あらすじ
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!
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Posted by ブクログ
四字熟語や難解な言い回しなど、独特な語り口でなかなか入り込めないと思っていましたが、話の展開が面白くだんだんと森見ワールドに夢中になっていきました。
登場人物それぞれが個性的で可愛らしかった。
特にお気に入りは樋口さん。
彼のように地に足をつけず、周りの人を頼りながら生活できたらどんなに良いだろうととても羨ましく思います。
オモチロイ作品でした。
印象に残った言葉
「おともだちパンチ」「偽電気ブラン」「なむなむ」「パンツ総番長」
四畳半神話体系も絶対に読みたい。
Posted by ブクログ
どうしてこの小説を中学生の頃に読んでいなかったのだろう、読んでいれば、京都の大学を選んでいたものの......学力が足りず京大は厳しいけれども。くそぅ!
独特の文体に拒否感を覚え、読まず嫌いをしてはや10年ほど。成瀬のおかげで読み出すことができました。今までの私、本当になぜ読まなかった!あー面白かった♪
「恥を知れ。然るのちに死ね」←積極的に使っていきたい
「人事を尽くして、天命をまて」←奥手の私にはありがたいお言葉
二人がしあわせに大学生活を送ることを心から祈る。隣の府より。
Posted by ブクログ
この独特な世界観、リズム、ユーモアのセンス。これが森見登美彦の世界の真骨頂という感じなのだろう。
好き嫌いが分かれるかもしれないが、私はとても楽しかった。こういうくだらないインテリ感は、自分の大好きなところであり、もし実際に京大がこのような雰囲気で満たされているのだとしたら、通ってみたかったなと少し(本気に?)思った。
自分は書籍ではなくオーディブルで聴いた。他の人の感想にもあったが、森見登美彦さんの文章には心地よいリズム感があり、オーディブルが適している本なのだろうと感じた。
京都が好きな人なら笑える
森見先生の作品は次元が交錯しているから、「これは!」と感じる点が多く、他の作品も読まれると奥深さを得られると思う。文章表現もおもしろおかしく、思わず声を上げて笑ってしまった。アニメ化された他作品とも並行してご覧になると一層面白味が増すことでしょう。
読みはじめは、文章の古風さと主人公の過ぎた天然さに辟易し、話に入り込める気がしなかった。
しかし読み進めるにつれ、生きたことのない時代の空気を感じるとともに、主人公の豪運さや彼女を取り巻く登場人物の生き様に惹かれていった。
欲しかった結末は書かれていなかったけど、それもまたいいかと思えた。
おもちろい。
面白かった
レトロな雰囲気を醸し出す文体と、黒髪の乙女の相性が良く、とても魅力的なお話。
ファンタジーのようでファンタジーでは無い、なんとも不思議かつステキなお話。
この本に巡り会えたのも、きっと本の神様のおかげなのでしょうね。なむなむ!
一つの些細な出来事が連鎖して起こる、一人一人のキャラが生きている。
読後はお腹の底が暖かくなるような感覚になりました。
いつか偽電気ブラン、飲んでみたいものです。
これを呼んだ皆さん、夜は短し。どんどん歩いていって下さいね。
文章でしか伝わらない面白さ
本作品は漫画化もされているようですが、文章でしか伝わらない面白さもあります。
古風でモダンな京都を舞台に繰り広げられる、古典的で斬新な恋愛喜劇。
古都京都に巣食う天狗やら古本の神様やら風邪の神様やらを巻き込みつつ、主人公は意中の乙女を射止めるべくがむしゃらに無駄な努力を重ね、遂には地に足が着かずに京都の冬空へ飛び立ちます。
恋愛街道全力逆走の彼に微笑むのは、恋の神か笑いの神か?
猥褻で爽やかな五ツ星の現代浪漫譚です。
Posted by 読むコレ
はぁ、と寂寥感の詰まった溜息をひとつ。
読了後に感じるこの感覚こそ、自分にとっての嘘偽りない良書との出会いの証なのでしょう。
あんなにも大騒ぎして遊んだ友人達が帰宅し、ポツンと残されて見回した自分の部屋が広く感じられた様な。
夏休みの帰省先から帰る車中の様な。
この本が何故面白かったなど後から考えればいい事。
まずはソファに深々と体を沈め、この気怠げな余韻を味わう所から始めようと思います。
とはいえ感想を少し。
とにかく楽しい本。
文章が、構成が、人物が、読み手を楽しませようと一生懸命な一冊。
素晴らしい出会いに感謝です。
Posted by ブクログ
最初は文体と世界観が独特でなかなか入り込めなかったけど、読み進めていくうちに登場人物たちの魅力がどんどん出てきて後半は一気に読んでしまった。
大学生特有の時間を持て余してる空気感とか、なんとなくぼんやりしてる感じがあるし、言い回しもいちいち文語チックというか変に仰々しい表現をしてるところがあるから、ハマる人とハマらない人がいるのはよくわかる。でも個人的にはその大袈裟な表現と日常の中に急に現れるファンタジーな感じがマッチして面白かった!森見登美彦氏の作品はこれが初めてで作品によって全然違うとも聞いたので他のも読んでみたい。
Posted by ブクログ
オモチロイ本でした!
