あらすじ
家を出るお父さんが教えてくれたアンキモの味。引っ越す友達と分け合ったグミ。仕事を辞めて久しぶりに作るキュウリのサラダ。恋人に別れを告げられ、目の前で冷めていくビスマルクピザ。子どもと食べる初めてのフライドポテト。恋、仕事、親との別れ――人生の忘れられない場面には必ず食べものの記憶があった。珠玉のショートストーリー+短歌集。
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Posted by ブクログ
たまたま読みやすそうと思って手にとった1冊。
食べ物に関する短編集がたくさん入っていて一話が短いから読みやすかった。
しかし、どの話もテイストが全部違って振り幅がすごいなと思った。
家族、恋愛、友情など。
どんな苦しみの中にいても美味しいものを美味しいと感じることができたらそれだけでOKでまだ大丈夫なのかもしれない。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
家を出るお父さんが教えてくれたアンキモの味。引っ越す友達と分け合ったグミ。仕事を辞めて久しぶりに作るキュウリのサラダ。恋人に別れを告げられ、目の前で冷めていくビスマルクピザ。子どもと食べる初めてのフライドポテト。恋、仕事、親との別れ――人生の忘れられない場面には、必ず食べものの記憶があった。珠玉のショートストーリー+短歌集。
個人的に好きな話
・カスタードドーナツ
『誰がやってもいい仕事ってさ、でも、誰がやっても同じ仕事ではないんだよ。ちゃんとその人に、はねかえってくるもんだから。』
・納豆オムレツ
【個人的な感想】
どの話もすごく短いけど、話の中で温かい気持ちになれたり、ちょっぴり泣けたり、少しゾッとしたり、、、短歌もよかった!
また読み返したい。
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表紙が可愛くてパケ買いしました!
可愛い表紙と違って内容はハッピーエンドで終わらないものばかり。
でもなんか引き込まれてしまいました。
Posted by ブクログ
ショートストーリーと短歌の構成で、
食べ物と記憶が結びついた話
物語の余韻に浸っているところに、短歌がスッと入ってくる
日常の食べ物を通して、ささやかな温かさや、淡い切なさを感じれるお話しでした
Posted by ブクログ
人生の大事な出来事と一緒に思い出す印象的な食べ物。それはフィナンシェだったり、アンキモだったり、キュウリのサラダだったりする。食べるって大事なことだと思うし、食べることは生きることにつながると思った。
Posted by ブクログ
そのへんにありそうなさらっとした愛しさやさみしさが並んでとても良い〜。以前に読んだピザトーストが結構すきだったからこっちも読んでみたけど、やっぱりなにもかもちょうどいい。読みやすくて、重くなくて、物語を締めくくる短歌がいい味を出していて、なんか落ち着く。
Posted by ブクログ
まず表紙の可愛さについつい買ってしまった( ˶'ᵕ'˶)
可愛い見た目だが内容は切ない食にまつわる30のショートストーリー&話ごとにピッタリな短歌が書かれている!
☆塩抜きフライドポテト
まさに我が子も2歳で共感でき思わず泣きそうになった( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )息子もフライドポテトが大好き!
少し前までは自分で食べることも出来なかったのに美味しそうに食べる姿、いつの間にかちぎりパンじゃなくなった腕、ほっぺもまだぷっくりはしているけど少し前よりはシュッとしてきたところ…etc。どんどん成長していくのは嬉しいのに何だか少し寂しい( ᵕ ᵕ̩̩ )
☆カスタードドーナツ
美味しそう!カスタード好きな私にはとっても気になる!前田さんの言葉も良いなと思った!
