【感想・ネタバレ】生命式のレビュー

あらすじ

夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで――死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、村田沙耶香自身がセレクトした、脳そのものを揺さぶる12篇。文学史上、最も危険な短編集!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

嘔吐寸前の気持ちで読みました。とても文章が素晴らしく淡々とリアルに描かれていて余計胃にきました。

人が、人の作った言葉で毎日「普通」と「異常」とされている感覚を伝承しているので、またその逆のことも言葉によって簡単になされるのかも…という感覚を覚えました。本当に何が常識かよくわからなくなります。思春期〜くらいの子供に読んでほしい作品と思います。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

別の星の人が書いた小説かと思った。ページを捲るたびに脳が180度回転するような感覚に襲われた。
内容がぶっ飛んでいるとはいえ、文化・常識・道徳・倫理は我々人間が勝手に決めたことであり、この小説内にもあったがこの先、価値観や倫理観が変わる法律が作られるかもしれないと思った。事実、お葬式は時を得て家族でひっそりと行う式典になっている。この先、またどう変わるのか誰も分からないよなと感じた。
この短編集では、特に、「素晴らしい食卓」と「街を食べる」と「孵化」が良かった。
別世界にトリップしたいときに使えるドラッグ本として再読したい。

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人が死んだ後食べることによって次の生命の活力にする為に行為をすることが勧められた生命式が当たり前の世の中に疑問を持っていた主人公が、仲のいい同僚が別の自分用のレシピで食べてもらう話。それによっておいしくて、少しずつエネルギーになり、変化していく。海に行きそこで出会ったゲイの人の精子を入れる。1人の体が1番素材として優れている世界で旦那が理解ができなくて使うのが残酷でやっていたけど死んだ父の皮膚のベールで少し考えが変わったり、生命感のない自分が嫌だから人に触れたくて優しくする人。ゲロが1番興奮したり、おとなしい女の子が本当に自分の欲の触れたいという思いだけで性行為をしたり、カーテンと三角関係になった話とか街を食べる話。自分の中にコミュニティーによって人間が変わるのを過剰にしてしまう主人公が旦那との2人のコミュニティー用の人格が生まれた話とか全体的に現代にマッチしていて凄く面白かった。人の価値観とは何なのか、基本的に移っていくものだし、変化していく。昔の価値観を持ってみんな困って自分ないし、正解を模索していく人。面白かった。買ってもいい。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

P26.ドッグイヤーしました。
他にも3ページ位。
名作です。ムラサヤさん、ありがとう。
おもしろすぎてニヤニヤしたり、爆笑箇所もあるし、うるっとしたり、そうだよね!と感心したり、忙しく盛り沢山でした。

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2026年03月31日

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自分の常識が揺さぶられるように脳みそを殴られたような感じがした。正しさとはその人にとっての尺度でしかないこと、それを押し付けることのグロテスクさを感じた。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

すごい面白かった〜〜!!
なにが普通で、なにが狂ってるのか?
その理由ってほんとにそうなのか?
考え方がグラグラになって気持ちいい
正常は発狂の一種、って良い言葉…

どれも面白い短編集、最高!
特に『素晴らしい食卓』が好き⭐︎

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2026年02月11日

購入済み

ハマってる

コンビニ人間を読んですっかり虜になった。そしてこの作品。ダークなのかシュールなのか。この絶妙なバランスはなんなのか。

#萌え #共感する

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2025年05月20日

購入済み

今まで読んだ小説の中で1番好きなレベルでした。
村田沙耶香さんの小説は好きで何冊も持っていますが、彼女の独創的な思想と文章を楽しめる作品でした。個人的には3つ目の話が好きでした。タイムリーに食の相性について考えていたので笑ってしまいました笑

#アガる

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2025年01月30日

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ネタバレ

最後の話が1番好きだった。自分が属する集団によってキャラが変わってしまうのは意外とあるあるなのかもと思うけどここまで極端な人はそういないだろうな。人生疲れそう。こういう人いるんだろうな感じがする話ばっかりだった。世界観が独特だし描写が丁寧だから所々気持ち悪い部分もあってホラーとは違う意味で怖いところがある。

一つ目の話は葬式じゃなくて本のタイトル通り生命式って名前になり死んだ人のお肉を調理してみんなで食べる話。自分の常識が生きてるうちに変わるのは今は怖いと思っても周りが受け入れてるならそのうち違和感もなくなっていくんだろうなって思う。例えが極端だけど小さいことなら今も起こってる気がする。その価値観に違和感があった主人公が同僚の死をきっかけに世界に順応しちゃった。
二つ目はファッションとして人毛とか歯とか皮膚が使われるのが普通の世界。主人公はこの世界に馴染んでるけど恋人が嫌がってるタイプ。

