【感想・ネタバレ】夜は短し歩けよ乙女のレビュー

あらすじ

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!

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Posted by ブクログ

面白かったーーーーー!!!!大好きな本だ!!
月曜に新宿東口映画祭で観に行くので予習してみた。ひたすらうさぎの穴に落ち続けていくような不思議な世界観で、魑魅魍魎をずんずん進む少女にメロメロになったーーー
とにかく言葉選びが気持ちよくて、これが森見登美彦か、、、!となった。もっと早く読めばよかった。


この当たりの言葉好きすぎる。

諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ。P,123-4
恥を知れ!しかるのち死ね!p147
学園祭とは青春の押し売り叩き売り、いわば青春闇市なり!p154
私は、国家と己の将来を分け隔てなく憂えながら日々を送り、ひたすら思索に耽って魂を練る男だ。154
まるでドミノ倒しのように新しい朝が広がるのを我々は見た。
人事を尽くして天命を待て。p314
。その陽だまりの中で、先輩は頰材をついて、なんだかお昼寝途中の猫のようにぼんやりとしています。その姿を見た途端、私はふいに、お腹の底が温かくなる気がしました。まるで空気のように軽い小さな猫をお腹にのせて、草原に寝転んでいるような気持ちです

朝日をドミノに例えるって何!!!!
気持ちよすぎる!

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

有頂天家族よりも不可解さ強め。でも、学生時代の頭の中はこれくらい無軌道で摩訶不思議だったかもしれない。訳わからないのに、あったかい気持ちにさせる不思議な物語。程よく下品なのも好み。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

先輩とおかっぱ黒髪の彼女のお話。

「そうして彼はパンツ総番長の称号を手にしたのだ。じつに良い話だ。男の中の男だな」「人間として、力の入れどころを激しく間違っているよね」

「パンツを穿き換えなかった頃は風邪なんか引かなかったけれども。そのかわり下半身の病気になった。どっちもどっちだな」紀子さんは胸に達磨を抱えて、「わざわざ免なさい」と言いました。
「いいんだ。いいんだ。これで君の風邪も治るだろ」
そうやって彼らがお互いにいたわりあっている様子を見ていると、なんだか私は幸せな気持ちになってしまうのでした。仲良きことは美しきかな!と思いました。

ちょこっとしたツッコミが可愛面白い。
風の神様の嫌うほどの彼女の天然具合。
正直よく分からん世界観ではじめは掴めなかったが、独特な言い回しなどが面白くて読破。特に杏仁豆腐やラムネ、綿菓子などを使った描写が好き。
頭を使わずに読む方が良い本かと思った。
読破後に表紙と羽海野チカ先生の後書に変えてを読むと、あのシーンね!と楽しい。
最後の章で2人ともが、「あの時相手はどんな時間を過ごしていたのかを知りたいな」と思いながら会いに行っているシーンが可愛い。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

独特な言い回しも絶妙なセンスの造語も、現実の世界を舞台にしながらファンタジーを織り交ぜることによって作り上げられた不思議な世界観も大好き。
語り手が交互に代わるのも面白い。黒髪の乙女に憧れてふわふわと夜の街でお酒を嗜みたくなる。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

今度京都旅行行くので読んでみました。
アニメ絵とopと表紙絵とシャーロックホームズ凱旋等で食わず嫌いしてましたが非常に楽しめました。
1章が1番好みだった。
ミステリはコーヒーが飲みたくなる味をしてますが、これはお酒が飲みたくなる味をしています。
合う合わないの選り好みは激しくあるからこそ合う人にはクリティカルにきそう。そんな小説。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ読んでる途中。
言い回し的に古い時代背景なのかな?と思ってたらまさかの現代!

内容はリアルなんだけど、そのギャップがなかなか癖になって面白い。

舞台は京都。実在する知ってるお店も出てきたり。

まさかの下ネタ展開なのも斬新…

細かいところだけど、だるまが転がってくる伏線回収も良かった。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

先輩がひねくれている分、黒髪の乙女の素直さが際立つように感じた。ところどころ出てくる独特な擬音語も彼女の可愛さを引き立てていてとても良かった。いつだって飄々としている樋口師匠、好きだ。

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2026年05月29日

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ネタバレ

ファンタジーと現実のちょーどいいバランス
ファンタジー苦手だけど、これはよかったし大切な作品
中高生の時に出会ってたら京大目指してたかも?!
とってもいい

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだことのある本の中でもかなり好きな本!

