猫目荘のまかないごはん

猫目荘のまかないごはん

小説・文芸
792円 (税込)

3pt

古い建物だが、格安の家賃が魅力の下宿屋「猫目荘」。再就職も婚活も上手くいかず焦る伊緒は、一番の新入りだ。食事は一緒、風呂も共同、住民は個性派揃いで戸惑うことばかり。だが、2人の男性大家が作るまかないは、クリームシチューや豚キムチ、温奴など、なじみの料理に旬の食材とアレンジを加え、目もお腹も幸せにしてくれる。そんな中、伊緒に思わぬ転機が――自分らしく生きたいと願うすべての人に贈る、美味しくて心温まる物語!

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猫目荘のまかないごはん の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 猫目荘のまかないごはん
    792円 (税込)
    古い建物だが、格安の家賃が魅力の下宿屋「猫目荘」。再就職も婚活も上手くいかず焦る伊緒は、一番の新入りだ。食事は一緒、風呂も共同、住民は個性派揃いで戸惑うことばかり。だが、2人の男性大家が作るまかないは、クリームシチューや豚キムチ、温奴など、なじみの料理に旬の食材とアレンジを加え、目もお腹も幸せにしてくれる。そんな中、伊緒に思わぬ転機が――自分らしく生きたいと願うすべての人に贈る、美味しくて心温まる物語!
  • 猫目荘のまかないごはん 夢とふっくら玉子焼き
    814円 (税込)
    満開の桜の中、古びた下宿屋「猫目荘」にやって来た結芽の心は重い。念願の漫画家になったものの、ヒット作を出せず、筆を折ろうと決意したのだ。未来が見えなくても、ここのまかないごはんは美味しい。牛肉とゴボウの和風炒め、タリアテッレに絡むボロネーゼ、イワシのオーブン焼き。大家の伊緒のドジっぷりも楽しく、毎日住人たちで囲む食卓はにぎやかだ。そんな中、思いがけない話が舞い込んできた――。自分を信じたいすべての人に贈る、美味しくて勇気の出る物語。
  • 猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ
    902円 (税込)
    利恵が結婚したとき、夫は専業主婦を望んでいた。彼は一流企業のサラリーマンで、利恵は小さな会社の事務職。それでも仕事はつづけさせてほしいと希望した。夫は不承不承認めたものの、その代わり「家事はいっさい手を抜かないこと」と約束させられる。利恵は職場でのキャリアなどいろんな犠牲を払いながら、その約束だけは守る。息子が生まれたあとも仕事はつづけるが、家事も子育ても、夫は一貫してなにひとつ手伝わなかった。息子は優しい子に育ち、大手電気通信会社に就職。同時に家を出てひとり暮らしをはじめる。何もかもが順調だが、利恵は夫とのアンバランスな関係に疑問を持ち始め、卒婚を提案し、1年間利恵は「猫目荘」で一人暮らしをすることになる。利恵が猫目荘を知るきっかけとなったマンガの著者・結芽との出会い、そして過去を背負って生きる新井と話すことで、妻や母になる前に自分が好きだったことを思い出していく。

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猫目荘のまかないごはん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2023年刊。まかない2食分を供する下宿屋が舞台。視点は常に主人公・住人となる女性で、人生の方向性や過去に囚われつつ、旧友や他の住人と関わりながら変わっていく……。というスタイルを取りつつ、LGBTQを含む性以外の様々な多様性の啓蒙のような軸が強いのかなぁと。決して押し付けがましくは無く、物語として面白かった。言葉や心象の展開もリズム感が良くて楽しめました。重い部分もあるが、くどい記述が続くこと無く、妙なストレスを引き摺ることも無い。

    1
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    著者の小説は「かすがい食堂」しか読んでいない。
    ちゅうか「かすがい食堂」も続きを読まねば~。

    あちらも面白いので、猫というテーマがやや気にはなるけど(そこまで猫好きではない)(ほんなら何で借りるんな)、棚刺しで目が合ったので手に取った。
    なんちゅうか、著者は好きなので、
    「いずれ読むやろう」
    と、思っていた本が目の前に来たから読んだみたいな。

