【感想・ネタバレ】生命式のレビュー

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死んだ人間を食べたことはありますか?
じゃあ、人毛100%のコートは持ってます?
同僚が道端で拾ったクローバーと蒲公英で毎日夕食を作っていたら?
普通じゃない、発狂してる。上記はこの本に描かれた「世界」の常識ですが、設定だけ聞けば誰でもそう思うでしょう。最初は。



再読です。結末や答えを知ってるんです。だけど、何度読んでも、村田沙耶香節にやられました。たった十数ページで、意味不明かつあり得ない世界線に侵され、自分の常識と固定観念をズタボロにされます。
(私の常識から考えると)アタオカな主人公にぞわっとくる反面、なぜか納得・共感もし始めている私はもう‥‥完全にやられました。

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2024年05月27日

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表題作の生命式では、描写が衝撃的でグロテスクな所があるが不思議とカラッとした文章でさすが村田さんという感じだった。

解説が朝吹真理子さんで、とても読みやすく納得のいく解説。
自分の今の正しさを持って読むと、違和感や笑ってしまう所があるか、各話を最後まで読み終えると正しさが何なのか分からなくなる。この感覚が好きなので村田沙耶加さんの話は止められない。

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2024年05月24日

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自分が持ち続けている価値観、判断基準、常識がひっくり返るとどうなるか、正常な世界だと思っていたのが実は異常な世界だと知ったらどうなるか、なかなかに読み応えのある短編集だった。

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2024年05月16日

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生命式凄すぎる…2ページ目を読んで、ぐわっと引き込まれた、短編じゃなくて、長編で読んでみたかった。エグすぎる。

終始、異質なものを見る目で読んでいたのに、最後の「孵化」を読んでいる時は好奇の目で読まなかったので、自分の中にも異質性はあるんだなと。

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2024年05月11日

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ネタバレ

え、やばいこれ
面白すぎる
「素晴らしい食卓」が特に好き、今読み終わったばっかりでそこから先をまだ読んでないけど暫定一位
いくらなんでもお姉ちゃんは醒め過ぎだし妹は私の価値観だと不思議ちゃんに該当するし、婚約者が偏食すぎるのは普通に健康面が心配だし何より影響されやすく独り善がりな夫と結婚生活うまく送れてるのバグだと思うんだ。あとお母さんはどうしたのかな、排除された?
でもこうやって私が抱く感想はすべて今の社会の「正常」に照らして導き出されたものだから、少し環境が揺らぐだけで私の思考判断も揺らぐんだと思う。

言いたいことはわかる、特に婚約者とお姉ちゃん
独立性の尊重と共有する豊かさは共存しうるんだね
結婚生活に言及した物語って「食卓」に諍いが起こりやすいけど
食事こそが、数十年間自分が身体に蓄積し続けてきた一番濃密な文化(=正常性)なのだとしたらそれも納得だと思った。あとシンプルに夫の華麗すぎる掌返しと、それを夫以外で合意が取れている場面に導入する構成が面白くて好き。

正常は数ある様相の中で唯一許された発狂

という言葉が身に沁みたな〜
正しさなんてどこにもないです、私は自分だけが美味しいと思うものを食べる時も幸せだし、人と美味しさと豊かさを共有するのも好きです。
好きな人たちが楽しくいられたらいいです。これだけは何にも染まらず持ち続けられる私だけのものだと信じたいけど、自信はありません。

いい本だな〜

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2024年04月30日

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それぞれの話が自分にはヘビーで、1つ読み終わる度にしばらく思考して、読み進めるのにかなり時間がかかった。なにが常識で何が正常で、みたいなことをずっとぐるぐる考えてしまう。

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2024年04月06日

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ネタバレ

ちょっと好きすぎ。
短編集なんだけど、タイトルにもなってる「生命式」はあまりにも美しすぎて涙が止まらんかった。
自分の命がこのように使われるのであればどれだけ幸せだろうかと思う。とりあえず保険証の臓器提供しますよのやつに丸はつけてるけど、食べてもらえるのも嬉しいかもしれない。
私は170cmで50㎏という痩せ型なので、食べるところは少ないかも。鶏ガラみたいにして出汁にするくらいしかできないだろうか。でも団子にするなら肉が少なくても平気か。食べてほしいな。思い出しても涙が出る。

そんで「孵化」が一番怖かった。
私も場所によってキャラが違うというか、本当の自分がないから。「僕は勉強が出来ない」という小説に「嫌になるほどの自分があるの?」という一文があったけど、それを思い出す。嫌になるほどの自分はない。でも、人を不快にはさせたくない。から、演じる。演じて失敗もする。同じ場所でも人によって態度を変えてたら八方美人とか気分屋とか言われる。結局人を不快にさせる。残念。主人公はいいな、上手くいっていて。羨ましい。私ももっと上手になりたい。