黒髪の乙女と近づくために奮闘する男子大学生の、持ってんだか持ってないんだかわからない絶妙な運命がおもろかった。
自由気ままな黒髪の乙女は可愛くて、学園祭の話が特にお気に入りかなあ。いろんな持ち物を持ってる姿やりんご飴を舐める姿を想像したらおもろかわいかった。

ファンタジーなんだけどリアルで身近にも思える不思議な感じで、読む前と後では京都の街が全く違うように見えるくらい魅力的に描かれていて、登場人物もみんなそれぞれ魅力的。
日常のパートではクスっと笑えるところもありながら、リアルだからこそ地味〜に刺さるような沁みるような核心的な(?)ところもあり、私は森見の描く「好き」の人間らしさが好きなんだけど、特にこの本ではそれを強く感じた。

読みにくいと言われることが多い森見だけど、森見好きでよく読む私もそう感じる本もある中で読みやすく可愛い一冊なんじゃないかなと思う!おすすめです!

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

意外にも、森見登美彦作品との初めての出会いだった。
こんなに深くハマるとは、完全に心を持っていかれた。
出会いに乾杯

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

想像力掻き立てられる面白い作品でした。
いつの時代をモチーフにしているのかわからなかったのですが、不思議な世界に引き込まれていきました。
また、よくある難しい言葉を頑張って使って書いた小説(辛辣)とは違い、一つ一つの言葉の使い方に深みがあり、文学として都度頭を刺激されるのですが、決して読みにくいわけではなかったのが良かったです。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

2017年にアニメ映画化されたものを観て、小説って全く一緒だったっけかと思い、再読。 何度読んでも面白い。ファンタジーすぎないファンタジーと中村さんの表紙イラストからくる「レトロポップ」な感じがたまらない!!キャラも一人一人コッテリ濃厚で個性の塊、てか皆んな変人(笑)いたら絶対楽しい人達。 主人公の「恋」って言う気持ちをひたすら回りくどく、難しく論理的に分析したような文章がおかしくて笑ってしまう(笑) アニメ映画だと全部一夜の出来事みたいになってるし、偏屈王話も結構違うから、原作の方がやっぱり好きだわ。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

 私はオモチロイお話を読みたいのです。尊厳を取り戻す代々の戦いを描いた物語。己を信じ、周囲を照らした物語。繋がりを通じて、傷に向き合う物語。家族の影を求め、怪物を斃した物語。どれもオモチロイ。本作は、初めて絵本を手に取った時のワクワクを思い起こさせる。先輩が乙女のために奮闘する姿をつい応援してしまう。乙女の実直さに心が清められる。ページを捲るたびに異世界が広がる。そんな作品であった。

 現実は小説よりも奇なりという言葉がある。それはそうだろう。物語とは誰かの夢想であり、希望であり、願いである。つまり、「現実にあったらいいなー」と思うことが小説と物語の出発点であり、それに向かって人間は進んでいく。人間は物語を超えていく。だから、今の人生がハッピーエンドになっても何もおかしなことはない。先輩と黒髪の乙女が「次」に進んだように。

 初めて、森見登美彦作品を読んだ。文学における特異点すぎて吃驚した。今までに読んできた作品がいかに森見登美彦の影響を受けてきたのか…空いた口が塞がらない。偉大なる作品は愛され、誰かの心に残り、新しいものに生まれ変わっていく。その脈々と受け継がれるものの一片を垣間見た。
 それはそれとして、変人奇人の描写がめちゃくちゃ上手いなと思う。正確には、変人奇人の面白いところだけ抽出して、不快となる要素だけカットするのが上手なのであろう。物語でも現実でも変人奇人と言われる人間はアクが強い。我が道を行くというのを突き詰め過ぎて、周りに敬意を払えないのであれば、ただの我儘な人だし、常識から外れる行為は眉を顰められる。本作では奇人変人が多いものの、眉を顰めるどころか面白いキャラクターがいっぱいいると思えるのは、それだけキャラクターの設定が上手く、読者にどう見てもらうのかディレクションが上手いということだろう。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

