あらすじ
「早く死ね、自分で死ね。」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。第六回新潮ドキュメント賞受賞。
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Posted by ブクログ
読んでいての衝撃からなのか、イライラするストレスを早く解消したいがためなのか、まさに寝る間も惜しんで購入したその日にほぼ読み終わってしまった。
被告側の視点で多くの物事が書かれていて一方的な情報なような気もしないでもないが、原告側に取材するのは色々な意味で難しいんだろうなと思った。
また、この事件を描いた映画が2025年に公開されていたことを、この本を読み終わってから知りました。
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こんな事が現実にあったかと思うと、恐ろしすぎる。教育委員会やマスコミの下衆っぷりがまざまざと分かりますね。モンスターと対峙する教師の方々の辛さもよく分かります。今の教育の低迷は、保護者が生み出したとも言える...
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綾野剛が教師、児童の母親が柴咲コウ、メディア記者が亀梨和也で映画化されたが、冒頭から虚偽で教師が追い詰められていく様子、これがノンフィクションということが信じられない話、しかし作り事ではここまで書けないだろう。
教師は無辜だ児童と両親はモンスターペアレンツだと思い込みに依拠した作品でなく、教師側代理人から入手した証拠に照らしてわりと冷静に描写されており、反対尋問の切り口の学習にもなるので、とくに福岡の弁護士は読む価値がある、しかしそれでも完勝させてもらえなかったとは。初期の専ら児童と両親のコメントのみを裏付にして、一方的に教師を攻撃するメディアスクラムのひどさがいまネットには全く残っていないが(とくにひどかったのが西日本新聞とセンテンススプリング)、当時の連日のメディア報道の偏りを記憶している者としてよくも教師が自殺しなかったものと思う。とにかく教師側に就いた2人の弁護士は技量と勇気を手放しで称賛したい、児童と両親側に就いた500名をこえる弁護士については言いたいこともあるが鞭うつのはやめとく、弁護士に限らず関心ある人はぜひ本を読むか映画をみてほしい。
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一組の夫婦に訴えられた一教師。自分の子供がいじめに遭い、死を強制させられたと。いじめほどの事はやってないと校長の前で言うが、多少小突いたりしたことはあると言った為保護者に、校長がいじめがあったと認めてしまう。担任を外せと言う夫婦に従い、市教委も6カ月の停職を言い渡す。最終的に夫婦のでっち上げだとわかるが、なんともやりきれない。マスコミはこぞって実名報道するが、したきりで後追いはしない。筆者のみが驚愕の事実を本にする。保護者に逆らわれない学校の弱さ。つけあがる保護者。それもあることない事たたきつける。今の保護者達にぜひ読んでほしいい。
Posted by ブクログ
マスゴミという言葉が何故存在するのかよくわかる事例だなと思った。ちゃんと調査報道なんてしないし、一報が間違ってても何の責任も取らない。特に文春記者は別視点の報道に対する苛烈な記事まで書いてたけど、何の反省もしてなさそう。不愉快さが半端なかった。
原告はどういう精神状態なのかよくわからない。サイコパスみたいなことなのか、代理ミュンヒハウゼン症候群みたいなものなのか、得体が知れなさ過ぎて恐怖しか感じない。よく病院の人とか弁護士団はこの人たちを信じたよな。なんか人を信頼させるようなものがあるんだろうか?
