あらすじ
ある日、鬼からの挑戦状がたけのこ園に届きます。「おれさまは、わがままで悪いこどもが大すきだ。相撲で勝負して勝てなければ、おれさまのコブンになれ。まっていろ。~鬼の親分より」。もう、園のこどもたちは大騒ぎ。さっそく相撲の練習をしたり、落とし穴を作ったり、豆を準備したり……。そうして、ついに約束の日がやってきます。が、園に現れたのは弱虫のオニタロウでした。さてさて、どうなることやら。節分に読んでほしいお話。
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Posted by ブクログ
人里離れた山奥の、オニが谷。カミナリ山とイナビカリ山に挟まれた鬼の谷です。そこの鬼は10才になると鬼が谷を出て、ひとり立ちをします。オニタロウは優しい鬼の子。怖いお父さん鬼には子分を作ってりっぱな怖い鬼になるように言われます。
カキの木山に住んで、動物たちと友達になって平和な毎日を過ごすオニタロウでしたが、お父さんが訪ねてくる時には、子分を引きつれてもてなさなくてはならない事となり、困ってしまいます。
出来ていないとなると、お父さん鬼は怒って、そこらじゅうを壊してまわるかもしれません。そんな事になったら、カキの木山も、近くの人間の村も困った事になります。
オニタロウは子分を作って、お父さん鬼に認めてもらえるでしょうか。