京都大学を志望した理由の4割。(毎日が聖地巡礼!)
太陽の塔や四畳半神話大系に比べて読みやすく、森見登美彦を初めて読む方にはうってつけな作品だと思う。
現実と空想を巧妙にごっちゃにした「森見ワールド」に一度入り込めば、日々の生活が一層彩り豊かになること請け合い。少々古風に見える文体も、慣れてしまえば苦もなく読み進められた。
奇妙な(というより心底阿呆な)登場人物たちのちょこまかとした活躍と言い回しの滑稽さが相まって、忘れられない読書体験になった。
好きな一節は「恋に恋する男たちの、分けへだてない不気味さよ!」

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先輩と彼女、二人の視点で物語が進んでいく。両者の体験がリンクして各章のラストで二人が出会うという流れで、先輩が陰で奮闘していることに彼女が気づいていく展開が面白かった。
ラストに二人が会ってこれまでの出来事を話そうとすることが、冒頭から二人が交代で語る形式に繋がっていて美しかった。
印象に残ったシーンとして、四章で先輩が風邪で寝込みながら彼女やこれまでの自分の言動を振り返っているのが、直近の自分と重なって応援したくなりました。
ファンタジー要素が所々あるけど不思議と違和感なく読めた。彼女の後ろ姿の世界的権威みたいな言い回しや、パンツを履き替えない男のような独特なギャグも好みだった。

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2026年05月05日

購入済み

京都が好きな人なら笑える

森見先生の作品は次元が交錯しているから、「これは!」と感じる点が多く、他の作品も読まれると奥深さを得られると思う。文章表現もおもしろおかしく、思わず声を上げて笑ってしまった。アニメ化された他作品とも並行してご覧になると一層面白味が増すことでしょう。

#笑える #胸キュン #ドキドキハラハラ

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2023年02月23日

ネタバレ 購入済み

読みはじめは、文章の古風さと主人公の過ぎた天然さに辟易し、話に入り込める気がしなかった。
しかし読み進めるにつれ、生きたことのない時代の空気を感じるとともに、主人公の豪運さや彼女を取り巻く登場人物の生き様に惹かれていった。

欲しかった結末は書かれていなかったけど、それもまたいいかと思えた。

おもちろい。

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2022年09月28日

購入済み

ほのぼの温かい気持ちになる小説

次はどうなるのかと、読み進めるたびにとてもワクワクする小説でした^^

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2021年06月01日

Posted by ブクログ

独特な文体と京都の美しい街並みの描写で、小説全体が不思議な世界に包まれているような。
個人的には古本まつりの話が良かった。下鴨納涼古本まつりって他の作家さんの小説でも出てきたりするから面白そう。行ってみたい。

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2026年04月27日

購入済み

面白かった

本屋で見たときオビも気になり、周りからも勧められて読んでみました。なんか世界観のある面白い作品でした。

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2020年06月13日

ネタバレ 購入済み

面白かった

レトロな雰囲気を醸し出す文体と、黒髪の乙女の相性が良く、とても魅力的なお話。
ファンタジーのようでファンタジーでは無い、なんとも不思議かつステキなお話。
この本に巡り会えたのも、きっと本の神様のおかげなのでしょうね。なむなむ!
一つの些細な出来事が連鎖して起こる、一人一人のキャラが生きている。
読後はお腹の底が暖かくなるような感覚になりました。
いつか偽電気ブラン、飲んでみたいものです。
これを呼んだ皆さん、夜は短し。どんどん歩いていって下さいね。

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2019年02月04日

購入済み

文章でしか伝わらない面白さ

本作品は漫画化もされているようですが、文章でしか伝わらない面白さもあります。
古風でモダンな京都を舞台に繰り広げられる、古典的で斬新な恋愛喜劇。
古都京都に巣食う天狗やら古本の神様やら風邪の神様やらを巻き込みつつ、主人公は意中の乙女を射止めるべくがむしゃらに無駄な努力を重ね、遂には地に足が着かずに京都の冬空へ飛び立ちます。
恋愛街道全力逆走の彼に微笑むのは、恋の神か笑いの神か?