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2026年01月22日

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ネタバレ

絶妙に気持ち悪い描写が多くて、読後の余韻が今まで読んだ本とは違って感じた。狂っている人を淡々と描くところに不思議と爽快感がある。これを読んでおかしなぁと思っている私も、別のコミュニティから見たらおかしい部分があるのかもと思った。

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2026年10月03日

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村田沙耶香らしいぶっ飛んだ設定が光る12の短編・掌編で構成された一冊。表題の『生命式』は先に読んだ『消滅都市』の構想にもつながる話ということで面白く読んだ。設定はさまざまだが、世の規範や常識とされるものへの違和感や馴染めなさとどう折り合うか折り合えないか、あるいは折り合わないことにするか、といったあたりはまさに著者の得意とするところですが、色々な設定の、だけどどこか似たところのある短編たちを読んでて感じた著者の描く世界や人物の面白さは”判断の早さというか潔さ”みたいなところにあるのかなと感じた。例えば『生命式』では、人を弔うときに個人の身体を食べ、新たな生命を授かるために男女が出会い”受精”するという文化で、主人公は自分の子どもの頃はそうではなかった、と馴染めない側の異端者として描かれ、主人公よりはるかに年上のそれ以前の文化でより長く生きていたであろう人が「本当に良い文化ね」などと世の価値観が一変している。この世界に生きている人たちは新たな価値観への適応があまりに速くて主人公がついていけない。一方で『孵化』の主人公が自分には「性格がない」と判断したり、『パズル』の主人公が建物と人間の捉え方を変えたりするようなときは、ある意味葛藤がなく一瞬で切り替えているような感じ。どちらにせよ潔い。
あとは、村田さんの身体を物質的に捉える感覚が気になった。個人的には宇宙の話とか、物理学の話なんかを読んでいると、自分の身体の物質感みたいなものを考えたりすることはあるんですが、村田さんはそういうマクロ的だったり抽象的だったりではなく、日常生活の中でそういう感覚を持って過ごしているのかなと。

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2026年09月21日

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【生命式】
表題作の生命式は亡くなった方をいただく式なんですが想像できる描写になっていてちょっと気分が…笑
村田沙耶香さんワールド全開の短編集になっていました✧*。『素晴らしい食卓』のオチにクスッとさせられました(*^^*)

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2026年08月30日

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ネタバレ

「生命式」「素晴らしい食卓」「孵化」の3つが個品的には好きでした。まさに村田沙耶香さんって感じの内容。

いつもですが、登場人物(主人公?)の振る舞いや雰囲気は、どこか狂気じみてはいるものの、なぜは自分と重ねてしまうところが多いです。だからこそ物語に引き込まれてしまうのですが、自分にはこんな一面もあるのかな、と思うと少し怖くなることも、、汗

まだ世界99は読んでいないので、読みたくなりました!

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2026年08月01日

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自分は『素晴らしい食卓』『街を食べる』『孵化』が特に好きでしたね。村田沙耶香さんの描く価値観の違和って凄くSFとかファンタジーとかに見えて現実的だと思うんですよね。
タイトルの『生命式』も面白かったです。後半部分の一文が特に心に残ってますね。

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2026年06月11日

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初の村田沙耶香作品。
気持ち悪いのがむしろ気持ちいいというか、清々しい気持ち悪さで良かった。
気持ち悪さとか不快感を感じさせるのがめちゃくちゃ上手くて感動。
『素晴らしい食卓』なんかは読んだ後、食べ物が気持ち悪く感じて食欲が減退した。なので、ダイエットにいい作品かも知れない。
でも、ただ気持ち悪いだけじゃなくてユーモアと温かさがあってほっこりとした気持ちにもさせられる。
常識から少し外れた人物や世界観を正当化して描いていることで、世の中の常識などに対して疑問を持っている人やうまく適合出来ないと思っていたりして生き辛さを感じている人たちに優しく寄り添ってくれるのではないかと思った。
少なくとも自分は、この短編集に入っている作品たちに触れている間は自分の中にある世の中の正解とか人とは違う部分や感覚が許容されているなと思えた。
優しい短編集だと思う。
個人的に好きだなと思った作品は『夏の夜の口付け』と『二人家族』の芳子と菊枝シリーズと『魔法のからだ』、『孵化』。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

個人的には、クレイジー沙耶香の本領が発揮されていると感じられる十二編の短編集

読むと自分の価値感や倫理感が、実は間違っているのではないだろうかと不思議な感覚に陥る作品

読むエピソードによっては、正直受け入れられなかったり、ちょっと気持ち悪いと感じたりする人もいるのではないだろうかと思っています❗️まぁ、そういう感情を含めて村田 沙耶香作品だと思っています

