【感想・ネタバレ】羆嵐のレビュー

あらすじ

北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現! 日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音……。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。

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購入済み

とにかく怖い

いや、なにがコワいって表紙のクマがこれでもかってくらいコワいんですけど、読んだら中身はもっと怖かった。

大正時代の北海道開拓民の山村を巨大な羆が襲い6人惨殺...という実話を基にした小説だが、前半はエイリアン並みの、姿の見えない巨大羆と、その陰惨な襲撃シーンに恐怖する。
一転して後半は、羆を恐れる村人たちの緻密な心理と、羆を追い詰める老マタギのハードボイルドな描写に一喜一憂しながら読み進めることになる。

Wikipediaで「三毛別羆事件」を参照すれば分かるが、ストーリーはほぼ実話。そこに、迫真の心理描写を加えたのがこの小説のすばらしいところだろう。まちがいなく傑作だ。

3
2014年06月11日

Posted by ブクログ

昨今の熊被害・駆除対策を軽視または疑問視している人は必読。熊の種類こそ違うが大いに教訓を得ること間違い無し。実話ベース(人名、被害状況を変更)で、慰霊碑的な場所(三毛別羆事件復元地)が存在するが、人里から離れている為現在でもヒグマに遭遇する可能性が高いとのこと…

0
2026年07月12日

Posted by ブクログ

5よりの星4!!
と思ったけど5に変更です!!
内容は今年一番没頭できたので5に変更です。

今までは事件の事の説明で史実を調べたりしましたが、小説として討伐隊の状況や区長の心境など表現して、後半になるにつれ没頭して読めました。

再読もしたい本です。
事件ももう一度調べたい。

0
2026年07月05日

Posted by ブクログ

『破船』の後、2冊目。吉村昭は本当に巧い。
獰猛な熊に食い殺された6人もの村人。熊の息づかいや気配すら感じられるようなリアルな文章に怖さが一層増した。何って熊撃ちの銀四郎がカッコいい!プロの仕事に惚れ惚れする。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

「野生動物に喰われる」という恐怖をリアルに感じたいなら、この作品をおすすめする。

淡々と事実だけが綴られた文章なのに、ものすごい臨場感と迫力がある。
特に実際に羆に襲われるシーンの描写は、吉村昭さん特有の頭に映像を浮かばせる文章のせいで、そこらのホラー映画なんかよりずっと恐ろしい。

そして北海道の開拓がどれだけ過酷だったか思い知らされる。

0
2026年04月19日

Posted by ブクログ

昨年の熊被害が近所でもあったため熊の小説で有名なこちらを手に取ってみました。
テレビで内容は知っていたがグイグイと引き込まれてすぐに読み終わってしまった。
熊の恐ろしさを改めて思い知ったので山に軽々と行けなくなりました。

0
2026年04月04日

Posted by ブクログ

これは今年入って読んだ中で、ぶっちぎりナンバーワンの名作。
とにかくいろんな人に読んでほしくて、身の回りの人に勧めまくっている。
寒さが怖い!飢えが怖い!羆が怖い!
怖いのに淡々としていて、よけいに恐怖!
そしてクライマックスの緊張感といったら…
読んでいる間は、自分の息まで白くなっている気がしてしまう。

0
2026年02月11日

Posted by ブクログ

大正4年12月に北海道天塩山麓の開拓村で発生した羆襲撃事件の実録小説。昭和52年に出版された。

2日に亘り2家族が襲われ、7名の死者、3名の負傷者を出した惨劇。

作者らしく、実直な筆致で事実を淡々と記しているのが、事態の凄惨さ、人間たちの愚かさ、傲慢さを余計に浮き彫りにしている。

会話文は必要最小限で最近の小説に比べると極端に少ないが、現場の寒くて暗い冬の光景や、人々の重苦しい、半ば諦めに近い暗い雰囲気を描写するのに相応しい。

犠牲になった入植者たちからすれば、村落は家族の生活を成り立たせるために必死で開拓し、維持してきた財産だったが、羆にとっては自らの縄張りの中の餌狩り場に過ぎない。

集落の男たちが作った救援隊についての「五丁の銃を中心に屈強な五十名ほどの男たちで構成した集団は、羆に対抗する力はなく、むしろそれは羆の食欲を満たす餌の群れに過ぎなかった」という記述が、事態の本質を端的に物語っている。
その後に結成された、警察分署長が指揮するより大規模な数十丁の銃と数百人の男たちからなる救援隊も、本質的には何も変わらない。