    「かすがい食堂」よりももっと「同年代の男性が書いた小説」ちゅう感じ。
    悪口ではない。なんちゅうかこう、文章から感じる印象が…?
    ちゅうか著者が女性やったらすいません。
    なんやろね、それこそ昭和末期平成初期にわたしが読んでいた小説の雰囲気が残る文章というか…? うまくいえん。

    降矢さんは正直ちょっとめんどくさいな~、と、思いつつ読んだけど、途中からがらりと雰囲気がかわったね…。
    さすが著者。

    降矢さんのめんどくささは、なんかこう、「いまどき」な感じが…?(笑。失礼)

    今どきっていうか、おしなべて年少者に対して抱いてしまう「めんどくささ」かもしれん。
    (降矢さんが必ずしもそうであるとは言えないけど)自分から見てあきらかに
    「経験値がない」
    人が並べるごたくを聞く、みたいな、そういう面倒くささ。

    つべこべいわんととりあえずやってみたら?

    て、言いたくなるような感じというか(笑)。すいません。

    そのあたりが途中でどう変わったのかは何とも言えないけど、降矢さんの事情の解像度が上がったからかなあ?
    なるほど、この子もこの子なりにいろいろあっていろいろ考えてるんやな、ちゅうのが伝わったから、ちゅうか。
    シュークリームのあたりもそう。
    作ることに興味はないけど、作る過程に同席する、そう、そういうことなんよね。

    自分のポリシーは持ってていい。むしろそれを主張できるなんて、わたしらよりずっと芯があると思う。

    でも、それはそれとして、ポリシー外のムーブをすべて否定するのではなく
    「とりあえず従ってみる」
    ちゅう柔軟性があるかどうか、そこらへんに、めんどくさいかそうでないかがわかれるんかなと…何いうてんねん…(笑)。

    「理解してもらおう」と、ポリシーを押し付けるのはあまりいいことではないかもしれないけど、「伝える」と、いうことを放棄するのも、逆のベクトルであまり褒められた行動ではないのかもしれないな。

    伝えることを放棄したくなるほど閉じこもる気持ちもわからなくもないけど、案外人って、「知りたい」って気持ちはみんな持っている気がする。
    農耕民族やからかな(笑。突然話がでかくなったな)。

    知りたいという気持ちは他者のものなのでそこはこちらがどうこうできることでもないし、知った結果どうなるかは個人差と状況にもよるやろうけど、そこまで他者に無関心な人もすくないんちゃうかなあとか。

    そういう話ではまったくない。ないけど(笑)、でも、いろいろな生き方があるな~と思えたかな。
    そこまででかいテーマでもないので(何やねん)、気軽に、こう、気軽に…。

    智花が一番「知りたい」のベクトルを誤解しているかもしれない。
    彼女の登場も解像度があがったな。
    あ、なるほど、こうなるのはあまりよろしくないな、と、感じたというか。
    智花もべつに他意はないというか、悪い人ではない(たぶん)のがなおのこと、
    「おしつけはいかんな」
    と、思った。そう思うのは、わたしが智花系の人間やからかもしれへんな。

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    こういう賄い付きの住まいいいなぁ!そして、いい距離感の人間関係。猫目荘での生活、住人から得たこと、新井さんとの会話を通して、料理することを拒絶していた深層心理に気づく。新たな生き方ができそう。料理はしないよりしたほうがやはり生活は豊かになるものね!

    0
    2026年02月13日

    Posted by ブクログ

    父親との価値観の相違や自分に向き合うことを無意識に避けて生きてきたことなど、主人公に共感する所が沢山ありました。

    猫目荘の(ある意味)一般的ではない生き方をしている住民達との関わりを通じて、視野が広がって自分の思い込みから解放されていく様子が興味深く感じられました。

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    タイトルと文庫背表紙の印象から猫目荘で作り出される美味しいご飯食べて癒されて…なんて温かくほのぼのとの〜んびりとしたゆるい系小説と思って読んだらそんな事はなかった!
    いや、そういう一面もあるけれど、それだけではなかった。
    それだけではなかったのがすごく良かった!

