【感想・ネタバレ】あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクションのレビュー

あらすじ

「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」。飄々とした一文から始まり、老いること、生きること、死ぬことを独創的に、かつユーモラスにつづる。風太郎節全開のエッセイ集!

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Posted by ブクログ

マイブームという言葉は、もう死語になってしまったけれど、
最近、山田風太郎ブームが続いています。

冬になると、日照時間が短いせいなのか、気温のせいか、気分が落ちる日が多くなります。
こういう状態だと、何もしたくないんですが、氏の著作は、なぜか読めてしまいます。

氏の「忍法帖シリーズ」は、忍者モノの金字塔で、海外でも多く読まれています。

私たちが忍者といったらアレだなと思い浮かべる原形を考えた人です。
エッセイも、抜群に面白い。調子が凄く良い時の後、必ずやってくる不調、
何故か氏の文章は、読みたくなります

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2020年06月13日

Posted by ブクログ

こんなふうに年を取りたいと思わせる、
糖尿病になっても酒や煙草をやめなかった作家の、
死生観や老いることについてのエッセイ。

さすが「人間臨終図巻」みたいな本を書くだけある人だ。

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2022年08月02日

Posted by ブクログ

 山田風太郎 著「あと千回の晩飯」を読みました。

 著者独特の死生観、老いへの提言をユーモアたっぷりに綴ったエッセイ集。

 自分の余命を感じながら老いを生きていく人生観は、まだ想像がつきません。

 おそらく、人生の折り返し地点を過ぎてしまったと思われる自分ですが、人生のゴールをどのような心境で走り終えられるのか、考えずにはいられませんでした。

 著者のようなユーモアや皮肉を込めた辛辣な切り口で人生や世界を割り切ることができたら、老いの世界も悪くはないのではないかなと感じました。

 自分はあと何回晩飯を食べられるのでしょうか。

 家族と共においしく食べられる幸せをしっかり味わっていきたいと思いました。

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2013年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20代の若造がこんなん読んでるとか、我ながら生意気にも程があると思うのですが、いやだって面白いんだもんなぁ。
とにかくタイトルがずるい。

これにしろ、「人間臨終図鑑」にしろ、山田風太郎翁の死生観には感服しきり。こんなジジイになりたい。

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2012年05月23日

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