あらすじ
昨日行った居酒屋が消えた? 引き出しのお金が四万七千円も増えていた? だれも死んでいないのに姉が四方八方に喪中はがきを送りつけていた? ミステリ談義の集まりにひとりゲストをお呼びして、毎回カフェ〈アンブル〉でゆるゆると行う推理合戦。それなりにみんながんばるのだけど、いつも謎を解き明かすのは店長の茶畑さんなのだった。──もっと気軽に謎解きを楽しみたいと思っていた皆さんへ贈る、ほがらかなパズル・ストーリー7編。期待の新鋭がデビューを果たした安楽椅子探偵シリーズ第1弾。/【目次】コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎/コージーボーイズ、あるいはありえざるアレルギーの謎/コージーボーイズ、あるいはコーギー犬とトリカブトの謎/コージーボーイズ、あるいはロボットはなぜ壊される/コージーボーイズ、あるいは謎の喪中はがき/コージーボーイズ、あるいは見知らぬ十万円の謎/コージーボーイズ、あるいは郷土史症候群/単行本版あとがき/文庫版あとがき
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Posted by ブクログ
コージーミステリなるジャンルを意識して読んだのは始めてな気がする。
人が死なないミステリ、などはよくあるし、いわゆる安楽椅子探偵も過去にある程度読んできたが、個人的にはどれも好きなジャンルであり、今作も楽しんで読めた。
あれってなんだったんだろう、という思い出って、考えればもしかするとひとつやふたつはあったりして、それらすべてが謎めいたものかどうかはわからないけど、こうやってふと誰かに話した時に納得のいく答えをもらえたりすると、スッキリするんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
黒後家蜘蛛の会スタイルの短編7話。作風も登場人物も飾り気ないのがかえって良く、抜群に魅力的。各話の最後に添えられた作者コメントまで楽しめる。もっと読みたい!と思ったら続編が出るようで嬉しい。
Posted by ブクログ
7編の短編が収録されているミステリ短編集。
物騒な殺人事件や未遂事件はあるけれども、基本的にはささやかな、小さな謎を解き明かす物語。
あとがきにアイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』をリスペクトして、構成をならっての作品で、各編のあとがきも踏襲しているという芸の細かなところを見せている。
アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』は1970年代くらいのアメリカが舞台なので、身近な小ネタが生粋の日本人である私にはちっとも身近ではなくて、こんな感じかしら、それとも……と、割と探り探りになってしまうのに対して、純正国産品である当作品はなじみやすい世界で、読んでいてホッとする。
文章も軟らかく読みやすいし、コージーミステリを徹頭徹尾意識しているため、安心感がある。事件ありきがミステリだが、くどい事件ばかりが続くと食傷気味になるので、そういう意味でもありがたい一冊だった。
続編があるようなので、是非続きも読みたい。
Posted by ブクログ
〈コージーボーイズの集い〉荻窪のカフェにミステリ好きが集まり、思うまま雑談にふける会のこと。
そこに不可解な謎が飛び込み、会のメンバーが推理合戦をするというのが毎回のパターン。そしてどの推理も手詰まりになったとき真打登場。
カフェの店長・茶畑さんが見事に真相を解き明かしてくれる。
この真相が納得できるかできないのか、そこまで考えなくてもいいかも。
推理合戦の雰囲気を味わう本として楽しめました。
海外の推理ものには詳しくないので、作者のあとがきもへぇーと思いながら読んでました。
続編も楽しみます。
Posted by ブクログ
お茶とお菓子と謎解きなのだけど、知ってるコージーミステリが出てこないのでいまいちはまれなかったです。黒後家蜘蛛の会くらいは読まないとだめですね。
Posted by ブクログ
地図や住宅の見取り図があって、自分も推理に参加している気分がいっそう増しました。
コージーボーイズのメンバーがそれぞれ推理を披露しますが、結局いつも店主の茶畑さんが解決していて、メンバーが正解にたどり着くことはなく、メンバーは悔しくならないのかと思いましたが、みんな茶畑さんの推理を聴くのを楽しみにしているのが微笑ましかったです。