感情タグBEST3
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『眠い』と『鏡』の二つが大変好きです。
『眠い』はいつもの感じを残しつつも、ちょっと甘い感じで、逆に『鏡』は冷たい恐怖が残る。どちらも時々読み返したくなる。
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30年前に読んでから今までずっと変わらず大好きな本。近所に「チーズケーキの形をした僕の貧乏」の舞台と思われる場所があります(私の思い込みか?)。
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なぜかわからないけどつよく惹かれる、という感情が読んだ人にひとしく呼び起こされるのは、村上春樹氏の描く短編それぞれの「幸福、或いは日曜日の午後の光のような休息」が、わたしたちが生きていく中で常に求めている即物的な光としてのそれと、とても似通ったものだからなのではないだろうか。
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集中して読み続けられない自分としては、スッキリまとまった短編は読んでて気持ちいい
短いからか、著者の文を書く際の"好み"みたいなものが詰まってる気がした
1人でどこか遠いところに出かけようかなあ、と思った
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『4月のある晴れた朝に、、、』と『鏡』が好きで何度も読んでいる。カンガルー日和を読むと、エモいとはこの事だな、、としみじみ思う。これを良いと感じられる価値観を持っていて良かった。
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わずか数ページでも村上ワールドに引き込まれることに感嘆
深い意味も切れ味ある示唆もないショートストーリーでも夢中になれる、文字を追うだけで気軽に楽しめる
お気に入りは
チーズケーキのような形をした僕の貧乏
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最初から最後までずっと誰かの夢の中を見ているようなお話ばかりで想像力をすごく掻き立てられた。
『チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏』が特に好き。好きな人と猫を抱いて眠るって最高の幸せ。
読みやすい
カンガルー日和なのに、羊男さんが出てきて
後々の羊を巡るや、図書館のお話に続いていく
著者自身が語ってみえる、長編を描ける実力が
備わってなかった時代のお作品?。
近年の雰囲気ではなく、訳のわからない
シュールな会話が沢山出てきて読みやすい作品でした。
著者の電子書籍版は殆ど読み尽くしてしまったので
いよいよ村上ラジオの続きを読み出すことにします。
読みやすい
村上春樹の作品はとても好きだけど、短編集はとっつきやすく読みやすいと感じる。ただの日常が趣深く描かれていて、自分の日常も振り返りたくなるような作品。
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20代で読書を好きになって、割と初期に村上春樹さんに出会った。「ノルウェーの森」さえ知らなかったのに、村上春樹さんの名前は知っていた。なぜか初めて読んだのは「アフターダーク」だった。理解できなかったけど、好きと思った。「世界の終わりと〜」で、理解できないけど大好きだと思った。「カフカ」は何度も読み返してボロボロだ。こうして村上春樹読書歴を思い返すと、1冊目で挫折しなかったのが不思議だ。今年も読めた。今も変わらず無事に好きでいてうれしい。
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ささやかなメルヘンと非日常に満ちた18のショートストーリー
個人的には「鏡」と「スパゲティーの一年に」「眠い」が好き
不思議だったりどこか不気味だったりシュールだったり村上春樹ワールドが味わえる一冊
佐々木マキさんの絵もとても素敵
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①「オスマン・トルコ収税史の日記」は古トルコ語で書かれた難解な本だったが、不思議なことにスラスラ読むことができた。おまけに読んだページというのは隅から隅まで頭に記憶された。頭が良くなるというのは実に素敵な感覚だ、理解できないことは何ひとつない。脳みそをちゅうちゅうと吸われてもいいから、たとえ一ヶ月だけでも賢くなりたいと願う人々の気持ちもわからないでもなかった。
②村上春樹ライブラリーに行った時、「大学卒業後、自分が勉強好きなのに気づいた」とディスプレイボードにあった。これはこの作品にもその感覚が反映されているとおもう。知識の吸収を楽しむ、喜ぶ、というのは大切なことだ。
③七校でかりた。村上春樹を読むのは初めてだったけど、ジャズが好きで知識がスラスラ出てくる奇妙な文章はなぜか読みやすかった。短編全てが昨日の夢みたいなのもいい、ディティールが詰まりすぎてる感じも面白い。狂ってるだけじゃなくて人間の虚無感・脱力感などの言い表せない感情がシュールにまとめられてて腑に落ちていくのが流石です!