猥褻で爽やかな五ツ星の現代浪漫譚です。

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2014年09月22日

Posted by 読むコレ

はぁ、と寂寥感の詰まった溜息をひとつ。
読了後に感じるこの感覚こそ、自分にとっての嘘偽りない良書との出会いの証なのでしょう。

あんなにも大騒ぎして遊んだ友人達が帰宅し、ポツンと残されて見回した自分の部屋が広く感じられた様な。
夏休みの帰省先から帰る車中の様な。

この本が何故面白かったなど後から考えればいい事。
まずはソファに深々と体を沈め、この気怠げな余韻を味わう所から始めようと思います。

とはいえ感想を少し。
とにかく楽しい本。
文章が、構成が、人物が、読み手を楽しませようと一生懸命な一冊。
素晴らしい出会いに感謝です。

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2014年04月05日

Posted by ブクログ

『夜は短し歩けよ乙女』を読み終えてまず感じたのは、これは恋愛小説でありながら、恋愛そのものを描いた小説ではないということだった。

物語の軸には、「黒髪の乙女」に恋をする先輩がいる。普通なら、どうやって距離を縮めるのか、どうやって告白するのかが中心になるはずだ。しかし本作は違う。先輩は乙女を追いかけているのに、なかなか想いは届かない。その間に京都の街では古本市が開かれ、学園祭が始まり、怪しげな人物たちが現れ、現実と幻想の境界がどんどん曖昧になっていく。読んでいるうちに、「恋愛の行方」よりも、「次はどんな出来事が起こるのか」が気になってくる。

この作品の魅力は、何よりも森見登美彦らしい独特の世界観にあると思う。舞台は京都なのに、どこか異世界のようでもある。古本市の神様がいたり、学園祭がとんでもない規模になったり、登場人物たちは皆どこかおかしい。それなのに不思議と違和感がない。読み進めるうちに、「京都ではこういうことも起こるのかもしれない」と思わされてしまう。この現実と幻想が自然につながっている感覚は、他の小説ではなかなか味わえない。

また、本作は登場人物が本当に魅力的だ。黒髪の乙女は好奇心のかたまりのような存在で、どんな場所にも飛び込んでいく。その行動力と前向きさを見ているだけで楽しい。一方の先輩は、遠回しな作戦ばかり考えてなかなか前に進めない。その不器用さが滑稽でありながら、どこか応援したくなる。二人の対比が物語全体を面白くしている。

読んでいて特に印象に残ったのは、「縁」というテーマだった。この作品では偶然の出会いが何度も繰り返される。夜の飲み屋街で出会った人、古本市で出会った人、学園祭で出会った人。その一つ一つが後になってつながっていく。人生は計画通りに進むものではなく、思いがけない出会いによって大きく変わる。そんな当たり前のことを、これほど楽しく描いた作品は珍しい。

一方で、正直なところ好き嫌いは分かれる作品だとも思う。ストーリーを一直線に追いたい人には少し読みにくいかもしれない。独特の文体や大げさな言い回しも癖がある。しかし、その癖こそがこの作品の魅力でもある。慣れてくると、先輩の回りくどい独白や、次々に飛び出す奇妙な出来事がどんどん心地良くなってくる。

読み終えたあとに残ったのは、「もっと早く読めばよかった」という気持ちだった。恋愛小説としても読めるし、青春小説としても読める。しかし本質はもっと自由だ。京都という街を舞台に、人と人との縁や若さそのものの輝きを詰め込んだ物語と言ったほうが近い。

『夜は短し歩けよ乙女』は、恋愛の成就を描く小説ではない。若い頃にしか味わえない高揚感や、世界が少しだけ不思議に見えていた頃の感覚を閉じ込めた小説だ。読み終えたあと、普段歩いている街も少し違って見える。そんな不思議な力を持った一冊だった。