最終的に羆を退治したのが、救援隊とは別行動をとった一人の老熊猟師だったというのは象徴的。

体長2.7m、体重300kg超の怪物に立ち向かえるのは、中途半端な物量ではなく、獲物の習性を熟知したプロだということか。

昨今の熊被害については自衛隊の投入も噂されるが、より小型のツキノワグマはまだしも、武器を扱うプロの実力部隊だとは言っても、羆と対峙するのに安直な議論は慎むべきだろう。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

1915年.三毛別ヒグマ事件を基にした小説。開拓時代の貧困村を襲った巨大なヒグマと駆除しようとする人々との1週間。人間を餌とみなす熊の執着心が淡々と描かれ恐ろしすぎた。人間を餮る音が耳元で聞こえてくるようだった。なす術のない人間達の切実な思い。リアルで凄い。

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2026年01月07日

購入済み

見えない圧倒的恐怖

普段は姿を見せない圧倒的な力ほど、恐ろしいものはない。筆者が描く津波や吹雪然り、この作品の羆も恐ろしいことこの上ない。ゴジラで描かれているような、人の行為に対する自然界からの戒めといったテーマも読み取れる。

0
2020年10月20日

購入済み

銀四郎おやじ

三毛別のヒグマ襲撃事件の事はテレビやウィキペディアで知り、興味を持ったのでこの本を読んでみた。他のレビューにもあるとうり、確かにヒグマ怖えなあと思ったけれど、その怖さは他のメディアで見聞きしたときの方が怖かった。それはこの本がヒグマの怖さを誇張することなく表現しているからだと思う。そこに住む人々の暮らしや、集団の弱さみたいなものを意識しながら読んでいた。何より銀四郎おやじの存在感たるや、ヒグマ以上じゃないかと思う。

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2020年04月11日

ネタバレ 購入済み

開拓地での惨劇

入植間もない集落が、文字通り羆の餌食になった事件を扱っている。
厳しい気候のもと農作物を育て、農閑期には出稼ぎをする。貧しさに耐えながら必死に生きようとする人々。
集落の人達はもちろん、隣接集落の人達も羆のことを詳しく知らない。
これは意外なことだった。


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2018年02月14日

Posted by ブクログ

ただただ羆の圧倒的な力を思い知った。
描写が現実的で淡々としているのが、却って恐ろしさを感じさせられる。

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事実に基づいた小説で、最初はノンフィクションだと思って読んでいた。
熊の襲撃は恐ろしく、人間を食べる様子も残酷を極めるが、襲撃回数は意外に少なかった。
それにしても、あのように生活に難儀する場所にまで集落を作らなくてもいいのではないかと思う。他に場所はなかったのか。
あそこは完全に熊の領域だったと思う。

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

『三毛別羆事件』については情報としては知っていたが詳細は不明瞭だったため、夏の文庫フェアを機に手に取ってみた。

数日間の出来事が、まるで一瞬のように感じた。
心理描写や情景描写が巧みで、呼んでいる私までヒヤッとしたり、恐怖を覚えるシーンがあった。

この事件が本当に起こったと思うと…

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2026年06月29日

Posted by ブクログ


北海道の苫前三毛別六線沢で起こった獣害史最大の惨劇羆事件。「クマ嵐だ。クマを仕とめた後には強い風が吹き荒れるという」。とても凄惨な話だった。

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2026年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒグマの被害に対する「人間の心の動き」の本である。
個人的にはヒグマもクマも似たようなものだと思っていたが、圧倒的に違うことが この書を読むことでわかる。