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2024年02月19日

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正しいって何?とちょうど思ってた時に読めてよかった!
死んだ人を食べる、だけならそんなにおかしくないと思うんだけど、そこで受精と絡めてくるのがこの人の1歩先の狂気だと思う

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2024年01月19日

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一般的な常識が一つの考え方であるだけで、それがあるエリアでは大多数であり、支持される考えであることを再確認

ますます「普通」って何だろって思わせてくれる、すごい面白い
頭をまっさらな状態にしてくれる

村田沙耶香さん作品読んでいきたい

ただ、個人的なグロい表現もあり、夢にまでできたー!!( ; ; )

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2023年12月24日

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短編集ですがタイトルの「生命式」は特に記憶に残る作品でした。
死んだ人を食べる事に対して誇りを持つ人(非現実)。それはおかしいと思う人(現実)。
村田さんの作品を読んでいると前者のような人が普通と考えてしまう程当たり前のように書かれていて面白い。

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2023年11月19日

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正常とは?何が正しくて何が間違っている?
自分の外側に出すかどうかは別として、自分の内側で持ってはいけない感情などないのだと思う。そして、誰かの価値観や考えや感情を否定する権利は、一切ない。

時に人を食べ、人を素材としたり、ポチという名前は可愛いがびっくりなペットを飼ってみたり、カーテンになってみたり...。

私のように、周りの人に変わってると言われたことのある人は救われる一冊。(今は傷つく事はなく、私という個性をとっても大切にしていますが!笑、もっと早く読みたかったな!)
村田沙耶香さんの小説、大好きです。

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2023年11月14日

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ネタバレ

殺人出産からこの生命式を読んで、作者の描く作品が心から好きだと確信した。

生命式をはじめ「食べる」ことに焦点を置いた作品が多かったが、一貫して食は信仰であるということを描いていたように思う。食は信仰なのだということを全く意識せずに過ごしてきたため、人生において不可解だったものがすとんと腑に落ちるように感じた。

「パズル」が特に好きだった。あの狂気と高揚が忘れられず、何度も読み返してしまった。「生命式」「素晴らしい食卓」で麻薬のような快感に溺れて「魔法のからだ」「夏の夜の口付け」「二人家族」で痛みを含めたすべてを包みこんでもらったように感じた。

また何度でも読み返したい作品だった。

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2023年08月31日

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最高でした。

以前にコンビニ人間と地球星人を読んでいます。

どんな思考回路しているんだろうなと感じていましたが、本書を読んで世間でいう常識・当たり前といった概念がぶっ壊されました。

特に生命式、素晴らしい食卓、孵化が印象に残っています。

魔界都市ドゥンディラスが頭から離れません。

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2023年09月09日

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どのお話も「生」にまつわる内容だが、やっぱり表題作の『生命式』に度肝を抜かれた。

死んだ人間を食べ、次の生命へ繋げていくことこそが弔いで、お葬式ならぬ生命式で男女のマッチングがあればあるほど良いなんて、人間が動物に退化したような不思議な世界。亡くなった家族をつみれにしたり鍋にしたり料理する場面も、小説だからかギリギリグロくなかったけれど、読む人は選ぶかもしれない、、

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2024年03月20日

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殺人出産は「生から死を生む」
生命式は「死から生を生む」

印象に残ったのは、生命式の
「だって、正常は発狂の一種でしょう?
この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって、僕は思います。」
という一節。
読み終わった後、じっくりと時間をかけて消化していきたいと思った。

そして、魔法のからだ
れはなんとなく「地球星人」と繋がる気がして
なんとも言えない衝撃が走った。

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2024年03月16日

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誕生日に友人がプレゼントしてくれた本①。

かなり刺激が強い!プレゼント向きじゃなさすぎる!信頼関係がないと贈れない代物だよな...と謎の思考回路で嬉しくなった。

めちゃくちゃ面白かった。この作者の作品で読んだのは『コンビニ人間』に続き2作目で、他の作品も読んでみたくなった。私の後にこれを読みはじめた同居人は「気持ち悪い」といって手が止まっていた。

すごい極端な描写をする筆者だからぶっ飛んだ作品に見える(実際ぶっ飛んではいる)けど、実は誰しも抱えてたり、社会のそのへんに転がってたりするものが要素になってるんじゃないかな...。

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2024年03月14日

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人類史のどこかで分岐した並行世界の話、という感じで世界観が非常に面白かった。
誰かが当たり前だと思っていることは他人の当たり前ではない。
「世界」とは「誰かから見た世界」であり、みんな違う世界を生きている。
完全に分かり合えることはない。
だからこそパートナーや気の置けない友人を持てることは非常に幸福なことであり、そのような人たちにも思いやりや歩み寄りを続けることが大事なのだろうと改めて思い直すきっかけになった。