#2026年18冊目

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

初めての森見登美彦さん
独特な言い回しに戸惑いながらも読み進めるうちにユニークな表現に笑ってしまう自分が居た

終盤は人が町から居なくなる程の風邪が大流行し、状況がコロナと重なり過ぎて少々怖くなった

アジカンも中村さんの絵も好きで原画まで見に行ったのになぜ今まで読んでこなかったのか…
次の森見作品は何にしようか楽しみ

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現実と空想の世界が滑らかに繋がっていて、日常に潜むファンタジーを違和感なく味わえた。
それにしても、文章の質量が多いというか…世界観も、キャラクターの人間性も、細かくさまざま書かれているので、流して読むことができない!
主人公達の恋路も、もどかしくてもどかしくて、おそるおそる読みました。

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

素敵な黒髪の乙女が我が目の前に現れてくれまいかと、時計台を眺める御都合主義者(私)を誰か殴ってください。おともだちパンチ★★

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

面白かった。言い回しは独特でクセがあり、ファンタジー×コメディなので合わない人がいるのも納得できる。
感想としては、ひたすら主人公が可愛い。(先輩も可愛い)小説版オタクほいほいだな、と思うくらいには可愛らしかった。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「黒髪の乙女」と「先輩」がそれぞれが体験した事や思いを語る。

春の先斗町の夜で
夏の古本市で
秋の学園祭で
冬の風邪が蔓延する京の町で

「黒髪の乙女」は好奇心の赴くままに。
「先輩」は恋する黒髪の乙女に「ナカメ作戦」を決行し、外堀を埋めるために。
(ナるべく カのじょの メにとまる作戦)

黒髪の乙女の天真爛漫さが可愛い。
先輩の若気の至がいじらしい。
ちょっと独特な文章が、京都の町と空気感を浮き立たせているようでした。

そして、登場人物は癖があったり、どうしょうもなかったりするけれど、それぞれの考えがあって、みんなが一様に愛おしい。

京都の夜、不思議で少し温かいドタバタ騒ぎにお酒片手にちょっと巻き込まれてみたい気がしました。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

可愛い表紙のイラストと題名に惹かれて読んでみました。
独特でしたね〜(笑)。これが森見ワールド!
古風な文章はクスッと笑える部分が多く、物語にどんどん引き込まれました。面白かったです。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ギャグ小説みたいでとても面白かった!!
語彙力のない私にとって、難しい単語が沢山出てきたから何となく、こういうことだろう と考えながら読み進めた

すんごく遠回りしている先輩
鈍感で純粋な黒髪乙女

先輩の性格も言葉もクスッと笑ってしまうほど面白かった
(恥を知れ!しかるのち死ね!!が印象的)

化祭の出し物?もどれも個性的でその文化祭に参加してみたくなった
象の尻触ってみたい、、、


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2026年04月24日

Posted by ブクログ

舞台は京都。奇妙奇天烈、くせ強キャラ達と出会いながら極彩色のヘンテコな世界を巡る。

森見さん独特の、癖の強い文体や言い回しは普段食べない不思議な料理みたいで、たまらなく美味い。
味わうように読み進めた。

偽電気ブランは架空の酒だが、電気ブランは実在するし、古本市の神様がいる下鴨納涼古本まつりも毎年開催されている。

現実と幻想が交錯する摩訶不思議な物語が、京都という街が持つ、あの雰囲気にとても似合う。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

面白かった。
森見登美彦さんの作品は有頂天家族以来の2回目。
意味不明なシュチュエーションにテンポよく進む展開は慣れると面白い。

アニメもあるらしいけど見ていないが、小説を読みながらその不思議な風景が頭に浮かんでくるので、アニメ向けかもと思う。

黒髪の乙女に恋する大学生が、なんとか近づきたい一心で京都の街で右往左往する。

中でもパンツ総番長のインパクトが大きくて笑ってしまう。

アニメも見てみようかな。

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2026年04月18日

Posted by 読むコレ

「夜は短し歩けよ乙女」って素晴らしくリズムが良いし、言い尽くせない魅力を備えたタイトルだと思う。

メインの登場人物としては、私と彼女。先輩と私。この2人。大学のクラブで籍を同じくする先輩と後輩、二人の男女の物語である。なお、私にも彼女にも、先輩にも私にも名前はない。名前が出てこない。