校長や教育委員会、被告の教師もみんななんか問題があって、実際ちゃんとした大人なんてほとんどいないんだよなぁとしみじみ思う。
Posted by ブクログ
ネトフリで観る前に読んでおきたいなと。
それにしても、こんな酷い事があって良いのだろうかと思うことばかり。
しかも、校長も教頭も同僚も誰も守ってくれない。
私は当時このニュースで世の中が騒がしかった事は知らなかった。
「今なら、こんなことにならないだろうな…」
「もし、この先生でなかったら、どうなっていただろうか…」等、タラレバを考えてしまう。それくらい酷い話し。
現在、この先生と、問題親子はどのように暮らしているのか気になる…。
Posted by ブクログ
福岡の教師による生徒へのイジメがあったとされた冤罪事件を取り扱ったノンフィクション。2025年には映画化もされている。
こういった形で丁寧な取材に基づいて整理する事で、モンスターペアレントの言いなりになった学校と、そこから出て来る一方的な情報に基づいたメディア報道によって、無実の教師が追い詰められてしまった事件、という総括が可能になっている。
しかし、虚偽被害を申し立てた両親の剣幕に学校が押し切られてしまう事、そもそも親の圧力に対して学校が弱い立場に置かれているという構造的な問題、教諭も裁判中には曖昧な証言をしてしまった事等々、こうあるべきという理想はありつつも、現実には必ずしも理想に沿った行動が出来ない事もある、という事もよく分かる。
読み応えのある内容で、一気に読み切ってしまった。おすすめ。
Posted by ブクログ
どんだけでっちあげれば気が済むんだ?とこちらまで腹が立って胸糞悪くなりました。こんな事は現実であってはならない!人の人生を踏み躙って更に時間を奪って身体も精神もボロボロにさせて倖せをも奪って一体何になるんだ…と絶望しました。
Posted by ブクログ
最初に映画を観て、これは原作も読むべきだと感じ、本書を手に取った。
近年、マスコミ報道のいい加減さを強く感じることが多いが、その問題はこの事件当時からすでに存在していたのだと、改めて認識させられた。
また、学校の対応も非常に杜撰であり、その結果として一人の人生が大きく狂わされてしまった点に強い憤りを覚えた。
もし自分が当事者だったらどのような思いを抱くだろうか――そう考えながら読み進めた。
Posted by ブクログ
この事件のことは知っていたが、こんなに酷い内容だったとは思わなかった。モンスターペアレンツ恐ろし。
虚言癖のある親子。子供ではなく親を精神鑑定して適切な治療をする必要がありそう。
この一家はその後引っ越し先でトラブルを起こしていないのだろうか。
匿名
映画を観てから即購入
映画を観てから、すぐに原作が読みたくなり購入しました。
映画の話はどこまでが本当なのか、、気になって気になって。
読み進めていくうちに、「こんな話もあったのか!」と驚くことばかりでした。
映画と同じく、原作もすごく面白いです!
モンスターとしか言いようがない
信じられないような理不尽な言いがかりにイライラしながらも
早く真実を暴いてほしくて一気に読んでしまった。
これが実話というから恐ろしい。
報道される全てが真実じゃないかもしれない。
かといってこの話自体も全てが真実とは限らない。
何を信じたらいいか考えさせられた。
Posted by ブクログ
実際にあったことというのが、恐ろしい。Netflixでも観たので、内容はわかっていて、さらに詳しく経緯を知ったという感じ。
残念ながら、自分の記憶には、聞いたことがあるような…ぐらいだった。一人の善良な先生の人生をこうも簡単に踏みにじれるなんて…怖い。
Posted by ブクログ
テレビの報道は見ていないのでわからないが こんな理不尽なことがあっていいのか
問題のある親(いわゆる ヤバい人)に運悪く捕まってしまったということだ
「モンスターペアレント」なんていうレベルではない
悪いのは校長も味方になってくれなかったこと
奥様や子供さんがどんなに辛かったことだろう
文春にしても 適当に報じておいて後始末はしないなんて その程度の出版社なのね
Posted by ブクログ
この事件のことを耳に挟んだことはありましたが、SNSでの情報しかなかったので、教師側の状況を知りたくてルポを読んでみました。
印象に残ったのは、母親が、自分の主張に穴があることが分かってからも嘘を重ね、最後まで謝ることはなかったことです。明らかに嘘だとわかる主張を続ける真意が気になりました。そして、それらをきちんと検証せずに話題のタネになりそうな方へ食いつくマスコミにも、憤りが生まれました。
事実を知る方法の少なさを実感しました。
Posted by ブクログ
モンスターペアレンツの恐ろしさと教師という職業の難しさが身にしみてよくわかりました。自分を守るためには安きに流されない生き方が大切ですね。
非常に興味深い内容のドキュメントでした。
Posted by ブクログ
いやー怖い。そして腹たったー!
原告の男児がどこにでもいる嘘つく少年のように書かれてるけど、やってることの羅列を読むとサポートが必要な児童としか思えない。
保護者は何が気に入らなくてここまで苛烈したのか?始めから全ての会話が不気味で違和感があった。
Posted by ブクログ
こんな冤罪があってもいいのか?