もっと恐ろしいヒグマに対して、人間がどのように挑み立ち向かうのか?ということを期待していたが、予想に反して、ヒグマの記述はそれほど多くはない。
圧倒的力を示す残虐性と、それを餌として処理するヒグマの動きに、人間性の醜さや、 今まで口だけで大きな態度をしていた男が小さくなっていくところも、実に深みがある。
昔はすごかったと威張っていた猟師が、圧倒的暴力の前に何の役にも立たず、女子供から信頼を失い、軽蔑の目で見られるところも実に描写がうまい。
恐怖にかられて「家ごと火をつけて燃やしてしまおう!」という指示に対し、万が一 誰かが生きているかもしれないし、夫が戻ってきた際に、黒焦げになった家を見せられても恨みを買うだけ、というところで押しとどまった心の描写も絶対絶命状態において、人間がどのような行動をしていくか?ということがよくわかる。
自分たちの身を守るためには、遺体は餌であり、そこに日常のモラルが存在しない。
1ミリもチート能力のないリアルな異世界転生というのは、本来こうしたものであろう。
村人にとっては、恐怖の象徴であるが、外部からやってきた警察や医者にとっては 他人ごとであり、命令を遂行するだけに過ぎないという、淡々とした冷静さが、また、その人間性をうまく表している。
結局は他人事なのだ。
人数が多くなるほどに、ヒグマを想像で軽く見て、酒を飲み強気でいられる人々と、実際にヒグマの暴力を目の当たりにした村人のの萎縮としている姿の対比なども、実にうまく描かれている。
私も含めてだが、ヒグマというものをクマの延長ぐらいに考えているため、そのような誤解が起こるのであろう。
知らぬが仏という境地と、数の力で相手を飲んでいるという世の中の男によくありがちな姿だ。
「妊婦の身体からは胎児が掻き出され、クマの排泄物からは頭髪と人肉が混ざって」という記述が、非日常的な残虐性をリアルなものにしている。
ゲームのように、倒せば消えていったり、アイテムが落ちたりするような世界ではない。また異世界転生ものの小説にあるような、収納ボックスにしまうようなものでもない。
サバイバルというものには常に危険が伴い 人間にとって快適な場所はヒグマにとっても快適だということを示しているだけに過ぎないということを示唆している。
フィクションの小説であれば、だいたい生意気なことを言ったり、大げさだと高を括るような強気の命令をするものは、死ぬことになっている。
しかしこの小説はフィクションではない。 想像上で殺されることなどないのだ。
それゆえに緊張しながら読み進めることになる。
2/3 ほど読み進めると、この本の要となるであろう銀四郎が現れる。
平和な世の中にあっては、調和を生み出す 暴れ者であり、手のつけられない暴力者ではあるが、ヒグマに対しては警察よりも誰よりも信頼できる存在に変わる。
このあたりで視点は区長に移る。
誰が主人公というでもなく、書かれてい小説は、 いつのまにか区長が主体となった「見方」 によって進められていく。
いつのまにか自分がそうさせられていることに気がつかない この表現は実にうまいと言える それによって 銀四郎とともに 熊を退治するシーンがリアリティのあるものとなっていく。
ただ面白いことに、大盛り上げに、盛り上げるはずのクマ退治のシーンが意外にもあっさりとしている。
一瞬の出来事であるがゆえに、実際もその通りなのであろう。
区長が腰を抜かしている間に重要な事件が 終わっている。
「まさかまだ生きているってことは、ないだろうね?」 という村人の発言がフィクションであれば、だいたい生き返る前振りになるが、事実小説ゆえにそうしたことは起きない。
普通であれば ヒグマを退治した時点で 小説 は終わるが、この真骨頂はクマの解体にある。
ヒグマの胃袋から出てくる、かつて人間であったであろう物質がリアルに描かれている。
この辺りのうまさは絶妙というしかない。
恐怖映画といえば、恐怖心を煽るようなものが多く、いつ命を奪われるか、いつ襲われるか、というハラハラした緊張感の後に退治した安心感が訪れるものである。
しかしこの小説は違う。
退治した故に安心感があるはずである。
しかしそこにあるのは、生きているよりも 強い緊張感である。
そして死者を弔うためのビグマを食べる 宴会が行われる。 それがアイヌから伝わる「しきたり」らしい。
あるきっかけから銀次郎は元の粗野で野蛮な暴力的な男へと戻っていく。
彼はヒグマ退治のお礼としてありったけの金をせびるのだ。