4つの連作短編となっていてが、ちょっと古風な文体で綴られる。それはファンタジーであるし、コメディでもあるし、なかなかに不思議なストーリーなのだけれども、舞台が京都なので、それもまた善き哉。なむなむ。

主役組の他にもたくさんのキャラクターが出てくる。ちなみに主役組以外には名前がちゃんとある。名前がないとさすがに混乱するからだろう。そんな脇役の彼らが実に魅力にあふれている。彼らだけでもスピンアウトでいくらでも本が書けそうなくらい。

この本を読んでいて、なんとなく連想したのが高橋留美子の「めぞん一刻」である。どことなくキャラクターの適当っぷりというか、配置、構成に似たものを感じたので、「めぞん一刻」が好きな人は愉しく読めると思う。たぶん。

古風な文体と書いたけれども、本当に古めかしい、懐かしいような文体で書かれているので、そこが受け付けない人もいるかもしれない。読点がほとんど打たれないので、文章のリズムに乗っていくのが難しいのだけれども、慣れてしまえば味わいのある文章だし、結局最後まで読めば爽やかな読後感を得られるので、まぁ読んでみなさいよってことで。

読まないと、おともだちパンチだ!

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2013年04月08日

Posted by ブクログ

10年ぶりに再読。
久しぶりの森見節が星のように眼前に広がる。
しっちゃかめっちゃかしながらお腹が温かくなった。

古本市の神様と偏屈王の話が特にお気に入り!

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

初森見作品鑑賞。
文章がお洒落でユーモア。内容はすごくウブな大学恋物語。距離感の置き方はなんとなくわかる気持ちもあるけど、恋焦がれること、人を想うことが幸せなんだろうなと思った。

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

夢のような曖昧さと、現実のリアルさが、すごく自然に溶け合っている世界観だった。
ふわふわした不思議な出来事が続くのに、人の感情や距離感は妙に生々しい。
京都の夜を舞台に、偶然と出会いがどんどん重なっていく感じが楽しくて、読んでいる間ずっと少し酔っているような感覚があった。
現実なのに、どこか夢の中みたい。
そのバランスが絶妙で、とても魅力的な作品だった。
森見登美彦さんの本はこれで2作目だけど、今後も時々読みたくなるような、不思議な中毒性のある世界観だと思う。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

なんか変に難解な文章に感じて全然刺さらなかった。
会いそうで会えない距離感ってテーマの感じは面白そうに感じたんだけど肝心の物語の進め方が、
不思議な世界観を全く受け入れらられなかったのが敗因

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2026年05月03日

購入済み

夜は短し、歩けよ乙女!


物語の舞台は京都
「黒髪の乙女」に密かに思いを寄せる先輩
二人を待ち受ける珍事件と個性溢れる曲者たち。
果たしてその恋の行方は…


ファンタジーとレトロな浮世離れした世界観と
個性的な文体と表現の使い分けで面白い作品でした。

映画の方も面白かったのですが
本の方がより癖が強く、展開も好みでした

#笑える #胸キュン #アツい

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2024年05月25日

購入済み

誰もが通る青春に想いを馳せる

森見登美彦さんの独特の文体を楽しめる作品。
自分の大学生活を思い返して、あの頃の焦がれるようなもどかしい記憶の断片がちくり、と。
ファンタジー要素も満載ながら、甘酸っぱい青春に想いを馳せずにはいられない。
この物語の登場人物全員に会いたくなった。

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2021年10月25日

ネタバレ 購入済み

よくわからない

好き嫌いは分かれるのだろうが、以前読んだペンギンハイウェイがなにが言いたいのかよくわからず。あれは作風も異端であるとどこかで読んだので、人気もあるらしいこちらにチャレンジしてみた。
冒頭のお友達パンチあたりはおもしろく読んだが、読み進むに連れ荒唐無稽ぶりついて行けなくなった。
ファンタジーなの?
がかたい私向けではなかったです。

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2017年03月20日

匿名

購入済み

脱落

ここまで評判がいい作品なのに四分の1ほどで脱落。この世界観が苦手なのかもっとすすめばおもしろくなってくるのか。読みたい気分になった時にまた挑戦してみたい作品ではあります。

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2023年02月03日

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