余った傘はありません

余った傘はありません

606円 (税込)

3pt

よしえとときえは四月一日生まれの双子の姉妹。二人には絶対に知られてはいけない秘密がある――。交換日誌をした小学校の担任、はじめて心をゆるした大学の先輩、結婚したかったのにできなかったあの人……。死を直前にして語られる交錯した人々の思い出。愛の刹那と人生の偶然。鮮烈な言葉と不意打ちの笑いが織りなす魅惑の連作長編。

詳しい情報を見る

閲覧環境

余った傘はありません のユーザーレビュー

3.3
Rated 3.3 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お笑い芸人の鳥居みゆきを知ってる人は多いと思うが、こんな素晴らしい小説を書いていることを知ってる人は少ないのではないか。この独特の世界観からして素晴らしいんだけど、この短編集がすべて繋がっているっていうこと。
    よしえとときえの双子の姉妹を軸に、姉妹が小さい頃や大人になっておばあちゃんになって死んでい

    0
    2023年05月26日

    Posted by ブクログ

    お笑い芸人のボケがたくさん織り込まれた小説で、すごい面白かったです。怖かったけど。劇団ひとりさんの陰日向に咲くのように各々のストーリーが繋がっているらしかったけど、ボケやホラー要素に引っ張られてしまって、その辺はよくわかりませんでした。もう一回読めと言うことなのでしょう。

    0
    2020年04月26日

    Posted by ブクログ

    2018年、28冊目は、鳥居みゆき!!

    四月一日生まれの一卵性双生児、よしえと、ときえ。その家族と周りの人々のエピソードを時系列を前後しながら綴った連作長編。

    実は、鳥居みゆきの処女作、『夜にはずっと深い夜を』も読んでてけっこう気に入ってた。今回、あまり重いモノ避けたくて、軽い気持ちで手に取った

    0
    2018年11月14日

    Posted by ブクログ

    16/1/14
    伝わらない気持ち、伝えられない気持ち、すれ違いや勘違い…。知らず知らずに傷つけていたり、ぬかよろこびしたり…。
    とにかく人と人との関係は難しい。

    ずっと憎んでいたあの人に対しても、優しい気持ちを持てるようになりました。

    0
    2016年02月03日

    Posted by ブクログ

    半日足らずで読み終えてしまった。
    多少の読みづらさは感じたものの、
    とにかくテンポがいい、凄まじく。
    この入り込んだら引き返させないリズム感は、
    やっぱり芸人としてのキャリアがあるからなのかな、と舌を巻く。
    これでもかと巻きまくっている。

    『道化』という話が特に好きだった。
    主に『死(生命の終わり

    0
    2015年03月01日

余った傘はありません の詳細情報

閲覧環境

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

    鳥居みゆき のこれもおすすめ

    余った傘はありません に関連する特集・キャンペーン

    同じジャンルの本を探す