Audibleで聴いたのですが、ことばの耳触り、テンポが非常によく、黒髪の乙女の声がかわいらしく、よりオモチロク聴けたとおもいます。
この本はAudibleオススメ
Posted by ブクログ
森見登美彦さんの奇っ怪で難解な、でも面白い表現が前面に出ている甘酸っぱく、もどかしい″青春″物語であると思った。話としてはとても荒唐無稽のように思えるが、登場人物の独特な言い回しや京大生(おそらく)という属性が何故か妙な説得力を帯びて見れる作品であった。読み進めているうちに思ったことは。小説というよりどこかRPGゲームのストーリーのようであると感じた。特に最終盤の李白への風邪の治療が印象的である。また合間合間での人物の伏線回収の仕方もRPGぽいのである。主人公2人の視点を切り替えながら、その二人の間を人物が行ったり来たりする。非常に斬新で面白い。しかも2人は第三者視点で語っている。おそらく喫茶店で語り合った2人は、やがて結ばれその道程を整理するため筆を走らせたのではないか?と考察をするなどしてみる。とにかく小難しいながらも気取った表現がなく、全てが受け入れやすい作品であった。
Posted by ブクログ
ずっと読みたくてでもつけられなかった小説です。
文体が独特で現代版時代小説?古事記?みたいな感じで新鮮でした!
恋愛ファンタジーとコメディが合わさったような感じです。
内容が結構馬鹿馬鹿しくて所々でクスッと笑えるところが多かったです!今までにあまり読んだことのないような物語でした。
Posted by ブクログ
この文体、この世界観でどこまで行くの?
中二病?ヲタク?変態?
なのに面白い!
最初の20ページ位の違和感が過ぎれば
ロマンチック・エンジン全開で駆け抜ける凄さ!
Posted by ブクログ
最近宮島美奈さんの「成瀬は世界を駆け抜ける」を読み、この本にまつわるエピソードがたくさん出ていたので、10年振りくらいに再読した。当時は万城目学さんの「鴨川ホルモー」と同じ感じなのかな、と思いつつ読み進めたことを思い出した。自分が住んでいる街がこのような面白いファンタジーの舞台になっていて、実感を伴って読むことができるのはラッキーだと思う。
Posted by ブクログ
映像化された方を先に観てて、本の方も気になったので。
不思議な世界観、空気感が伝わってくる面白い文体でかなり好きだった。
アニメのイメージが先にあったので、キャラなんかはそのまま想像したけど、先にこっちを読んでたらどんなイメージをしてたか気になるので先に読んでおけば良かった、とも思った。
森見登美彦さんの本は多分初めて読んだけど、ペンギンハイウェイも四畳半神話大系も映像化された方はすごく好きだったから、それらも読んでみたいな。
Posted by ブクログ
京大出身の著者が、京都の街と京大と思しきキャンパスを舞台に、黒髪の乙女と彼女に想いを寄せる先輩の一人称語りを交互に入れ替えシンクロさせながら、個性溢れるキャラクター達を交え、ファンタジー色も帯びユーモラスに展開されるストーリー。旧帝大時代を思わせる語り口調がいい味を出している。第一章での伏線回収的な登場人物の登場のさせ方がとても痛快。心温まるハッピーエンドはとてもほっこりする。
「成瀬は都を駆け抜ける」の中で登場していたのをきっかけに読んでみたが、成瀬はこの黒髪の乙女をモデルに書かれたのではないかと思ってしまう。
Posted by ブクログ
森見先生初読み。
最初は独特の文体にびっくりしてドロップアウトしようか悩みましたが一章が終わる頃にはどんどん世界観に引き込まれて気づいたら夢中で読んでいました。
