全ての社畜たちへの福音。まさに啓蒙とはこれだ!
脱社畜ブログの中の人が、会社にありながら脱社畜的生き方をするための技法を語ったもの。
鬱屈した相互監視体制の敷かれた職場をどのように変えていくか。遠大なテーマですが、これこそ人生をかけて追求すべき生き様の問題です。
「キャラ」ということが繰り返
...続きを読むし語られ、いわく「定時帰宅キャラ」「飲み会出ないキャラ」「仕事ができるっぽいキャラ」などなど。高等技術として社畜派=残業美徳派に抵抗するための備えも語られます。
これらを受けて極論すれば、「定時を超えてまでこなすべき仕事など存在しない!」と言い切ってよい、と思います。
【本文より】
◯本書では、定時帰宅する会社員のことを「エリート」と呼ぶことにします。…そうやって会社と距離を取って働ける人のほうが、エリートの名にふさわしいと僕は考えています。
◯定時帰宅ができない最大の原因
定時が過ぎても誰ひとりとして帰る素振りを見せずに、みんなが黙って仕事を続けるような職場に心当たりはありませんか?上司も当たり前のように定時後に仕事を振り、定時が存在することからみんなが目を背けているような職場です。
◯部下にできない量の仕事を振る上司は、部下の業務量を正しく把握していません。本来、部下の業務量や能力を正しく把握するのは上司の大事な職責のひとつなのですが、この職責を放棄している上司は日本の会社には数多くいます。この手の悲劇は、そういう上司によって引き起こされます。
◯そもそも、我慢と成長には直接の関連性はありません。成長に必要なのはあくまで適切なトレーニングであって、理不尽に耐えることではないのです。
…成長のためにらまず我慢・忍耐だ、という考え方は時代遅れの精神論にすぎません。これからの時代はもっとスマートに、なるべく努力しないで成長する方法を考えましょう。
◯プライベートより大事仕事なんて存在しない。
「プライベートを取るか、仕事を取るか」なんて問いがありますが、これはナンセンスな問いです。なぜなら、100%プライベートのほうが大事に決まっているからです。