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2024年02月24日

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この短編集は、どの人も多かれ少なかれ持っている人間の本能を、ある部分を拡大させて、社会に放り出したらどんな生活をおくるか、という実験を見ているような感触がする。どんな人も奥底に持っている生命体としての本能をくすぐってくるので、どこか登場人物に親近感を抱いた。

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2023年12月30日

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私見ですが
村田さんの作品は、「多くの人が気が付かない、もしくは気にも留めない世の心理のようなもの」を俗世と別次元のところに落とし込んで物語化した感じがして、非常に好きです。
この作品はそのど真ん中でした。

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2023年09月19日

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ネタバレ

分かる!と思うところと、これは無理かも……と思う境界線が自分の中でどんどん曖昧になっていく気がする。特に「街を食べる」を読んでいてそう思った。主人公の言葉で少しずつ変化させられていく雪ちゃんが、読者の姿に思えてしまって。
著者の言葉を摂取していくうちに、世間の常識が脆いものであることに気付かされる。自分が普段何に影響を受けて生きているか、改めて考えさせてくれる点が良い。
芳子と菊枝の物語は二つとも好みだった。女二人、自分らしく生きている話が嫌いになれるわけがない。こんな親友、または家族がいたら、人生満足して終えられそう。
「魔法のからだ」は他とは少し違う。すごく大事なことが書かれていて、なんだかカッコいいなと思った。みんなが自分の体と心を大切にして、向き合うことができたらいいと心から思う。
ひとりひとり、いろんな価値観を持っていていい。誰に許されるでもなく持っていていい。そう思える短編集だった。

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2023年09月15日

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独特の世界観の中にチラチラいる素敵な表現に惹かれた。これが村田沙耶香さんワールドなんだ…(感動)
素敵な表現のあるページに付箋を貼り忘れたので、再読したい。

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2023年09月09日

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「この世で唯一の許される発狂を正常と呼ぶ。」

いろんな価値観・文化・嗜好が存在していてもいい。
それを許して、放っておくだけでいいのよ。
押し付けたり、迫害したり、全てを口にする必要なんてない。
そんなことをしている人を見て感じる気持ち悪さってこういうことだったんだと、某短編を読んで思った。

さぶられ、目を見開かされ、腑に落ちる。
そんな一冊です。

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2023年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前回の反省を活かして短編ごとに感想を書き留めていってたらすごい量になってしまった…
言いたいのはこのご本はとても面白かったというのと、このご本がきっかけで村田沙耶香さんの他の作品も読みたくなったということ、このご本の中だと孵化がいちばん好きでしたということです!
お付き合いいただける方は↓もぜひ読んでください!

*生命式
アイディアがおもしろい!このお話が読みたくてこのご本を買いました
描写が丁寧で、加工されていく様子が想像しやすかったです。
描写が丁寧すぎてちょっと怖くて、読んでいる間は下半身が強ばってしまったけれど面白かった。
主人公がずっと一歩を踏み出せなくて足踏み状態だったけれど、一歩踏み出せて、周りに順応し始めたのが面白かった。
順応するのが正解かはわからないけれど、生きやすくはなっただろうなと思う。

*素敵な素材
え??その世界線生きてた??と思うくらいわかりやすい描写で、スムーズに頭の中にイメージが浮かんで、あっという間に読み終わってしまった。
またまた下半身が強ばってしまったけれど面白いお話だった。
生命式とは違って世間に、世界に順応できない主人公の彼氏にとても感情移入した。でもわたしたち、他の生物で同じことしてるんだよね…なんだか考えさせられるお話でした。

*素晴らしい食卓
2行目から不穏な空気を醸し出してたけど大変楽しく読み終わりました。
村田沙耶香さん、ほんとうに描写がうますぎる!突拍子もないアイディアのお話なのに、描写力の高さですいすい読める!
このお話は特に結婚を控えているかたに読んでもらいたいお話だなって思いました。
結婚って確かに異文化と異文化の迎合だもんね。
わたしもわたしのお家の文化、食事を押し付けないように気をつけないと、と思わせられました。こちらも考えさせられるお話しでした。

*夏の夜の口付け
いや前の話との高低差すごくて耳キーンなるわ!
正反対だからこそ相性がいいことってあるよねぇ。

*二人家族
夏の夜の口付けの続きかと見せかけてそうじゃないやつ。たぶん。
ふたりが一緒に暮らしていない世界線が夏の夜の口付けなんだと思う。
どちらの世界線でもふたりが仲良く生きていて良かった。

*大きな星の時間
絵本にできそうなほんわかとした文体の、一生眠れない体になったというお話。
やりたいことが多い時は睡眠時間を削ってやりたいことをやるんだけれど、もし本当に眠ることができなくなったら…って考えるきっかけになった。