ファンタジーでシュールな世界観、それに負けないくらい濃くて愛おしい登場人物たち。読んでいる間自分も彼らと過ごしているようでとても楽しかった。
またいつか読み返したいお気に入りの本になりました。
Posted by ブクログ
二人の行動や思考交差する様子が面白かった。
程よくファンタジーな世界観だったけど、学生の考え方とかにリアリティがあって面白かった。
第一章の夜の街の騒々しい人や街の雰囲気が好きだった。
文章に難しい単語が多い割に話はエンタメ性が強くて、独特な作品だと感じた。
Posted by ブクログ
成瀬シリーズの最新刊からこちらへ。
読者諸君、安心してほしい、おもろいぞ。
森見登美彦氏の独特な書き方言い回し、最高におもろいやないかい。天才と馬鹿は紙一重と言うけれど、まさに体現してる著作。どこまでアホな学生生活をファンタジーと共に最高に笑わせくれたのであります。
主人公が恋焦がれる、黒髪ショートの乙女に私のロマンチックエンジンも興奮した雄牛の如く荒れ狂い、忘れてた、とうに通り過ぎて記憶からも消し飛びそうな青春時代をもう一度どうにか!いまいち覚えてないけど!あの卑猥でエロチックな学生生活を!特に経験してないけど!と神様に祈りたくなる作品でした。
次は四畳半神話かなぁー。ガチっと心掴まれました。
Posted by ブクログ
大学時代にいた所の地名がいっぱい出てきて嬉しい。
男の主人公の方がちょっと卑屈で粘着質な感じして、共感性羞恥で挫折しそうやったけど、独特の言い回しとか世界観がおもろくて結局最後まで読んでしまった。ハッピーエンドで良かったね、って感じ。
Posted by ブクログ
独特な言い回しと軽快なテンポが印象的で、読み進めるうちに、現実と幻想の境目が自然と曖昧になっていく。
虚実混交の世界観にはどこか浮遊感があり、物語に「没入する」というより、言葉に運ばれていく感覚に近かった。
登場人物はいずれも奇天烈で魅力的。
彼らの間を行ったり来たりしながら、終始楽しんで読むことができた。
恋愛ファンタジーはこれまであまり読んでこなかったが、構えずに読めて、素直に面白いと感じられる一冊だった。
読後には、不思議と気分が軽くなるような余韻が残る。
Posted by 読むコレ
「夜は短し歩けよ乙女」って素晴らしくリズムが良いし、言い尽くせない魅力を備えたタイトルだと思う。
メインの登場人物としては、私と彼女。先輩と私。この2人。大学のクラブで籍を同じくする先輩と後輩、二人の男女の物語である。なお、私にも彼女にも、先輩にも私にも名前はない。名前が出てこない。
4つの連作短編となっていてが、ちょっと古風な文体で綴られる。それはファンタジーであるし、コメディでもあるし、なかなかに不思議なストーリーなのだけれども、舞台が京都なので、それもまた善き哉。なむなむ。
主役組の他にもたくさんのキャラクターが出てくる。ちなみに主役組以外には名前がちゃんとある。名前がないとさすがに混乱するからだろう。そんな脇役の彼らが実に魅力にあふれている。彼らだけでもスピンアウトでいくらでも本が書けそうなくらい。
この本を読んでいて、なんとなく連想したのが高橋留美子の「めぞん一刻」である。どことなくキャラクターの適当っぷりというか、配置、構成に似たものを感じたので、「めぞん一刻」が好きな人は愉しく読めると思う。たぶん。
古風な文体と書いたけれども、本当に古めかしい、懐かしいような文体で書かれているので、そこが受け付けない人もいるかもしれない。読点がほとんど打たれないので、文章のリズムに乗っていくのが難しいのだけれども、慣れてしまえば味わいのある文章だし、結局最後まで読めば爽やかな読後感を得られるので、まぁ読んでみなさいよってことで。
読まないと、おともだちパンチだ!