表題作の『生命式』や『素敵な素材』、『街を食べる』、『孵化』あたりが個人的に印象に残った作品でした❗️

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2026年04月27日

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表題作『生命式』を含む12の短編集。
感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。

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2026年03月29日

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村田さんが村田さん作品の中で初心者におすすめしたい一冊というのを知って手に取ってみた。
短編集だが、全編に渡って現実世界とは異なるルールが設けられた世界線の中での物語になっている。
不気味な物語と言ったらそれまでだが、今生きてる世界の常識を一度考え直してみたいと思わせてくれる作品だった。

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2026年03月21日

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自分の思っている常識が、他の人の常識であるとは限らないと、改めて認識させられる一冊だった。奇想天外な物語が始まったかと思えば、気がついたら文章に吸い込まれていて恐ろしい。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

村田沙耶香の物語は鈍器で頭を殴られている感覚がする。自分の中の「当たり前」や「常識」がずっと揺さぶられている感覚。
短編でサクサク読めるのに、ひとつひとつの物語に衝撃を受ける。

特に好きな話は「二人家族」
性に奔放な女性と貞淑な女性、正反対の性愛価値観をもつ2人がそれぞれ子供を産み育て家族として暮らした話。
なぜこの話に心打たれているのかはまだ、うまく説明できないけれど、2人の関係性がすごく素敵だと思った。新しい家族の在り方を教えてくれた。
2人は同性愛者ではなく(異性のパートナーがいたこともある)本当に2人で暮らしたいから、一緒にいたいから居る、という描写のされ方をしていて、そこが良かった。周囲は2人を偏見の目で見ていて「変な人達」と言われても本人たちは毅然とした態度で「私たちは学生時代の約束を実行しているだけ」と明言していた。恋愛や性的指向を理由にしないで、彼女たちを「普通の人」として描写していたことがとても嬉しく、勇気をもらえた。実際にこのような家族の在り方や暮らしをしている方もきっと世界のどこかには居るのだと思うけど、こういう形で「こういう関係性もあってもいいんじゃない」と新しい生き方と出会えたことはいいことだなと思った。

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2026年02月27日

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私たちが生きている世界とはちょっと違う世界。人々の生まれ方、死に方、弔い方が少し違って少し一緒。みんなそれぞれの捉えかたをしていて、現代の文化の多様性(と偏見)にも通じるものを感じた。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

価値観の押し付けに反発する12の短編集。
本当に村田沙耶香さんの小説は、一貫して今の当たり前に疑問を呈している。
それもとんでもない価値観との対比で。
でもなんだかなるほど確かに…と思わされてしまう。
表題作はもちろん面白い。最後の「孵化」もとても好きだった。
誰もが持ってるであろう自分のなかでの多面性。
中2あたりに「みんなの前の私は本当の私じゃない」と思ってたけど、あれはただの中二病だったな。
結局どの面の自分も本当の自分であるというのが今の考え方だけど、それでも好きな物語だった。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

普通って何?」を考えさせられる、ちょっと変わった短編集です。
恋愛や結婚、家族、食べ物など普段当たり前だと思っていることをまったく違う視点から描いています。
中にはグロテスクで「え、そんなことすんの?」と思う話もありますが読み進めるうちに不思議とその世界に引き込まれます。

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2026年09月23日

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ネタバレ

短編集。ちょっと変わった人間見本市。
1番最初は葬式の代わりに“生命式”をやるようになった未来の話。生命式では死んだ人間を食べるという。主人公の友人山本も例外なく調理される。解体や処理は業者任せが主流で調理は家でが主流だそうだ。主人公は山本家族と山本を調理する。その後式が始まりみんなで山本を食べる訳だがこの描写がまあ気持ち悪い。脂がまろやかだの血の味がどうだの…。一日くらいうっすら体調が悪く肉食べる気にならなかった。
またこの式には死んだ人を食べて新しい命を作るというのも目的らしく、式の最中で男女が「僕たち受精してきます!」と中座したり、夜の浜辺で何人も…、と性行為が神聖なものとなっている。道端には精液が落ちているなどえー…となる描写が盛りだくさん。
しかし変な人と思うのは自分の価値観に合わないから。主人公も生命式がなかったころの価値観を忘れておらず、違和感を感じてはいる。急に食人推進されるようなことはないだろうけど、社会の空気に飲みこまれないでいるのはきついなと思った。
変な人たちだと思ってはいるが、そういうもんなのかもと思えてしまう。映像でなく文章だからかしれないが。
最後にはペルソナを5人、それも極端なのをもった女性が結婚式を挙げるときにどれか1つに絞らんとする話が出てくる。
婚約者に相談するも彼はキャパオーバーして引きこもってしまう。彼女は親友に考えてもらった第6のペルソナ、愛情欲しさに5つものペルソナを作り出した女として接する。彼は信じ互いをハーちゃん、マザーと呼び合う関係に落ち着く(何でだよ)。しかもこのハーちゃんという命名、彼女の名前はるかからだけと思いきやハンニバル•レクターからもとっているという。マザーは何でなんだ。説明なし。
この第6ペルソナをつくった親友謂く「人は真実が汚くあって欲しいんだ」というのはわかる、と思った。
昔からカニバリズムの話を聞くと、なんとも言えない味が、感覚が口の中に広がる。爪を噛んだ後のような。この作品も例外なくそうだった。