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短編集。
気軽に村上春樹的なものを味わえるのが良かった。
「バード・バカラックはお好き?」、「駄目になった王国」、「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」、「かいつぶり」が好き。
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温かな気持ちになる短編集。村上春樹は短編も上手だなぁ。むしろ自分ぐらいのライトユーザーにはこれぐらいがちょうどハルキワールドを楽しみやすいようにも思う。星新一のショート・ショートの哲学版、といった感じ。
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短篇集というよりは掌篇集に近い。内容はいつもの村上春樹ワールドで、捉えどころがないような作品も多く具体的な感想を述べることは難しい。むしろ感想などを気にすることなく、ただ「読むためだけの小説」であると思う。個人的には「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」がもっとも好みであったが、同作の舞台となった場所に著者はじっさいに住んでいたことがあるらしい。このような実体験をヒントにしたと思われる作品があるいっぽうで、「タクシーに乗った吸血鬼」などのように、徹頭徹尾フィクションでしかありえない作品も収録されている。このように毛色が異なる短篇が同居している作品集であるが、不思議なことにすべての作品におなじような雰囲気が通底しており、このような世界を醸し出す技術こそが、村上春樹の村上春樹たる所以なのだろう。
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『鏡』
村上春樹は沢山の暗闇を作品中に出している。
これは「暗闇」=「人間の心の中の恐怖」を映し出しているのだと考える。
つまり、今回の『鏡』に対しても同じ事が言える。
この作品の背景には1960年代の学生運動が描かれてあったり非常に凝られた作品である。
この作品の肝となる、自分を見つめるという事大切さ、反対に自分を見ないと言う事の恐ろしさ、と言うものをこの作品では訴え、読者に投げかけている。
この作品こそが村上春樹の文学としての才能を活かした作品だと考える。
これで500円台
こんなに面白くて500円台って…
4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて が最高に好きです。何回も読んでしまう、反芻してしまいます
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高校生のとき、現代文の教科書に村上春樹の「鏡」という文章が載っていた。小説なのかエッセイなのか分からない語り口で、授業中にこっそり最後まで読み、「これはおもしろいぞ」と思っていた。大学生になり、つい最近、『カンガルー日和』を手にとって読んだら「鏡」が入っていて、ああ、出会い直すことができたぞ、とうれしくなった。
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予想外に手こずってしまった。短編集は嫌いではないのだけれど。そうか。村上春樹だからだ。
物語の最後の一行が、どれもちょっとキザだなあ、と思った。
僕の読書習慣の一端を。仕事の日は夕食後に本を読む。読みたくてページを開くのに、5秒を待たずに欠伸をしてしまう。まったく悪気はないのだけれど、いくらなんでも活字を見た瞬間の欠伸は、本に対して失礼だろう。毎夜のご無礼を申し訳なく思います。今夜は暖かだったので炬燵から出てソファの上で読んでみた。昨日読み始めた
『カンガルー日和/村上春樹』
の続きを。
毎度のこと、予備知識を入れずにページをめくる…
めくる…めくって…いるよな…?
笑い声で目が覚めた。目が覚めた?風呂上がりの僕の奥さんが、文庫本を持ったままソファで眠りこけた僕に向けて、笑い声だけを残して2階に上がってしまった。おやすみくらい言いなよ。
目覚めた僕は、少しだけ集中力を高めてページをめくる。“5月の海岸線”が気に入った。このまま最後まで読んでしまおうか。いや。続きは明日にしよう。
でもって、ようやく読み終えた。
さて。
歯磨きして、風呂入って、寝ましょう。
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村上春樹作品はこれが2本目。まだわたしが理解できていない魅力がたくさん眠っていそう。
文章は分かりやすいのにストーリーが難解で不思議な読書体験。舞台みたいだなと思う。起こっていること自体は理解できるけれど、そこに込められた意味を読み取れない。まだまだ村上春樹作品に挑戦したい。
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恥ずかしながら、初めて村上春樹作品を読んだ。松村北斗くんが前に紹介していたのをキッカケに手に取った。
短編集なのもあるが、構えていたよりもさらっと読めた。あまり理解ができていないのか、、、? でも、じわっと残る余韻は悪くは無い。とりあえず他の作品も読んでみようと思います
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「眠い」「バートバカラックはお好き?」「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」「スパゲティーの年に」この辺りのお話が好きです。
なんだろうな、村上春樹さんのお話はどこか落ち着くんだよな。
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メルヘンでユーモラス。平凡の中の異世界。光をいっぱいに含んだ薄いモヤの中のような独特な観念世界。ちょっと退屈だけど刺激的。そんなたくさんの小さな世界が詰まった一冊。背表紙の解説が好き。これからは都会の隅のメルヘンに、目を凝らしてみようと思う。