Posted by ブクログ
・『成瀬シリーズ』で森見登美彦を知り、どんなものかと読んでみた
・文体とストーリーが独特で、読む人を選ぶタイプの小説だだと思った
・黒髪の乙女に恋する主人公がなかなか気持ちを行動に移せない中、京都の古本市/演劇/学園祭などに舞台を移しつつ、荒唐無稽なファンタジーを挟みながらその葛藤を描く、という感じ
・大げさで古風な言い回しと文体、京都の超ローカルのみが舞台、荒唐無稽なファンタジー展開、など世界観がかなり独特
・銀河ヒッチハイカーズガイドの「銀河」「冒険」というタグを、「京都」「いち男子の恋愛感情」という世界観に丸め直した様な感覚
Posted by ブクログ
初読み作家。
そして予想と大きく異なった作風で面食らった(°_°)
大仰な表現と文体は本書だけなのだろうか⁈
てっきり大正〜昭和初期かと思ったら「バブルの頃は—」ということは平成だわ。
純粋可憐な黒髪の乙女と、その乙女に恋する先輩が交互に語り手となる。この先輩は、かなりこじらせ大学生。
ドタバタナンセンスLOVEコメディ…失礼、青春ファンタジー。
私の偏見だけど、男性読者のほうがハマる小説だと思う。自分の青春時代を回想するんじゃないかしら⁈
独特の世界観とキャラクターだった。
Posted by ブクログ
「黒髪の乙女」と、彼女に惚れた「先輩」が織りなす愉快な恋愛ファンタジー。登場人物がみな愉快な人たちなので、楽しい気持ちにさせてくれる。学園祭編は特に面白かった。
ただファンタジー感がかなり強く、話もどんどん展開していくので、ちょっと疲れてしまって読むのに時間がかかってしまった。
Posted by ブクログ
黒髪の乙女は丁寧、清楚ながら好奇心旺盛で色々な事に関わる。その乙女が好きな先輩は冴えず、目立たない男だが、惹かれた乙女を追う中で様々な事に巻き込まれていく。ドタバタ劇。 前から読みたかった本。昭和アングラの独特でテンポよい雰囲気が久しぶりで、昔、そういった演劇を見に行った事があったなぁと思い出しつつ読んだ。そして私はそういった雰囲気にのるのが苦手なのも思い出した。
Posted by ブクログ
森見登美彦さんの文章は、癖があって、癖になって、個人的にとても好き。
要約するとピュアな大学生の恋愛ファンタジーなのだが、森見さんにしか出せない味わい深さがある。
そして最後の終わり方がとても好き。
「人事を尽くして、天命をまて」という言葉が、恋愛小説でこんなにも刺さったのは初めてかもしれない。
Posted by ブクログ
終始よくわからないのだが、有名な小説なので最後まで読んだ。
恋愛ファンタジー。現実と空想パートがあるが現実もファンタジーチック。独特な世界観に、新たな読書体験をした経験値となった。
Posted by ブクログ
元々タイトルは聞いた事があり、「成瀬は都を駆け抜ける」に登場したのをきっかけに手に取ってみた。
少し変わり者の大学生「黒髪の乙女」に恋をする同じクラブの「先輩」の恋愛ファンタジー。個性あふれるキャラクター達に魅了される作品だった。
あまり他作品の名を出すのは良くないのかもしれないが、黒髪の乙女の独特なキャラは成瀬に通ずるものを感じた。不思議な魅力のある子である。
そして、現在自分も恋をしている立場の為、先輩の言動にずっと共感すると共に尊敬もしていた。「ナカメ作戦」(なるべく、彼女の、目に止まる)の為に夜の道で乙女を探したり、古本市で同じ絵本を追い求めたり、即席劇の主役にとって出たり・・・黒髪の乙女に負けず劣らず先輩も好奇心と行動力の化身だなと感心した。
最後の方は空を飛んだりファンタジー要素が出てきてジブリ味を感じた。先輩の恋は無事ハッピーエンドになりそうで安心した。まさに「ハッピーエンドだ!誰もが赤面することうけあいだ!」
夜は短し、歩けよ乙女!
物語の舞台は京都
「黒髪の乙女」に密かに思いを寄せる先輩
二人を待ち受ける珍事件と個性溢れる曲者たち。
果たしてその恋の行方は…
ファンタジーとレトロな浮世離れした世界観と
個性的な文体と表現の使い分けで面白い作品でした。
映画の方も面白かったのですが
本の方がより癖が強く、展開も好みでした。
誰もが通る青春に想いを馳せる
森見登美彦さんの独特の文体を楽しめる作品。
自分の大学生活を思い返して、あの頃の焦がれるようなもどかしい記憶の断片がちくり、と。
ファンタジー要素も満載ながら、甘酸っぱい青春に想いを馳せずにはいられない。
この物語の登場人物全員に会いたくなった。
よくわからない
好き嫌いは分かれるのだろうが、以前読んだペンギンハイウェイがなにが言いたいのかよくわからず。あれは作風も異端であるとどこかで読んだので、人気もあるらしいこちらにチャレンジしてみた。
冒頭のお友達パンチあたりはおもしろく読んだが、読み進むに連れ荒唐無稽ぶりついて行けなくなった。
ファンタジーなの?
頭がかたい私向けではなかったです。