教師が生徒に自殺を促すようないじめを行っていると被害者の親から猛攻撃を受け、校長は間に受けて教育委員会に投げてしまい、教師は停職を余儀なくされた。
しかし、それが真っ赤な嘘で、いじめもなければ、何もなかったのに、親がでっちあげた嘘でマスコミを巻き込み、教師と福岡市に対して損害賠償を求める裁判をして、しかも勝訴している。
こんな事が罷り通る事件があったことを知り、本当に恐怖でしかありませんでした。
教員にかかる負荷は年々増えていっていると聞きますが、きちんと守らなければ、日本の教育そのものが衰退していくなと思いました。
Posted by ブクログ
事件のことは知らなかったのですが、とても衝撃的な話だったので一気に読めました。ただ、とても胸糞が悪い話ではありました。この母親はサイコパスみたいな感じなんですかね。平然と嘘が付けるっていうのは。
Posted by ブクログ
清々しいほど胸糞悪い一冊。
内容が。
モンスターペアレントという言葉がまだ世の中に出回っていない頃なのだろうか、クソのようなモンスター夫婦が、教諭を追い込んでいく。
嘘をつくのも厭わない。
自分の証言が左右するのも厭わない。
それでも、この教員を潰せると心の底から信じている。
相当有名な事件で、去年には映画にもなったらしいのだが、全く記憶にない。
いや、ないことはなく、ひどい事件があったな、ひどい奴がいたなくらいの印象はあるのかもしれない。
教諭は校長からも教頭からも守ってもらえず、教育委員会から停職6ヶ月喰らった。
教諭を訴えた夫婦には、500人以上の弁護団が付いた。
裁判開始時には、教諭には誰も弁護士がいなかった。その後幸い、良い弁護士がついていただいたこともあるし、原告夫婦の証言、そしてその証拠があんまりにも杜撰でいい加減なこともあって、一部体罰が認められてしまったこともありながら一審では事実上の教諭側勝訴となった。
原告が控訴し、これがお手打ちとなった後、最終的には教育委員会の判断も破棄されて、全くの無実であることが確定した。
それでいいのか。
モンペ夫婦も、弁護団も、マスコミも、全員加害者になるのではないか。
名誉毀損ですらなく、傷害罪で訴えてはいけないのか。少なくとも、損害賠償は必要であろう。
マスコミも、決めつけで人を晒して社会的に痛めつけて、裁判の経過すら知らない。事実を突きつけられても見向きもしない。
何のための、マスコミか。
弁護団も異常だ。
500人以上ついたというのは、何らかの思想、動きがあって、いい神輿になったということではないか。
校長も教頭も教育委員会も、少なくとも現実的な対応を間違えたのだから、何らかの処分、指導が必要であったのではないか。
謝ったんか。本人に。
ちなみに、モンペの子供がPTSDであると証拠を出した医師もクソ野郎の一員である。
少なくとも、関係者全員が土下座して教諭の名誉回復を図らなければいけないのではないか。昨今のSNSでの事案等を考えても、どうにもケツの置き場がない気がする。
後、後書きにかのヨシフ氏が、とっても真っ当な事を書いてて、間違いではないかと名前を3度見してしまった。
Posted by ブクログ
怖すぎる。ありもしないことをこんなにでっちあげて、人の人生狂わせることが平気でできる人間が恐ろしい。福岡で身近な小学校で起きた事件ってことで気になってたけど、当事者と家族はもちろん、クラスメイトや親たちもほんとに心配だっただろうなと思う。映画の柴咲コウも本当に狂ってて怖かった。
Posted by ブクログ
疲れた。
こんな発想で生きて、他人に攻撃できる大人が何人もいるなんて。程度の差こそあれ、これは氷山の一角だなんて。
自分の論理で事実を無自覚に捻じ曲げるなんてこれはもう、テロ。白い目で見られても、白い目でみるだけではなんの拘束力も強制力もない。
しかし潔白を証明するためには、徹底的に潔白でないと難しい。一分の隙でもあればそれは潔白でない。
Posted by ブクログ
映画を観た後、原作も読みたくなり購入。映画では描ききれなかった事実まで詳細に書かれており読んでいて胸が苦しくなった。実話なんて信じたくない。この作品は現代の風潮に警鐘を鳴らす作品だと思う。
川上の言い分を受け入れず大事にしないために保護者への謝罪を強要した校長に教頭、保護者の言い分だけを正当化し関係者周辺への取材を怠ったマスコミ、子供のPTSD診断なのに保護者の立ち会いを受け入れて正確な診断を行わなかった医師。誰も客観的な検証を行わなかったという事実が怖かった。私たち一般人はメディアが報じていればそれが事実だと信じてしまうもの。いつもテレビで見ているニュースですら真偽の程を疑ってしまいそうだ。