そして、あれだけ苦労した村が、やがて人々が去り、無人村となってしまう。
最後は、銀四郎の生涯で締めくくられる。

最後の最後になって『熊嵐』というタイトルの意味が明かされる。
その意味については、読んでいただく方が良いであろう。

危機迫るようなヒグマとのやり取りではなく、淡々とした事実の報告のような現象がリアルに語れることで、そのヒグマの恐ろしさのようなものが浮かび上がってくる。

ただし『漂流』を読んだ後であると、人間的内部考察のような動きの描写が弱く、 淡々とした事件性のある事実の連続のため、ちょっと残念な感じがなくもなかった。
そのため、死ぬまでに絶対に読んでおいた方が良いというほどでもないので、少し評価を下げておく。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

Wikipediaに事件の詳細が載っている。以前、事前情報まったくなく読んでしまい…とても衝撃を受けたことがある。
事件を元にした小説ではあるけれど、こちらには人の心情なども書かれているので…重い気持ちになりつつも、読み進める。女の肉、という表現が怖すぎる。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

昔の作品のため、少々文章が難しい。
銃をもって意気揚々に熊を仕留めようと集まる大勢の大人たちが、実際の熊の恐ろしさを間近にして絶望するのがリアルだった。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

 三毛別羆事件の全貌が語られています。人を襲うとは思いもしなかった羆が人間を食み襲う!しかも女性と子供の味を覚え、其ればかりを狙う。胎児を掻き出して襲撃する羆の描写は何度見てもきついです。
 最終的には伝説のマタギにより、その羆は狩られることで人間側に軍配が上がることになります。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

(息子へ)
部長おすすめの本。

くまが集落をおそう話。
マンガ「銀牙」の実写版といったところ。
おそらくは「銀牙」がこの本を参考にしている。。。

実話をもとにしているため、くまに襲われた人は、6名。
くまを倒すその場面も、壮絶に戦い争うという訳ではない。

下手な脚色がない分、その生々しさから、実際の感じただろう恐怖が伝わってくる。

生身の人間は貧弱で、生きるか死ぬかの場面というのは、本当に恐怖を感じるのだ。ということを、この本は痛烈に教えてくれた。

かなり古い本だが、この本は、未来永劫、色あせることはないだろう。

いろんな意味で「生」なところを感じる本。
ぜひ、読んでおいて欲しい。

ちなみに、マンガ「銀牙」は、お母さんの本棚にあるので、いつでも読める。

(お父さんの本の買い方)
BOOK・OFF \108円
(読め、もしくは、読むな)
読め!
(君が・・・歳のころに)
高校生か大学生かには、読め。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

「破船」がおもしろかったので、吉村昭2冊目。本作もおもしろかったー。
読みやすい文章なのに、圧倒的にわかりやすい。自然の厳しさと恐ろしさ、官憲と村民、熊撃ちの心境や人間関係がありありと浮かんでくる。
藁葺きみたいな粗末作りの家に居て、熊がくるかもしれないという状況…本当に怖すぎる。

Wikipediaで後日談を読むと、本件を目の当たりにした村の子どもがその後熊撃ちになったとか。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

満足な明かりがない中、一瞬だけ見えた羆の姿…恐怖でしかないですね。
衣食住の問題を乗り越えた後に、羆と邂逅したというのも辛い。
為す術もなく身近な人が食べられる瞬間に立ち会うだなんて、想像出来ません。
知識がない中避難するため、村民がひたすら雪の上を裸足で歩いていた描写に、当時のなりふり構っていられなさが伝わります。
羆という脅威とは別に、夜や物音への恐怖や集団に対して失望していくリアルな人間模様も印象的でした。
今でこそ熊は危険という意識が広まっていますが、いざ遭遇したら絶対恐怖で動けないだろうな…。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

2015年に初めて読んだが、いまだにその時の衝撃と恐怖が忘れられない。
熊の本はいろいろ読んでるが、吉村昭さんの文章は迫力と臨場感が違う。
熊をより深く知るために、全ての人に読んでもらいたい一冊。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

本当に背筋が凍る描写が続く、、人間の里に羆が出たのではなく、羆の巣に人間が放り込まれた感覚、人間が羆を狩にいくところから、羆の餌になった瞬間が克明に描写され、静けさが逆に恐ろしさを増幅する、そんな恐怖を味わえる

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

令和現在、クマ被害が深刻な社会問題になっている。東北に住む身としては切迫した危機で、マジでまったく人ごとではない。ネット上では「日本三大Wikipedia文学」の題材の一つとしても有名な、大正時代に実際にあった熊害事件「三毛別羆事件」を扱う本書を手に取る。