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2026年09月23日

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短編集、全作「もうちょっと読みたい!」が詰まっていました。
村田さん的には短編で満足?かもしれませんが、私はその前後や背景をもっと欲しくなってしまいました。
村田さんの世界は、フィクションでありながらファンタジーではなく、風刺的と思いきや発想の衝動のままできあがっているようで…
これからもたくさん読みたいです。

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2026年09月18日

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読み始めは設定が非現実的で、読み進められるか心配になったが、徐々に引き込まれていった。
村田沙耶香は、風変わりな人物を描くのが上手で、自分があたりまえだな、常識だなと思っていることが本当なのか疑いたくなる。自分とはなんだろう?自分はなんで普通だ、常識的だと思っているんだろうと考えさせられる。

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2026年07月19日

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倫理観とは?人間とは?と問いかける短編集。
こうあるべき、これが当然、といった常識に疑問を投げかける。

最後の短編は、いくつもの人格を持つ女性の物語。彼女は、自分は、中身なんてないただ相手に呼応するロボットだと言う。 
きっとそうなんだろう。自分の性質というものは核にあるとしても、周りの環境によって人はどんどん変化していく。
それでも人は、この人はこういう人、と決めつけたがる。それは決めつけたほうが呼応しやすいからかもしれない。




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2026年07月14日

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ぶっ飛んでると思ったけど読み進めれば読み進めるほど確かに、、、と納得してしまう。
短編でここまで引き込まれる小説は珍しい。

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2026年07月11日

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死んだ後に食べてもらう、死んだ後の身体を材料にしてもらう、食べ物は文化…
奇妙な世界観で、星新一みたい。「本能」についてをギュッと凝縮させたものを、言語化して表現した感じ。短編は苦手かも。長編で村田さんの作品を読みたい。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

「村田沙耶香」をつまみ食いできる感覚の短編でした。他の作品に通ずる世界観や設定が盛りだくさんだし、初めて村田さんの作品に挑戦する人にはコレかコンビニ人間をおすすめするかも。

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2026年04月28日

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だって、正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって、僕は思います」(p50)

村田さんの本を読むと毎回自分の“正常”について考えさせられるなと思う。
今回の本も、世界の常識や価値観の中では狂人とされるような人らがたくさん出てきて、シュールで笑ってしまうのだけれど、それを笑えるのは私自身自分が“正常”であると思っている、あるいは思い込んでいるからなのだと思うと、だんだんと怖くなってきてしまった。

今の“正常”なんて、30年後は“異常”なのかもしれない。
村田さんの描く世界では、変わりゆくものが人の生死を強く感じさせるテーマになっていることが多いから生々しいように感じるけれど、私たちが今生きている中でも少し前まで異常とされていたものがむしろ推奨されるもの、好感を持たれるもの等になることはよくあることだと思う。

「生命式」「魔法のからだ」「街を食べる」などそれぞれの作品に村田さんの価値観が濃厚に出ていて、「地球星人」を読み始めた今、長編作品のたたき台になっているような短編だと感じた。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての村田沙耶香作品で、どんな話なのか1ミリも知らずに読み始めてみたので、1話目で「…あっ、人食べんの?そういう感じか笑」と、新鮮な反応で読めて面白かった。

「…だって、正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって、僕は思います」

の台詞が1話目の生命式にあるというのはその後の話を読み進めていくうえでもいいリードになっていると思う。
この本はいろんなところに載せているものを集めたようなので繋がりはないのかもしれないが、いろんな「正常な発狂」を集めたものであるという一貫性があると思った。

何が普通なのか分からなくなる。
私が思っている正常も発狂であることが分かる。
非常に頭と自己を混乱させるおもしろい作品だった。

コンビニ人間でもそうだったが、村田沙耶香は建物に代謝や内臓を見る。これは、建物を人間に寄せているというより、人間が建物的であるという目線である印象を受けた。
デカルト的な考え方と言えるのだろうか。
人間の機械的な部分を描くために、建物を人間的に描いているのだろうか…と思ったり。

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2026年07月13日

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