    家族との確執から家を出て東京へ、東京へ来ても就職、婚活もうまくいかず自信をなくした伊緒。
    まかない付きに惹かれ猫目荘へ入居した。
    そこで出逢う人々、事柄が自分の人生と向き合う覚悟をくれる!
    自分の足で一歩を踏み出そうとする伊緒の葛藤が描かれている。

    ふっと刺さる言葉が、改めて噛み締める言葉が、猫目荘の住人の人生の中に散りばめられている。
    伊緒を通し、自分自身もいかに狭い世界の中で生きているか思い知らされた気分。
    とにかく動け、自分の人生の中で自分自身がコントロール出来る事を増やす、その覚悟…そして世の中の多様性…頭で理解する事と心が理解する事はまた別なのだという事…自分の中では分かっていたと思っていた事は実はいかに頭の中でしか理解していなかったのか、そして息苦しいと思う身の回りは実は自分自身が壁を作りどんどん狭くしてしまっていた事…今更ながら思い知らされた。
    自分の今を生きる事が手一杯で必死すぎて気付けば雁字搦め…身動き取れなくて苦しくさせているのは自分自身ということに気付けなかった。
    視野を広げるって、自分を解放するってこういうことなんだよ!となんだか腑に落ちて気持ちが少し軽くなった!
    本書との出会いに感謝!

    0
    2024年02月21日

    Posted by ブクログ

    変に斜に構えたりせず、素直な気持ちで読むと「いいなぁ...」と思える(^ ^ ひねくれて見ると、善人ばっかりしか出て来ないような印象で(^ ^; うっそ臭ぇ、と言えなくもない(^ ^;

    住人たちは「あぁ...いそうだな、こういう人」と「まさかそんな...」の間くらいの絶妙なキャラで(
    ^ ^ できすぎな感じもしなくもないが、でも物事がうまく転がる時って、すべてがこう「流れに沿ってハマる」んだよなぁ...とも思えて(^ ^

    つまり、すべてが「極端に走る」ことなく、絶妙なバランスで成り立っている、ということなのでせう(^ ^ そのバランスを保ちつつ、最後まで破綻なく、しかも面白く描ききった作者は、やはりただ者ではない(^ ^ ちょうどうちの子供が大学を辞めてニートな生活をしている時に読んだので、何というか普通以上に感情移入してしまったような(^ ^

    0
    2024年02月05日

    Posted by ブクログ

    ヒロインの苦悩、葛藤、共感する。
    いろいろな人とその人生を描くのに下宿屋ってよい場設定だと思う。
    よくある料理に重きを置くのではなく、
    それぞれの下宿人との交流から少しずつ考えたり行動したりするところが応援したくなる。

    0
    2026年05月22日

    Posted by ブクログ

    初見ネコメと読んでたけど、ネコノメ草から来てるので、猫(の)目荘。ニャンコの名前もボタンネコノメソウから。

    なにもしてきていない人なんていない。
    生きてきた分だけ、生きている。
    自分が認められればうれしいし、誰にでも居場所ができるといいと思う。

    0
    2026年01月28日

    Posted by ブクログ

    まかない付きの下宿屋に住むことにした女性は…?
    猫と料理でほっこりするのを期待すると、ちょっと違いますが~

    降矢伊緒は、30歳にして仕事も婚活も上手く行かないでいた。
    料理をしたくない伊緒は、まかない付きで格安のアパートを見つけ、入居することに。
    男性二人が大家で、カップルらしい?
    食事は一緒で、風呂は共同というのが珍しく、住人も一風変わっているのです。
    人との出会いには、揺すぶられるものですね。

    最初は文句たらたらの伊緒だったが、次第に話し相手も出来、ついには料理を手伝うまでになる。
    なかなか鋭い指摘もある展開なため、やや辛口だけれど、それゆえに彼女の変化に説得力があります。
    全体としては、こんな出会いがあったらな、という夢もいくらか、あるってことで(笑)

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    『料理はしない』がモットーの降矢さんが主人公。なぜ料理をしないか、はストーリーの後半で明かされる。いわゆるイマドキの女の子のようだけど、賄いつきネコノメソウに来たのは訳があって。猫目荘に住む人たちは本当に個性豊か。彼らと遠慮しいしい付き合っていくことで(いや、結構ぐいぐい自分で行ってるかな)降矢さん自身の人生が拓けていく。

    0
    2025年02月02日

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