報道後、事件の行く末を報じないというのは私がいつもメディアに感じていたことだった。他にも取材しないといけない事案があるのだから仕方のないことだとは思うが、であるならば自分たちの報道に尚更責任を持ってほしい。その1つのニュースで人生を狂わされてしまう人がまた生まれないように。
Posted by ブクログ
映画で気になって原作?を読み切りました。以下、映画レビューと同様の感想を抱いたので記します。
強い言葉を向けられたとき、人は物怖じし、自分を守るために不健全な選択をしてしまう。その感情は立場や年齢の違いはあれど、先生も、少年も、はたまた校長や教頭も、本質的には同じものを抱えているように思えた。どの立場も自分自身が置かれても不思議ではない場面ばかりだった。正当性の是非を考える以前に、多くの人が、多勢している意見を真実だとおもってしまう。根拠の確認もせずに。人と人との関わり方もそうだとおもうけれど、証拠のない噂話には、尾ひれがつき、悪意ある脚色が加えられ、都合の悪い部分は巧妙に伏せられる。身内の言葉に耳を傾けてしまうのはどうしたって避けられないけれど、確証のないものは、自分の目で確かめて、確かめられないなら自分から関わって、そうしてそのひとの輪郭は自分自身で確かめたい。ひとからこう言われたとか、あのひとがそう言ってるからとか。そんなものを真っ向から信じる大人にはなりたくないとおもった。
こんな事があっていいのか⁈
こんな事が実際にあったとは本当に信じ難い。
この両親は一体何がしたかったのか…
学校という閉鎖的な世界で、先生が生徒に対しての体罰、子供同士のいじめ、そして生徒が先生に対して反抗したり、そう言った事が実際にあるとは思う。
本当に身につまされる思い。
救いは、この先生の潔白が証明されたこと。
モンスターペアレンツ、不登校…
この小説を読んでとても考えさせられた。
読んで良かった。
Posted by ブクログ
本書を読んで真っ先に思ったのが、あらぬ疑いをかけられたとき、やってもいないことをやったと認めてしまうことは、してはいけないことだということでした。
いわゆるモンスターペアレントがかなり認知されてきた今であればともかく、当時は教師と児童・その保護者との関係は特殊であり、やっていないと主張するのは難しかったのだろうと理解します。
それでも、当初から一貫してやっていないと主張することはとても重要だと思いました。
あと、週刊誌や新聞の報道内容も決して鵜呑みにしてはいけないですね…。
なかなか読むのが辛い内容ではありますが、本書は色々な教訓を受け取ることができるので、一読をおすすめします。
Posted by ブクログ
清水潔さんのノンフィクションを何冊か読んでるからか、読みやすかったですが、心に響くものは正直あまりありませんでした。民事でもこうやって冤罪が作られていくのですね。やっていないことはやっていない、絶対に認めてはいけないと強く思いました。しかし、この嘘つき親子に罰はくだらないのだろうか?一人の人生をめちゃくちゃにしといて、何のおとがめもないのが気になります。きっと人生のどこかで帳尻が合うことでしょう。お天道さまは見てますよ、ってね。
Posted by ブクログ
こんなことが現実にあったなんて、信じられない。恐ろしいのひとことだ。ただ、小説ではないので、同じことの繰り返しだったり、読み物としては文章に魅力が欠けている感じはある。作家として文章力のあるひとがこれをもとにした小説を書いたら、もっとおもしろくなるかなと思いました。
Posted by ブクログ
自らのための備忘録
この事件のことはまったく記憶にない。私は必ずNHKの夜7時のニュースは欠かさず見ているが知らなかった。
怖しいことだと思った。
「原告側弁護団は、この時点で約550名に達していた。これに対し、被告側の代理人はゼロ」
こんなに怖しいことがあるだろうか…。
但し、前半部分は走り読み。まともに読んでいられなかったから。裁判記録を中心に読む。
民事裁判がこんなものかとも呆れた。人生には時折、事故としか呼べないような理不尽なことに巻き込まれることがあるが、本ケースもそうだったとしか言えない。気の毒でならない。
大谷弁護士、前田医師のコメントを今更ながらにでも聞きたいが、最後まで「組織」と言い続けた教育委員会に日本的なものを感じる。ついでに週刊文春と朝日新聞の公式コメントも聞きたい。