★3にしました

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

2029年、北京で進行する癌で有力政治家の息子が死亡し、同様の癌での死亡事例が見つかった為、連続殺人なのか?を解決するために動く刑事のアーロンと協力するのが、遺伝子エンジニアのウイグル人であるマリクだった。

最初から息の合わないアーロンとマリクだったが、禁忌の人体改変である真珠配列が組み込まれていたと知り、次第に協力するようになるのだが…

予測不能な展開でまさかの結末にことばも出ない…。

近未来のことなど予測もできないが、何かを生みだすことは理想的な未来へと繋がるのだろうか…
完璧な人類、理想的な人類ばかりだと偽りの世界のように感じてしまう。

未来は何が起こるかわからない。





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2025年11月10日

Posted by ブクログ

中国の警察を舞台としたサスペンス。
信じられない速さで進行する癌での死亡事例が何件か見つかり、偶然か連続殺人かと外部の遺伝子エンジニアの協力を得ながら捜査をはじめるが…
なんとも怖い話。
文章が上手いからかすごく読みやすかった。

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2025年10月27日

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