「誰がやってもいい仕事は、誰がやっても同じ仕事ではない。ちゃんとその人にはねかえってくる」
あとはお雑煮・さつま揚げが好きだったかな。お雑煮では私も旦那さんに出会えたことを考えさせられた。さつま揚げは私も亡くなったおばあちゃんのことを少し思い出した。もっと会いに行けば良かったな…とも。
とりあえず美味しそうなタイトルのお話ばかりで何か食べたくなってくる(笑)料理の思い出って記憶に残りますよね。
帯にも書かれている
「おいしいと思うことができれば人生はきっと大丈夫」
って言うのもその通りだなと思った。
どんなに嫌なことがあってもお腹は空くし、食べれるうちは大丈夫な気がする。私の場合は毎日白米を食べないと気分が悪くなる( ᴗˬᴗ)(と、思っている笑)
フィナンシェ作ってみたいな~♩¨̮
Posted by ブクログ
短編集で時間がなくても区切りよく読むことができた。
リアルな話も、少しSFぽい話もあって読んだらお腹が空いた。
読む年齢や状況で感じ方が変わるのかなと思った。
人生の節目に読み返したい。
Posted by ブクログ
30のショートストーリーと話の最後にはぴったり合った短歌が添えられている。タイトルは全て食べもの。昨今流行り(?)のそれぞれの短編の登場人物が実は繋がっているということがなく、完全に独立していて、いろんな立場、状況に置かれた人のお話が読める。読みやすく、いい意味でサラッとしているのでその後を空想する余地を残している。食べもの小説が好きな人にはおすすめ。
Posted by ブクログ
⭐️個人的に好きだった話
◯台湾ソーセージ
◯サーロイン特製だれ
◯ビスマルクピザ
わたしも似たような経験あったな
◯カスタードドーナツ
「誰がやっても良い仕事は、誰がやっても同じ仕事ではない。ちゃんと自分に跳ね返ってくる」
◯ウニ丼
ぼろぼろになった時に読み返したい。親友に感謝。
◯納豆オムレツ
わんちゃんとの思い出の話。感動。
◯蒸し鶏とわかめのおにぎり
両親の夢でもあった水泳を諦めた子の話。父親の優しい言葉が刺さった。
◯さつま揚げの煮物
亡くなったおばあちゃんを思い出した。
◯ハンバーガー
Posted by ブクログ
食べ物の記憶ってどうしてこうも鮮明なんだろう。
部活で汗だくの中食べたコンビニのパン、海外から帰ってきて食べたお蕎麦、試合の日に持たせてくれた母のにぎったおにぎり、どれも覚えている。
フライドポテト、納豆オムレツのお話が好きだった。
Posted by ブクログ
カバーイラストを見た瞬間から、「可愛い~♡」とときめいて手に取った一冊
どの作品も物語のおわりに掲載されている短歌で、作品がよりキュッと引きしまって終わって、素敵だった
作者は短歌からデビューされて、小説も書かれるよう
言葉選びがとても素敵で、食べることって生きることにつながっていると感じさせてもくれた
Posted by ブクログ
アンキモ、納豆オムレツ、ワカメのおにぎり
あの頃のあのときを思い出して
込み上げるものがありました(´・_・`)
懐かしさと切ない気持ち…
この気持ちは何味でしょう?
思い出の味はありますか?
Posted by ブクログ
食にまつわる30のショートストーリー + 短歌で構成された作品。
ひとつひとつのお話は数ページしかないので、読みやすかった。
だけど、短い物語の中ひとつひとつに、グサっと刺さるもの、グッと心に響くものがあって。
食べものが人生の思い出の味になったり、人と人とを繋ぐものになったり。
人は、食べることで生きていく。食べものと共に生きていく。
食べものは人生に寄り添ってくれるもの。
" おいしい " って思えることは大切な感情で、安心するものなんだと気づかされた作品だった。
個人的には納豆オムレツとさつま揚げの煮物がお気に入り。
Posted by ブクログ
いろんな短編が食べ物を通して語られている。それぞれが面白かったし、章の最後にあるフレーズも好き。
これも読むタイミングで響くところが変わりそう。今回はドーナツの話が好きだった。
Posted by ブクログ
いままで切ない恋愛模様が印象的だったけど、
今回の最新作はそれだけじゃなく、なんだか物語の幅が広がってきている…!!と感じました。
いままでのどの作品も、出てくる食べ物や料理が本当に美味しそうだったから、今回の本は待ちに待った題材!と思ってました。
幻冬舎から出る加藤さんの本は、短歌にとても短いお話をつけたものが多いなという発見。
Posted by ブクログ
すきな作家さんということで購入。
すきなところは、いももち・フィナンシェ・ハンバーガー・塩抜きポテトフライ。
その人にとって、忘れられない食べ物ってあるとおもう。そんなショートストーリーがおもしろかった。
Posted by ブクログ
短歌とショートストーリーの組み合わせの一冊。
ドラマチックな展開のものもあれば、何気ない日常を描いたもの、特別な日の話など様々。
「誰がやってもいい仕事ってさ、でも、誰がやっても同じ仕事ではないんだよ。ちゃんとその人に、はねかえってくるもんだから」
Posted by ブクログ
短歌と短編集。すべて食べ物が関わっている話ばかりで、どれもおいしそうでした。女性目線の話ばかりで、報われないとか振られるとか切ない話のほうが多かったのがちょっとさみしい。アンキモ、塩抜きフライドポテト、いももち、カスタードドーナツ、さつま揚げの煮物、お雑煮、がとくに好きな話でした。
Posted by ブクログ
思い出と味の結びつきを感じる短編集。
1つ1つのお話は短めだが、思いがけない事実が幕引き前に明かされたり、ギュッと凝縮された内容になっている。
唐揚げやツナマヨ丼など、時々変化球なお話が来て、不意を突かれる構成だった。
Posted by ブクログ
美味しい食べ物もそこまでな食べ物もその時の状況や感情や一緒にいる人によって美味しくも不味くもなるのが面白い。
一篇一篇が短いのですぐに読めてしまう。
物語の世界にもう少し長めに浸っていたいし記憶には残りづらいだろうなと思う。