*ポチ
いや前の話と高低差すごくて耳キーンなるわ!
ポチ!ポチ!?ってなる!
この奇妙な感じが村田沙耶香さんワールドなのかなあ?ほかのご本も気になる わくわくする

*魔法のからだ
こどものころ、自分を落ち着かせる魔法の言葉、わたしもあった。今でも唱えて落ち着かせることがある。
みんなの基準とほんとうは異なるかもしれない。
こちらも考えさせられる作品だった。

*かぜのこいびと
まさかの主人公でまさかの三角関係でえー!えー!って言いながら読んだ。
終わり方が寂しくて心に残る。

*パズル
ささいなことにでも苛立つわたしは、主人公みたいに穏やかに人に接することに憧れる。
人を異星人だと思えば主人公みたいに穏やかに接することができるかな?と思った。

*街を食べる
途中までは特に疑問もなく読み進めていたんだけど、終わり方…
主人公も同じように誰かに田舎の記憶を植え付けられたのかな?ちょっと奇妙な終わり方でゾクゾクしました これが村田沙耶香さんワールドってことでいいのよね!?他の作品も気になる このご本はあと一編で終わりかあ

*孵化
このご本の最後のお話。
わたしこのお話が一番好きかも。
相手の希望によってキャラが変わってしまう主人公のお話。
相手の希望ではなくて、対する人によって見せたい面を強調して見せる、ってことがあると思うから、このお話は色んな人に刺さるんじゃないかな。
こちらのお話も面白かったです

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2023年08月19日

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ネタバレ

「生命式」
(p26)「真面目な話さぁ。世界ってだな。常識とか、本能とか、倫理とか、確固たるものみたいにみんな言うけどさ。実際には変容していくもんだと思うよ。池谷が感じてるみたいにここ最近いきなりの話じゃなくてさ。ずっと昔から、変容し続けてきたんだよ」
(p50)「正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって、僕は思います」

「素敵な素材」
(p77)100年後、私たちはどんな道具になっているだろうか。椅子の脚になっているだろうか、セーターになっているだろうか、時計の針になっているだろうか。生きている時間より長く、道具としての私たちは使われていくのだろう。

「素晴らしい食卓」
(p87)「相手の作った食べ物を食べるって、相手の住んでいる世界を信じるってことでしょ。久美の世界を面白がることはできても、それを口に入れるのはちょっと難しい。食べ物なんて、変なものばかりだと思うけど、だからこそ、騙してくれないと食べることができないんだよ」
(p99)「その人が食べているものは、その人の文化なんですよ。その人だけの個人的な人生体験の結晶なんです。それを他人に強要するのは間違っているんですよ」

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2023年08月13日

Posted by ブクログ

文学史上最も危険な短編集、と帯に書いてある。確かに!特に「生命式」異常としか言いようがない。よくこんなことを思いつくものだ、と思いながらも読むのが止まらない。不思議な短編集だ。

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2024年05月31日

Posted by ブクログ

コンビニ人間を読み終わり、村田さん作品を読みたくて手に取った。
短編集だけど、タイトルになっている生命式。正直私にはめちゃくちゃ刺激が強くて、短編小説なのに一度読むのをリタイアしたほど。

世の中に絶対はないものの、実際にはこうはならないだろう、と思いたい仮定のような話が多く、ウッ…となりながらもクセになる、なんとも言えない魅力がある。
個人的にはコンビニ人間が好きだったので、孵化という話はなんとなく似たような面白さを感じて、かつ衝撃も適度にマイルドで、受け入れやすく個人的には好み。

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2024年05月06日

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3.7

世界の在り方と向き合い方についての新たな可能性を提示してくれる作品だった。
街で笑って歩いてる人々は、順風満帆な生活を送っているように見えるけど、誰しも何かしらの生きづらさを持っているんだなと思えた。
パズルが一番お気に入り。

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

⭐︎3.8

村田沙耶香さんの作品は短編でちょうどいいなと思った。
日々生きてる中で、疑問にもならないくらいの当たり前を違った角度からグサグサ抉ってくる感じは、気味が悪いを通り越して爽快感まであった。
個人的には最後の「孵化」が1番好きだった。

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2024年01月30日

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短編集はサクッと読めるのが魅力的ですが、読みたくない、という気持ちもありました。私たちの生きているこの世界では考えられないような世界観ですが、リアリティがあるなと感じました。現実には飽きた、という方は、読んでみるといいかもしれません。すごい本に出会いました。

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

どの話も当たり前だと思っているルールや決まり事も絶対ではないと言うことを教えてくれる。

特に「素晴らしい食卓」と「街を食べる」が好き。

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2024年01月17日

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