語り口は小説というよりもドキュメンタリーに近く、過度に恐怖を煽る演出やパニックホラー的な脚色がない。淡々と事実を積み重ねていく構成により恐怖や緊張感、残酷さがより際立ち、引き込まれる。弱く愚かな人間に立ちはだかる大自然へ畏敬の念を抱く。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

熊による被害が多く猟師によって射殺する、熊が可哀想、などと言う人がいる。これを読んでもそんな事が言えますか。人を喰う熊は害でしかないでしょう。人間を守るためには殺すしかないでしょう。闇雲に撃つ訳ではなく、熊の賢さ、強さへの敬意は忘れてはいけない。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

昨今のクマ被害から興味を惹かれ、読書開始。
北海道の開拓民が、大型のヒグマの侵食に晒されるストーリー。

ひたすらヒグマが怖い。
序盤から中盤は、人間の無力さと野生の破壊力にひれ伏すばかりで、熊の生息地には近づかないでおこうと心に誓った。
そんな中で現れる“救世主”の見せ場が、本当に痺れる。良い小説だった。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

初めからひどく暗い展開で不安感MAX。事件も起こり絶望が溢れる中、銀次郎の登場で展開がガラリと変わる。最後はやはり少し寂しい感じで終わるがそこはドキュメンタリーのリアリティもあって納得するも、安堵も満足感もなくただただ熊は恐ろしいという気持ちだけ残った。良作品。

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2026年03月10日

匿名

購入済み

ヒグマ怖い

あの有名な日本最大の獣害事件をモチーフとした本作。描写が非常にリアルでヒグマに襲われる人間の恐怖をしっかり感じさせてくれる傑作。

#怖い #ドロドロ #ダーク

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2022年11月05日

Posted by ブクログ

実際にあった事件の場所とわりと近い所に住んでいるので、一度見に行った事があります。
実物大の大きなクマの作り物がありました。
デカかったですね。

作家の吉村昭さんは初読み。これだけだと、良さが分からないので別な作品も読んでみたい。
倉本聰さんが書いたラジオドラマが有名ですね。
26/07/07 33冊目

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

私は熊が怖い…
この話を読んでみてより熊が怖くなった…

僅かな灯りの中に浮かぶ羆のシルエット…
暗闇から聞こえる骨を砕く音…

羆には羆の生活があり、そこに人間が踏み入れたのだろう。
それでも熊には会いたくない。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

実際に会った三毛別羆事件の話しで、去年も熊のニュースが多い中で気になって読んでみた、実際にこんなに怖いことが起きて、こんなに大きい羆がいたのかと驚いた、元はといえば熊がいるところに人間が住んでしまったから事件が起きてしまったって言うのもあると思うけど、やっぱり熊は駆除していかないと本当に怖いなと思っ

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

初めてですね、こういうドキュメンタルもの?読むのは。
何で読んだかと言うと、私は現在北海道に住んでおりまして、親戚からヒグマの話をされた上に読みなよってもらったからですね。
別に読みたかったわけでもなく、なんか聞かれた時用に読んでみるか、くらいのノリです。200ページくらいやし、そんな頭使わんやろうしすぐ読めるか的な。
それなのにあいつ渡したこと忘れてやがった。
果たして読んだ意味とは。
まぁ、おもろいかおもろくないかと言われたらおもろかった。感覚としてはジュラシックパーク見とるような気分だね。
一応人間的な部分の描写も色々あったし、時代を感じさせるような描写もあったしで、そんな楽しみ方もできた。
実感に引きつけて読むようなことがないから、そういう意味でも良い読み方ができたねって感じ。
ちなみに私は熊に出会いたくなさすぎて山道ほぼ出ません。
だから親戚よ、熊の恐怖を抱かせるためにこの本を渡したのだとしたら余計なお世話である。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

ヒグマの怖さが伝わる。登別の熊牧場でみる熊の大きさは尋常じゃない、あんなのが目の前に現れたら常人ならまちがいなく思考停止するはずだ。マタギは冷静にその熊を撃ち殺すわけだが、食うか食われるかのストレスを裏返すと病みつきになるのかもしれない。そう思うわたしは常人じゃなく、尋常じゃないのかも(笑

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2026年04月11日

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